チェルシー、ベーリー新体制初年度で約170億円の損失…
2024.03.07 23:45 Thu
チェルシーは新体制初年度で9010万ポンド(約170億円)の損失を記録した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
トッド・ベーリー氏が率い、チェルシーを所有する『BlueCo 22』は7日、2022年3月から2023年6月までに6億5300万ポンド(約1232億円)の損失を計上したと発表。その中でチェルシー単体での損失は9010万ポンドとなった。
この1年での売上高自体は、ドイツ代表MFカイ・ハヴァーツをアーセナルに売却した際の7500万ポンドの移籍金を含む主力の売却、マッチデーとコマーシャル収入の増加、女子チームの活躍によって前年の4億8130万ポンドから5億1250万ポンドへ増加。
しかし、ヨーロッパ出場権を逃したことによる、放映権収入の減少や積極補強によって損失がかさむ形となった。
この数字は前オーナーのロマン・アブラモビッチ氏に対するイギリス政府の制裁の影響が大きかった前年の1億2140万ポンドの損失から改善されたものの、クラブは依然として厳しい財政状況と継続的な危機のリスクをはらんでいる。とりわけ、プレミアリーグが定める「収益と持続可能性に関する規則(PSR)」の遵守という観点では非常に厳しい状況と言わざるを得ない。
トッド・ベーリー氏が率い、チェルシーを所有する『BlueCo 22』は7日、2022年3月から2023年6月までに6億5300万ポンド(約1232億円)の損失を計上したと発表。その中でチェルシー単体での損失は9010万ポンドとなった。
しかし、ヨーロッパ出場権を逃したことによる、放映権収入の減少や積極補強によって損失がかさむ形となった。
この数字は前オーナーのロマン・アブラモビッチ氏に対するイギリス政府の制裁の影響が大きかった前年の1億2140万ポンドの損失から改善されたものの、クラブは依然として厳しい財政状況と継続的な危機のリスクをはらんでいる。とりわけ、プレミアリーグが定める「収益と持続可能性に関する規則(PSR)」の遵守という観点では非常に厳しい状況と言わざるを得ない。
今シーズンもFAカップで優勝しない限り、来シーズンのヨーロッパ出場権獲得が困難なチェルシーは、PSR違反回避のために6月30日までに選手の売却を余儀なくされる可能性があり、イングランド代表MFコナー・ギャラガーらの去就により注目が集まる。
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