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ラツィオがイタリアのファシズム指導者として知られるベニート・ムッソリーニ氏の曾孫とプロ契約を締結した。『ロイター通信』が伝えている。
ムッソリーニ氏は第一次世界大戦後に全国ファシスト党を結成し、政権を獲得。その後、ドイツのアドルフ・ヒトラー氏と連携し、枢軸国を形成。イタリアを第二次世界大戦に導いた独裁政治を行ったことで知られる、歴史上の人物だ。
そして、そのムッソリーニ氏の曾孫にあたるイタリア人DFロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ(18)は、先日に自身の公式『インスタグラム』においてラツィオとプロ契約を結んだことを明かした。
「自分のスタート地点を思い返してみると、今回ラツィオと初めてのプロ契約を結び、さらに3年間このユニフォームを着て過ごすことができることをとても嬉しく思うよ」
なお、プリマヴェーラでは右サイドバックとして印象的なプレーを見せているロマーノは、先日にイタリア『IlMessaggero』で、「ラツィオでは自分のプレーだけが評価され、苗字がムッソリーニだという影響はないよ」と、自身のルーツに関して言及していた。
ラツィオに関してはゴール裏に陣取る一部ウルトラスと極右政党との関連があり、過去にも反ユダヤ主義のステッカーを配布した問題でクラブが処分を科された過去もあった。
それだけにロマーノが不適切な形でクラブのアイコンとして扱われる可能性も危惧されるところだ。
2021.03.25 00:20 Thu
ラツィオのプリマヴェーラにイタリアのファシズム指導者として知られるベニート・ムッソリーニ氏の曾孫が在籍していることが判明した。イタリア『IlMessaggero』が報じている。
ムッソリーニ氏は第一次世界大戦後に全国ファシスト党を結成し、政権を獲得。その後、ドイツのアドルフ・ヒトラー氏と連携し、枢軸国を形成。イタリアを第二次世界大戦に導いた独裁政治を行ったことで知られる、歴史上の人物だ。
そして、『IlMessaggero』が報じたところによれば、そのムッソリーニ氏の曾孫にあたるロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ(18)は、現在ラツィオのプリマヴェーラでプレーしているという。
ムッソリーニ氏の孫娘であり、イタリアの政党『フォルツァイタリア』の欧州議会のメンバーでもあるロマーノの母親アレッサンドラ氏はイタリア『Adnkronos』の取材に対して、「それは私には関係ありません。それは息子の人生と彼の事柄であり、息子は干渉を望んでいません」と、事実を認めながらもそれ以上の言及を避けた。
また、右サイドバックとしてプレーするロマーノをラツィオのアカデミーで指導していたマウロ・ビアンチェッシ監督は、イタリア『La Repubblica』で同選手の人となりについて言及している。
「彼は2年間プレーしていなくても、文句を言うことのない謙虚な青年で、私は彼のことが好きだよ」
「彼はまだ成熟したプレーヤーではないが有望に見えるよ」
「私は彼の両親と話したことがない。重要なのはプレーヤーがプレーするに値するかどうかだけだ。他には何もないよ」
その血筋を考えれば、今後ロマーノに単なるフットボーラーとして以上の好奇の目が注がれることは想像に難くないが、それに心を紛らわせることなく順調にステップアップを図ってほしいところだ。
2021.02.03 23:15 Wed