「選手の心と魂を空っぽに」「監督がもたらした混乱」大敗続くユベントスではモッタ監督への批判も激化…OBからも「本当に失望している」
2025.03.18 12:20 Tue
大敗が続きチアゴ・モッタ監督への批判も強まることに…
2試合連続で失態を演じたユベントスのチアゴ・モッタ監督に対して、厳しい声も出始めているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
モッタ監督は昨シーズンまで指揮したボローニャで評価を高め、今シーズンからユベントスの指揮官に就任。フットボール・ディレクターのクリスティアーノ・ジュントーリ氏とともに、スカッドの刷新も続けていた。
しかし、ここまでチームは思うような結果を残せておらず。チャンピオンズリーグ(CL)はPSVにプレーオフで敗れてノックアウトステージ進出ならず、コッパ・イタリアも準々決勝敗退となっていた。
セリエAでも、順位こそ来季のCL出場権を狙える5位につけているが、直近は非常に厳しい状況に。第28節のアタランタ戦はホームで0-4と衝撃的な大敗を喫すると、続く第29節のフィオレンティーナ戦も力なく0-3で敗れてしまい、2試合続けて失態を演じている。
これについては、さすがにOBたちからも苦言が続出。かつてユベントスで200試合以上に出場した元イタリア代表MFのジャンカルロ・マロッキ氏は、イタリア『スカイ・スポーツ』にて責任はモッタ監督にあるとし、チームを混乱させている原因だと非難している。
「選手の心と魂を空っぽにすることは、監督のする最悪の行為だろう。モッタはボローニャでもそれを好んでいたが、ここではそれによってチームが弱体化しており、困難な瞬間に対応できなくなっている。アプローチ面で言うなら、(フィオレンティーナ戦でベンチスタートとなった)ガッティは決して外されるべきではない」
「チームはモッタの指示に従うのをやめてほしいとさえ思う。もし彼らがそれを続ければ、我々はこのパフォーマンスを見続けるだろう。毎週、誰がプレーするかわからない状態だ。モッタは彼の選択に論理的な理由を持っているかもしれないが、それが試合を見てもわからない」
また、モッタ監督に対しては同じくOBである元イタリア代表MFのアレッシオ・タッキナルディ氏も、イタリア『スポーツ・メディアセット』にて失望感を露わに。大敗を続ける指揮官にチームを立て直す手腕があるか疑いの目を向けている。
「チアゴ・モッタで最後まで続けるべきか?『最後まで』というより、本当の問題は『クラブを傷つけるまで』続けるかどうかだと思う。今日の試合を見て、私は本当に失望している」
「私はチアゴ・モッタを心から信じていたが、非常に厳しい時期を過ごしている。スタメンや交代の仕方、ロッカールームの管理、ヴラホビッチの扱い、リアクションのなさを見るとね…。彼にはフィオレンティーナ戦に向け、1週間の準備期間があったはずなんだ」
「ユベントスは彼がトップ4フィニッシュを確保するのにふさわしい人物かどうかを決めなければならない。それを争うチームの中で、ユベントスは最高にして最も高価なチームだ。誰が彼の代わりになるか?分からないが、目覚めるための働きは必要だろう」
モッタ監督は昨シーズンまで指揮したボローニャで評価を高め、今シーズンからユベントスの指揮官に就任。フットボール・ディレクターのクリスティアーノ・ジュントーリ氏とともに、スカッドの刷新も続けていた。
しかし、ここまでチームは思うような結果を残せておらず。チャンピオンズリーグ(CL)はPSVにプレーオフで敗れてノックアウトステージ進出ならず、コッパ・イタリアも準々決勝敗退となっていた。
これについては、さすがにOBたちからも苦言が続出。かつてユベントスで200試合以上に出場した元イタリア代表MFのジャンカルロ・マロッキ氏は、イタリア『スカイ・スポーツ』にて責任はモッタ監督にあるとし、チームを混乱させている原因だと非難している。
「チームが監督によって完全に混乱させられると、こうした境地に達してしまう。この素晴らしいスポーツでは、常にサプライズがあるものだ。今、チームや相手チームが何を考えているかはわからないが、ユベントスは答えが見つからず疲れ果てているように見える」
「選手の心と魂を空っぽにすることは、監督のする最悪の行為だろう。モッタはボローニャでもそれを好んでいたが、ここではそれによってチームが弱体化しており、困難な瞬間に対応できなくなっている。アプローチ面で言うなら、(フィオレンティーナ戦でベンチスタートとなった)ガッティは決して外されるべきではない」
「チームはモッタの指示に従うのをやめてほしいとさえ思う。もし彼らがそれを続ければ、我々はこのパフォーマンスを見続けるだろう。毎週、誰がプレーするかわからない状態だ。モッタは彼の選択に論理的な理由を持っているかもしれないが、それが試合を見てもわからない」
また、モッタ監督に対しては同じくOBである元イタリア代表MFのアレッシオ・タッキナルディ氏も、イタリア『スポーツ・メディアセット』にて失望感を露わに。大敗を続ける指揮官にチームを立て直す手腕があるか疑いの目を向けている。
「チアゴ・モッタで最後まで続けるべきか?『最後まで』というより、本当の問題は『クラブを傷つけるまで』続けるかどうかだと思う。今日の試合を見て、私は本当に失望している」
「私はチアゴ・モッタを心から信じていたが、非常に厳しい時期を過ごしている。スタメンや交代の仕方、ロッカールームの管理、ヴラホビッチの扱い、リアクションのなさを見るとね…。彼にはフィオレンティーナ戦に向け、1週間の準備期間があったはずなんだ」
「ユベントスは彼がトップ4フィニッシュを確保するのにふさわしい人物かどうかを決めなければならない。それを争うチームの中で、ユベントスは最高にして最も高価なチームだ。誰が彼の代わりになるか?分からないが、目覚めるための働きは必要だろう」
チアゴ・モッタの関連記事
ユベントスの関連記事
セリエAの関連記事
|
チアゴ・モッタの人気記事ランキング
1
ユベントスが2戦連続惨敗でモッタ体制危うし…ファジョーリ2Aのヴィオラに3失点【セリエA】
セリエA第29節、フィオレンティーナvsユベントスが16日にアルテミオ・フランキで行われ、ホームのフィオレンティーナが3-0で圧勝した。 前節、ホームでアタランタ相手に歴史的な0-4の惨敗を喫し、エンポリに敗れたコッパ・イタリアに続く失態を演じたリーグ4位のユベントス。これに伴い、チアゴ・モッタ監督の進退問題が騒がしくなったなか、8位のフィオレンティーナとのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を狙った。 アタランタ戦からは先発3人を変更。ガッティとカンビアーゾ、ユルドゥズに代えてカルル、ヴェイガ、コープマイネルスを起用した。 立ち上がりからアウェイのユベントスがボールを握る形となったが、効果的なボールの前進には至らない。 すると、徐々にシンプルに背後を狙う形で前進し始めたホームチームが畳みかける攻撃を見せた。まずは15分、左CKの場面でカタルディのクロスをボックス中央のゴセンスがヘディングシュート。これはDFのブロックに阻まれたが、こぼれ球を見事な左足ボレーシュートでニアに突き刺した。 さらに、直後の18分には味方の長いクリアボールに競り勝ったケアンが落としたボールをグズムンドソン、ファジョーリと繋いでボックス左に走り込むマンドラゴラに繋がると、左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込み、瞬く間にリードを2点に広げた。 アタランタ戦を彷彿とさせる厳しい連続失点によって敵地で厳しい展開を強いられたユベントス。何とか前半のうちに1点を返すべく反撃に出ていく。古巣対戦のニコラス・ゴンサレスやコープマイネルスがミドルシュートでゴールを目指していくが、守護神デ・ヘアを中心とするホームチームの堅守に苦戦。決定機まで持ち込めずに前半を終えた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半も先にスコアを動かしたのはホームチーム。53分、中盤でボールを運んだファジョーリが前線2枚の動き出しによってバイタルエリアで浮いたグズムンドソンにラストパスを供給。そのまま持ち上がったグズムンドソンが無回転気味の強烈な右足シュートをゴール右隅に突き刺した。 痛恨の3失点目を喫したチアゴ・モッタ監督は59分にヴェイガ、ニコラス・ゴンサレスを下げてアルベルト・コスタ、カンビアーゾを同時投入。さらに、後半半ば過ぎにはウェアとケリーを下げてコンセイソン、ガッティの投入で流れに変化を加えようと腐心する。 だが、ボールは握るものの要所を締める相手のメリハリの利いた守備に手を焼き、テュラムやコロ・ムアニのシュートもことごとくブロックに阻まれてゴールが遠い。さらに、途中出場のカンビアーゾが足首を痛めてバングーラとの交代を強いられるなど、アクシデントにも見舞われた。 そして、一矢報いることも叶わず敵地で敗れたユベントスは、モッタ監督の解任もやむなしの2戦連続惨敗となった。 フィオレンティーナ 3-0 ユベントス 【フィオレンティーナ】 ロビン・ゴセンス(前15) ロランド・マンドラゴラ(前18) アルベルト・グズムンドソン(後8) 2025.03.17 04:00 Mon2
フィオレンティーナ戦大敗で解任の可能性も… モッタ監督は保身よりもベストを尽くすことに集中
ユベントスのチアゴ・モッタ監督が16日にアウェイで行われるセリエA第29節フィオレンティーナ戦を前日に控えた会見に臨んだ。 前節ナポリにホームで4失点大敗を喫し、リーグ戦での連勝が5で止まったユベントス。 ホームでの4失点大敗は約58年ぶりと屈辱を受けた中、イタリア『トゥットスポルト』はフィオレンティーナ戦も大敗するようだとモッタ監督の首が飛び、元イタリア代表監督のロベルト・マンチーニ氏が就任するとも報じられている。 チャンピオンズリーグとコッパ・イタリアでは格下と思われた相手に敗れ、リーグ戦での4位死守のみが求められる中、モッタ監督は保身よりも目の前の試合にベストを尽くすことだけを考えている。 「私はフィオレンティーナ戦のことだけを考えている。クラブに全幅の信頼を置いているし、オーナー陣のサポートに感謝している。これまで何度も我々は素晴らしいパフォーマンスを発揮して重要な試合に勝ってきた。一方でそうすることができず、困難に直面したこともあった。明日も同じだ。次の試合が最も重要だ。勝つために全力を尽くさなければならない」 「自分の将来は最優先事項ではない。最優先事項は明日の試合であり、素晴らしい試合をすることだ。結果を受け入れるのが難しい試合から戻ってきた。ここからやり直す。立ち直るのが我々の仕事だ。トレーニングでは可能な限りベストな方法で選手たちが準備してくれた。最善を尽くす責任があり、それが義務だ」 2025.03.16 13:00 Sun3
「来季に向けての確実な基盤がない」上位対決で大敗のユベントス…モッタ監督の方針に疑問の声も「3月になってもどう評価したら良いか…」
大敗を喫したユベントスに対しては、その将来性に疑問の声も挙がっている。 今シーズン、期待の若手指揮官であるチアゴ・モッタ監督を招へいしてシーズンに臨んだユベントス。しかし、ここまでは満足いく成績を残せておらず、セリエAでは4位、チャンピオンズリーグ(CL)はPSVに敗れてプレーオフ敗退となった。 先週末に行われたセリエA第28節では、アタランタと上位争いの直接対決となったが、ホームで成す術なく0-4の完敗。この敗北で3位以上との差が大きく広がっただけでなく、5位ラツィオや6位ボローニャに肉薄される状況となっている。 この試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』でジャンカルロ・マロッキ氏もクラブの問題点を指摘。来シーズンに向けても不安を抱えている状態だと憂慮している。 「問題は、3月になってもまだこのユベントスをどう評価していいかわからないことだ。一貫して好成績を収めている選手は一人もおらず、来シーズンに向けての確実な基盤がない」 「彼らは常に変化し、序列をリセットしている。だが、これはフットボールにおいて間違ったやり方だろう。すべての選手がフラットな立場だというのは間違いだ」 「結果に確実性がないのは仕方ないが、問題は再出発する場所がないことだ。信頼できる選手が6人か7人はいるべきだが、リーグ戦の順位以外には何もないような状態となっている」 2025.03.11 10:55 Tue4
「エンポリ戦とは違う」 57年半ぶりホームで4失点大敗もモッタ監督はチームを擁護 「良いスタートを切ったが、PKで流れが変わった」
ユベントスのチアゴ・モッタ監督が9日にホームで行われ、0-4で惨敗したセリエA第28節アタランタ戦を振り返った。 5連勝で迎えた3ポイント差の3位アタランタとの上位対決。立ち上がりからマンツーマンでアグレッシブな守備を見せてきたアタランタに主導権を握られたユベントスは27分にMFウェストン・マッケニーのハンドを取られてPKを献上。 これを決められて先制されると、後半早々にリードを広げられてしまう。反撃を狙って3枚替えなどをしたユベントスだったが、効果なく2点をさらに奪われてホームで4失点大敗となった。 1967年10月トリノとのダービー以来となるホームでの4失点惨敗劇に終わったものの、モッタ監督は先日のコッパ・イタリア敗退に終わったエンポリ戦のように謝罪することはなかった。 「我々にとっては残念な敗北だが、エンポリ戦の敗戦と同じレベルには置かない。状況が違う。今日は良いスタートを切ったが、PKの後に試合の流れが変わった。我々はバランスを保つ必要があったが、それができなかった。チームの経験不足によるものだ。我々は若いチームで前がかって試合をイーブンに戻そうとしていたが、後方にスペースができてしまった。そこをアタランタに突かれた。このような敗北を喫して悲しく失望しているが、これでスクデットの話はしなくて済むだろう。今度はフィオレンティーナというもう一つの強豪との対戦のためにまた団結し前進しなければならない」 2025.03.10 10:15 Mon5
2試合連続惨敗のユベントス、モッタ監督は辞任の可能性を否定「簡単なことは好きでなない」
ユベントスのチアゴ・モッタ監督が16日にアウェイで行われ、0-3で完敗したセリエA第29節フィオレンティーナ戦を振り返った。 前節アタランタにホームで4失点惨敗に終わったユベントス。2試合連続大敗を喫すればモッタ監督の解任の可能性もあると報じられた中で迎えたフィオレンティーナ戦。 15分にCKの流れからあっさり失点したユベントスは3分後にも失点。後半序盤にも失点を重ね、成す術なく3失点完敗に終わった。アタランタ戦からのバウンスバックなく無残な敗北に終わった中、モッタ監督は辞任の可能性を問われ否定した。 「それは簡単過ぎるし、私は簡単なことは好きでなない。我々は勝つ必要がある。トップ4に入る目標のため、必要なポイントを獲得する方法を見つけなければならない。前回の試合の続きのようで同じストーリーだ。我々は良いスタートを切ったが、アタランタ戦同様に最初の困難で対応できなかった。改善する必要がある。我々はいずれの試合でも局面で強度を出せなかった。選手たちを軌道に戻さなければならない。この2試合の前までは違った面を見せていたと思うし、反応は常にとても良かった」 スポーツ・ディレクターを務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏は試合後、モッタ監督への信頼を引き続き口にした。 「このような時こそ我々は団結し、共に困難を乗り越えなければならない。明らかに失望している。今季は浮き沈みがあったが、2試合続けてここまで劣勢だったことはない。非常に悲しいが、全員でこの状況から抜け出せると確信している。中断明けに軌道に戻りたい。これまで悪い試合の後はすぐバウンスバックできていたが、2試合続けて標準以下のパフォーマンスだったのは初めてだ。監督はこの代表ウィーク期間中に戦術的、心理的な問題に取り組み、軌道に戻す努力をするつもりだ」 この完敗によりユベントスはボローニャにかわされ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に後退した。 2025.03.17 14:00 Monユベントスの人気記事ランキング
1
ユベントスが2戦連続惨敗でモッタ体制危うし…ファジョーリ2Aのヴィオラに3失点【セリエA】
セリエA第29節、フィオレンティーナvsユベントスが16日にアルテミオ・フランキで行われ、ホームのフィオレンティーナが3-0で圧勝した。 前節、ホームでアタランタ相手に歴史的な0-4の惨敗を喫し、エンポリに敗れたコッパ・イタリアに続く失態を演じたリーグ4位のユベントス。これに伴い、チアゴ・モッタ監督の進退問題が騒がしくなったなか、8位のフィオレンティーナとのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を狙った。 アタランタ戦からは先発3人を変更。ガッティとカンビアーゾ、ユルドゥズに代えてカルル、ヴェイガ、コープマイネルスを起用した。 立ち上がりからアウェイのユベントスがボールを握る形となったが、効果的なボールの前進には至らない。 すると、徐々にシンプルに背後を狙う形で前進し始めたホームチームが畳みかける攻撃を見せた。まずは15分、左CKの場面でカタルディのクロスをボックス中央のゴセンスがヘディングシュート。これはDFのブロックに阻まれたが、こぼれ球を見事な左足ボレーシュートでニアに突き刺した。 さらに、直後の18分には味方の長いクリアボールに競り勝ったケアンが落としたボールをグズムンドソン、ファジョーリと繋いでボックス左に走り込むマンドラゴラに繋がると、左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込み、瞬く間にリードを2点に広げた。 アタランタ戦を彷彿とさせる厳しい連続失点によって敵地で厳しい展開を強いられたユベントス。何とか前半のうちに1点を返すべく反撃に出ていく。古巣対戦のニコラス・ゴンサレスやコープマイネルスがミドルシュートでゴールを目指していくが、守護神デ・ヘアを中心とするホームチームの堅守に苦戦。決定機まで持ち込めずに前半を終えた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半も先にスコアを動かしたのはホームチーム。53分、中盤でボールを運んだファジョーリが前線2枚の動き出しによってバイタルエリアで浮いたグズムンドソンにラストパスを供給。そのまま持ち上がったグズムンドソンが無回転気味の強烈な右足シュートをゴール右隅に突き刺した。 痛恨の3失点目を喫したチアゴ・モッタ監督は59分にヴェイガ、ニコラス・ゴンサレスを下げてアルベルト・コスタ、カンビアーゾを同時投入。さらに、後半半ば過ぎにはウェアとケリーを下げてコンセイソン、ガッティの投入で流れに変化を加えようと腐心する。 だが、ボールは握るものの要所を締める相手のメリハリの利いた守備に手を焼き、テュラムやコロ・ムアニのシュートもことごとくブロックに阻まれてゴールが遠い。さらに、途中出場のカンビアーゾが足首を痛めてバングーラとの交代を強いられるなど、アクシデントにも見舞われた。 そして、一矢報いることも叶わず敵地で敗れたユベントスは、モッタ監督の解任もやむなしの2戦連続惨敗となった。 フィオレンティーナ 3-0 ユベントス 【フィオレンティーナ】 ロビン・ゴセンス(前15) ロランド・マンドラゴラ(前18) アルベルト・グズムンドソン(後8) 2025.03.17 04:00 Mon2
フィオレンティーナ戦大敗で解任の可能性も… モッタ監督は保身よりもベストを尽くすことに集中
ユベントスのチアゴ・モッタ監督が16日にアウェイで行われるセリエA第29節フィオレンティーナ戦を前日に控えた会見に臨んだ。 前節ナポリにホームで4失点大敗を喫し、リーグ戦での連勝が5で止まったユベントス。 ホームでの4失点大敗は約58年ぶりと屈辱を受けた中、イタリア『トゥットスポルト』はフィオレンティーナ戦も大敗するようだとモッタ監督の首が飛び、元イタリア代表監督のロベルト・マンチーニ氏が就任するとも報じられている。 チャンピオンズリーグとコッパ・イタリアでは格下と思われた相手に敗れ、リーグ戦での4位死守のみが求められる中、モッタ監督は保身よりも目の前の試合にベストを尽くすことだけを考えている。 「私はフィオレンティーナ戦のことだけを考えている。クラブに全幅の信頼を置いているし、オーナー陣のサポートに感謝している。これまで何度も我々は素晴らしいパフォーマンスを発揮して重要な試合に勝ってきた。一方でそうすることができず、困難に直面したこともあった。明日も同じだ。次の試合が最も重要だ。勝つために全力を尽くさなければならない」 「自分の将来は最優先事項ではない。最優先事項は明日の試合であり、素晴らしい試合をすることだ。結果を受け入れるのが難しい試合から戻ってきた。ここからやり直す。立ち直るのが我々の仕事だ。トレーニングでは可能な限りベストな方法で選手たちが準備してくれた。最善を尽くす責任があり、それが義務だ」 2025.03.16 13:00 Sun3
FWコロ・ムアニは今夏ユベントスに残らない可能性?プレミアリーグ方面からの関心も
パリ・サンジェルマン(PSG)からユベントスへレンタル移籍中のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(26)は、今夏の去就が不透明になっているようだ。 コロ・ムアニは今冬の移籍市場において、買い取りオプションの付随しないレンタル移籍でユベントスに加入。PSGではフランクフルト時代のような輝きを見せられていなかったが、セリエAではデビュー戦からいきなりゴールを記録すると、そこからリーグ戦3試合連続得点を記録し、現在は5ゴールを記録している。 6日には、2月のセリエA月間最優秀選手賞を受賞。こうした活躍もあり、夏にはユベントスが買い取り義務、もしくは買い取りオプションの付随したレンタル移籍についてPSGと交渉する予定と報じられていた。 しかし、イタリア『カルチョメルカート』によると、今夏ユベントスへの再加入が確約されているわけではないとのこと。選手に対してはニューカッスルからの関心があり、交渉次第ではプレミアリーグ行きに傾く可能性があるようだ。 また、上述した活躍を見せるコロ・ムアニだが、セリエAではこの1カ月ゴールなし。ユベントスも現在は4位で場合によっては来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃すかもしれず、そうなればコロ・ムアニ獲得への意欲が低下する可能性も出てくるだろう。 2025.03.15 10:05 Sat4
「来季に向けての確実な基盤がない」上位対決で大敗のユベントス…モッタ監督の方針に疑問の声も「3月になってもどう評価したら良いか…」
大敗を喫したユベントスに対しては、その将来性に疑問の声も挙がっている。 今シーズン、期待の若手指揮官であるチアゴ・モッタ監督を招へいしてシーズンに臨んだユベントス。しかし、ここまでは満足いく成績を残せておらず、セリエAでは4位、チャンピオンズリーグ(CL)はPSVに敗れてプレーオフ敗退となった。 先週末に行われたセリエA第28節では、アタランタと上位争いの直接対決となったが、ホームで成す術なく0-4の完敗。この敗北で3位以上との差が大きく広がっただけでなく、5位ラツィオや6位ボローニャに肉薄される状況となっている。 この試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』でジャンカルロ・マロッキ氏もクラブの問題点を指摘。来シーズンに向けても不安を抱えている状態だと憂慮している。 「問題は、3月になってもまだこのユベントスをどう評価していいかわからないことだ。一貫して好成績を収めている選手は一人もおらず、来シーズンに向けての確実な基盤がない」 「彼らは常に変化し、序列をリセットしている。だが、これはフットボールにおいて間違ったやり方だろう。すべての選手がフラットな立場だというのは間違いだ」 「結果に確実性がないのは仕方ないが、問題は再出発する場所がないことだ。信頼できる選手が6人か7人はいるべきだが、リーグ戦の順位以外には何もないような状態となっている」 2025.03.11 10:55 Tue5