川﨑修平

Shuhei KAWASAKI
ポジション FW
国籍 日本
生年月日 2001年04月28日(24歳)
利き足
身長 168cm
体重 66kg
ニュース 人気記事 クラブ

川﨑修平のニュース一覧

11日、明治安田J1リーグ第16節の東京ヴェルディvs湘南ベルマーレが味の素スタジアムで行われ、アウェイの湘南が0-2で勝利した。 前節、横浜FCに2-0で勝利し11位に浮上した東京V。ホーム3連勝とともに今季2度目の連勝を目指した中4日の一戦では先発3人を変更。宮原和也、稲見哲行、松橋優安に代えてサスペンション 2025.05.11 17:02 Sun
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東京ヴェルディのMF松橋優安が、原点回帰あるいは新たなアタッカー像を模索している。 前節、中2日の過密日程、多くの離脱者という逆境を乗り越え、横浜FCとの4連戦ラストマッチを2-0で勝利した11位の東京V。 その“総緑戦”となった一戦ではいずれも今季リーグ初先発でクリーンシートに貢献したDF深澤大輝、MF稲 2025.05.10 22:05 Sat
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6日、明治安田J1リーグ第15節の東京ヴェルディvs横浜FCが味の素スタジアムで行われ、ホームの東京Vが2-0で勝利した。 14位の東京Vは前節、浦和レッズとのアウェイゲームで0-2の敗戦。4試合ぶりの失点と敗戦を喫した。その一戦から中2日で臨んだホームゲームでは先発6人を変更。サスペンションの谷口栄斗、負傷の千 2025.05.06 18:05 Tue
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3日、明治安田J1リーグ第14節の浦和レッズvs東京ヴェルディが埼玉スタジアム2002で行われ、ホームの浦和が2-0で勝利した。 4位の浦和は前節、サンフレッチェ広島を1-0で破って4連勝を達成。川崎フロンターレのACLE参戦に伴い第13節が後ろ倒し開催となる影響で中7日と休養十分で臨んだ今節は2016年以来のリ 2025.05.03 17:06 Sat
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東京ヴェルディが前ラウンドに続く厳しい戦いを制し、YBCルヴァンカップ3回戦進出を決めた。 16日、東京Vはソユースタジアムで行われたJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド2回戦でブラウブリッツ秋田と対戦。延長戦までもつれ込んだ120分の激闘を2-1で勝利した。 直近のリーグ戦でヴィッセル神戸に0-1 2025.04.17 07:50 Thu
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東京ヴェルディのニュース一覧

17日、明治安田J1リーグ第17節のサンフレッチェ広島vs東京ヴェルディがエディオンピースウイング広島で行われ、ホームの広島が2-1で逆転勝利した。 5位の広島は前節、ガンバ大阪とのアウェイゲームを1-0で勝利。2試合連続のウノゼロ勝利によって4連敗から今季初の3連勝で上位に返り咲いた。4連勝を目指すホームゲーム 2025.05.17 16:03 Sat
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【明治安田J1リーグ第17節】 2025年5月17日(土) 14:00キックオフ サンフレッチェ広島(5位/26pt) vs 東京ヴェルディ(14位/20pt) [エディオンピースウイング広島] ◆4連勝で勢いに乗りたい【サンフレッチェ広島】 前節はアウェイでのガンバ大阪戦で0-1と勝利。数的不利の 2025.05.17 11:40 Sat
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Jリーグ200試合出場を達成した東京ヴェルディの司令塔が、気持ち新たに上位浮上を目指すチームを牽引していく。 東京ヴェルディジュニアから緑の名門のアカデミーで研鑽を積み、ユース在籍時の2018年に天皇杯の浦和レッズ戦でトップチームデビューを飾ったMF森田晃樹。 トップチームに正式昇格した2019シーズンのJ 2025.05.16 16:00 Fri
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東京ヴェルディの城福浩監督が、17日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1リーグ第17節のサンフレッチェ広島戦に向けた会見を実施した。 現在14位の東京Vは前節、ホームで行われた湘南ベルマーレ戦で0-2の敗戦。ホーム3連勝とともに今季初の勝ち越しのチャンスを逃した。 その悔しい敗戦からのバウン 2025.05.16 15:00 Fri
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Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed
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原点回帰の2列目で存在感示し始めた東京VのMF松橋優安「昔を思い出しながらも、求められているものを継続し結果を残したい」

東京ヴェルディのMF松橋優安が、原点回帰あるいは新たなアタッカー像を模索している。 前節、中2日の過密日程、多くの離脱者という逆境を乗り越え、横浜FCとの4連戦ラストマッチを2-0で勝利した11位の東京V。 その“総緑戦”となった一戦ではいずれも今季リーグ初先発でクリーンシートに貢献したDF深澤大輝、MF稲見哲行。久々の出場でプロ初ゴールを挙げたFW熊取谷一星が、先制点を挙げたFW染野唯月とともに勝利の立役者としてスポットライトを浴びる形となった。 一方、開幕節の清水エスパルス戦以来のリーグ先発となった背番号19も、先制点の起点を含めチームに勢いをもたらすプレーを見せた殊勲者の一人だった。 36分に染野が決めた先制点の場面では相手陣内右サイドのタッチライン際でMF翁長聖から縦パスを受けると、胸トラップからの巧みな浮き球コントロールで内側にドリブルで切り込み、一度は相手DFに引っかかりながらも味方に繋いだボールが最終的に染野のヘディングシュートに繋がった。 また、前々節の浦和レッズ戦で立ち上がりが課題となったなか、この試合ではほぼファーストプレーで背後への抜け出しから松橋が開始早々に放ったファーストシュートがチームに勢いをもたらした。 「ゲームの入りの部分からいい守備やゴールに向かうプレーで自分たちの流れに持って行こうという部分で、その後もコーナーを取れていい入りはできました」 「まずはいい守備から入る部分は心掛けていましたけど、攻撃はどんどん背後や仕掛けの部分は出していこうという意識はありました。それがまさに出て、得点に繋がったのは良かったと思います」 攻撃面の仕事を淡々と振り返った松橋。守備面ではDF福森晃斗、DF新保海鈴と左足に特長を持つ相手のストロングに対して、アグレッシブ且つ繊細な対応を続けた末、「プロフェッショナルな判断」によって後半立ち上がりにFW川﨑修平との交代でピッチを後にした。 久々の先発出場ということもあり、より長い時間プレーしポジション奪取へアピールしたい気持ちがあったことは間違いないが、“バトンを繋ぐ”重要性を誰よりも理解する選手の一人だけに、出し切った上での交代に一切の後悔はなかったという。 「ハーフタイム時点では問題なくて、後半立ち上がりの部分で出る時にちょっと足にきているというのは伝えていました。もうスタメンを伝えられた時から前半から出し切る気持ちで、時間なんて気にしないという気持ちでやっていたので、そこで出し切れたというのはプラス。普段スタメンで出ている人たちがベンチに控えていたので、自分は本当に出し切って、バトンを繋ぐだけという意識だったので、そこはいい流れができたと思います」 この試合ではユースの先輩でもある深澤ら出場機会に飢えた選手たちが、過密日程と離脱者というチームにとっての逆境において奮闘。森下仁志コーチが主導するエクストラ(個別トレーニング)で培ってきたものを遺憾なく発揮した。 昨季始動時はフィールドプレーヤーの序列の最後尾という立ち位置ながら、頭から湯気を出し続けて自身の立ち位置を確立した23歳は、感慨とともに改めていい刺激を受け取った。 「特に、(深澤)大輝くんなんかは去年からエクストラをやり続けている選手の1人です。正直一緒にスタメンで出るとなった時に個人的にすごく楽しみというか、自分もスタメンが久々でしたし、一緒に戦って絶対勝ちたいという気持ちが心から湧き上がってきました。本当にチームとしても素晴らしい影響だったと思いますし、自分にとっても特別な試合になりました」 チームとしても個人としても、いいきっかけを掴めそうな勝利を経て、今後は激化するポジション争いのなかで自身の課題にも目を向ける。 昨季とシーズン序盤戦はウイングバックでのプレーがメインだったが、ここ最近はアカデミー時代やプロ入り後も主戦場としてきた2列目のポジションでの起用が増え始めている。 ある意味では原点回帰、城福浩監督の薫陶を受けたなかでの新たな松橋優安のアタッカー像という部分でも今後の成長に期待が集まる。 松橋自身も「シャドーは相模原の時にずっとやっていたポジションなので、自分のなかでいい感覚がありますし、イメージもいいものは持っています。ここ最近はそこで使ってもらうことが多いですし、昔を思い出しながらも、ここで求められている守備の部分だったりは継続しつつ、結果を残していきたいという感じです」と、ポジティブに取り組んでいる。 「(守備で)前からの圧力というのは常に言われていますし、そこで圧力をかけることや靴一足分寄せることによって、相手のプレーの選択も狭まると思いますし、後ろの選手たちもやっぱり楽に守備できる。前で出る時は本当に前から追いかける、ボールを奪いに行くという強い気持ちで追いかけています」 「同時に前目のポジションは数字の部分が求められると思いますし、徐々にゴールに近づく、繋がるプレーというのは増えてきているので、そこでの質をさらに高めて数字を残していきたいです」 さらに、黙々と求められる仕事をこなす“職人”的な印象もある23歳に求めたいのは、内に秘めた情熱を含め周囲を動かすコーチングやパーソナリティの部分だ。 松橋自身も「自分がやるのは当たり前ですけど、周りにも言えるように要求していけるようにというのは、もっと自分のなかで必要になってくる」、「周りと連携しながら、周りも動かせるような選手になっていければ、もう1個上の段階へのステップに上がっていける」と、より意識を高めている。 そんななか、チームは11日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第16節で湘南ベルマーレと対戦。ホーム3連勝とともに上位浮上に向けた勝ち点3奪取を狙う。 チーム自体は昨季の公式戦3試合で1勝2敗と負け越した相手であり、とりわけ味スタで行われた前回対戦では0-2のスコア以上に力の差を見せつけられた。 一方で松橋はスタメン出場した天皇杯(0-1●)ではウイングバックでの起用ではあったが、攻撃面でよりアグレッシブなプレーをみせ、何かを掴んだ印象もあった一戦でもあった。 「確かに攻撃の部分でいい感覚を掴めてきたきっかけとなった試合でもあったので、そこはいいイメージはあります」と昨季の対戦を振り返ったが、「今年はまた状況も違いますし、間違いなく簡単に勝てる相手ではないと思うので、短い時間でしっかりいい準備をしていきたいです」といいイメージは持ちつつも、チームの勝利に向けて普段通り自身が持てるすべてを捧げる。 2025.05.10 22:05 Sat
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東京Vが善戦の秋田に大苦戦も木村勇大の土壇場弾で持ち込んだ延長戦を福田湧矢のゴールで制す【YBCルヴァンカップ】

16日、YBCルヴァンカップ 1stラウンド第2回戦のブラウブリッツ秋田vs東京ヴェルディがソユースタジアムで行われ、アウェイの東京Vが延長戦の末に1-2の勝利を収めた。 1回戦では愛媛FCとのJ2勢対決を制した秋田。ホーム開催となった2回戦ではJ1チームと対戦。リーグ前節はRB大宮アルディージャに1-2と競り負けて連敗中のチームはその一戦から畑橋拓輝、藤山智史を除く先発9人を変更。直近のJ2MVPに選出された小松蓮はベンチを外れ、古巣対戦の佐川洸介がスタメンを飾った。 一方、初戦ではJ3のAC長野パルセイロをPK戦の末に下した東京V。今ラウンドはJ2勢相手に公式戦6試合ぶりの白星を狙った。直近のヴィッセル神戸戦を0-1で落とし、バウンスバックを図ったチームは綱島悠斗、染野唯月を除く先発9人を変更。古巣対戦の千田海人が復帰したほか、鈴木海音、食野壮磨、稲見哲行、川﨑修平が今季公式戦初スタメンとなった。 立ち上がりは長いボールが飛び交う形に。そのなかで序盤に左右のCKを獲得した東京Vは食野のミドルシュート、山見大登のクロスに綱島悠斗が頭で合わせて際どい場面を創出する。 立ち上がり以降は秋田も石田凌太郎、佐藤大樹の両サイドの果敢な縦への仕掛け、ロングスローやセットプレーで押し返し、試合はイーブンの展開に。 互いにボールの前進のところで苦戦してクローズな状況が続いたが、ホームの秋田が狙いを持った崩しから先制点を奪う。33分、ロングボールを味方が競り勝って繋いだボールを佐川が前線で収めて左の佐藤に展開。得意の左足から正確なグラウンダークロスがGKとディフェンスラインの間に流し込まれると、ファーに走り込んだ石田のワンタッチシュートがニア下を抜けてゴールネットに吸い込まれた。 一瞬の隙を突かれて先手を奪われた東京Vはこれで目が覚めたか、よりアグレッシブにゴールを目指す。右サイドで果敢に仕掛けた山見の二ア下を狙った左足シュート、36分にはセットプレーの二次攻撃からボックス左でこぼれに反応した鈴木が決定的な左足シュートを放ったが、これはGK矢田貝壮貴が見事な寄せと反応で阻止。 ようやく押し込む形を作り出したアウェイチームは前半終盤にかけて猛攻を仕掛けたが、川﨑の強引なカットインからの右足シュートは枠の左隅を捉えるも、再びGK矢田貝の好守に。ボックス内での山見らのシュートもことごとく身体を張ったブロックに遭い、前半のうちに追いつくことはできなかった。 迎えた後半、東京Vは鈴木と松橋を下げて谷口栄斗、新井悠太を同時投入。ハーフタイムでの指揮官からの激しい檄もあったか、アグレッシブに試合へ入る。開始直後にはボックス中央で川﨑の頭での折り返しを収めた山見がシュートに持ち込むが、ブロックに遭う。 ただ、立ち上がりの勢いを継続できず、細かいミスからリズムを失うアウェイチーム。54分には稲見に代えて平川怜を投入した。この交代後から徐々にテンポを上げて左の新井の仕掛けを突破口に攻撃の形を見いだす。その流れで翁長聖や川﨑がボックス右でボレーシュートを放つが、枠を捉え切れず。 これに対して防戦一方の秋田も66分に2枚替え。前線で奮闘した佐川、ゴールスコアラーの石田を下げて畑潤基、大石竜平をピッチに送り込んだ。 ゴールまであと一歩という場面が続く東京Vは68分、翁長を下げてエースの木村勇大を投入。両ウイングバックに山見、新井を配した攻撃型の布陣でゴールをこじ開けにかかる。75分にはボックス付近でルーズボールに反応した染野のシュートがボックス内で相手DFの手に当たってPKを獲得。だが、キッカーの木村が右を狙って蹴ったシュートはポストを叩いて痛恨の失敗に。 このPK失敗を境に流れは再び秋田に。守備での出足、球際の粘りで相手の攻撃を撥ね返すと、奪ったボールを冷静に相手陣内深くに運んで時計を進める。 だが、下部カテゴリー相手に負けられない東京Vが土壇場でJ1の意地を見せた。5分が加えられた後半アディショナルタイムの92分、右サイドで仕掛けた福田湧矢がゴールライン際までえぐってグラウンダーで折り返したクロスはゴール前でDFのブロックにあったが、ボックス中央で収めた木村が絶妙な左足反転シュートをゴール左隅に流し込み、自らのPK失敗を挽回する土壇場での同点ゴールとした。 結局、1-1のスコアのまま試合は延長戦に突入。延長の入りこそ互いに勢いを持って入ったが、時間の経過とともに膠着状態に陥る。 延長後半の立ち上がりには秋田がセットプレー流れから諸岡裕人の低弾道のミドルシュートでゴールへ迫るが、これは惜しくも左ポストを叩いた。 以降もホームチームの時間帯が続いていたが、最後の最後にアウェイチームがゴールをこじ開けた。延長後半の118分、右サイドのスペースで一気に縦へ仕掛けた宮原和也がボックス内まで持ち込んでグラウンダーの高速クロス。これはDFのブロックに阻まれたが、染野が相手のクリアをブロックしてゴール前にこぼれたボールに秋田守備陣がお見合いの形になると、木村のヘディングでの落としに反応した福田がゴール左隅に蹴り込んだ。 その後、GK矢田貝の攻撃参加で秋田が見せ場を作ったが、試合はこのままタイムアップ。秋田との120分の激闘を制した東京Vが2-1で勝利した。 なお、2回戦突破を決めた東京Vは5月21日に予定される3回戦でJ1のアルビレックス新潟と対戦する。 ブラウブリッツ秋田 1-2 東京ヴェルディ 【秋田】 石田凌太郎(前33) 【東京V】 木村勇大(後47) 福田湧矢(延後13) 2025.04.16 21:39 Wed
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東京Vで再起図るFW川﨑修平が意気込み「どん底に一回落ちたので、ここからもう一回はい上がる」

東京ヴェルディにポルティモネンセから期限付き移籍で加入したFW川﨑修平(23)が新天地での再起へ意気込む。 川﨑は大阪府出身で、ガンバ大阪の下部組織育ち。2020年にトップチームに昇格し、2021年夏にポルティモネンセへ完全移籍した。 ポルティモネンセではファーストチームでの出番はなく、2023年にヴィッセル神戸に期限付き移籍。2024年7月からはラトビア1部のヴァルミエラFCに期限付き移籍。トップチームでは公式戦12試合に出場し1アシストを記録していた。 その後、昨年末のタイミングでポルティモネンセへローンバックしたが、保有元のクラブで居場所はなく去就は不透明な状況に。 そんななか、ガンバ大阪U-23時代に指導を受け、現在は東京Vでコーチを務める森下仁志コーチの存在などもあり、今年3月初旬に東京Vに練習参加。10日に行われた清水エスパルスとのトレーニングマッチでは1アシストも記録。同試合後に一度チームを離れたものの再合流し、3月31日付けで期限付き加入が発表された。 なお、Jリーグの第1登録期間(~2025年3月26日)を過ぎての加入発表となったが、クラブ間・個人間の合意に加えて、諸々の申請手続きは期限内に完了し、Jリーグの選手登録も承認。国際移籍証明書(ITC)の問題によって発表のタイミングだけが遅れていた。 晴れて東京Vの一員となった川﨑は2日のトレーニング後に初めて囲み取材に応じ、「僕自身なかなか去年はあまりいいとは言えない環境というか立場でした。ヴェルディでチャンスをもらえるということで、今はすごく向上心というか、野心を持ってやっていきたいなという気持ちでいっぱいです」と新天地での意気込みをまずは語った。 移籍の経緯に関しては同日に行われたクラブハウスの会見にて、城福浩監督がより詳細について以下のように触れている。 「まず彼が非常に難しい立場にいるというのは、我々の人脈の中で掴んでいました。プロ選手としてサッカーに没頭できるような環境というのを探しているという言い方がいいか、そこが非常に不安定な状況だったので、これはもう海外のクラブに所属している以上、そこのルールに逸脱しないようにしっかり確認を取りながら、練習に参加してもらったというのが最初です」 「我々はあくまでも彼の力量をまず見極めたい。このチームで戦力となり得るかどうかをしっかり見極める。そういう時間が欲しかったですし、もちろんそれには彼が何年単位で90分の試合をやっていないとか、直近でどういう体の動かし方をしていたかというのは承知の上で、そのコンディションを見ながら加味しながら、彼がこのチームの戦力となり得る。その素養を持った選手かどうかというのを見極める期間がありました」 「我々の足りないピースを埋めてくれる1人になり得るというふうに判断したので、あとは海外のクラブとの交渉になるので、これは非常に難しい交渉だったと思いますが、強化部がいろいろと奔走してくれて、このチームに登録をするに至った。これはクラブ全体が努力してくれた結果だなと思っています」 また、指揮官は獲得を決断した理由について、「あくまでも大事なのは彼がこのチームの戦力となり得るかどうか。そこはフラットに我々が見たと。コンディションが上がっていくことを前提としてですけれども、十分になり得るという判断をしたということが一番大きい」と純粋にチームの戦力になり得ると判断した。 「(評価しているポイントは)技術。特にゴール前のアタッキングサードの技術は形を持っていますし、簡単にはボールを失わない。フィニッシュも枠を捉えられる力を持っている。アタッキングサードで冷静な判断ができる。そのためのジャストなコントロールができる。そういう技術を持ち合わせているという意味では、なかなか教えられないものを持っているので、早くコンディションを上げてもらって、我々が得点の必要なシチュエーションの時には、すぐにアジャストしてくれるのではないかなと思います」 「ただ、ご存知のように、このチームは交代選手がどういう状況であっても守備をしなくていいということではないので、そこをクリアさえすれば彼の良さというのはチームに活かせると思います」 それに加えて、昨季フィールドプレーヤー序列の最後尾から最終的に重要な戦力の一人となったMF松橋優安を例に挙げて、苦しい日々のなかでサッカー選手としてのハングリーさを前面に押し出す23歳の姿勢がチームにとって良い刺激になると考えている。 「おそらくは去年の松橋優安よりもはるかに難しい立場で、サッカーをやって生活をするということが、どれだけありがたいかを思い知るという言い方がいいか。それを痛感しながらピッチに立つような状況になっている選手の1人。このチームにとっては原点を思い出すのに非常にありがたいです」 「別にそれを利用するわけではないけれども、彼は本当に心底ボールを追いかけられる。それで生活ができることのありがたさを感じていると思いますし、まさにはい上がっていこうというメンタリティを持っている。スタート位置は去年の松橋優安よりも難しい状況だったと認識していますけれども、まさに彼がそういう姿勢を見せてくれることで周りが常に自分たちの原点に立ち返える。それを思い出させてくれる選手の1人になるであろうということも、我々は確信を持てたので、契約する方向でクラブにお願いしました」 初の海外移籍となったポルトガル、昨年の約半年間プレーしたラトビアでは度重なる負傷を含め多くの苦難を経験した川﨑だが、「すべて自分自身の問題。ただ、それを無駄にはしたくないですしそういうのも経験なので、これからですね」と、単なる苦労と受け取ることなく、それを糧に再起へ前を向く。 「海外に行って1年2カ月ぐらいで鎖骨を骨折してヒザもやってしまい、ポルトガルでは1年ぐらいプレーできなかったです。それでも、やるべきことをずっと折れずにやってきました。去年もなかなかいい立場ではなくても諦めずにやっていたというのは、諦めずにやっていれば何かがあるなと思っていたからです。ヴェルディでやらせてもらうチャンスもいただけましたし、そういうどん底に一回落ちたので、ここからもう一回はい上がるという気持ちはずっと持っています」 覚悟を持って加入した新天地では「僕は全然自分からいかないですね」と人見知りではあるものの、森下コーチに加え、G大阪下部組織出身の同期であるMF食野壮磨やG大阪時代の先輩であるMF福田湧矢、中学生の時代から知るFW木村勇大と旧知の存在。コミュニケーション能力に優れる若手の“ガツガツさ”にも救われ、すんなりと馴染めているという。 そして、「僕の一番の出発地点」と語る森下コーチの指導の下、本来の自分を取り戻しつつ、東京Vで自身が足りないと感じる課題を克服したい考えだ。 「そこ(G大阪時代)が僕の一番の出発地点というか、一番そこでやっていたものが、今の自分を作り上げてきたので、また初心に戻って、森下さんのもとでやれるということで、すごくワクワクしています」 「あのときはすごく練習量が多かったですし、あのときをもう一回ここで思い出すというか、ここでやれれば、僕自身また成長につながると思います」 「成長できる部分では走るところでも僕自身はまだまだ足りないと思いますし、そこを伸ばしていきたい。守備の強度であったり、球際でガツンと行くところは自分のものにできる。それも技術だと思うので、巧さや戦う部分は全然足りないなと思うので、伸ばしていけるなと思います」 最後の公式戦はヴァルミエラでプレーした昨年11月が最後。約4カ月ぶりの実戦となった清水とのトレーニングマッチでは1アシストを記録した一方、「あの時は久しぶりのサッカーだったので、あまり僕自身は全く満足いってなかった」と振り返る。 それでも、「ここ最近はやっと練習ができてコンディションも上がってきています。ヴェルディではすごく強度が高くてやれているので、いい感じになっています」と、プレーできる準備は整っている。 現状ではシャドーを主戦場に、ビハインドや同点の状況での途中投入という限定的な起用が見込まれるが、指揮官が新たな攻撃オプションとして期待するアタッカーはサッカーができることの感謝、再起への野心を胸に新天地での活躍を誓った。 「ヴェルディは戦うという基準がすごく高くあるので、そこにプラスして僕が攻撃の良さをチームに加えられたらなと思っています」 「やっぱりゴールやアシスト。結果にこだわってやりたいなと思います」 チームは5日、中2日で行われる3連戦最後の明治安田J1リーグ第9節の横浜F・マリノス戦に臨むが、再起に燃える23歳FWのデビューとなるか。 2025.04.04 18:42 Fri
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「次のステップに行くため」ブレイクスルー期す東京VのFW木村勇大、神戸戦へ「ここでひとつ自分が変わるためにも頑張りたい」

東京ヴェルディの背番号10が古巣対戦でのブレイクスルーを期す。 東京Vは前節、3連戦の最終戦となった明治安田J1リーグ第9節の横浜F・マリノス戦を0-0のドローで終えた。 この3連戦では2試合でクリーンシートと開幕からの課題だった守備に関して改善が見受けられ、いずれの試合でも勝ち点3を得てもおかしくない内容ではあった。だがしかし、3試合2得点と攻撃面ではアタッキングサードでの精度・判断の質に課題を残した。 そんななか、1勝4分けで5戦無敗の13位のチームは4試合ぶりの白星を目指し、12日に味の素スタジアムで行われるJ1第10節では1試合未消化ながら16位に低迷するヴィッセル神戸と激突する。 京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入した昨季はJ1初ゴールを含めキャリアハイの10得点を記録し、東京Vの6位フィニッシュに貢献したFW木村勇大。 今季はチームとともに序盤戦で悔しい思いをしたが、第5節のアルビレックス新潟戦で待望の初ゴールを記録すると、以降はゴールこそ奪えていないものの、攻守両面で徐々に昨季の躍動感を見せ始めている。 ゴールレスドローに終わった横浜FM戦でも最終的に際どいオフサイドで“幻”にはなったが、会心のヘディングシュートでゴールネットを揺らす見せ場も作っていた。 「次はゴールになってほしい」と語った木村だが、「ちょうどライン間で自分が浮いていたので、そういう状況をいかに作れるか。次の試合も相手に捕まらないように浮きながら狙い続ける。クロスへの入り方というのも意識し続けて狙っていきたい」と、プレシーズンから取り組む形のフィニッシュに少なからず手応えを感じている。 3連戦ではほぼフル稼働ながら、関西学院大学の同期で長期離脱中のFW山田剛綺の想いも背負って、より意識を高めるハードワーク、守備面の貢献は試合ごとに高まっている。 「きつい部分もありますけど、自分はあまり休み過ぎると体が重くなるので、連戦の方がいいですね。最後にかけてコンディションも上がっていった」と今後の連戦に向けても頼もしいコメントを残した185cmのストライカーは、「もちろん好きではないですけど…」と偽らざる本音を口にしながらも最前線で攻守にチームを牽引する覚悟も芽生えている印象だ。 「一回スタメンを外れて、(山田)剛綺が頑張る姿を見て、自分は点を決めることに力を注ぎたいという考えがやっぱりありましたけど、このチームでサッカーをやる限り、まず守備でというところ。チームのためにやるしかないので、そこの意識はすごく上がっています」 「走行距離とかを見てもすごく(数値が)上がっていて、チームのために戦い続けるなかでチャンスが来ると思うので、それを信じてハードワークしたい。戦う姿勢を見せるというのは、後ろに勇気を与えることにもなると思いますし、そういう姿勢がどこかでボールをゴール前で呼び込むと思うので、それを信じてやり続けます」 良い守備から良い攻撃というチームコンセプトをより深く理解し、ひとつ殻を破った感のある緑の背番号10は、指揮官がチームとして課題に挙げる得点力不足解消に向けてもブレイクスルーを期す。 昨季のブレイクによって開幕から相手の徹底マークを受けており、相手を背負っての鋭いターンからの推進力あるプレーはここまで鳴りを潜める。加えて、今季のレフェリング基準の変更の影響もあってか、不可解なオフェンスファウルや明らかなファウルを見逃されるケースも散見され、木村自身も「結構フラストレーションは溜まっています」と思うところはあるという。 それでも、「次のステップに行くため」と改善を示す守備同様に、攻撃に関しても意識の部分でポジティブな切り替えが意識できている。 「もちろん対策されていますし、相手もそれをさせないような距離感で守ってきたりとか、入れ替われる瞬間にファウルで止められたりとかという部分が多い。対策されるのは去年の自分の活躍が認められているということだと思うので、そこを上回れるように、ファウルでも止められないぐらいの馬力を身につけたい。そういう対策を上回れるというのが、次のステップに行くためだと思っています」 「去年だったら浮いていたポジションでも、今年は絶対にDFが1人ずっと付いてきていたりとか、自分に入ったときのカバーとプレスバックとかもすごく速いですし、明らかにそういう部分は感じますけど、そこを超えてこそ。そこに対する打開策も考えつつ、自分の良さを失わないようにしつつ、すごく難しいですけど、ここでひとつ自分が変わるためにも頑張りたいです」 得点を奪う上では個人としての改善だけでなく、チームとしての共通認識、連携の精度を高めていくことも重要。 「絶大な信頼を持っています」と今季初ゴールに横浜FM戦の決定機を演出したFW染野唯月とのホットラインに加え、ここに来てボランチで存在感を示すMF平川怜、中学時代に関西のトレセンで共演経験もある新加入のFW川﨑修平とのより良い関係性の構築も図っている。 「(平川は)ボールを持てる選手なので、彼がフリーで前を向いたときには必ず動き出せるようにしたいですし、それが彼に選択肢を与えることにもなる」 「彼(川﨑)もパスを出せる選手で、感覚的にも近い部分がある。一緒に出た際には彼の良さを引き出せるように、自分も引き出してもらえるように、そこはやっていきたいなと思います」 決意新たに今季2点目、チーム4戦ぶりの白星を目指す神戸とのホームゲーム。 ヴィッセル神戸U-12、U-15とアカデミー時代を過ごした古巣対戦に向けて木村は「もちろんクオリティがあるチームなので、チャンスは余計に減ると思いますけど、どうにかして決められるチャンスを、自分としてもチームとしても作っていければと思います。守備のところは引き続きしっかりハードワークして失点をなくせるようにしていければ。ワンチャンスが来たらモノにできるように準備したいです」と、恩返しの一発を狙う。 2025.04.11 17:05 Fri

川﨑修平の移籍履歴

移籍日 移籍元 移籍先 種類
2025年12月31日 東京V ポルティモネンセ 期限付き移籍終了
2025年3月31日 ポルティモネンセ 東京V 期限付き移籍
2025年3月30日 ヴァルミエラ ポルティモネンセ レンタル移籍終了
2024年7月19日 ポルティモネンセ ヴァルミエラ レンタル移籍
2023年12月31日 神戸 ポルティモネンセ 期限付き移籍終了
2023年1月9日 ポルティモネンセ 神戸 期限付き移籍
2021年8月26日 G大阪 ポルティモネンセ 完全移籍
2020年2月1日 G大阪 昇格

川﨑修平の今季成績

YBCルヴァンカップ2025 1 90’ 0 0 0
明治安田J1リーグ 6 108’ 0 0 0
合計 7 198’ 0 0 0

川﨑修平の出場試合

YBCルヴァンカップ2025
2回戦 2025年4月16日 vs ブラウブリッツ秋田 90′ 0
1 - 2
明治安田J1リーグ
第8節 2025年4月2日 vs FC東京 メンバー外
2 - 2
第9節 2025年4月5日 vs 横浜F・マリノス ベンチ入り
0 - 0
第10節 2025年4月12日 vs ヴィッセル神戸 13′ 0
0 - 1
第11節 2025年4月20日 vs 川崎フロンターレ 8′ 0
0 - 0
第12節 2025年4月25日 vs セレッソ大阪 ベンチ入り
1 - 0
第13節 2025年4月29日 vs ファジアーノ岡山 8′ 0
0 - 1
第14節 2025年5月3日 vs 浦和レッズ 18′ 0
2 - 0
第15節 2025年5月6日 vs 横浜FC 37′ 0
2 - 0
第16節 2025年5月11日 vs 湘南ベルマーレ 24′ 0
0 - 2
第17節 2025年5月17日 vs サンフレッチェ広島 ベンチ入り
2 - 1