【明治安田J1リーグ第7節】
2024年4月7日(日)
13:00キックオフ
東京ヴェルディ(15位/6pt) vs
柏レイソル(7位/9pt)
[味の素スタジアム]
◆ついに掴んだ白星、加速なるか【東京ヴェルディ】ミッドウィークの湘南ベルマーレ戦では、難しい戦いの中で16年ぶりにJ1勝利を挙げた東京V。ここまで良い戦いを見せながらも結果がついてこなかったが、ようやく結果に繋がった。
そんな中で中3日での試合。京都サンガF.C.、湘南、そして柏と高強度の相手が続く中で、どうやって試合を組み立てていくかがポイントとなる。
ポゼッションをしたい東京Vだが、相手のプレスにハマる可能性も大。となれば、前線の2人にボールを当てていくという戦い方も選択できる。
そして守備陣も我慢が必要な状況。即時奪回からのショートカウンターをいかに警戒するか。押し込めない時間帯の我慢が勝敗を分けそうだ。
★予想スタメン[4-4-2]
GK:マテウス
DF:宮原和也、林尚輝、谷口栄斗、深澤大輝
MF:山田楓喜、稲見哲行、森田晃樹、見木友哉
FW:染野唯月、木村勇大
監督:城福浩
◆好スタートも攻撃陣には課題【柏レイソル】前節はホームにセレッソ大阪を迎え、1-1のドロー。失点直後に追いつくなど、今シーズンの進化を見せつけた。
今シーズンは高い強度でプレーを続けており、相手に臆することなく戦えていることが結果に繋がっている。
一方で、ポイントは攻撃陣。敗れた名古屋グランパス戦以外ではゴールを記録も、全て1点止まり。これでは、勝ち点を積み上げるために守備陣の奮起に頼らなければいけない状況だ。
6試合無得点のエースFW細谷真大の復活が何よりも必要な状況。U-23日本代表のエースとしてパリ・オリンピックを目指す戦いに出掛けることになるが、その前に1つゴールを奪うことができるか。ケチャップの詰まりを解消したい。
★予想スタメン[4-4-1-1]
GK:松本健太
DF: 関根大輝、犬飼智也、古賀太陽、ジエゴ
MF:島村拓弥、熊坂光希、白井永地、山田雄士
FW:細谷真大、マテウス・サヴィオ
監督:井原正巳
C大阪へのリベンジ狙う東京Vの攻撃陣…木村勇大「自分の成長を試せる相手」、山見大登「ホームでやり返せれば…」
東京ヴェルディの好調アタッカー陣が、前回対戦で敗れたセレッソ大阪へのリベンジを誓った。
東京Vは前節、横浜F・マリノスとのクラシコに2-1で勝利。前々節のジュビロ磐田戦で喫した0-3の惨敗を払拭し、後半戦初白星を挙げた。
これでトップハーフの10位に再浮上した昇格組は、6日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第22節のC大坂戦で連勝を狙う。
今年3月にアウェイで行われた第3節の前回対戦では1-1の後半半ばに退場者を出した末、後半アディショナルタイムに与えたPKを決められて1-2の敗戦となった。僅差のスコアや10人となった後の戦いでは善戦した一方、試合を通しては相手の攻撃面のクオリティに圧倒され、選手の中では前半戦で最も難しい相手だったとの声もあった。
その前回対戦でチーム唯一のゴールを挙げたFW木村勇大は、「前線にすごく強力な外国人選手がいますし、あのときは毎熊選手と登里選手がいたので、ビルドアップの工夫があって、今はより前線に依存するイメージもありますけど、順位も上にいますし、そこは統率が取れていて、“チームとして強い”という印象がある」と、対戦相手の実力を認めている。
一方で、指揮官が常々J1リーグで最も伸びしろのあるチームと語るように、その前回対戦から4カ月を経たチームは未だ攻守両面で多くの伸びしろを残すが、若きスカッドが試合を経るごとに進化を遂げている。
ここまで得点ランキング6位タイの9ゴールを挙げる木村はその筆頭で、「「開幕3試合目で戦ったときから、自分がどれだけ成長しているかというのを試せる相手。別に失うものはないので、どれだけ今の自分が成長できたか、しっかり力を試せる機会だと思うので、どんどん挑んでいきたい」と、自身の進化を証明する一戦にしたいと意気込む。
また、個人としては「毎試合1点以上決めたいと思っているなか、直近3試合は決められなかったので、2桁とかは意識してないですけど、誰よりも点を取りたいので、次はしっかり取れるように」と4試合ぶりのゴールを意識しつつ、「連勝があると、チームとしてもすごく勢いづくと思うので、勝った後の次の試合が大事。より一層気を引き締めてやっていきたい」と、難敵撃破での連勝を誓った。
一方、横浜FM戦では圧巻のミドルシュートで先制点を記録した上、攻守に精力的なプレーでチームを勝利に導く殊勲の働きを見せたFW山見大登。
ここまでは攻撃のゲームチェンジャーとして途中投入が目立ったが、ここにきてスタメン奪取への良いアピールが続いており、「やることをやれば、おのずと結果はついてくる。守備の部分で今まで課題があったというところで、この前の試合ではその部分ですごく自信にもなりましたし、今後それを続けていければ、スタメン争いというのにも勝っていける」と、手応えを口にしている。
個人としては良い状態で臨む一戦に向けては「相手の真ん中やウイング、サイドバックと全部にいい選手がいる」、「毎熊選手が移籍してしまいましたけど、相手のサイドバックがストロングだと思いますし、サイドバックのところで起点を作って数的優位を作って、前線の外国人選手たち3人で攻め切るという形が多いと思うので、そこのサイドバックのところで、自分たちシャドーとウイングバックのところで、ズレを生じさせないようにしていくのが大事」と、前回対戦で苦戦したビルドアップへの対応を含め守備面を中心にゲームのポイントを分析した。
ただ、ガンバ大阪からの期限付き移籍で、過去の大阪ダービーでゴールを決めている24歳は「アウェイに行ったときも、自分だけブーイングされたというところで、やっぱり向こうに意識されている部分もあると思うので、ホームでやり返せればいいなと思います」と、2試合連発も意識しつつリベンジの思いを語った。
2024.07.05 20:05 Fri
