南野拓実はフル出場でいくつか見せ場! 前後半で主導権入れ替わったモナコとPSGの上位対決は痛み分け【リーグ・アン】
2024.03.02 06:58 Sat
リーグ・アン第24節、モナコvsパリ・サンジェルマン(PSG)が1日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、0-0のドローに終わった。なお、モナコのFW南野拓実はフル出場した。
首位チームに対して攻撃的な布陣で臨んだモナコが立ち上がりからアグレッシブにゴールを目指していく。開始5分にはアクリウシュの中盤でのパスカットからベン・イェデルのスルーパスに反応したバログンがボックス右に持ち込んで強烈なシュートを放つ。だが、これはGKドンナルンマの好守に遭う。
以降も攻勢を継続するホームチームでは16分に南野に見せ場。左CKの二次攻撃からペナルティアーク右でアクリウシュの横パスを受けた南野が右足のミドルシュートを狙うと、これがゴール右上隅を捉えるも、ここは再びPSG守護神のビッグセーブに阻まれる。
前半終盤にかけては再びギアを上げたモナコがショートカウンター、人数をかけた攻撃で続けてチャンスを作ったが、ボックス内でのベン・イェデル、アクリウシュの決定的なシュートはいずれもGKドンナルンマのビッグセーブに阻まれ、前半のうちにリードを奪うことはできなかった。
迎えた後半、先に動きを見せたのは劣勢のPSG。ムバッペをベンチに下げてコロ・ムアニをハーフタイム明けに投入。今季限りでの退団が決定的なムバッペはかつての本拠地を懐かしむようにピッチの外を歩いて周回し、ベンチではなく家族と共にスタンドから観戦するという異例の振る舞いを見せた。
ただ、後半もモナコペースは変わらず、良い形の崩しからベン・イェデルや南野らが再三ボックス内へ侵入し、フィニッシュの場面を作り出す。
流れを変えたいルイス・エンリケ監督は60分、ゴンサロ・ラモス、リュカを下げてデンベレ、ヌーノ・メンデスを同時投入。この交代と相手の運動量低下によって徐々に押し込む時間帯を増やしていくが、コロ・ムアニやバルコラの再三のシュートはGKマイェッキの好守に阻まれる。
時間の経過と共に守勢を強いられるモナコは70分にアクリウシュを下げてベン・セギルを投入。この交代で南野は右にポジションを移した。この交代で好転させたいホームチームだったが、押し込まれる展開を脱せず。それでも、75分にはヴィティーニャの決定的なシュートをGKマイェッキのビッグセーブで凌ぐ。
その後、最終盤はモナコも盛り返して一進一退の攻防となったが、互いに相手の集中した守備を前に決勝点を奪うことはできなかった。この結果、前半モナコ、後半PSGと拮抗した上位対決は痛み分けのドローに終わった。
PR
前節、南野の2点に絡む活躍によってRCランスに3-2で競り勝った3位のモナコ。今節は首位を快走する“パリの巨人”相手の上位対決で勝利を狙った。南野はこの大一番で[4-4-2]の左サイドハーフで先発した。一方、前節はスタッド・レンヌに土壇場PK弾で辛くも1-1のドローに持ち込んだPSG。週明けにレアル・ソシエダとのチャンピオンズリーグ(CL)のアウェイゲームを控えるなか、モナコとの上位対決で2試合ぶりの白星を目指した。レンヌ戦からは先発5人を変更。ダニーロやバルコラ、デンベレに代わってムキエレ、アセンシオ、ゴンサロ・ラモスが起用された。以降も攻勢を継続するホームチームでは16分に南野に見せ場。左CKの二次攻撃からペナルティアーク右でアクリウシュの横パスを受けた南野が右足のミドルシュートを狙うと、これがゴール右上隅を捉えるも、ここは再びPSG守護神のビッグセーブに阻まれる。
前半半ばを過ぎると、PSGもロングボールを使った背後への抜け出しやカウンターを起点に押し返していく。そこからボックス付近で足を振っていくが、決定機まであと一歩という状況。そういったなか、ハムストリングを気にしていたアセンシオがプレー続行不可能となり、39分にバルコラのスクランブル投入を余儀なくされた。
前半終盤にかけては再びギアを上げたモナコがショートカウンター、人数をかけた攻撃で続けてチャンスを作ったが、ボックス内でのベン・イェデル、アクリウシュの決定的なシュートはいずれもGKドンナルンマのビッグセーブに阻まれ、前半のうちにリードを奪うことはできなかった。
迎えた後半、先に動きを見せたのは劣勢のPSG。ムバッペをベンチに下げてコロ・ムアニをハーフタイム明けに投入。今季限りでの退団が決定的なムバッペはかつての本拠地を懐かしむようにピッチの外を歩いて周回し、ベンチではなく家族と共にスタンドから観戦するという異例の振る舞いを見せた。
ただ、後半もモナコペースは変わらず、良い形の崩しからベン・イェデルや南野らが再三ボックス内へ侵入し、フィニッシュの場面を作り出す。
流れを変えたいルイス・エンリケ監督は60分、ゴンサロ・ラモス、リュカを下げてデンベレ、ヌーノ・メンデスを同時投入。この交代と相手の運動量低下によって徐々に押し込む時間帯を増やしていくが、コロ・ムアニやバルコラの再三のシュートはGKマイェッキの好守に阻まれる。
時間の経過と共に守勢を強いられるモナコは70分にアクリウシュを下げてベン・セギルを投入。この交代で南野は右にポジションを移した。この交代で好転させたいホームチームだったが、押し込まれる展開を脱せず。それでも、75分にはヴィティーニャの決定的なシュートをGKマイェッキのビッグセーブで凌ぐ。
その後、最終盤はモナコも盛り返して一進一退の攻防となったが、互いに相手の集中した守備を前に決勝点を奪うことはできなかった。この結果、前半モナコ、後半PSGと拮抗した上位対決は痛み分けのドローに終わった。
PR
モナコの関連記事
リーグ・アンの関連記事
|
モナコの人気記事ランキング
1
「チャンスがあれば振り抜いてやろうと」三笘薫のパスをダイレクトで蹴り込んだ南野拓実、最終予選3点目は「決まって良かった」
日本代表のMF南野拓実(モナコ)がインドネシア代表戦を振り返った。 15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節、インドネシア代表vs日本代表がゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われ、0-4で日本が勝利した。 4試合を終えて首位に立つ日本。最下位のインドネシアとの対戦となった中、突然のスコールによる劣悪なピッチコンディションと7万人を超える完全アウェイの環境の中で苦戦する。 それでも徐々にペースを掴むと、オウンゴールで先制。さらに南野のゴールも生まれ、前半を2点リードで終える。後半に入っても日本がペースを握ると、相手のミスを突いて守田英正が3点目。さらに途中出場の菅原由勢は完全に抜け出すとボックス内の角度のないところから、狭いコースを打ち抜いてゴール。0-4で日本が快勝を収めた。 試合後、『DAZN』のフラッシュインタビューに応じた南野は、この試合での中盤との関係性について語った。 「相手は前半から凄くハードに頑張って守備をしてくる中で、(鎌田)大地とモリ(守田英正)と(遠藤)航くんが上手くチャンスを作ったところで、ゴール前の仕事を意識してプレーしていました」 ライン間でボールを受ける動きもありながら、この試合ではスペースを作る働きをしていた南野。サイド攻撃もあまりハマらなかった中で、相手に警戒されることが多いと語った。 「常に相手が僕らの両サイドを警戒していることは毎試合感じていますし、どうすれば良いかは毎回試行錯誤しながらプレーしているので、今日は上手く行った部分もありますし、改善すべきところもあるかなと思います」 その中で、縦パス1本からサイドの三笘薫からのパスをダイレクトで蹴り込んだ。 貴重な追加点となったゴールについては「自分的にあまりシュートを打てるチャンスがなかったので、チャンスがあれば振り抜いてやろうと思っていました」とかたり、「薫が凄く良いタイミングでボールをくれて、決まって良かったです」と、タイミングがよくあったとした。 次は19日に中国代表戦。中3日でのアウェイゲームとなるが「次もアウェイで凄く厳しい戦いになると思うので、良い準備をして臨みたいです」としっかりと抜かりなく戦いたいとした。 <span class="paragraph-title">【動画】三笘薫のアシストから南野拓実が豪快に蹴り込み追加点!</span> <span data-other-div="movie3”></span> <script>var video_id ="uQpJHtMJlfc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.16 00:08 Sat2
アーセナル、エドゥ後釜としてモナコCEOを引き抜き検討か
アーセナルが新たなスポーツディレクター(SD)として、モナコからの引き抜きを画策しているようだ。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じている。 アーセナルでは2019年7月にテクニカルディレクター(TD)として古巣に帰還し、2022年11月のSD昇進後は、ミケル・アルテタ監督との二人三脚で長らく低迷していたチームを復権させたエドゥ氏が辞任。 現在、クラブはその後釜となる敏腕リクルーターの確保に動いている。そして、『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』はその有力な候補の一人としてモナコのCEO(最高経営責任者)の名前を挙げている。 ブラジル人のチアゴ・スクーロ氏は、これまで母国クルゼイロのチームマネージャーやレッドブル・ブラガンチーノのSDやスポーティングCEO、CEO職を歴任。2023年6月にポール・ミッチェル氏の後釜としてモナコのSDに就任し、現在はCEOを務めている。 なお、その他の候補ではいずれも現役時代にアーセナルでプレーしたトマシュ・ロシツキ氏とペア・メルテザッカー氏の名前などが挙がっているという。 2024.11.14 20:40 Thu3
LFPがリーグ・アン第16節の首位攻防戦の日程変更を発表
フランス・プロリーグ機構(LFP)は20日、リーグ・アン第16節の日程変更を発表した。 日程が変更された試合は、南野拓実が所属する2位モナコと、首位を走るパリ・サンジェルマン(PSG)による一戦。理由は両クラブが開催予定となっている2025年1月4,5日にカタールで行われるトロフェ・デ・シャンピオン2024に参加するためと、LFPは説明している。 なお、リーグ・アン第16節のモナコvsPSGは、12月18日(水)21時(日本時間:18日29時)キックオフに変更されるとのことだ。 2024.11.21 00:40 Thu4
PSGとモナコのトロフェ・デ・シャンピオンは来年1月にドーハで開催に…当初は8月に北京開催予定も
パリ・サンジェルマン(PSG)とモナコのトロフェ・デ・シャンピオンが今年1月にカタールのドーハで開催することが決定した。 フランス『レキップ』によれば、フランスプロサッカー機構(LFP)の管理委員会は、2025年1月5日にドーハで同試合を開催することを正式に承認したという。 リーグ・アン王者とクープ・ドゥ・フランス王者が対戦するフランスのスーパーカップにあたるトロフェ・デ・シャンピオン。 2024-25シーズンの今大会は当初、リーグ開幕前の8月8日に中国の北京で開催予定だったが、中国当局との開催地合意に至らなかったため、急遽延期が決定した。 以降はモナコの本拠地スタッド・ルイ・ドゥでの代替開催を含め、いくつかのプランが提案されていたが、いずれも実現には至らず。それでも、このタイミングで中東での開催が決まった。 なお、今回のドーハ開催によってLFPは約300万ユーロ(約4億9000万円)の収入を得ることになり、その一部は両クラブに再分配されることになるという。 また、同じ日程で予定されていたリーグ・アン第16節のモナコvsPSGは、12月18日に前倒しでの開催となる。 2024.11.19 07:49 Tue5