バルセロナが敵地でPSG撃破! 両指揮官の交代策嵌った打ち合いをハフィーニャ2発など制す【CL】
2024.04.11 06:02 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナが10日にパルク・デ・プランスで行われ、アウェイのバルセロナが2-3で先勝した。
PSGは、ラウンド16でレアル・ソシエダ相手に連勝し、2戦合計4-1で連勝で順当に8強入りを決めた。リーグ・アンでは2位以下に10ポイント差を付けて首位を快走中という事情もあり、1-1のドローに終わった直近のクレルモン戦では多くの主力を温存し、万全の状態で今回の大一番を迎えた。ルイス・エンリケ監督は古巣対戦に向け、サスペンションのハキミ、負傷明けのバルコラの代役にマルキーニョス、アセンシオ、ザイール=エメリに代えてイ・ガンインを起用した以外、現状のベストメンバーを起用した。
一方、バルセロナはラウンド16で難敵ナポリを2戦合計4-1で退けてベスト8進出。2位に位置するラ・リーガでは直近7勝2分けと復調をみせ、先月末に行われた前節のラス・パルマス戦もウノセロで勝ち切った。コパ・デル・レイ決勝開催に伴い先週末にリーグ戦が行われなかったため、中10日と休養十分で臨んだ初戦では先発2人を変更。イニゴ・マルティネスとフェルミン・ロペスに代えてアラウホと負傷明けのフレンキー・デ・ヨングを起用。さらに、ペドリがベンチに戻ってきた。
元同僚指揮官初対決に注目集まった、パリの巨人とカタルーニャの雄による強豪対決第一ラウンド。アセンシオを“偽CF”に配したPSGが立ち上がりからボールの主導権を握ると、デンベレとムバッペの強烈な両ワイドを起点に押し込んでフィニッシュまで持ち込んでいく。
一方、ビルドアップに難があるホームチームに対してキックオフ直後はハイプレスを仕掛けたが、以降は自陣で構えて受け止める形となったバルセロナ。立ち上がりにはロングボールで背後を取ったハフィーニャが際どいシーンを作ったが、そこからは耐える時間が続く。
徐々にレヴァンドフスキへボールが収まり始めて遅攻、速攻を織り交ぜた形から相手守備を揺さぶるバルセロナ。すると37分、後方からの縦パスを収めたレヴァンドフスキが右サイドのヤマルに展開。ヤマルが早いタイミングでディフェンスラインとGKの間のスペースに入れたグラウンダークロスはレヴァンドフスキの手前でGKドンナルンマに触られたが、ボックス左でこぼれに反応したハフィーニャが冷静にゴールカバーを外す右足のシュートをゴール右隅に突き刺した。
ハフィーニャの価千金のCL初ゴールによって敵地で先手を奪ったバルセロナは、前半終盤にかけても絶妙なインターセプトからのカンセロのミドルシュート、ショートカウンターから決定機が訪れたが、追加点を奪い切るまでには至らなかった。
1点ビハインドで試合を折り返したPSGは、アセンシオを下げてハーフタイム明けにバルコラを投入。[3-4-2-1]に並びを変えると、これがものの見事に嵌った。
まずは立ち上がりの48分、左サイドを起点とした攻撃からボックス左ライン際に抜け出したムバッペの折り返しはDFアラウホにクリアされるが、ボックス左で回収したデンベレが深い切り返しからDF3枚の間を抜く強烈な左足シュートを突き刺した。
デンベレの痛烈な古巣恩返し弾で開始早々にイーブンに戻したホームチームは一気に逆転に持っていく。51分、右サイドで押し込んでイ・ガンイン、ファビアン・ルイスと短く繋ぐと、3人目の動き出しでボックス右に侵入したヴィティーニャが右足の丁寧なシュートを左隅に流し込んだ。
百戦錬磨の指揮官の見事な修正策によって試合を引っくり返したPSGは、以降もゲームの主導権を掌握。明らかに動揺が見受けられる相手の隙を見逃さず、55分にはボックス右に抜け出したバルコラに3点目のチャンス。だが、GKテア・シュテーゲンに触られたボールは惜しくもクロスバーを叩いた。
一方、後半に入って苦しい戦いが続くバルセロナは61分、ヤマルとセルジ・ロベルトを下げてフェリックスと負傷明けのペドリを同時投入。すると、こちらもチャビ監督の交代策が嵌る。
62分、相手陣内でGKドンナルンマの縦パスを回収した流れから中央のペドリが右サイドからのダイアゴナルランでゴール前に走り込むハフィーニャへ絶妙な浮き球パスを通すと、ブラジル代表FWが抑えの利いた左足ダイレクトボレーでゴール左隅に流し込んだ。
2-2の振り出しに戻った試合は一進一退の攻防に。74分にはヴィティーニャのスルーパスに抜け出したデンベレに2点目のチャンスが舞い込むが、ボックス左からファーポストを狙ったシュートは惜しくも右ポストを叩いた。
この直後にバルセロナはデ・ヨング、ハフィーニャを下げてクリステンセン、フェラン・トーレスの同時投入を行うと、再び指揮官の交代策が試合を動かす形に。
77分、左CKの場面でキッカーのギュンドアンが右足インスウィングの正確なボールを入れると、ゴール前で競り勝ったクリステンセンが叩きつけるヘディングシュートを流し込んだ。
再びビハインドを背負う形となったPSGは、試合終盤に中盤のファビアン・ルイスを下げてゴンサロ・ラモスを投入。相手同様に交代策で3点目を奪い切ろうと、前がかった戦いを見せる。その中でデンベレ、ムバッペらを中心に幾度か際どいフィニッシュを作り出したが、身体を張ったバルセロナの守備をこじ開けることはできず。
この結果、両指揮官の采配で大きく流れが変わった白熱の一戦を制したバルセロナが敵地で2-3の先勝。1週間後の2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にした。
PSGは、ラウンド16でレアル・ソシエダ相手に連勝し、2戦合計4-1で連勝で順当に8強入りを決めた。リーグ・アンでは2位以下に10ポイント差を付けて首位を快走中という事情もあり、1-1のドローに終わった直近のクレルモン戦では多くの主力を温存し、万全の状態で今回の大一番を迎えた。ルイス・エンリケ監督は古巣対戦に向け、サスペンションのハキミ、負傷明けのバルコラの代役にマルキーニョス、アセンシオ、ザイール=エメリに代えてイ・ガンインを起用した以外、現状のベストメンバーを起用した。
元同僚指揮官初対決に注目集まった、パリの巨人とカタルーニャの雄による強豪対決第一ラウンド。アセンシオを“偽CF”に配したPSGが立ち上がりからボールの主導権を握ると、デンベレとムバッペの強烈な両ワイドを起点に押し込んでフィニッシュまで持ち込んでいく。
一方、ビルドアップに難があるホームチームに対してキックオフ直後はハイプレスを仕掛けたが、以降は自陣で構えて受け止める形となったバルセロナ。立ち上がりにはロングボールで背後を取ったハフィーニャが際どいシーンを作ったが、そこからは耐える時間が続く。
15分を過ぎた辺りからボールの主導権を奪い返したバルセロナがペースを掴んでいく。20分にはギュンドアンの左CKにレヴァンドフスキが頭で合わせたボールがゴールに向かうが、これはDFメンデスの決死のゴールカバーに遭う、さらに、23分にもハフィーニャのミドルシュートでGKドンナルンマに好守を強いた。
徐々にレヴァンドフスキへボールが収まり始めて遅攻、速攻を織り交ぜた形から相手守備を揺さぶるバルセロナ。すると37分、後方からの縦パスを収めたレヴァンドフスキが右サイドのヤマルに展開。ヤマルが早いタイミングでディフェンスラインとGKの間のスペースに入れたグラウンダークロスはレヴァンドフスキの手前でGKドンナルンマに触られたが、ボックス左でこぼれに反応したハフィーニャが冷静にゴールカバーを外す右足のシュートをゴール右隅に突き刺した。
ハフィーニャの価千金のCL初ゴールによって敵地で先手を奪ったバルセロナは、前半終盤にかけても絶妙なインターセプトからのカンセロのミドルシュート、ショートカウンターから決定機が訪れたが、追加点を奪い切るまでには至らなかった。
1点ビハインドで試合を折り返したPSGは、アセンシオを下げてハーフタイム明けにバルコラを投入。[3-4-2-1]に並びを変えると、これがものの見事に嵌った。
まずは立ち上がりの48分、左サイドを起点とした攻撃からボックス左ライン際に抜け出したムバッペの折り返しはDFアラウホにクリアされるが、ボックス左で回収したデンベレが深い切り返しからDF3枚の間を抜く強烈な左足シュートを突き刺した。
デンベレの痛烈な古巣恩返し弾で開始早々にイーブンに戻したホームチームは一気に逆転に持っていく。51分、右サイドで押し込んでイ・ガンイン、ファビアン・ルイスと短く繋ぐと、3人目の動き出しでボックス右に侵入したヴィティーニャが右足の丁寧なシュートを左隅に流し込んだ。
百戦錬磨の指揮官の見事な修正策によって試合を引っくり返したPSGは、以降もゲームの主導権を掌握。明らかに動揺が見受けられる相手の隙を見逃さず、55分にはボックス右に抜け出したバルコラに3点目のチャンス。だが、GKテア・シュテーゲンに触られたボールは惜しくもクロスバーを叩いた。
一方、後半に入って苦しい戦いが続くバルセロナは61分、ヤマルとセルジ・ロベルトを下げてフェリックスと負傷明けのペドリを同時投入。すると、こちらもチャビ監督の交代策が嵌る。
62分、相手陣内でGKドンナルンマの縦パスを回収した流れから中央のペドリが右サイドからのダイアゴナルランでゴール前に走り込むハフィーニャへ絶妙な浮き球パスを通すと、ブラジル代表FWが抑えの利いた左足ダイレクトボレーでゴール左隅に流し込んだ。
2-2の振り出しに戻った試合は一進一退の攻防に。74分にはヴィティーニャのスルーパスに抜け出したデンベレに2点目のチャンスが舞い込むが、ボックス左からファーポストを狙ったシュートは惜しくも右ポストを叩いた。
この直後にバルセロナはデ・ヨング、ハフィーニャを下げてクリステンセン、フェラン・トーレスの同時投入を行うと、再び指揮官の交代策が試合を動かす形に。
77分、左CKの場面でキッカーのギュンドアンが右足インスウィングの正確なボールを入れると、ゴール前で競り勝ったクリステンセンが叩きつけるヘディングシュートを流し込んだ。
再びビハインドを背負う形となったPSGは、試合終盤に中盤のファビアン・ルイスを下げてゴンサロ・ラモスを投入。相手同様に交代策で3点目を奪い切ろうと、前がかった戦いを見せる。その中でデンベレ、ムバッペらを中心に幾度か際どいフィニッシュを作り出したが、身体を張ったバルセロナの守備をこじ開けることはできず。
この結果、両指揮官の采配で大きく流れが変わった白熱の一戦を制したバルセロナが敵地で2-3の先勝。1週間後の2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にした。
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