攻撃陣躍動のローマがモンツァ撃破で3連勝! ルカク6戦ぶりにディバラが芸術FK弾【セリエA】
2024.03.03 04:05 Sun
セリエA第27節、モンツァvsローマが2日にU-POWERスタジアムで行われ、アウェイのローマが1-4で快勝した。
その後はモンツァがビリンデッリの攻撃参加やモタの縦への仕掛けでチャンスを作り始めるが、これを耐え抜いたアウェイチームが前半終盤に畳みかける攻撃を見せた。
まずは38分、相手陣内中央で縦パスを引き出したクリスタンテが善戦に差し込んだボールをルカクがうまくマイナスに落とす。これを前向きで引き取ったペッレグリーニがボックス内に持ち込んで狙いすました左足のグラウンダーシュートをゴール右下隅に流し込んだ。
試合巧者の戦いぶりによって2点リードで試合を折り返したローマ。後半は並びを[3-4-2-1]に変更したモンツァにやや押し込まれる時間帯が続くと、59分にはペッレグリーニとアンヘリーニョを下げてボーヴェ、スモーリングを投入。これで並びを[3-5-2]に変更し、守備のテコ入れを図った。
すると、この交代直後の63分にはボックス手前右の好位置で得たFKをキッカーのディバラが壁のギリギリ上を越える鋭い左足のシュートを右隅に突き刺し、決定的な3点目を奪った。
その後、内転筋の痛みを訴えたマンチーニ、殊勲のディバラを下げてハイセン、バルダンツィと若手の投入でクローズに入ると、82分にはそのハイセンがセットプレーの競り合いでPKを獲得。これをキッカーのパレデスがきっちり決め切ってダメ押しの4点目も挙げた。
後半終了間際にはA・カルボーニに見事な左足のミドルシュートを決められてクリーンシートを逃したものの、危なげなく3連勝を達成。週明けのブライトン戦へ大きな弾みを付けた。
PR
前節、ディバラのトリプレッタの活躍によってトリノに競り勝ってリーグ連勝を決めた6位のローマ。週明けにブライトンとのヨーロッパリーグ(EL)を控える中、11位のモンツァとのアウェイゲームで弾みを付ける勝利を目指した。デ・ロッシ監督は前節から先発2人を変更。スモーリングとアズムンに代えてルカク、エル・シャーラウィを起用し、[4-3-3]に並びを戻した。立ち上がりから攻め合うオープンな展開が続く。16分にはジュリチッチのヘディングシュートが右ポストを叩いて冷や汗をかいたローマだが、直後の18分には左CKの流れからクリスタンテのシュートでゴールネットを揺らす。しかし、この攻撃はVAR介入によって起点となったディバラの戻りオフサイドを取られて取り消しに。まずは38分、相手陣内中央で縦パスを引き出したクリスタンテが善戦に差し込んだボールをルカクがうまくマイナスに落とす。これを前向きで引き取ったペッレグリーニがボックス内に持ち込んで狙いすました左足のグラウンダーシュートをゴール右下隅に流し込んだ。
さらに、直後の42分にはロングボールのこぼれを回収したディバラが左サイドに流れて絶妙なグラウンダークロスを供給。これをニアに走り込んだルカクが左足で合わせ、リーグ6戦ぶりとなる今季10点目とした。
試合巧者の戦いぶりによって2点リードで試合を折り返したローマ。後半は並びを[3-4-2-1]に変更したモンツァにやや押し込まれる時間帯が続くと、59分にはペッレグリーニとアンヘリーニョを下げてボーヴェ、スモーリングを投入。これで並びを[3-5-2]に変更し、守備のテコ入れを図った。
すると、この交代直後の63分にはボックス手前右の好位置で得たFKをキッカーのディバラが壁のギリギリ上を越える鋭い左足のシュートを右隅に突き刺し、決定的な3点目を奪った。
その後、内転筋の痛みを訴えたマンチーニ、殊勲のディバラを下げてハイセン、バルダンツィと若手の投入でクローズに入ると、82分にはそのハイセンがセットプレーの競り合いでPKを獲得。これをキッカーのパレデスがきっちり決め切ってダメ押しの4点目も挙げた。
後半終了間際にはA・カルボーニに見事な左足のミドルシュートを決められてクリーンシートを逃したものの、危なげなく3連勝を達成。週明けのブライトン戦へ大きな弾みを付けた。
PR
ローマの関連記事
セリエAの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
苦境のローマとともにくすぶり続けてきたフンメルスにようやくチャンス到来か…指揮官交代で前向きに
苦境のローマとともにくすぶり続けてきたドイツ代表DFマッツ・フンメルスだが、ようやくのチャンス到来へモチベーションを高めているようだ。 昨シーズン限りでドルトムントを退団したフンメルスは、9月初旬にローマへフリートランスファーで加入。開幕時点でチームを指揮していたダニエレ・デ・ロッシ監督の熱心なラブコールが加入決断の決定打となっていたが、その指揮官は自身がコンディション調整の時期に解任された。 その後、徐々にコンディションを上げてきたベテランDFだったが、先日に解任されたイバン・ユリッチ前監督の下では構想外に。マンツーマン守備を志向する新指揮官は3バックにスピードを求めており、“戦術的な判断”を理由にベンチを温める日々が続き、デビュー戦にして唯一の出場となったフィオレンティーナ戦では数的不利で投入された直後にオウンゴールで失点に関与する屈辱も味わった。 そのため、今冬の移籍市場での退団が決定的と見られていたが、ここにきてユリッチ監督の解任によって状況が好転している。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、ボローニャ戦の敗戦後に解任を伝えられたユリッチ監督から冷遇に対する謝罪を受けたとされるフンメルスは、直近に「この72時間の自分」とのキャプションとともにスマートフォンを微妙な表情で見つめる自身の写真を投稿。 この投稿に関してはユリッチ前監督の解任、クラウディオ・ラニエリ氏の新監督就任報道を巡る状況を注視し、新たな変化を歓迎する気持ちの移り変わりを示唆したものだとみられる。 ベテランの扱いにも長けたラニエリ氏の下で3バックを採用する場合は新たなディフェンスリーダーとなれる可能性は高く、4バック採用でも過密日程のなかで着実に出場機会が見込める状況であり、百戦錬磨のセンターバックがようやく新天地で本領発揮の予感だ。 2024.11.14 21:10 Thu2
イタリア復帰が報じられるキエーザ、インテルも獲得レースに参戦か
インテルがリバプールのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)の獲得レースに参戦するようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 今夏にユベントスから1200万ユーロの移籍金でリバプールに加入したキエーザだったが、コンディションが整わずここまで公式戦3試合の出場、プレミアリーグでは18分、チャンピオンズリーグ(CL)では1分の出番に留まっている。 現在は負傷もあって戦列を離れているキエーザに対し、リバプールは早くも見限り、ローマとミランが1月の移籍市場で獲得に乗り出すと報じられていた。 そんな中、インテルのジュゼッペ・マロッタ会長がキエーザのレンタル移籍を強く求めていると『トゥットスポルト』は主張。セリエAとチャンピオンズリーグ制覇を視野に入れるネラッズーロがFWラウタロ・マルティネス、FWマルクス・テュラムに次ぐFWとしてキエーザを迎え入れたいようだ。 750万ユーロの高額な年俸に関してはリバプールが一部負担する見込みでインテルとしては悪くない取り引きになると言えそうだ。 2024.11.18 07:30 Mon3
サウジアラビア代表DFのローマ移籍について代理人「国内でかなり反対された」「他の代表選手も欧州移籍へ意欲を」
サウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミド(25)のローマ移籍について、代理人がいきさつ、そして信念を語った。国内の関係者からは反対されていたのだという。 アブドゥルハミドはサウジ代表の主力右SBで、22年W杯も全3試合に先発出場。昨季はスター選手乱獲によりサウジ代表選手のプレータイムが激減したアル・ヒラルでも定位置を守り、今季からローマへ4年契約で完全移籍した。 ただ、ケガしているわけではないが、ここまでセリエA出場ゼロ。12試合全てでベンチスタートとなり、全てをベンチのまま終えている。 そんななか、代理人を担うアーメド・アルムアリン氏がサウジ『アラブ・ニュース』に登場。 ローマ移籍のいきさつを明かしたうえで、国内リーグの待遇が良く、相対的に国外移籍に消極的とされるサウジ選手へ、欧州移籍への意欲を見せてほしいと語った。 「フローラン・ギゾルフィ(※)が5月に関心を寄せてくれてね。当時彼はニースだったが、ローマのSDに任命され、話を続けてくれたんだ。イタリア首都の彼から電話がきたんだよ」 (※)昨季までニースSD、今季からローマSD 「ローマとの契約直前には、スタッド・レンヌも頻繁に連絡をくれた。最後はサウード自身がローマを選んだが、レンヌにも感謝しなければならない」 「この移籍がサウジサッカーに寄与することを願っている。他のサウジ選手にも欧州でプレーしてほしい。現状で言えば、今回のディールは国内で多くの人から反対されたという現実がある。サウジ選手の新たな扉を開くために、私自身も自腹を切る形となったのだ」 最後に、ここまでEL2試合しか出場していないサウードの出場機会増加に期待。 「ベンチスタートはあらかじめギゾルフィから説明されていて、サウードも受け入れたことと思う。メンタル的な準備は問題ないだろう。ここから、他に類を見ない“イタリア”への適応が大事になる。その間に代表戦でプレーしているのは悪いことじゃない」 2024.11.19 22:16 Tue4
好調ラツィオ牽引のペドロが年明けデルビーへ早くも臨戦態勢…「ラツィオに売却してくれたことに感謝している」
好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時点での下馬評は低かったが、ここまでは首位のナポリと1ポイント差のセリエA5位に加え、ヨーロッパリーグでは唯一の4連勝と、クラウディオ・ロティート会長の賭けは見事に成功している。 その新生ビアンコチェレスティを牽引する37歳のベテランアタッカーは、ここまでの公式戦12試合6ゴール2アシストと衰え知らずのパフォーマンスを披露している。 その絶好調の元バルセロナFWは、イタリア『Il Messaggero』のインタビューで来年1月5日に控える古巣ローマとのデルビー・デッラ・カピターレへの熱い思いを語った。 2020年夏にチェルシーからローマへのフリートランスファーでセリエAでのキャリアをスタートしたペドロだが、翌年に当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョから構想外を言い渡された末、宿敵のラツィオへフリートランスファーで電撃移籍。 その際にポルトガル人指揮官とジャッロロッシへの憤りを示し、初の古巣対戦ではチームをデルビー勝利に導く痛烈な恩返し弾も挙げていた。 移籍から3年が経過したこともあり、「ローマとモウリーニョについてすでに話した詳細を繰り返したくない」と当時に比べて怒りの感情は薄れつつあるものの、改めて古巣に関してコメントを求められると、痛烈な皮肉を交えて対抗意識を燃やしている。 「それらは過去のことであり、実際、彼らは当時最良の決断を下した。首都のトップチーム、つまりラツィオに自分を売却してくれたことに感謝しているよ」 「僕は競争の激しいセリエAでプレーを続けたかったし、その願いが叶ったよ」 さらに、好対照の序盤戦を過ごす両者が対峙する年明けの大一番に向けては「次のデルビーで得点を挙げたい。いつも複雑な試合だ。今はイベントの感情と情熱も味わっている。試合の意味をより深く理解していて、すでに得点していてもさらに難しくなる」と、その意気込みを語っている。 2024.11.18 08:15 Mon5