パレスに5発完勝アーセナルが公式戦連敗を「3」でストップ! ガブリエウ2G演出のセットプレーにカウンター3発【プレミアリーグ】
2024.01.20 23:29 Sat
2ゴールを記録したガブリエウ
プレミアリーグ第21節、アーセナルvsクリスタル・パレスが20日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが5-0で快勝した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は代表招集中のため招集外となった。ウェストハム、フルアムとのロンドン・ダービーで今シーズン初のリーグ戦連敗を喫して4位転落となったアーセナル。さらに、FAカップではリバプールに敗れて公式戦3連敗。泥沼の状況で小休止に入った。
その調整期間で立て直しを図ったアルテタのチームは、14位のクリスタル・パレスとの三度のダービーで連敗ストップを狙った。直近のリバプール戦からは先発4人を変更。GKをラヤに戻したほか、負傷明けのジンチェンコとガブリエウ・ジェズスが復帰。左ウイングにはトロサールが入った。
立ち上がりからボールを握って押し込むアーセナル、堅守速攻で応戦するパレスという構図の下で試合が進んでいく。アウェイチームが[3-4-2-1]と並びに変化を付けてきたなか、ボールを動かしながら攻め手を窺うホームチームはセットプレーから早い時間帯にゴールをこじ開ける。
11分、ライスの左CKを中央でリチャーズのマークを外したガブリエウが相手を押さえつけながら先に飛んで強烈なヘディングシュートを右隅に叩き込んだ。
前半半ばを過ぎると、守勢を凌いだパレスがマテタの身体を張ったボールキープ、エゼの個人技を軸に押し返していく。33分にはGKラヤのパスをボックス手前でカットしたレルマのミドルシュートが枠の左に向かうが、ここはラヤが好守で自ら尻ぬぐいした。
やや攻撃が停滞するアーセナルだが、再びセットプレーで違いを生む。37分、右CKの場面でキッカーのサカが左足インスウィングのボールを入れると、ファーに飛び込んだガブリエウが再び頭で合わせたシュートがGKヘンダーソンの身体にディフレクトしてゴールネットを揺らした。ヘンダーソンは自身をブロックしたホワイトのファウルをアピールも正当な競り合いとの判定でゴールが認められた。
その後、パレスの反撃を危なげなく凌いだアーセナルは流れの中での攻撃に課題を残したものの、ガブリエウが演出したセットプレーの2ゴールによって上々の形で試合を折り返した。
後半も引き続きボールを握って押し込むアーセナルは序盤から幾つかフィニッシュのシーンを作り出すと、後半も序盤にゴールを奪う。59分、相手セットプレーの流れからクロスをキャッチしたGKラヤが前線で動き出すジェズスへすかさずロングスローを通す。ここから2対2の数的同数のカウンターに持ち込むと、ジェズスから左を並走するトロサールへラストパスが通る。そのままボックスに持ち込んだベルギー代表FWは内側への短い切り返しでDFクラインを外してゴール右隅に右足のシュートを突き刺した。
ラヤ、ジェズス、トロサールの3人で見事に完結させた高速カウンターから決定的な3点目を奪ったアーセナル。ここからは余裕を持ってボールを動かしながら前に出てくるパレスをいなしていく。さらに、殊勲のトロサールやライス、接触プレーで少し左ヒザを気にしていたガブリエウを下げてスミス・ロウやキヴィオルといった控え選手にプレー機会を与える。
その後、後半アディショナルタイムにはいずれも途中出場のエンケティア、ジョルジーニョのお膳立てから左サイドのスペースに抜け出したマルティネッリがトドメの連続ゴールを叩き込む。さらに、1カ月ぶりのクリーンシートで試合を締めくくったアルテタのチームは、公式戦連敗を「3」でストップすると共に2024年初白星を手にした。
立ち上がりからボールを握って押し込むアーセナル、堅守速攻で応戦するパレスという構図の下で試合が進んでいく。アウェイチームが[3-4-2-1]と並びに変化を付けてきたなか、ボールを動かしながら攻め手を窺うホームチームはセットプレーから早い時間帯にゴールをこじ開ける。
11分、ライスの左CKを中央でリチャーズのマークを外したガブリエウが相手を押さえつけながら先に飛んで強烈なヘディングシュートを右隅に叩き込んだ。
幸先よく先制に成功したアーセナルは相手の出方を窺いつつ、引き続きボールを動かしながら主導権を掌握。要所で良い形でポケットを取るなど崩しを試みる。その流れで得た右CKからガブリエウに2度目のチャンスが訪れるが、ここは枠の右に外れる。
前半半ばを過ぎると、守勢を凌いだパレスがマテタの身体を張ったボールキープ、エゼの個人技を軸に押し返していく。33分にはGKラヤのパスをボックス手前でカットしたレルマのミドルシュートが枠の左に向かうが、ここはラヤが好守で自ら尻ぬぐいした。
やや攻撃が停滞するアーセナルだが、再びセットプレーで違いを生む。37分、右CKの場面でキッカーのサカが左足インスウィングのボールを入れると、ファーに飛び込んだガブリエウが再び頭で合わせたシュートがGKヘンダーソンの身体にディフレクトしてゴールネットを揺らした。ヘンダーソンは自身をブロックしたホワイトのファウルをアピールも正当な競り合いとの判定でゴールが認められた。
その後、パレスの反撃を危なげなく凌いだアーセナルは流れの中での攻撃に課題を残したものの、ガブリエウが演出したセットプレーの2ゴールによって上々の形で試合を折り返した。
後半も引き続きボールを握って押し込むアーセナルは序盤から幾つかフィニッシュのシーンを作り出すと、後半も序盤にゴールを奪う。59分、相手セットプレーの流れからクロスをキャッチしたGKラヤが前線で動き出すジェズスへすかさずロングスローを通す。ここから2対2の数的同数のカウンターに持ち込むと、ジェズスから左を並走するトロサールへラストパスが通る。そのままボックスに持ち込んだベルギー代表FWは内側への短い切り返しでDFクラインを外してゴール右隅に右足のシュートを突き刺した。
ラヤ、ジェズス、トロサールの3人で見事に完結させた高速カウンターから決定的な3点目を奪ったアーセナル。ここからは余裕を持ってボールを動かしながら前に出てくるパレスをいなしていく。さらに、殊勲のトロサールやライス、接触プレーで少し左ヒザを気にしていたガブリエウを下げてスミス・ロウやキヴィオルといった控え選手にプレー機会を与える。
その後、後半アディショナルタイムにはいずれも途中出場のエンケティア、ジョルジーニョのお膳立てから左サイドのスペースに抜け出したマルティネッリがトドメの連続ゴールを叩き込む。さらに、1カ月ぶりのクリーンシートで試合を締めくくったアルテタのチームは、公式戦連敗を「3」でストップすると共に2024年初白星を手にした。
1
2
アーセナルの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
アーセナルの人気記事ランキング
1
ユベントスだけでなくレアルやアーセナルまで…ユーロで躍動するイタリア代表DFカラフィオーリにビッグクラブが関心、価格は69億円以上か
ユーロ2024で注目を集めているボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)だが、レアル・マドリーやアーセナルなども関心を寄せるクラブだという。 ローマの下部組織育ちのカラフィオーリは、2020年9月にファーストチームに昇格。2022年1月にジェノアへレンタル移籍すると、2022年8月にはバーゼルへ完全移籍。2023年8月にボローニャに完全移籍で加入した。 ボローニャではセリエAで30試合に出場し2ゴール5アシストを記録。世代別のイタリア代表としてもプレーし、若くしてその才能を認められていた中、ユーロを直前にしてイタリア代表デビュー。そのユーロでは、グループステージ3試合全てに出場している。 連覇を目指すイタリアは苦戦したものの、グループステージ最終節のクロアチア代表戦では、敗戦目前の中でドリブルで持ち上がり、マッティア・ザッカーニの同点ゴールをアシストして話題となった。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、今大会のパフォーマンスは非常に注目を集め、ヨーロッパのビッグクラブも関心を寄せているという。 1つはボローニャを昨季まで指揮し、カラフィオーリのことをよく知るチアゴ・モッタ監督が就任したユベントス。当然チームに連れて行き、守備陣を安定させたいと考える。 また、マドリーも関心を寄せているとのこと。近年は各国の若手選手を早期に獲得する動きを続けており、2023-24シーズンも完成されつつあったイングランド代表MFジュード・ベリンガムをドルトムントから獲得すると、一気にチームの中心選手となった。 プレミアリーグでもトッテナムが関心を寄せる他、若き才能を見つけ出すのが上手いアーセナルも注目しているとのこと。いずれにしても、その能力がユーロで知れ渡ったため、多くのクラブが関心を持つことになったという。 当然ボローニャも来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)を戦うこともあり、カラフィオーリの残留を望んでいる。売却する気はないが、評価額としては4000万ユーロ(約69億円)とのこと。ただ、この価格は今後も上がる可能性はある。 ジョゼ・モウリーニョ監督のターゲットとなってしまったカラフィオーリは、ローマを追いやられたが、バーゼルでのプレーに目を光らせたボローニャは400万ユーロ(約6億9000万円)で獲得しており、一気に10倍もの価値に跳ね上がることに。ユーロでさらに評価を上げ、ビッグクラブへとステップアップを果たすだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】劇的なドラマ! イタリアを救ったカラフィオーリの持ち出しからザッカーニの右足!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="RoycwidfK8o";var video_start = 127;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.28 10:45 Fri2
ストライカー補強検討中のアーセナル、エンケティア売却も視野か…安売りはせず移籍金約101億円に設定
アーセナルはイングランド代表FWエディ・エンケティア(25)の移籍金を設定したようだ。イギリス『talkSPORT』が報じた。 プレミアリーグ2位フィニッシュの今シーズンは、ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツの最前線起用に落ち着いたアーセナル。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスも前にするエンケティアは途中出場をメインとし、公式戦37試合6ゴール3アシストの成績に終わった。 今夏の移籍市場で新たなストライカーを狙うアーセナルは、RBライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ(21)こそ確保に至らなかったものの、依然として補強を検討中。実現するのであればエンケティアの売却もあり得るという。 しかし、生え抜きストライカーをそう易々と放出するつもりはなし。ウェストハムや1年でプレミア復帰のサウサンプトンなどが興味を示すなか、アーセナルは5000万ポンド(約101億3000万円)の値札をつけたという。 また、週給が10万ポンド(約2000万円)を大幅に超えることから、獲得に二の足を踏むクラブが多数の見込み。本格開花が待たれる25歳は新天地行きとなるのだろうか。 2024.06.26 17:47 Wed3
「ユベントス行きはないと思う」ボローニャTDが注目株カラフィオーリらの今後に言及、ザークツィーは「99.9%の確率で出て行く」
ボローニャのテクニカル・ディレクター(TD)を務めるジョバンニ・サルトーリ氏が、オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)とイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)の去就について語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えた。 2023-24シーズンはセリエAを5位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたボローニャ。しかし、チームを躍進させたチアゴ・モッタ監督がユベントスへ向かった上、中心選手の動向に注目が集まっている。 2024-25シーズン移籍市場の幕開けイベントとなるグラン・ガラに出席したサルトーリ氏は、現在ユーロ参戦中のザークツィーについてコメント。ストライカーの移籍を覚悟し、後釜探しに着手していると明かした。 「彼には契約解除条項があるから、99.9%の確率で出て行くだろう。代わりの選手? 我々は何カ月もそのことについて考えてきた。簡単ではないだろうが、彼の代役を見つけられるよう努力するつもりだ。何人か名前が挙がっている」 また、すでにユーロ敗退となってしまったものの、今大会でさらに株を上げたカラフィオーリにも言及。かねてより噂されていたユベントス行きはなく、引き留められないとすればイタリア国外への移籍になるだろうと語った。 「我々は12カ月前に彼と契約したから、市場で何が起こるか様子を見ることになるだろうが、我々の心の中には彼を引き留めたいという意志がある」 「我々は彼を引き留めるため努力するが、重要なオファーが届いたらそれを検討しなければならないだろう。彼がユベントスに行くことはないと思うし、おそらく別(国外)の市場に行くことになるはずだ」 ボローニャでの2年目を終えたザークツィーは、2023-24シーズンのセリエAで34試合に出場し、11ゴール5アシストを記録。4000万ユーロ(約69億4000万円)の契約解除条項が存在するなか、ミランが獲得を進めていたが、代理人の要求する高額な手数料が障壁となり交渉が停滞。マンチェスター・ユナイテッドが接触を図り、アーセナルなども関心を寄せる。 カラフィオーリは2023年夏にバーゼルからボローニャへ移り、センターバックや左サイドバックとしてセリエAで30試合に出場。レアル・マドリーやトッテナム、アーセナルなど多数のイタリア国外クラブからの関心も浮上している。 2024.07.02 15:40 Tue4
今季28戦28発…ギラシーはやはりシュツットガルト退団へ? ドルトムントが獲得本腰か
ギニア代表FWセール・ギラシー(28)はシュツットガルト退団が濃厚か。 今季ブンデスリーガで28試合28得点の28歳ギラシー。昨秋の段階で今夏移籍が浮上していた、脂の乗った素晴らしいストライカーだ。 ドイツのジャーナリスト、フロリアン・プレッテンバーグ氏によると、ギラシーはこの度移籍希望をシュツットガルトに対して明確にし、今後ドルトムント、ミラン、アーセナルによる争奪戦が本格化していくとのこと。一方でチェルシーへの移籍はないという。 時を同じくしてファブリツィオ・ロマーノ氏も自身のXに、「ドルトムントがギラシー獲得へ本腰。1750万ユーロ(約29.9億円)の契約解除条項発動へ進むが、最終段階の重要なステップを超えねばならない」と投稿した。 来季チャンピオンズリーグ(CL)参戦のシュツットガルトだが、日本代表DF伊藤洋輝(25)のバイエルン移籍に続き、主将のドイツ代表DFヴァルデマール・アントン(27)もレバークーゼン行きを含めた売却噂が絶えず。 アントンとギラシーも退団なら、センターラインの再構築を余儀なくされる。 2024.06.24 20:15 Mon5