トーマス・クリスティアンセン Thomas Christiansen

ポジション 監督
国籍 デンマーク
生年月日 1973年03月11日(51歳)
利き足
身長
体重
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【日本代表プレビュー】全ての面でレベルアップを、10月の自分たちを上回れるか《国際親善試合/日本vsパナマ》

13日、国際親善試合で日本代表はパナマ代表と対戦する。 約1年ぶりの代表活動となった10月のオランダ遠征では、史上初となるオールヨーロッパ組で臨み、カメルーン代表に0-0のゴールレスドロー、コートジボワール代表に1-0で勝利を収めた。 かつてないほど活動期間が空いてしまった中で、しっかりと2試合を無失点に抑えた守備陣は素晴らしい出来だったと言える。ヨーロッパのクラブでも主力を務める攻撃陣をシャットアウトした守備は大きなピンチを招くこともなかった。 一方で、攻撃陣は不発に。コンビネーションという点では、やはり1年のブランクは大きく影響する。カメルーン戦よりもコートジボワール戦の方がアジャストしていたが、まだまだ出し手と受け手の関係は改善の余地があるように見えた。もう少し積極的にゴールを目指すプレーを今回の2試合では見たいところだ。 <span class="paragraph-title">◆1カ月前の課題と収穫を確認へ</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/japan20201113_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©JFA<hr></div> オーストリアでの初戦となるパナマ代表戦は、その10月の活動で見つかった課題と収穫をしっかりとチームとしてピッチ上で表現できるかの確認の場となる。 チーム全体でのトレーニングはわずか2日。準備期間はほとんどなかったが、「ミーティング等々で奪ったボールを確実に攻撃に繋げるとか、最後フィニッシュまで持っていくためにクロスの部分を合わせる、アタッキングサードで最後相手のディフェンスラインを突破するために出し手と受け手の判断を共有する、シュートまで持っていくというのは、選手も意識してくれたと思う」と、ミーティングや少ないトレーニングでしっかりと確認はしていると森保一監督は前日会見で語った。 前述の通り守備陣は無失点を継続すること、さらにボールの奪いどころを明確にし、スムーズに攻撃に繋げるところを見せてもらいたい。 一方で攻撃陣は不発に終わった2試合を踏まえ、しっかりと得点に絡むパフォーマンスを見せてもらいたいところ。コンビネーションという部分では、10月よりも感覚として掴めている部分もあるはずだ。攻撃陣のゴールに期待した。 <span class="paragraph-title">◆新監督の3試合目</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/japan20201113_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©JFA<hr></div> 対するパナマ代表は、10月にコスタリカ代表と国際親善試合を2試合行い、1-0で連勝を飾った。8月に就任したばかりのトーマス・クリスティアンセン監督にとって初めての実戦となったが、パナマ国内の状況が非常に深刻であり、難しい状況での連勝は地力があるという証拠だろう。 前日会見でクリスティアンセン監督は「パナマ代表は新型コロナウイルスの影響でトレーニング、試合をできていない中でコスタリカ戦を迎えた」とコメント。「パナマは国内リーグが完全にストップしてしまった数少ない国」と明かしており、コンディションや試合勘がない中での試合だったことを明かしていた。 そのパナマだが、今回はヨーロッパでプレーする選手を中心に構成。コンディション面では問題ないと思われるが、クリスティアンセン監督としては初めて起用する選手が増えることとなる。「ポゼッションを高めて、試合の流れを自分たちの望む方向に進んでいけるような試合運びを最終的には理想としている」と語るように、ボールを握ってイニシアチブを取ることを目指しているとのこと。日本としては、いかにプレスを掛けてショートカウンターを効果的に出せるかが注目だ。 森保監督は気になる選手としてMFアブディエル・アヤルサ(シエンシアーノ)を挙げ「2列目からの上がりはすごく印象的で、気をつけなければいけないと思います」とコスタリカ相手に2点を記録した飛び出しを警戒すると語った。 <span class="paragraph-title">◆予想スターティングメンバー[4-2-3-1]</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/japan20201113_1_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©JFA<hr></div> GK:権田修一 DF:酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、長友佑都 MF:橋本拳人、柴崎岳 MF:伊東純也、南野拓実、原口元気 FW:鈴木武蔵 監督:森保一 パナマとの一戦はこれまで通り[4-2-3-1]で臨むと予想。守備神を務めるのは権田修一(ポルティモネンセ)になるだろう。クラブでは出場機会がなく、今回招集されたメンバーで唯一今季試合でプレーしていない状況。しかし、日本代表では6試合連続無失点を記録しており、この試合でもクリーンシートが期待される。 最終ラインもいつもの顔ぶれ。酒井宏樹(マルセイユ)、吉田麻也(サンプドリア)、冨安健洋(ボローニャ)、長友佑都(マルセイユ)が並ぶと予想する。長友は出場すれば1年ぶりの代表戦となるが、経験をベースとした“長友ここにあり”というプレーを披露してもらいたい。無失点に抑えることをベースに、マルセイユの両翼には攻撃面で積極的なプレーを見せてもらいたいところだ。 ボランチのコンビは軸となる柴崎岳(レガネス)とロシアで奮闘する橋本拳人(FCロストフ)のコンビを予想する。クラブでは1列前でプレーする橋本だが、ボール奪取力にも定評がある。柴崎とのバランスも必要だが、プレスでのボール奪取から前線に絡むプレーを代表でも見せてもらいたい。 2列目は右から伊東純也(ヘンク)、南野拓実(リバプール)、原口元気(ハノーファー)が並ぶと予想する。クラブでも好調を維持する伊東は10月の2試合でも好パフォーマンスを見せていた。ゴールに絡むプレーを期待したい。南野はリバプールで出場機会を減らしているが、日本の攻撃の軸となる存在。1トップとの縦関係、プレスからのショートカウンターの起点にもなってもらいたいところ。原口もアタッカーとして気の利いたポジショニングを10月の2試合では見せていただけに、積極さとバランスを取る動きに期待したい。 そしてエースである大迫勇也(ブレーメン)がいない1トップには鈴木武蔵(ベールスホット)が入ると予想する。クラブでの好調ぶりを見ればファーストチョイスにして良い存在。「1試合でのシュート数を気にする」と語っていたが、パナマ戦では積極的にシュートを打てるのか注目だ。 <span class="paragraph-title">◆W杯予選に向けた最後の調整</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/japan20201113_1_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©JFA<hr></div> 11月の活動を終えれば、次の代表活動は来年3月のカタール・ワールドカップ アジア2次予選となる。ここから4カ月は再び集まる機会がないため、代表チームとしてのベースの確認やコンセプトの確認が大事になってくる。 一方で、選手たちはクラブに戻って再び活動を再開させる状況。個人としてのレベルアップを図る上でも、現在地の確認と課題を明確にしておきたいところだ。 森保監督も「まずは10月の活動よりもすべての部分でレベルアップできるように、チームとして共通理解が浸透するように、コンセプト、ベースの部分を徹底して発揮できれば」と前日会見で語ったように、10月の2試合と相手は変われど、チームとしての成長を見たいところ。結果だけでなく、内容でも上回れるかが注目だ。 日本代表vsパナマ代表は、13日(金)の23時15分にキックオフを迎える。 2020.11.13 14:05 Fri

パナマ戦の狙いはレベルアップするための“トライ”と“チャレンジ”、森保一監督「熱い試合をしたい」

日本代表の森保一監督は12日、翌日のパナマ代表戦に向けた前日会見に出席した。 日本代表は、10月にオランダ遠征を実施。カメルーン代表とコートジボワール代表と対戦し、1勝1分け、2試合連続無失点で終えていた。 11月は13日のパナマ代表戦、17日のメキシコ代表戦と2試合をオーストリアで戦う中、森保監督は改めて活動ができることに感謝した 「10月にもコロナ禍の中、代表の活動をさせていただきましたが、オーストリアでの活動も非常に難しい中、代表活動をさせていただくことに感謝申し上げたいと思いますし、この環境づくりをしていただいたすべての方に感謝したいと思います。ありがとうございます」 「メンバーは10月から若干変わりましたが、10月の活動よりもさらに11月の活動ではコンセプトの共有を図り、明日のパナマ戦では勝利をもって支援してくださる方に笑顔になってもらう、喜んでいただければと思います」 新型コロナウイルスの感染状況は、1カ月前よりも日本では拡大しており、ヨーロッパでは多くの国がロックダウンの措置を取るほどに悪化している。 森保監督は選手たちに対して「まずは明日のパナマ戦、チームとしてレベルアップしたいことを整理したり、選手も自分の力をチームコンセプトの中で100%発揮できるように存分にプレーしてもらいたいと思います」としっかりとパフォーマンスを披露してもらいたいとコメント。また、「我々が日本代表として戦うということで、まずは支援、応援してくださる方、サポーターの皆さんに、そして夜遅く我々の試合を観戦してくださる方に勝利をお届けして、笑顔になってもらう、喜んでいただければと思います」と、勝利という結果で、多くの人の力になりたいと語った。 さらに「戦う内容の部分で、コロナ禍で日本はもちろん、ヨーロッパももちろん大変な思いをされている方も多いと思うので、観てくださる方、応援してくださる方に元気や勇気を与えること、コロナ禍の中で大変な思いをされている方に励ましのエールとなるような熱い試合をしたいと思います」と、力強いパフォーマンスをしたいと語った。 アフリカ勢を相手に一定のパフォーマンスを見せた日本だが、今月はさらに上を目指したいと語る森保監督。「まずは10月の活動よりもすべての部分でレベルアップできるように、チームとして共通理解が浸透するように、コンセプト、ベースの部分を徹底して発揮できればと思います」と、チームコンセプトを守りつつも高いパフォーマンスをすると意気込んだ。 特に攻撃面は2試合でセットプレーからの1点に終わったが「攻撃の部分では10月のところで速攻遅攻を使い分けるというところで、遅攻の部分でマイボールを大切にしながら、攻撃のチャンスを作り出す、相手の困ることを仕掛けるということをしたい」とし、ポゼッションをしながら、相手の隙を突きたいと語った。 また、10月は無失点の守備陣については「守備の部分では相手からボールを奪うという部分のアグレッシブにプレッシャーをかけるという部分と、いつでもどこでもプレッシャーをかけられるわけではないので、相手が良い状態になった時に、いつどこでプレッシャーをかけるかをチームとして試合の中で選手たちには共通理解をもって、相手が困るような守備ができればと思っています」とし、中盤を含めたプレスの掛け方にポイントを置きたいとした。 今回は活動期間が短い中、攻撃面の改善にも着手。「チームとしての全体トレーニングは昨日1回できて、今日も前日練習と2回の練習で時間的には短い部分はありますが、ミーティング等々で奪ったボールを確実に攻撃に繋げるとか、最後フィニッシュまで持っていくためにクロスの部分を合わせる、アタッキングサードで最後相手のディフェンスラインを突破するために出し手と受け手の判断を共有する、シュートまで持っていくというのは、選手も意識してくれたと思う」とし、意識の部分での改善はできる準備をしていると語った。 また、「試合でどこまでできるかわからないですが、ゴールに向かっていくという意識をもって、クオリティを発揮するということは、選手たちがレベルアップするためにトライして、チャレンジしてくれると思います」とし、選手たちがトライする姿勢に期待したいとも語った。 2年ぶりに対戦するパナマ代表の印象については「10月の親善試合の2試合(コスタリカ代表戦)を我々も確認しましたが、個のフィジカル的な強さがある、推進力があるという部分ではあるチームだなと思っています」と印象をコメント。「監督が変わられて、個の力を生かしながら、組織的に相手の攻撃を止めて、守備から攻撃に移れるチームを作っているところかなと思います」と分析した。 8月に就任したばかりのトーマス・クリスティアンセン監督の下でのパナマ代表は、10月のコスタリカ戦とは違いヨーロッパ組を中心にメンバーを構成している。その中での戦い方は、「今回は10月とはメンバー的にもパナマは変わってくると思いますが、戦い方としては10月をベースにしてくるのではないかなと思っています」と、コンセプトは変わらないと予想しているようだ。 また、注意すべき選手については、「2試合コスタリカと試合をした中で1-0でどちらも勝ちましたが、その2点とも記録しているアブディエル・アヤルサ選手の2列目からの上がりはすごく印象的で、気をつけなければいけないと思います」と警戒した。 今回の2試合でも多くの選手を起用したいと語っていた森保監督。「メンバーに関して、戦い方に関しては、2試合を通してより多くの選手たちを起用しながら戦いたいなと思っています」と、その考えは変わっていないとコメント。「チームの戦術理解度をチーム全体でさらに浸透させていくという部分と、選手たちにお互いのコミュニケーションを取ってもらうことで、よりチームの全体的なレベルアップにつながるような戦いができればと思っています」とし、ベースアップとともに、選手たちでしっかりと対応していく力をつけて欲しいと語った。 「10月は1試合目から2試合目で7人メンバーを替えましたが、今日の練習をしてみて最終的なメンバーを決めます」とコメント。「この2試合を含めて選手たちの起用は考えていきたいと思います」とし、パフォーマンスを見て決めていくことを語った。 日本代表vsパナマ代表は、13日(金)の23時15分にキックオフを迎える。 2020.11.12 23:04 Thu

“後輩”久保建英について「様々な面で成長しなければ」、日本代表と対戦するパナマ代表監督「明日は難しい試合になる」

パナマ代表のトーマス・クリスティアンセン監督は12日、日本代表戦を翌日に控えた前日会見に出席した。 パナマ代表は、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)に出場。日本代表とは約2年前の2018年10月に対戦。日本で行われた試合は、3-0で日本が勝利を収めていた。 今回はヨーロッパでプレーする選手を中心に招集したパナマ代表。クリスティアンセン監督にとって、就任後3試合目の相手となる日本代表の印象について語った。 10月のカメルーン代表戦、コートジボワール代表戦をを観たというクリスティアンセン監督は日本の印象について、「代表監督の仕事として、チームのために準備を進めていくということが非常に重要。その一環として日本代表の10月の試合も観た。カメルーン戦、コートジボワール戦を観たが、力のあるチームで2試合とも良い試合をしたと思う」とコメント。選手についても「日本代表の選手たちはヨーロッパの主要リーグでプレーしている選手が多いので、明日の試合は難しい試合になることを覚悟している」とし、難しい試合になると予想した。 特に気になる部分については「非常にダイナミズムにあふれたチーム。ヨーロッパの主要リーグで多くの経験を積んだ選手がいる。インテンシティも高く、特にプレスや攻守のトランジションという面では、非常に優れていると思う」と日本の守備面での良さを感じたとし、「プレスに関しては仕上がっているように感じている。明日の試合ではそのあたりがやりづらくなるだろう」と、どのように日本のプレスを回避するかがポイントとなるようだ。 また「日本代表は10月から11月とほぼ同じメンバーで戦うので、今後の日本代表のベースとなる選手たちと戦うのだろう」と主力メンバーとの対戦ができることを予想。一方で、「今回は、様々な事情でJリーグの選手は合流していないのは知っている」とし、国内にもまだ選手がいることも把握しているようだった。 クリスティアンセン監督は現役時代にバルセロナやビジャレアルでもプレー。ラ・リーガを中心にプレーしてきたが、同じクラブでプレーするMF久保建英についての印象も語った。 「久保選手をすでに知らない人はいないと思う。若い選手で将来性が非常にあると思う。ここでストップするのではなく、徐々に進み、様々な面で改善して成長していかなければいけない」 「ビジャレアルは選手としてもよく知っているが、働いている人や会長なども含めて、素晴らしいチームだと思っている。間違いなく久保選手はそこで成長するだろう。非常に良いチームを選んだと思う」 8月にパナマ代表監督に就任したクリスティアンセン監督は、10月にコスタリカ代表と2試合を実施。どちらの試合も0-1で勝利を収めたが、同じ相手に、大きく試合の様相が異なることとなった。 コスタリカ戦については「10月にコスタリカと戦った2試合は非常に難しい試合だった。パナマ代表は新型コロナウイルスの影響でトレーニング、試合をできていない中でコスタリカ戦を迎えた」とし、準備ができなかったとコメント。また「パナマは国内リーグが完全にストップしてしまった数少ない国だ。選手たちはピッチ上でパフォーマンスを表現しようと試みたし、秩序立った試合を心がけた」とし、調整が難しかったことで、試合も難しいものになったとした。 それでも「1試合目から2試合目にかけてはトレーニングの蓄積や試合勘などが改善したと思うが、ポゼッションを高めて、試合の流れを自分たちの望む方向に進んでいけるような試合運びを最終的には理想としている」とし、チームとして規律を作り、ポゼッションするスタイルを目指していることを明かした。 パナマのストロングポイントについては「スター選手がいるようなチームではないが、できるだけコンペティティブなゲームを日本戦、親善試合のアメリカ戦でも展開していきたい」とし、「親善試合なので、今後の選手たちのパフォーマンスの評価に役立てていきたい」とコメント。ヨーロッパ組の選手たちの評価につなげていきたいとした。 日本代表vsパナマ代表は、13日(金)の23時15分にキックオフを迎える。 2020.11.12 21:40 Thu
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