石原直樹
Naoki ISHIHARA
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ポジション | FW |
国籍 |
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生年月日 | 1984年08月14日(40歳) |
利き足 | |
身長 | 173cm |
体重 | 64kg |
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石原直樹が19年間の現役生活に幕、今後は湘南のアンバサダーへ
湘南ベルマーレは20日、2021シーズンまで所属していたFW石原直樹(37)が現役を引退することを発表した。併せて、『ベルマーレアンバサダー』への就任も発表している。 群馬県出身の石原は2003年に高崎経済大学付属高校から当時J2を戦っていた湘南へと加入し、プロキャリアをスタートさせた。 加入後数年は負傷の影響などもあって出番は限られていたが、2006年に菅野将晃監督(FCふじざくら山梨)が就任すると、ハードワークを植え付けられたチームのストライカーとして開花する。 173cmと決して大柄ではないものの、バネを生かした跳躍や豊富な運動量とゴール前での嗅覚を武器にポジションを掴み、2007年にはリーグ戦で45試合12得点。翌年も41試合18得点という結果を残し、2009年にはJ1の大宮アルディージャへと引き抜かれた。 自身初のJ1の舞台でもコンスタントに結果を残すと、2012年からはサンフレッチェ広島でプレー。現日本代表監督の森保一監督のもと、主に2シャドーの一角を担い、2年連続でのリーグ優勝に貢献した。 2015年に加入した浦和レッズでは同年に右ヒザ前十字靭帯の重傷を負い、翌年も満足のいくシーズンを過ごすことができず、2017年にベガルタ仙台へと期限付き移籍。3年ぶりとなるシーズン2桁得点を記録して復活をアピールし、翌年には完全移籍へ切り替わった。 2020年に古巣の湘南へ12年ぶりに復帰すると、開幕戦のホーム浦和戦ではヘディングでネットを揺らし、コロナ禍で声を出せないサポーターの胸中に"俺たちの石原直樹"を響かせた。チームメイトからは"先生"の愛称で呼ばれ、過去にプレーしたクラブのファンからも親しまれる存在であったが、2021年シーズン終了後に湘南から契約満了が伝えられていた。 J1では通算324試合出場71得点、J2では通算143試合41得点という記録を残している。 石原は湘南の公式サイトを通じ、これまで所属してきたクラブやサポーターらへの感謝の言葉を掲載。今後のアンバサダーとしての活動に対しても意気込みを語っている。 「2021シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することを決めました」 「19年間、現役生活を続けることができたのは、これまで指導に携わっていただいた全ての方々、素晴らしいチームメイトや仲間、そして長きにわたって応援してくださったファン・サポーターの皆さまのおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございました」 「18才でプロキャリアをスタートし、それぞれ違う色を持つチームでサッカーを学ぶことができました。湘南ベルマーレでは、自分の可能性を広げてもらい、またサッカーの難しさに初めて直面しました」 「チーム一丸となり、結果を出すための努力を惜しまないことを学んだ大宮アルディージャ。失敗を恐れずチャレンジすることで学ぶことの大切さ、サッカーとしっかり向き合うことができたサンフレッチェ広島。イメージを共有することの大切さ、期待に応えることの難しさを学んだ浦和レッズ。自分から発信すること、アクションを起こすことを学んだベガルタ仙台。本当に多くの経験をさせていただいたことで、サッカーの奥深さを感じる事ができました」 「素晴らしいクラブでプレーできたことは私の誇りです。私に関わってくださった全ての方々に感謝しています。そしてJ1リーグ優勝、連覇を経験できたことはサッカー人生の財産であり、一生忘れることのできない、最高の思い出です」 「19年の間、たくさんの方々に支えられ、サッカーができていると常に実感していました。皆さまのおかげでとても幸せなサッカー人生を送ることができました。最後に、いつもどんな時も近くで支えてくれた妻や子どもたちに感謝しています。本当にありがとう」 「そして、この度ベルマーレアンバサダーに就任することとなりました。クラブに貢献し、恩返しをしていきたいと思います。今までと違った形で皆さまと一緒にベルマーレを盛り上げていけることが楽しみです。これからもよろしくお願いいたします!」 2022.03.20 19:12 Sun2
【J1クラブ通信簿】後半戦は新スタイルが浸透、来季に繋がったシーズン《ベガルタ仙台》
▽歴史が動き、シーズンが閉幕した2017明治安田生命J1リーグ。最終節まで優勝争い、残留争いが繰り広げられ、最後まで目が離せない白熱したシーズンとなった。 ▽「DAZN」マネーにより、シーズンの成績で今後のクラブ強化に大きな影響を及ぼすこととなった2017シーズン。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブを総括。トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価で振り返る。第7弾は新たなスタイルに着手したベガルタ仙台を総括する。 <span style="font-weight:700;">◆シーズン振り返り</span> <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/20171208sendai_2.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.</div> <hr><span style="font-weight:700;">【主なトピック】</span> ●第3節ヴィッセル神戸戦は、東日本大震災発生後初めて3月11日に仙台で試合開催 ●第4節柏レイソル戦でJ1通算100勝達成 ●クラブ史上初となるYBCルヴァンカップベスト4進出 ●西村拓真がYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞 ●期待の新加入・平山相太は度重なるケガで出場なし<hr>▽渡邉晋政権下4年目を迎えた今シーズンは、チームの戦い方を大きく変えたシーズンとなった。ストーブリーグでは積極的な補強を行い、これ前の[4-4-2]による堅守速攻のスタイルから [3-4-3]に変更し、能動的かつ流動的な攻撃を仕掛けるサッカーへの切り替えに挑んだ。 ▽開幕2連勝を飾るなど順風満帆の船出となったが、第3節の神戸戦では東日本大震災後、初めて仙台で試合が行われるも0-2で敗戦。第4節の柏戦でJ1通算100勝を達成したが、そこから3連敗を喫し4戦未勝利(1分け3敗)と停滞。1つ白星を挟んで2連敗と不安定な戦いが続き、再び2連勝をするも第15節から第21節までの7試合で3分け4敗と苦戦を強いられた。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/20171208sendai_6.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽それでもチームは今シーズンのスタイルを貫き続けると、中断期間後の第19節からは徐々にシステムが浸透しイニシアチブを握る試合が増加。相手に合わせたポジショニングや攻撃の仕掛けを続ける展開が増えたが、結果がなかなかついてこない苦しい時期が続いた。 ▽それでも、第31節のG大阪戦で引き分け残留が決定。リーグ戦のみならず、YBCルヴァンカップを利用して若手の経験値もアップさせ、結果以上にチームとして一回り大きくなれたシーズンだった。 ▽シーズン前の補強を考えると1桁順位も期待されたが、結果は昨年と同様の12位。しかしこれまでのリアクションサッカーから脱却し、アクションサッカーへのスタイル変更を考慮すべきだろう。後半戦の戦いぶりが新シーズンに継続され、ワンランク上の選手を補強できれば、1桁順位、ACL出場権獲得も期待できるだろう。 <span style="font-weight:700;">◆チームMVP</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/20171208sendai_3.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>FW石原直樹(33) 明治安田生命J1リーグ31試合出場(先発31試合)/10得点<hr>▽今シーズン浦和レッズから加入した石原だがすっかりチームの顔となった。ポゼッション志向となった仙台にとって、前線でタメを作れ、周りを使うプレーができる石原が重宝されたのは納得。前半戦ではクリスランが1トップに入ることもあったが、チームにフィットしてからは、より周りを使ったプレーができる石原が起用された。 ▽監督の期待に応えるように、自身も後半戦だけで6得点をマーク。3年振りの2桁得点を達成するなど、点取り屋としての復活を印象付けるシーズンとなった。期限付き移籍でのプレーだっただけに、新シーズンも留まらせることがチームとしては最優先すべきだろう。 <span style="font-weight:700;">◆補強成功度「D」</span>(評価:S~E)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/20171208sendai_4.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽守備陣に関しては新加入のDF増嶋竜也が主力として3バックの一角を形成。DF永戸勝也も新人ながら負傷するまでは出色の出来を見せていた。しかし失点数はワースト5であり、数字だけを見ると成功したとは言えない。 ▽中盤ではMF中野嘉大がケガから復帰してポジションを掴むも再び離脱し、そのままシーズンが終了。途中加入のMF野津田岳人、ウイングバックとしてプレーした古林将太もレギュラーとしてチームの力になった。 ▽前線に関しては石原とクリスランが奮闘も、期待されていたFW平山相太は度重なるケガにより公式戦では1試合もプレーできずに、移籍初年度を終えた。補強が失敗だったとは言えないが、シーズン前の期待値を考えるとやや物足りない結果に終わったと言える。 <span style="font-weight:700;">◆総合評価 「D」</span>(評価:S~E)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/20171208sendai_5.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽チームスタイルの変更に伴い、ボールを奪いに行く攻撃的な守備に変わったことで、昨シーズンは48だった失点数が53に増加した点は、ある程度目をつぶらなければいけない。ただ、期待された得点の部分で、昨シーズンの39得点から微増となる44得点では今の順位も仕方ないと言える。 ▽守備に関して言えば、システムの変更による「ツメの甘さ」が散見された。中でも問題視されるべきは球際の弱さ。ボールを奪いにかかる際の寄せの甘さ、強度の低さにより、簡単にアタッキングサードを攻略される場面が散見された。さらに3バックの両脇に対するケアも甘く、新シーズンに向けて、まだまだ改善点は多い。 ▽攻撃に関しても、改善の余地が多い。シーズンが進むにつれて、アタッキングサードまでボールを運ぶ回数は増えたが、絶対的なフィニッシャーの不在が響いた。ボールを握れても、最後は個の能力がモノを言う。来シーズンはチャンスをゴールに結びつけるストライカーの補強が必要だろう。 ▽西村の台頭は大きく、大岩一貴、奥埜博亮、三田啓貴と中堅どころが力をつけてきている印象が強い。ベースアップを含め、積み上げを行っている仙台。期限付き移籍中の選手をどこまで留められるかが、新シーズンの成績を左右するだろう。 2017.12.08 21:35 Fri3