江坂任
Ataru ESAKA
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| ポジション | MF |
| 国籍 |
日本
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| 生年月日 | 1992年05月31日(33歳) |
| 利き足 | |
| 身長 | 175cm |
| 体重 | 67kg |
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1
煌めいた左足と越えられなかった壁。ファジアーノ岡山・加藤聖が長友佑都との対決で固めた決意
「チームが勝てていない状況で自分が出て勝てれば、大きなアピールになると思っていたんで、本当に今日に懸ける思いは強かった」 明治安田J1リーグ第35節でファジアーノ岡山はFC東京と対戦。契約の都合により出場できないMF佐藤龍之介に代わり、左ウイングバックで先発に名を連ねたのはMF加藤聖だった。第33節のアルビレックス新潟戦では先発フル出場し、佐藤がFIFA U-20ワールドカップ(W杯)から戻ってきた前節のセレッソ大阪戦では出番なし。5歳下の後輩とのポジション争いにおいて、非常に大事な一戦に覚悟を持って臨んだ。 前半はFC東京にボールを握られる展開だったが、岡山は[5-4-1]と[4-4-2]を使い分け、左右の揺さぶりに対応していく。加藤も最終ラインに下がり逆サイドからのクロスをケアしながら、マッチアップの日本代表DF長友佑都に強くアプローチ。チームとしても個人としても良い形でボールを奪う場面も作った。 しかし、岡山の攻撃が活性化しない。「良い形で取った後の1本目が繋がらない。それが攻撃の波を作れない原因。慌てず一度持つ、そういう選択肢も入れないといけない」と加藤も反省を口にした。 マイボールの時間が作れないということは、加藤がタッチラインを駆け上がる時間がないことを意味する。正確かつ鋭い左足のキックを武器に持つ背番号50は、自らのドリブルで相手を突破したり局面を打開するよりも、シャドーやボランチとのパス交換でマークを外しながら深い位置まで進入していく形を得意としている。左足の一振りで決定機を作れる場所に、自分自身を持っていくことができなかった。 特徴を生かしにくい展開ではあったが、20分に伝家の宝刀を振り抜く状況を自ら作る。相手陣内の左サイドでFW一美和成がこぼれ球に反応すると、スペースに転がったボールに加藤がいち早く反応。MF小泉慶に足を引っ掛けられて、FKを獲得した。 キッカーは、加藤。両手で丁寧にボールを置き、軸足を何度も踏み込んでぬかるんだピッチを確認し、呼吸を整えてから左足を振り抜く。鋭いカーブの掛かったボールは小泉と長友の間を通過し、急減速してニアに飛び込んだMF江坂任の右足にピタリと届いた。 「雨だからとか言い訳はできません。キッカーである以上、どんな状況でも良いボールを蹴れないといけないので」 シュートは相手GKの好セーブに防がれたが、我慢強く戦う前半における最大の決定機は、相手に守備の機会を与えないほどの精度を持つ加藤の左足にしか作れないものだった。 後半開始早々に先制点を許してからFC東京が自陣に引いたため、岡山はパスを繋げて相手ゴールに向かっていく。左サイドでコンビを組むDF鈴木喜丈と江坂のところからは効果的な前進の回数を増やすも、加藤は長友の壁を越えられない。背後のスペースを突き、相手を置き去りにしてクロスを上げるシーンをあまり作れず。タッチライン沿いで相手のマークを引きつけパスワークに加わった結果、味方を押し出すことはできていたが、前半に希望と可能性を示した左足は影を潜めた。 スタートから送り出した木山隆之監督は、試合後の会見で「やっぱりもっとやらないと。攻守に悪くないけど、もっと期待しているんで。対面している長友選手は代表選手だけど39歳。聖は24歳。いろんな駆け引きや技術的なところで敵わなかったとしても、もっとアクティブに、もっと相手に向かっていってやってほしいという思いは、彼には常々持っているんで。技術だけじゃなくて、そのメンタリティーの部分とか闘争心の部分でもっと求めたいと思っていますし、やってほしいです」と期待しているからこその厳しい評価を口にした。 71分にMF柳貴博との交代で逆サイドのタッチラインからピッチを出ると、ベンチに戻る足取りは重く、顔も下を向いていた。その後、チームは同点に追いつくも、後半終了間際に2失点を許して1-3で敗戦した。 「自分が出ている時間で勝ち越しまで持っていきたかったし、フルで出たかったという思いもありますけど、とにかく与えられた時間で自分が何かを残したかったという気持ちがあったので、悔しかった」 長友というレジェンドを相手に圧倒的な活躍を示すことができていれば、佐藤を再びシーズン序盤にプレーしていた右サイドに追いやることにも繋がったかもしれない。「前半はうまく守れたというか、自由にさせないことはある程度できた」と、課題として取り組んでいるタイトに守る部分で一定の手応えを得られていたからこそ、攻撃面で圧倒的なものを出せず、巡ってきたチャンスを生かしきれなかったことに悔いが残る。 今シーズンは残り3試合。次節は佐藤も元気な状態でピッチに戻ってくる。だが、加藤の心は折れていない。 「日本サッカーのレジェンドと言える選手とのマッチアップも楽しみだったし、ここを抑えて上に行きたい気持ちもあった。もっと成長して、次はぶち抜けるように頑張りたいです」 試合後の取材で何度も口にした、“ぶち抜く”。マッチアップの相手選手を突破し、置き去りにし、サイドを制圧する。その言葉を体現するプレーを待っているし、「加藤聖ならできる」と信じている。 取材・文=難波拓未 2025.10.27 20:00 Mon2
なぜファジアーノ岡山は1ー2の敗戦でも熱狂したのか?江坂任が終了間際に決めた“意地の一発”が持つ価値
最後の最後に意地を見せた。 90+5分、工藤孝太が力を振り絞って左サイドを駆け上がり、ウェリック・ポポのパスを受けて左足でクロスを蹴り込む。ボールが鋭い軌道でゴール前に飛んでいく。両チームの選手は試合終盤で足が重く、ボールウォッチャーになっていた。しかし、ただ1人だけボールに合わせて足を動かし続けていた選手がいた。ファジアーノ岡山の江坂任である。 腕章を巻いた背番号8は相手DFの間に立ってフリーの状況を作ると、飛び出してくるGKよりも先にボールに反応。走り込みながらヘディングシュートを叩きつけるようにして流し込んだ。 「ゴール前に行かないといけない中で、(途中出場の)ポポが流れたりしながら起点になってくれていたんで、逆に自分がゴール前に入っていかないといけないなと感じていた。うまく入れたと思うし、孝太もすごく良いボールをくれた。タイミングと入り方が良かったんじゃないかなと思います」 ネットが揺れた瞬間、記者席の前にはファジレッド一色の光景が広がった。スタンドから祈るように戦況を見つめていたファン・サポーターが一斉に立ち上がる。タオルマフラーが魂を宿したかのように暴れまくる。赤色に輝くペンライトが天を向いて己の存在を主張する。破裂音に近い歓声が発生し、JFE晴れの国スタジアムは歓喜という名の情熱を放出した。 残り時間は1分あるかないか。なおかつ0-2を1-2にしたゴールである。引き分けにして勝点1を獲得するゴールではない。だが、スタジアムは「よくやった」ではなく「ここからだ」という気迫で溢れかえっていた。 最後まであきらめない。それはこのクラブの文化であり、伝統だ。ピッチに立つ選手だけでなく、チームを導いてきた監督やコーチングスタッフ、クラブをゼロから作ってきたフロントスタッフ、どんな時も寄り添い励ましながら心を一つに共に戦ってきたサポーター。関わる全ての人たちが紡いできたものである。さらに、2013年の(当時J2)アウェイ神戸戦は84分と85分に連続得点を奪い、90 + 3分にもゴールを決めて、0-3から3-3に追いついた試合だった。受け継いできたものが、7月20日に憑依していた。 その後のラストプレーで、岡山の選手たちが一心不乱にゴールに向かっていく。その一挙手一投足に爆音の歓声と拍手が起こり、最後まで全員で戦った。 結果的には1-2での敗戦となり、勝点は獲得できなかった。だが、試合後にサポーターは挨拶する選手をスタンディングオベーションで迎えていた。力の差を見せつけられる悔しい試合にはなったが、J1連覇中の神戸から奪った1点は非常に大きな価値がある。 「今日われわれは力が及ばなかったと思います。でも、選手たちは自分たちの力を全て出そうと思って戦ったのは間違いないこと。最後に自分たちが1点を取れたことに対して、もしファン・サポーターの人たちが『次もっと頑張れよ』というスタンスで選手たちを後押ししてくれるのであればうれしいし、また頑張って戦っていきたいというふうに思えるので、本当にありがたい」(木山隆之監督) 試合後ミックスゾーンに現れた江坂は凛とした表情で、意地の一発を呼び込んだ残り15分の戦いの重要性を語ってくれた。 「やっぱりああやってゴールを目指すところを(ファン・サポーターには)求められていると思うし、それが自分たちの良さでもある。ボール保持というよりも、ああやってゴールに、ゴールに。前に前に行って、追い越していくところは、自分たちがやりたいことでもあるし、サポーターも見たいことではあると思う。そこから点が取れた。追いつけなかったし勝てなかったですけど、そういうのをやっぱり試合を通してやれればなと思います」 神戸が中3日の連戦だったことや終盤で運動量や強度が落ちたことに加え、2点差があったからこそ押し込めた面もあったが、「残り15分で真ん中が(佐藤)龍(之介)と(宮本)英治の3人になった時にボールが少し回り始めた。やっぱりああいう時間を前半あるいは後半のスタートくらいから出せれば、チャンスはもう少し作れたかなと。少し遅かったと感じたので、修正を試合中に早めにできれば良かった」という気づきを得ることができた。 川崎製鉄株式会社水島サッカー部にルーツを持つ神戸との“J1での川鉄ダービー”は2連敗となった。だが、諦めの悪い人たちが生んだ終了間際のゴールと熱狂。最後にパンチを食らわせた“弟”が悔しさの中で“兄”からもぎ取ったものは、計り知れないほど大きい。 取材・文=難波拓未 2025.07.23 17:00 Wed3
「勝利の女神ありがとう」元AKB48の小嶋陽菜さん、指原莉乃さんが天皇杯決勝を観戦! 浦和の勝利に小嶋さん「鳥肌立ちました」
19日、第101回天皇杯決勝が国立競技場で行われた。 通算8度目の天皇杯制覇を目指す浦和レッズと、初の決勝進出で初優勝を目指す大分トリニータの一戦。来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権も懸かっていた試合は、劇的な展開となった。 浦和は今シーズン限りで現役を引退するMF阿部勇樹、退団が決まっているDF槙野智章、MF宇賀神友弥のラストマッチに。大分はチームを長年指揮した片野坂知宏監督のラストマッチとなった。 試合は開始6分に江坂任のゴールで浦和が先制。時間が過ぎていきこのまま浦和が勝利するかと思われた90分、大分はペレイラがヘッドでゴールを決め、土壇場に追いつく。 奇跡的な同点劇に試合はそのまま終わるかと思われが、アディショナルタイム3分にさらなるドラマが。右CKの流れから柴戸のシュートを、ゴール前の槙野が頭でコースを変えると、GKの逆を突き勝ち越し。浦和が2-1で勝利を収めた。 大分の驚異的な粘りがある中で、劇的な浦和の勝利となった一戦。この試合には、スタンドにAKB48のOGである小嶋陽菜さんと指原莉乃さんが観戦に訪れていた。 小嶋さんは浦和、指原さんは大分のファンとしても知られており、両者が激突した決勝戦を2人揃ってスタジアム観戦。小嶋さんは勝利後にガッツポーズした姿を。隣には負けて悲しむ指原さんの姿が写った写真を投稿した。 「浦和レッズ天皇杯優勝おめでとうございます」 「久しぶりのスタジアム観戦でしたがめちゃめちゃいい試合で大分トリニータサポのさっしーと大盛り上がり」 「槙野選手の決勝点には鳥肌立ちました。お疲れ様でした」 指原さんも試合前に2ショットを投稿しており、互いのチームを後押ししていた。 ファンからは「めっちゃいい試合だっ」、「勝利の女神ありがとう」、「おめでとうございます」と小嶋さんが応援する浦和の勝利を喜ぶ声とともに、「さっしー残念でした」、「こじはる、さっしーのケアよろしくー」と敗れた大分を応援していた指原さんのケアに注目が。また「最高の2ショットありがとうございます」と2人の観戦した姿を見られたことが良かったという声も集まっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】浦和を応援する“こじはる”と大分を応援する“さっしー”の2ショット!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">浦和レッズ天皇杯優勝おめでとうございます久しぶりのスタジアム観戦でしたがめちゃめちゃいい試合で大分トリニータサポのさっしーと大盛り上がり槙野選手の決勝点には鳥肌立ちました。お疲れ様でした<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E6%9D%AF%E6%B1%BA%E5%8B%9D?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#天皇杯決勝</a> <a href="https://t.co/yYWJiJynVX">pic.twitter.com/yYWJiJynVX</a></p>— 小嶋 陽菜 (@kojiharunyan) <a href="https://twitter.com/kojiharunyan/status/1472468854169550848?ref_src=twsrc%5Etfw">December 19, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.12.19 18:10 Sun4
日本最高位は浦和もアジアで5位、韓国勢が上位占める…クラブランキングのアジアトップ30にはJリーグ4クラブ
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)は25日、2022年のアジアサッカー連盟(AFC)所属クラブのランキングを発表した。 様々な統計を行うIFFHS。2022年1月1日から12月31日までの試合結果を基に作成され、勝利数や勝ち点数などからポイントを算出。ランキングを作成している。 Jリーグクラブで最上位は浦和レッズ。98ポイントを獲得し、アジアで5位となった。なお、世界では150位となっている。 アジア1位は天野純が所属する全北現代モータース(韓国)で165ポイント。世界全体でも42位に位置している。また、2位は江坂任が所属する蔚山現代(韓国)で121ポイント。こちらも世界で99位と100位内に入り、韓国の2クラブが上位に並んだ。 3位はアル・ヒラル(サウジアラビア)で112ポイント。4位は大邱FC(韓国)で104.75ポイントとなっている。 なお、6位には川崎フロンターレで93.5ポイント(世界161位)、昨年のJ1王者の横浜F・マリノスは88.5ポイントで8位(世界179位)となっている。 ちなみに、トップ30では日本は4クラブで2位、韓国が8クラブで1位となっている。日本の残り1クラブはヴィッセル神戸で69.5ポイントの16位(世界267位)だった。 <span class="paragraph-subtitle">◆IFFHSクラブランキング(アジア)</span> 順位/世界順位/クラブ名/ポイント 1(42):全北現代モータース(韓国)/165pt 2(99):蔚山現代(韓国)/121pt 3(115):アル・ヒラル(サウジアラビア)/112pt 4(133):大邱FC(韓国)/104.75pt 5(150):浦和レッズ/98pt 6(161):川崎フロンターレ/93.5pt 7(167):アル・シャーブ(サウジアラビア)/91.5pt 8(172):BGパトゥム・ユナイテッド(タイ)/90.5pt 9(179):横浜F・マリノス/88.5pt 10(183):ナサフ・カルシ(ウズベキスタン)/87pt 11(188):アル・ドゥハイル(カタール)/86pt 12(213):フーラード(イラン)/77.5pt 13(242):シャールジャ(アラブ首長国連邦)/72.75pt 14(249):PFCソグディアナ・ジザフ(ウズベキスタン)/71.5pt 15(250):ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)/71pt 16(267):ヴィッセル神戸/69.5pt 17(271):FCソウル(韓国)/68.5pt 17(271):アル・アハリ・ドバイ(アラブ首長国連邦)/68.5pt 19(296):浦項スティーラース(韓国)/66pt 20(308):セパハン(イラン)/65.5pt 21(310):山東泰山(中国)/64.5pt 22(320):メルボルン・シth(オーストラリア)/63.75pt 23(321):アル・シーブ(オマーン)/63.5pt 24(339):仁川ユナイテッド(韓国)/61.5pt 25(370):アル・タアーウン(サウジアラビア)/58.75pt 26(372):アル・ジャジーラ(アラブ首長国連邦)/58.5pt 27(390):済州ユナイテッド(韓国)/57pt 27(390):パフタコール(ウズベキスタン)/57pt 29(407):アル・サッド(カタール)/55.5pt 29(407):江原FC(韓国)/55.5pt 2023.01.27 17:55 Fri5
1年後のW杯は夢物語ではなくなった 佐藤龍之介が10日間で示した“序列上げ”と獲得した“新たな基準”【東アジアE-1選手権2025総括コラム】
序列を一気に高めたと言える10日間だった。 6月のW杯アジア最終予選でA代表に初選出された佐藤龍之介は、東アジアE-1選手権を戦うチームにも招集されると、3試合すべてに出場。122分間プレーし、自分の実力を思う存分に発揮した。 初戦のホンコン・チャイナ戦は現所属のファジアーノ岡山でもプレーしているウイングバックでの出場だったが、第2戦の中国戦と第3戦の韓国戦ではシャドーを務めた。自身の口で「本職」と表現するポジションで、代表の試合で眩しいほどの存在感を放った。 右シャドーで先発した中国戦は、総合力の高さを示す70分だった。ボール非保持では、前線から鋭くプレスのスイッチを入れ、的確なポジショニングとランニングコースで相手センターバックとサイドバックの両方を1人で監視。ボールが自分のラインを越えれば素早くプレスバックを行い、味方と挟み込んで力強く奪う。ボール保持では、ライン間に立ってパスを引き出す。鋭いターンとドリブルで独力でゴールに向かっていったと思えば、テンポの良いパスワークを構築し、味方と連動しながら守備を切り裂いていく。森保一監督が掲げる「良い守備から良い攻撃」を体現していた。 特筆すべきは、佐藤がいたサイドから攻撃が始まっていたことだ。前半は右サイドで綱島悠斗からの縦パスを受けながら望月ヘンリー海輝を押し上げ、後半は左サイドで俵積田晃太にドリブルを促しながら自らはニアゾーン(ポケット)に進入していった。チームの攻撃は佐藤次第。そう言えるほど、前半と後半で攻撃のメインサイドが変わっていたのだ。 味方の持ち味を引き出し、自分の持ち味も生かす。チームを活性化させる姿は、まさに中心選手そのもの。初めて共闘した綱島も「素晴らしいところにポジショニングしているし、足元に入った時のプレーのクオリティがかなり高い。常に逃さないように準備していました」と、佐藤の引力を強く感じながらプレーしていた。 韓国戦では、65分から左シャドーの位置でピッチに立つ。日本は前半開始早々にジャーメイン良のゴールで1点をリードしていたが、特に後半は自陣に閉じ込められる防戦一方の展開を強いられていた。[5-4-1]のブロックで韓国の攻撃に応戦していたが、左シャドーで先発していた宮代大聖の外から簡単に前進を許すシーンが多く、プレスバックも間に合わない状況が続いていた。日本のゴールから遠い位置ではあったものの、そこを起点に良い状態でロングボールを蹴られることがボディーブローのように効いていた。 大会連覇を狙うチームが、1点のリードを死守することを最大目標に据えながら時計の針を進めていたのは明らかだった。守備に重きを置く状況の中、佐藤は交代のファーストチョイスとして細谷真大と一緒に呼ばれたのだ。 「守備で穴を作らないことを意識した。集中を切らさずボールにアタックすることを考えて入りました」 その言葉通り、守備では連続性と献身性に加え、知性を見せた。ケアしなければならない韓国の右サイドバックの立ち位置が自分のラインを越えないようにポジショニングの微調整をし続ける。内側のボランチを背中で消してから、サイドにボールが出れば斜めに素早く寄せて簡単には前に蹴らせない。プレー強度が高く、自国開催での優勝のために死に物狂いで向かってきた韓国を相手に、タスクを全うした。 守備も高水準でこなせるところが強み。A代表でもそう言えるレベルにあることを証明し、指揮官からの期待を信頼に変えるパフォーマンスだった。 3試合すべてのピッチに立ったのは、稲垣祥、相馬勇紀、ジャーメイン、望月、佐藤の5人。チーム内で数少ない全試合出場の資格を最年少の18歳で勝ち取り、プロになってから初のメダルを獲得した。だが、本人はもっともっと高いところを見ている。 「半年で急激に成長したわけではなくて、積み上げてきたものが試合で出ているだけ。現状はW杯の試合で活躍できるレベルでは到底ないので、そこを現実的に見つめてもっとやらないといけないと思います。フィジカル的にもそうですし、すべての判断をもっと早めることもいろいろです」 6月シリーズでは久保建英や鎌田大地ら世界のトップレベルに触れた。E-1選手権では国内トップレベルの選手と一緒にプレーし、自分の力が通用する手応えを得た。2度のA代表での活動を経て、自分の才能やポテンシャルを測り、今まで使っていた自分の物差しが劇的に変わったのではないか。「次のW杯を目指さないと損ですし、そこを目指した方が何倍も成長速度が早いと思っているので、もちろん目指してます」と、ロサンゼルス五輪前に行われるW杯への出場が夢物語ではなく現実的な目標に切り替わった瞬間を見た気がした。 濃密な10日間を終えて迎えたJ1リーグ第24節ヴィッセル神戸戦では、新たな基準でプレーしていることを強く感じる90分だった。 75分には会場がどよめく圧巻の突破を見せる。酒井高徳を突破してボックス内に進入し、カバーに来た相手選手を咄嗟の足裏ロールでかわす。その後ボールを預けたウェリック・ポポが簡単にボールを失うと、怒りを爆発させた。77分からはシャドーに移り、中央を何度も突破してゴール前にボールを供給し続けた。CKも蹴った。ボールが相手に当たってラインを出ると、走ってボールを拾い上げ、味方に「早くゴール前に上がれ」とコーナーフラッグから指示を送った。アディショナルタイムに江坂任がゴールを決めて一矢報いたが、そのチームの中心、いや、先頭にいた。 「あれくらいはできますし、自分がチャンスを作れる自信があったし、もっとボールがほしかった。最後は盛り返しましたが、負けています。その中で(試合後にスタンディングオベーションで選手を讃えた)あの声援を送ってくれるクラブはなかなかないと思っているので、ああいう声援に選手は甘えずに、あれでいいと思わずにやっていきたい。自分自身しっかりと成長して自信と共にやっているし、そういったところでは(後半のパフォーマンスは)当たり前とは言わないですけど、毎週そういった意識でやっていきたいと思います」 18歳。次世代。そんな色眼鏡はもういらない。A代表への招集を、未来への投資とは言わせない。1年後のW杯へ。新たな基準を獲得した佐藤龍之介が、森保ジャパンのメンバー争いに堂々と名乗りをあげた。 取材・文=難波拓未 2025.07.22 13:00 Tue江坂任の移籍履歴
| 移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
| 2025年2月1日 |
蔚山HD |
岡山 |
完全移籍 |
| 2023年1月1日 |
浦和 |
蔚山HD |
完全移籍 |
| 2021年7月12日 |
柏 |
浦和 |
完全移籍 |
| 2018年1月6日 |
RB大宮 |
柏 |
完全移籍 |
| 2016年2月1日 |
群馬 |
RB大宮 |
完全移籍 |
| 2015年2月1日 |
流通経済大学 |
群馬 |
完全移籍 |
| 2011年4月1日 |
|
流通経済大学 |
完全移籍 |
江坂任の今季成績
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| YBCルヴァンカップ2025 | 1 | 27’ | 0 | 0 | 0 |
| AFCチャンピオンズリーグ エリート リーグステージ | 6 | 392’ | 0 | 0 | 0 |
| 明治安田J1リーグ | 16 | 1192’ | 0 | 0 | 0 |
| 合計 | 23 | 1611’ | 0 | 0 | 0 |
江坂任の出場試合
| YBCルヴァンカップ2025 |
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| 1回戦 | 2025年3月20日 |
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ギラヴァンツ北九州 | 27′ | 0 | ||
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A
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| AFCチャンピオンズリーグ エリート リーグステージ |
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| 第1節 | 2024年9月18日 |
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vs |
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川崎フロンターレ | 45′ | 0 | ||
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H
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| 第2節 | 2024年10月2日 |
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vs |
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横浜F・マリノス | 45′ | 0 | ||
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A
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| 第3節 | 2024年10月23日 |
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vs |
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ヴィッセル神戸 | 90′ | 0 | ||
|
H
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| 第4節 | 2024年11月5日 |
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vs |
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ジョホール・ダルル・タクジム | 90′ | 0 | ||
|
A
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| 第5節 | 2024年11月26日 |
|
vs |
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上海海港 | 32′ | 0 | ||
|
H
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| 第6節 | 2024年12月4日 |
|
vs |
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上海申花 | 90′ | 0 | ||
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A
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| 明治安田J1リーグ |
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| 第1節 | 2025年2月15日 |
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vs |
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京都サンガF.C. | 73′ | 0 | ||
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H
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| 第2節 | 2025年2月22日 |
|
vs |
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横浜FC | 90′ | 0 | ||
|
A
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| 第3節 | 2025年2月26日 |
|
vs |
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ガンバ大阪 | 60′ | 0 | ||
|
H
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| 第4節 | 2025年3月2日 |
|
vs |
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清水エスパルス | 90′ | 0 | ||
|
H
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| 第5節 | 2025年3月8日 |
|
vs |
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浦和レッズ | 90′ | 0 | ||
|
A
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| 第6節 | 2025年3月16日 |
|
vs |
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川崎フロンターレ | 66′ | 0 | ||
|
H
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| 第7節 | 2025年3月29日 |
|
vs |
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横浜F・マリノス | 88′ | 0 | ||
|
H
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| 第8節 | 2025年4月2日 |
|
vs |
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セレッソ大阪 | 76′ | 0 | ||
|
A
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| 第9節 | 2025年4月6日 |
|
vs |
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FC東京 | 78′ | 0 | ||
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H
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| 第10節 | 2025年4月12日 |
|
vs |
|
サンフレッチェ広島 | 76′ | 0 | ||
|
A
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| 第11節 | 2025年4月20日 |
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vs |
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鹿島アントラーズ | 90′ | 0 | ||
|
H
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| 第12節 | 2025年4月25日 |
|
vs |
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アビスパ福岡 | 70′ | 0 | ||
|
A
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| 第13節 | 2025年4月29日 |
|
vs |
|
東京ヴェルディ | 78′ | 0 | ||
|
H
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| 第14節 | 2025年5月3日 |
|
vs |
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ヴィッセル神戸 | 26′ | 0 | ||
|
A
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| 第15節 | 2025年5月6日 |
|
vs |
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名古屋グランパス | 72′ | 0 | ||
|
A
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| 第16節 | 2025年5月10日 |
|
vs |
|
柏レイソル | 69′ | 0 | ||
|
A
|

日本
蔚山HD
浦和
柏
RB大宮
群馬
流通経済大学