【CLラウンド16プレビュー】王者シティ優位は揺るがず…コペンハーゲンは奇跡狙う
2024.03.06 18:30 Wed
王者シティ優位は揺るがずか…
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、マンチェスター・シティvsコペンハーゲンが、日本時間6日29:00にシティ・オブ・マンチェスター・スタジアムでキックオフされる。盤石のシティが奇跡狙うコペンハーゲンを迎え撃つ8強懸けた第2ラウンドだ。先月13日にパルケン・スタジアムで行われた1stレグは、グループステージ全勝突破の王者シティが敵地で3-1の先勝を収めた。シティがデ・ブライネの序盤のゴールで先制しワンサイドゲームも予想されたが、コペンハーゲンも前半半ばにマットソンのゴールで追いつく。その後、前半終了間際にベルナルド・シウバのゴールでシティが勝ち越したものの、コペンハーゲンの粘りで試合は拮抗。それでも、後半アディショナルタイムにフォーデンのゴールで突き放した王者が大きなアドバンテージを得た。
戦前の予想に反して苦戦を強いられたものの、終わってみれば複数得点差で先勝に成功したシティ。直後のチェルシー戦は1-1のドローに終わったが、以降は公式戦4連勝。直近のリーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドとのダービーを3-1で逆転勝利し、公式戦19試合無敗で今回の一戦を迎えた。週末にリバプールとのリーグ首位攻防戦を控える点は唯一の懸念材料となるが、常勝軍団が隙を見せる可能性は限りなく低い。
対するコペンハーゲンは2カ月ぶりの公式戦となった1stレグで善戦を見せたものの、結果は1-3の敗戦。ベスト8進出へ厳しい状況だ。その後の国内リーグではシルケボー、ノアシェラン相手に連勝したが、直近のミッティラン戦は0-2の敗戦。今回の大一番へ弾みを付けることはできなかった。試合勘・コンディションを整えられた点はプラス材料だが、この間に主力に離脱者も出ており、王者相手の逆転突破には奇跡を起こす必要がある。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
▽予想スタメン
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw2.jpg)
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、アカンジ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル
MF:ロドリ
MF:フォーデン、アルバレス、コバチッチ、ドク
FW:ハーランド
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者はグリーリッシュのみが欠場となる。
デ・ブライネやストーンズ、ベルナルド・シウバら主力を起用してベストメンバーで臨む可能性もあるが、今週末に控えるリバプールとの首位攻防戦に向けていくつかのポジションでターンオーバーを採用するとみる。
◆コペンハーゲン◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw3.jpg)
GK:グラバラ
DF:ジェラート、ヴァヴロ、マッケンナ、メリング
MF:ゴンサウヴェス、ファルク、マットソン
FW:エルユヌシ、コーネリウス、アシュリ
負傷者:GKサンダー、DFクホチョラバ、MFレラガー、クラーソン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては直近のミッティラン戦で負傷のクラーソンに加え、1stレグをサスペンションで欠場していたレラガーが今度はケガで欠場となる。
スタメンは前回対戦をベースに左サイドバックにメリング、クラーソン不在の最前線にはコーネリウスあるいはラーションが入る見込みだ。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWフリアン・アルバレス
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw4.jpg)
3戦ぶりのCLで決定的な仕事ができるか。グループステージでは出場4試合で4ゴール1アシストと結果を残したアルバレスだが、直近の2試合では全試合出場が続くリーグ優先の起用法によってプレー機会はなかった。
ただ、ここ最近ではデ・ブライネ、ハーランドの復帰に伴い、重要度が高いリーグ戦ではベンチスタートが多くなっており、週末にリバプール戦を控えるなかで今回のコペンハーゲン戦では3試合ぶりの出場が見込まれる。
ベスト8進出に向けてチームプレーヤーとして攻守両面の貢献を意識しつつ、熾烈を極めるポジション奪取に向けて1カ月以上遠ざかるゴールを決めたい。
◆コペンハーゲン:MFマグナス・マットソン
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw5.jpg)
前回対戦に続くゴールで奇跡に導けるか。今冬の移籍市場で攻撃のクオリティアップの切り札としてNECナイメヘンから加入した両利きのプレーメーカーは、コペンハーゲンデビュー戦でもあったCLデビュー戦で見事なミドルシュートを突き刺して王者に冷や汗をかかせた。
さらに、得点以外でも正確なプレースキックや巧みなプレス回避でジェラートらと共に善戦の立役者の一人となった。以降のリーグ戦3試合で周囲との連携も深まっており、逆転突破へ最低でも3点が必要な一戦においてチャンスメーク、ゴールスコアラーの双方で力を発揮したい。
対するコペンハーゲンは2カ月ぶりの公式戦となった1stレグで善戦を見せたものの、結果は1-3の敗戦。ベスト8進出へ厳しい状況だ。その後の国内リーグではシルケボー、ノアシェラン相手に連勝したが、直近のミッティラン戦は0-2の敗戦。今回の大一番へ弾みを付けることはできなかった。試合勘・コンディションを整えられた点はプラス材料だが、この間に主力に離脱者も出ており、王者相手の逆転突破には奇跡を起こす必要がある。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
▽予想スタメン
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw2.jpg)
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、アカンジ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル
MF:ロドリ
MF:フォーデン、アルバレス、コバチッチ、ドク
FW:ハーランド
負傷者:MFグリーリッシュ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者はグリーリッシュのみが欠場となる。
デ・ブライネやストーンズ、ベルナルド・シウバら主力を起用してベストメンバーで臨む可能性もあるが、今週末に控えるリバプールとの首位攻防戦に向けていくつかのポジションでターンオーバーを採用するとみる。
◆コペンハーゲン◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw3.jpg)
(C)CWS Brains,LTD.
GK:グラバラ
DF:ジェラート、ヴァヴロ、マッケンナ、メリング
MF:ゴンサウヴェス、ファルク、マットソン
FW:エルユヌシ、コーネリウス、アシュリ
負傷者:GKサンダー、DFクホチョラバ、MFレラガー、クラーソン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては直近のミッティラン戦で負傷のクラーソンに加え、1stレグをサスペンションで欠場していたレラガーが今度はケガで欠場となる。
スタメンは前回対戦をベースに左サイドバックにメリング、クラーソン不在の最前線にはコーネリウスあるいはラーションが入る見込みだ。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWフリアン・アルバレス
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw4.jpg)
Getty Images
3戦ぶりのCLで決定的な仕事ができるか。グループステージでは出場4試合で4ゴール1アシストと結果を残したアルバレスだが、直近の2試合では全試合出場が続くリーグ優先の起用法によってプレー機会はなかった。
ただ、ここ最近ではデ・ブライネ、ハーランドの復帰に伴い、重要度が高いリーグ戦ではベンチスタートが多くなっており、週末にリバプール戦を控えるなかで今回のコペンハーゲン戦では3試合ぶりの出場が見込まれる。
ベスト8進出に向けてチームプレーヤーとして攻守両面の貢献を意識しつつ、熾烈を極めるポジション奪取に向けて1カ月以上遠ざかるゴールを決めたい。
◆コペンハーゲン:MFマグナス・マットソン
![](https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240305_100_tw5.jpg)
Getty Images
前回対戦に続くゴールで奇跡に導けるか。今冬の移籍市場で攻撃のクオリティアップの切り札としてNECナイメヘンから加入した両利きのプレーメーカーは、コペンハーゲンデビュー戦でもあったCLデビュー戦で見事なミドルシュートを突き刺して王者に冷や汗をかかせた。
さらに、得点以外でも正確なプレースキックや巧みなプレス回避でジェラートらと共に善戦の立役者の一人となった。以降のリーグ戦3試合で周囲との連携も深まっており、逆転突破へ最低でも3点が必要な一戦においてチャンスメーク、ゴールスコアラーの双方で力を発揮したい。
マンチェスター・シティの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
マンチェスター・シティの人気記事ランキング
1
フェリックス&カンセロがひとまずバルサ退団…ただ今後も交渉継続へ
ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(30)の2選手が、ひとまずバルセロナを離れることになった。 バルセロナは30日、アトレティコ・マドリー、マンチェスター・シティから1年間のレンタル移籍で加入していた2選手に関して「ジョアン・フェリックスとジョアン・カンセロはFCバルセロナに残留しない。ポルトガル人プレーヤー2人のレンタル契約も終了し、それぞれのクラブに戻る」と、レンタル期間終了に伴う退団を明かした。 アトレティコとの関係が完全に破綻しているフェリックスは昨夏、シーズンローンでブラウグラナに加入。公式戦44試合10ゴール6アシストの数字を残したが、シーズンを通してパフォーマンスの波が顕著だった。 一方、シティで構想外の扱いとなっていたカンセロも昨夏、同じくシーズンローンで加入。左右のサイドバックを主戦場に公式戦42試合4ゴール5アシストとほぼフル稼働。ただ、攻撃面で存在感を示した一方、チャンピオンズリーグやビッグマッチでは課題の守備で穴を空けるなど、シーズン終盤の評価は芳しくなかった。 新シーズンからハンジ・フリック新監督がチームを率いる中、ジョアン・ラポルタ会長ら首脳陣は2選手の残留を希望しているが、いずれも完全移籍での買い取りのハードルは高く、現状での買い取りを断念する形となった。 ただ、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両者のカタルーニャ残留への扉は完全に閉ざされたわけではなく、代理人のジョルジュ・メンデス氏、アトレティコ、シティの両クラブとレンタル期間延長の可能性を含め今後も話し合いを継続することになるようだ。 2024.06.30 23:13 Sun2
エデルソンがアル・ナスルと個人間合意…シティとのクラブ間交渉開始へ
マンチェスター・シティのブラジル代表GKエデルソン(30)が、サウジアラビアのアル・ナスルと個人間で合意に至ったようだ。 エデルソンはベンフィカの下部組織出身で、2017年7月にシティへ完全移籍で加入。正守護神としてこれまで公式戦332試合に出場し、多くのタイトル獲得に貢献してきた。 しかし、シティとの現行契約が2026年までとなるなか、新たな挑戦を求めるブラジル代表GKには、コロンビア代表GKダビド・オスピナが退団したアル・ナスルが高額のオファーを掲示。 移籍市場に精通するジャンルイジ・ロンガリ氏ら複数のジャーナリストによると、アル・ナスルはエデルソンに対して、1年の延長オプションを含む年俸3000万ユーロ(約52億2000万円)の2年契約を掲示し、個人間で合意に至ったという。 この個人間合意を受け、アル・ナスルはクラブ間の交渉を開始する予定で、その事実を把握するシティも適切なオファーであれば、守護神の意思を尊重する形でオファーを受け入れる構えだ。 なお、エデルソンがアル・ナスルに移籍した場合、GK補強に動くことになるシティだが、現状では先日に契約を延長したドイツ人GKシュテファン・オルテガ(31)を守護神として起用し、セカンドGKを補強する形になる模様だ。 2024.07.04 23:40 Thu3
プレミア昇格のサウサンプトン、大きく貢献したシティDFハーウッド=ベリスを完全移籍で獲得…4年契約
プレミアリーグに昇格したサウサンプトンは1日、マンチェスター・シティの元U-21イングランド代表キャプテンのDFテイラー・ハーウッド=ベリス(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。 ハーウッド=ベリスは2023-24シーズンはレンタル移籍でサウサンプトンに加わりプレー。チャンピオンシップ(イングランド2部)で40試合に出場し2ゴール3アシストを記録し、プレーオフでも3試合プレー。チームのプレミアリーグ復帰に貢献していた。 シティの下部組織で育ち、ブラックバーン、アンデルレヒト、ストーク・シティ、バーンリーと武者修行を続けており、ファーストチームでは8試合1ゴールに終わっていた。 なお、サウサンプトンは2028年6月30日までの4年契約を結び、プレミアリーグでの戦いで期待がかかる。 サウサンプトンは、日章学園高校のU-19日本代表FW高岡伶颯(17)も来年3月に加入が内定。新シーズンでプレミアリーグに残留できるのか注目が集まる。 2024.07.01 23:35 Mon4
ジローナ躍進の立役者ヤン・コウト、チアゴ・モッタ新体制で4バック採用確実のユベントスが獲得へ本腰も?
ユベントスがマンチェスター・シティのブラジル代表DFヤン・コウト(22)獲得へ本腰か。 今季レンタル先のジローナで躍動し、ブラジル代表入りを果たした右サイドバック、ヤン・コウト。現在は控えながらもコパ・アメリカ2024に参戦中だ。 今夏の移籍が浮上して久しいが、イタリア『カルチョメルカート』いわく、ここからユベントスが本腰を入れる可能性もあるとのこと。 ユベントスはチアゴ・モッタ新監督の招へいが成功し、同監督の下でのプレーに魅力を感じた選手を惹きつけることにも成功。ここまで獲得したのは、ドウグラス・ルイス、ミケーレ・ディ・グレゴリオという願ってもない即戦力だ。 また、チアゴ・モッタ新監督はボローニャでもベースとした4バックの採用が確実。左サイドバックに成長著しいアンドレア・カンビアーゾを配置する一方、右にはヤン・コウト…実現性はともかく、納得感のあるプランと言える。 ヤン・コウト本人の立場は引くて数多。24-25シーズン最大の目標を「チャンピオンズリーグ(CL)出場」に据えているとされ、シティに残るもよし、ジローナへ再移籍もよし、CLクラブへの移籍もよし、という状況だ。 売却を排除しないシティは、天文学的な金額は要求せず。安売りはしないにせよ、最低2500万ユーロ(約43.5億円)で応じる可能性もあるとみられている。 なお、ヤン・コウトはポルトガル国籍を保有しており、EU圏外の選手ではないという点も、ユベントスとしては魅力的だ。 2024.07.03 21:00 Wed5