シーズンの行く末が決まる時期が来てしまった…/原ゆみこのマドリッド
2025.02.25 21:00 Tue
「ここしばらく、ミッドウィークは気が休まる日がないのね」そんな風に私が溜息をついていたのは月曜日、お昼過ぎにはシメオネ監督の記者会見があったのに気がついた時のことでした。いやあ、ここ2週間はCL16強進出プレーオフでお隣さんがマンチェスター・シティと戦うのを高みの見学していたアトレティコだったんですけどね。この火曜午後9時30分(日本時間翌午前5時30分)からのコパ・デル・レイ準決勝バルサ戦1stレグを皮切りに来週、再来週はCL16強対決マドリーダービー、その後の週末はバルサとのリーガ戦と、スペイン2巨頭とのガチンコ勝負が3週間も続くとなれば、もう頭が痛いどころではない?
いえまあ、アトレティコも昨年12月最後の試合、後半ロスタイム6分にセルロートが決勝点を挙げて、シメオネ監督の課題だったバルサのホームでの初勝利を達成しているんですけどね。といっても当時は相手が大殺界中で、それこそマドリッドの弟分のレガネスにもモンジュックで負けたりと、急に勝ち点を落とすようになっていたため、対照的に15連勝中だったアトレティコがリーガ首位に立って、シーズンを折り返したなんてことも。それが年が変わってみれば、ツキも変わり、13試合を11勝2分けで乗り切ったバルサはとうとう、首位に返り咲き。
アトレティコはお隣さんにも抜かれて、3位になってしまったんですが、上位2チームとの勝ち点差は1だけですし、リーガはまだ13試合もありますからね。その一方で他の2大会はトーナメントのため、ここで敗退したら、4月早々から、シーズン終了までヒマになってしまうのが問題で、CLに関してはマドリッド勢1チームの準々決勝進出が確定済みという慰みがあるものの、コパは準決勝のもう1組がレアル・ソシエダvsレアル・マドリー戦。ひょっとすると決勝が、アスレティックvsマジョルカだった昨季のように、マドリッドのチームとまったく無縁になってしまう可能性もなくはないんですが、こればっかりはねえ。
まあ、そんなことはともかく、先週末のマドリッド勢のリーガ戦がどうだったかも報告しておかないと。25節は珍しく、どこも平日開催には当たらず、土曜にラージョがエスタディオ・バジェカスにビジャレアルを迎えてスタート。前節にはバルサに1-0で負けて、クラブ史最長だった無敗記録が9で途切れたイニゴ・ペレス監督のチームだったんですが、モンジュイックでジャッジ運のなかったのが、この日も続いてしまうとは!いえ、前半13分に早くもイシが負傷して、エンバルバと交代となったのは仕方ないんですけどね。まだ0-0だった41分、デ・フルートスがレッドカードをもらってしまったから、さあ大変。
そう、自陣でカルドナに倒された彼が、引っくり返った時に相手を蹴ったのがVAR(ビデオ審判)に見咎められ、振り返りで主審がモニターチェックしてのことだったんですけどね。10人なった後半もメンバーを変えず、何とか突破口を開こうとしていたラージョだったんですが、21分、バエナの蹴ったCKをアジョセにヘッドで決められ、失点してしまったのが運の尽き。特にスーパーサブを持つ訳でもない彼らだけに、攻撃の主力2人がピッチにいなくなったのが大きく響いたか、そのまま0-1で負けてしまいましたっけ。
そして土曜は急いで家の近くまで戻り、いつものバル(スペインの喫茶店兼バー)でバレンシアvsアトレティコ戦の後半を見た私だったんですが、実はシメオネ監督のチームはその頃にはもう、2点もリードしていてねえ。前半12分にはグリーズマンのスルーパスから撃ったサムエル・リノのシュートは枠に当たってしまったものの、こぼれ球をフリアン・アルバレスが撃ち込んで先制すると、30分にもグリーズマンのクロスをフリアンが敵CB2人の間からヘッドして、2点目をゲット。オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の中継を聞く限り、かなり攻撃的でいいプレーをしていたようなんですけどね。
それがどういう訳か、負傷したアスピリクエタとリノに代わり、ギャラガーとガランが入った後半はバレンシアに自陣に押し込まれているばかり。私など、どうせ次のバルサ戦はほとんど時間、守っていることになるため、その予行演習でもやっているんじゃないかと穿ってしまった程だったんですけどね。おまけに11分にはサディクのヘッドがエリア内で守っていたガランの腕に当たり、後でシメオネ監督も「Le pega en la mano. Es penalty/レ・ペガ・エン・ラ・マノ。エス・ペナルティ(手に当たった。ペナルティだ)」と言っていたように、誰もが主審はPKを宣告するだろうと思ったところ…。
何と、見逃してもらえたんですよ。おかげで1点差に迫られずに済んだアトレティコはほとんどの時間、守るだけで、時折チャンスがくればカウンターという省エネ作戦を続行。41分にはそれがまんまと当たり、ドリブルで上がったギャラガーがコレアにラストパスを出すと、そのシュートで3点目を奪っているんですから、しっかりしているじゃないですか。ええ、この0-3の勝利でリーガ2試合連続ドロー中という停滞からも抜け出せましたしね。
この時は一旦、首位に立ったアトレティコでしたが、次の時間帯ではバルサがラス・パルマスにダニ・オルモとフェラン・トーレスのゴールで0-2と勝利。翌日にはマドリーも勝ったため、結局、3位のままだったんですが、まあ今はそれよりコパが優先ですからね。バルセロナ遠征にはコケとアスピリクエタが負傷で行けないものの、バレンシア戦を出場停止でお留守番したバリオスは戻るため、そこそこいい試合になるんじゃないかと思いますが、とにかく4月2日の2ndレグまで夢を見られる結果を出してほしいかと。
そしてその、日曜のサンティアゴ・ベルナベウでマドリーがジローナを下した試合なんですが、いやあ、直近がマンチェスター・シティ戦2ndレグという、ボルテージの高いものだったせいですかね。年明けからずっと週2試合体制が続くアンチェロッティ監督のチームだけに、手を抜ける試合もないと困ってしまうんですが、それには最適な相手だったんですよ。ええ、オサスナ戦での退場で2試合の出場停止になったベリンガムがパルコ(貴賓席)見学だったのはともかく、アラバとルーカス・バスケスが完治して、先発できるようになったため、ようやくリュディガーとバルベルデがお休みをもらえることに。
実際、それにはミチェル監督も思いがけぬ形で貢献してくれていて、だってえ、ジローナにはスタメンにCFがいなかったんですよ。すでにCL、コパ参加が終わっている彼らにはストゥアーニやミロフスキ、アベル・ルイスらを温存するべき理由もないとなれば、ええ、後で監督自身も「昨季は勝つ気で来て、自分の居場所を思い知らされた。Este año, el mensaje era cómo defender contra este equipo/エステ・アーニョ、エル・メンサヘ・エラ・コモ・デフェンデール・コントラ・エステ・エキポ(今季はこの相手から、どう守るかというのがチームへのメッセージだった)」と言っていたんですけどね。いやいや、アトレティコを4位に追い落として、3位でフィニッシュした昨季とは大違いもいいところ。
それでも前半にはアルナウやファン・デ・ベークのチャンスがあったんですが、そこはGKクルトワがしっかりセーブ。ジローナがガッチリ守っているせいで、マドリーの方もゴールはなかなか、入らなかったんですが、まあ時間の問題ですよね。41分にはロドリゴの蹴ったCKが敵にクリアされた後、落ちてきたボールを胸でトラップしたモドリッチがエリア外から、volea(ボレア/ボレーシュート)でgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めてくれたから、ビックリしたの何のって。となれば、それまでは応援団が「Federacion, corrupcion/フェデエラシン、コルプシオン(サッカー協会、汚職/最近のマドリーが冷遇される審判制度への抗議)」と、何度も叫ぶのを静かに聞いているだけだった他のスタンドもようやく盛り上がれますって。
そして後半もよくシュートを撃っていたマドリーなんですが、追加点が入ったのもかなり遅い時間で、すでにブライム、アラバがセバージョス、カマビンガに代わった後の38分、エムバペのスルーパスをエリア内で受けたビニシウスが敵DFの足が届く前に素早く蹴り込んで、2点目をゲット。そのまま試合は2-0で可もなく不可もなく終わったんですが、ええ、アンチェロティ監督も「水曜の試合の真剣さをリピートするのは簡単じゃないが、こんな過密日程でもチームの態度は良かった。Aunque no se esté al nivel del partido contra el City/アウンケ・ノー・セ・エステ・アル・ニベル・デル・パルティードー・コントラ・エル・シティ(シティ戦のレベルでなくてもね)」と認めていましたしね。
この先もマドリーは3月各国代表戦期間まで週2試合ペースが続くため、常にトップギアでプレーできないのは当然ですが、水曜午後9時30分のコパ準決勝ソシエダ戦1stレグはちょっと用心しないといけないかも。というのも日曜最後の時間帯では、弟分のレガネスがレアル・アレナでソシエダに挑んだんですが、うーん、イマノル監督のチームもマドリー同様、EL16強対決進出プレーオフがあって、ずっと連戦が続いているんですけどね。それにも関わらず、前半12分のザハリャンがエリア外から決めた先制点、後半3分に久保建英選手がファン・クルスを股抜きして決めた2点目、35分にもオラサガスティが豪快なボレーシュートで3点目と、ゴラソ祭りで3-0と快勝していたから。
いえまあ、このところ5試合白星なしとレガネスが不調なのもいけなかったんですけどね。一応、マドリーはリーガのシーズン前半戦にソシエダとアウェイで戦った時も0-2と勝っていますし、相手がここ2試合ゴールづいているとはいっても、アンチェロティ監督のチームも一時期のDF頭数不足からは脱却。よって、そうそう簡単に失点するとは思えませんが…4月1日にはベルナベウで2ndレグですし、マドリー的には最低限、remontable(レモンタブレ/逆転可能な)結果を出せれば、いいんじゃないでしょうか。
その一方で、まさにマドリーに準々決勝で負け、コパ敗退したレガネスはとうにリーガに専念していないといけないにも関わらず、降格圏と勝ち点1差で16位というギリギリ状態から一向に抜け出せず。この週末には日曜にお隣さん、ヘタフェをブタルケに迎えての弟分ダービーで体勢の立て直しを図らないといけないんですが、実はボルダラス監督のチームも先週末は良い結果が残せなくてねえ。
そう、マドリーのすぐ後の時間帯で開催されたコリセウムでのベティス戦では前半18分、この冬、マンチェスター・ユナイテッドからレンタルで来たアントニーのパスを受けたイスコに先制点を挙げられてしまい、後半30分にはアルデレテがクーチョをエリア内で倒して、PKを献上。そちらもイスコが決めて、0-2にされたんですが、その5分後にはマジョラルが1点を返して、かなり事態は緊迫したよう。ロスタイムにはアントニーがファン・イグレシアスへの危険なタックルで一発レッド退場させられたり、ヘタフェもドゥアルテが2枚イエローカードをもらって後に続いたりしたんですが、残念。1-2でタイムアップです。
まあ、今のヘタフェは降格圏まで勝ち点7ありますし、リーガではこれが今年になって初めての黒星ですからね。それ程、焦る必要がない上、とうとうマジョラルも先発フル出場できるようになって、出場停止だったウチェも戻って来るとなれば、ダービーでも優勢な気がするんですが、果たしてどうなることやら。何はともあれ、次節は兄貴分たちだけでなく、弟分チームたちにも勝利を掴んでもらいたいものです。
いえまあ、アトレティコも昨年12月最後の試合、後半ロスタイム6分にセルロートが決勝点を挙げて、シメオネ監督の課題だったバルサのホームでの初勝利を達成しているんですけどね。といっても当時は相手が大殺界中で、それこそマドリッドの弟分のレガネスにもモンジュックで負けたりと、急に勝ち点を落とすようになっていたため、対照的に15連勝中だったアトレティコがリーガ首位に立って、シーズンを折り返したなんてことも。それが年が変わってみれば、ツキも変わり、13試合を11勝2分けで乗り切ったバルサはとうとう、首位に返り咲き。
アトレティコはお隣さんにも抜かれて、3位になってしまったんですが、上位2チームとの勝ち点差は1だけですし、リーガはまだ13試合もありますからね。その一方で他の2大会はトーナメントのため、ここで敗退したら、4月早々から、シーズン終了までヒマになってしまうのが問題で、CLに関してはマドリッド勢1チームの準々決勝進出が確定済みという慰みがあるものの、コパは準決勝のもう1組がレアル・ソシエダvsレアル・マドリー戦。ひょっとすると決勝が、アスレティックvsマジョルカだった昨季のように、マドリッドのチームとまったく無縁になってしまう可能性もなくはないんですが、こればっかりはねえ。
そう、自陣でカルドナに倒された彼が、引っくり返った時に相手を蹴ったのがVAR(ビデオ審判)に見咎められ、振り返りで主審がモニターチェックしてのことだったんですけどね。10人なった後半もメンバーを変えず、何とか突破口を開こうとしていたラージョだったんですが、21分、バエナの蹴ったCKをアジョセにヘッドで決められ、失点してしまったのが運の尽き。特にスーパーサブを持つ訳でもない彼らだけに、攻撃の主力2人がピッチにいなくなったのが大きく響いたか、そのまま0-1で負けてしまいましたっけ。
おかげで来季はCL出場権がもらえることになるはずの5位に近づくどころか、いえ、順位は6位で変わらないんですけどね。そのビジャレアルとの差が勝ち点差6から9に広がってしまっただけでなく、7位のベティス、8位のマジョルカと同じ勝ち点になってしまったため、この週末土曜、ホーム連戦となるセビージャ戦ではちょっと気合を入れていかないといけないんですが、さて。デ・フルートスは出場停止、イシも無理かもしれないとなると、カメージョも離脱している今、チームのゴール力低下が心配ですよね。
そして土曜は急いで家の近くまで戻り、いつものバル(スペインの喫茶店兼バー)でバレンシアvsアトレティコ戦の後半を見た私だったんですが、実はシメオネ監督のチームはその頃にはもう、2点もリードしていてねえ。前半12分にはグリーズマンのスルーパスから撃ったサムエル・リノのシュートは枠に当たってしまったものの、こぼれ球をフリアン・アルバレスが撃ち込んで先制すると、30分にもグリーズマンのクロスをフリアンが敵CB2人の間からヘッドして、2点目をゲット。オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の中継を聞く限り、かなり攻撃的でいいプレーをしていたようなんですけどね。
それがどういう訳か、負傷したアスピリクエタとリノに代わり、ギャラガーとガランが入った後半はバレンシアに自陣に押し込まれているばかり。私など、どうせ次のバルサ戦はほとんど時間、守っていることになるため、その予行演習でもやっているんじゃないかと穿ってしまった程だったんですけどね。おまけに11分にはサディクのヘッドがエリア内で守っていたガランの腕に当たり、後でシメオネ監督も「Le pega en la mano. Es penalty/レ・ペガ・エン・ラ・マノ。エス・ペナルティ(手に当たった。ペナルティだ)」と言っていたように、誰もが主審はPKを宣告するだろうと思ったところ…。
何と、見逃してもらえたんですよ。おかげで1点差に迫られずに済んだアトレティコはほとんどの時間、守るだけで、時折チャンスがくればカウンターという省エネ作戦を続行。41分にはそれがまんまと当たり、ドリブルで上がったギャラガーがコレアにラストパスを出すと、そのシュートで3点目を奪っているんですから、しっかりしているじゃないですか。ええ、この0-3の勝利でリーガ2試合連続ドロー中という停滞からも抜け出せましたしね。
この時は一旦、首位に立ったアトレティコでしたが、次の時間帯ではバルサがラス・パルマスにダニ・オルモとフェラン・トーレスのゴールで0-2と勝利。翌日にはマドリーも勝ったため、結局、3位のままだったんですが、まあ今はそれよりコパが優先ですからね。バルセロナ遠征にはコケとアスピリクエタが負傷で行けないものの、バレンシア戦を出場停止でお留守番したバリオスは戻るため、そこそこいい試合になるんじゃないかと思いますが、とにかく4月2日の2ndレグまで夢を見られる結果を出してほしいかと。
そしてその、日曜のサンティアゴ・ベルナベウでマドリーがジローナを下した試合なんですが、いやあ、直近がマンチェスター・シティ戦2ndレグという、ボルテージの高いものだったせいですかね。年明けからずっと週2試合体制が続くアンチェロッティ監督のチームだけに、手を抜ける試合もないと困ってしまうんですが、それには最適な相手だったんですよ。ええ、オサスナ戦での退場で2試合の出場停止になったベリンガムがパルコ(貴賓席)見学だったのはともかく、アラバとルーカス・バスケスが完治して、先発できるようになったため、ようやくリュディガーとバルベルデがお休みをもらえることに。
実際、それにはミチェル監督も思いがけぬ形で貢献してくれていて、だってえ、ジローナにはスタメンにCFがいなかったんですよ。すでにCL、コパ参加が終わっている彼らにはストゥアーニやミロフスキ、アベル・ルイスらを温存するべき理由もないとなれば、ええ、後で監督自身も「昨季は勝つ気で来て、自分の居場所を思い知らされた。Este año, el mensaje era cómo defender contra este equipo/エステ・アーニョ、エル・メンサヘ・エラ・コモ・デフェンデール・コントラ・エステ・エキポ(今季はこの相手から、どう守るかというのがチームへのメッセージだった)」と言っていたんですけどね。いやいや、アトレティコを4位に追い落として、3位でフィニッシュした昨季とは大違いもいいところ。
それでも前半にはアルナウやファン・デ・ベークのチャンスがあったんですが、そこはGKクルトワがしっかりセーブ。ジローナがガッチリ守っているせいで、マドリーの方もゴールはなかなか、入らなかったんですが、まあ時間の問題ですよね。41分にはロドリゴの蹴ったCKが敵にクリアされた後、落ちてきたボールを胸でトラップしたモドリッチがエリア外から、volea(ボレア/ボレーシュート)でgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めてくれたから、ビックリしたの何のって。となれば、それまでは応援団が「Federacion, corrupcion/フェデエラシン、コルプシオン(サッカー協会、汚職/最近のマドリーが冷遇される審判制度への抗議)」と、何度も叫ぶのを静かに聞いているだけだった他のスタンドもようやく盛り上がれますって。
そして後半もよくシュートを撃っていたマドリーなんですが、追加点が入ったのもかなり遅い時間で、すでにブライム、アラバがセバージョス、カマビンガに代わった後の38分、エムバペのスルーパスをエリア内で受けたビニシウスが敵DFの足が届く前に素早く蹴り込んで、2点目をゲット。そのまま試合は2-0で可もなく不可もなく終わったんですが、ええ、アンチェロティ監督も「水曜の試合の真剣さをリピートするのは簡単じゃないが、こんな過密日程でもチームの態度は良かった。Aunque no se esté al nivel del partido contra el City/アウンケ・ノー・セ・エステ・アル・ニベル・デル・パルティードー・コントラ・エル・シティ(シティ戦のレベルでなくてもね)」と認めていましたしね。
この先もマドリーは3月各国代表戦期間まで週2試合ペースが続くため、常にトップギアでプレーできないのは当然ですが、水曜午後9時30分のコパ準決勝ソシエダ戦1stレグはちょっと用心しないといけないかも。というのも日曜最後の時間帯では、弟分のレガネスがレアル・アレナでソシエダに挑んだんですが、うーん、イマノル監督のチームもマドリー同様、EL16強対決進出プレーオフがあって、ずっと連戦が続いているんですけどね。それにも関わらず、前半12分のザハリャンがエリア外から決めた先制点、後半3分に久保建英選手がファン・クルスを股抜きして決めた2点目、35分にもオラサガスティが豪快なボレーシュートで3点目と、ゴラソ祭りで3-0と快勝していたから。
いえまあ、このところ5試合白星なしとレガネスが不調なのもいけなかったんですけどね。一応、マドリーはリーガのシーズン前半戦にソシエダとアウェイで戦った時も0-2と勝っていますし、相手がここ2試合ゴールづいているとはいっても、アンチェロティ監督のチームも一時期のDF頭数不足からは脱却。よって、そうそう簡単に失点するとは思えませんが…4月1日にはベルナベウで2ndレグですし、マドリー的には最低限、remontable(レモンタブレ/逆転可能な)結果を出せれば、いいんじゃないでしょうか。
その一方で、まさにマドリーに準々決勝で負け、コパ敗退したレガネスはとうにリーガに専念していないといけないにも関わらず、降格圏と勝ち点1差で16位というギリギリ状態から一向に抜け出せず。この週末には日曜にお隣さん、ヘタフェをブタルケに迎えての弟分ダービーで体勢の立て直しを図らないといけないんですが、実はボルダラス監督のチームも先週末は良い結果が残せなくてねえ。
そう、マドリーのすぐ後の時間帯で開催されたコリセウムでのベティス戦では前半18分、この冬、マンチェスター・ユナイテッドからレンタルで来たアントニーのパスを受けたイスコに先制点を挙げられてしまい、後半30分にはアルデレテがクーチョをエリア内で倒して、PKを献上。そちらもイスコが決めて、0-2にされたんですが、その5分後にはマジョラルが1点を返して、かなり事態は緊迫したよう。ロスタイムにはアントニーがファン・イグレシアスへの危険なタックルで一発レッド退場させられたり、ヘタフェもドゥアルテが2枚イエローカードをもらって後に続いたりしたんですが、残念。1-2でタイムアップです。
まあ、今のヘタフェは降格圏まで勝ち点7ありますし、リーガではこれが今年になって初めての黒星ですからね。それ程、焦る必要がない上、とうとうマジョラルも先発フル出場できるようになって、出場停止だったウチェも戻って来るとなれば、ダービーでも優勢な気がするんですが、果たしてどうなることやら。何はともあれ、次節は兄貴分たちだけでなく、弟分チームたちにも勝利を掴んでもらいたいものです。
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ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材の確保に成功したようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 名門ベレス・サルスフィエルドでプレーするアルゼンチン人FWジャンルカ・プレスティアーニ(17)は、アルゼンチン国内で将来を嘱望される小兵のアタッカーだ。 現時点で166cmと体格には恵まれていないものの、卓越したアジリティとフットサルで培った圧倒的なボールスキルを駆使したドリブルを最大の特長とする右利きのアタッカーは、10代前半から将来を嘱望される若手として認知されてきた。 そして、昨年5月に行われたコパ・リベルタドーレスのエストゥディアンテス戦で16歳でのファーストチームデビューを果たすと、左右のウイングを主戦場にベレスではここまで公式戦39試合に出場し、3ゴール1アシストを記録。また、U-17アルゼンチン代表としても6試合に出場していた。 戦術理解度やメンタル面のコントロール、当たり負けしないフィジカル作りと、同年代の多くの逸材と同様の改善点を残すが、密集地帯、オープンスペースに関わらず、キレだけでなく駆け引きでも優位に立てるドリブル、パンチ力のあるシュートはすぐにでも通用するはずだ。 その逸材に対してはバルセロナとレアル・マドリーなど錚々たるヨーロッパのビッグクラブが関心を示していたが、同じく早い段階から獲得への動きを見せていたベンフィカ行きがほぼ確実となっているようだ。 ベレスのファビアン・ベルランガ会長は、「ベンフィカからオファーがあり、もちろん我々はそれを分析している。我々はプレーヤーの売却をやめるつもりはない。なぜなら資金が必要だからだ」と、同選手のベンフィカ行きの可能性を認めた。 さらに、プレスティアーニが1月31日生まれということもあり、加入時期は今冬になるとの見通しを語っている。 「現時点で未成年であるため、彼はその日まで移籍できないが、(ベンフィカと)事前の合意がある。得た資金でチームのニーズを満たさなければならない」 なお、ベンフィカは800万ユーロ(約13億円)でプレスティアーニの85%の権利を買い取るオファーによって合意を取り付けた模様だ。 2023.11.18 06:00 Sat4
終焉を迎えたレアル・マドリーのサイクル②~モウリーニョ体制プレイバック~
2018-19シーズン、レアル・マドリーは3月に入ると同時に全てのタイトルへの望みを絶たれた。2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が2度目の就任を果たして以来、数々の栄光を手にしてきたクラブも、明確な後退を余儀なくされている。本稿では、このサイクルの軌跡を振り返っていく。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ジョゼ・モウリーニョ体制/2010-13</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>モウリーニョ監督は、マドリーを指揮する前年、当時率いていたインテルでイタリア史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)、セリエA、コッパ・イタリアの三冠を達成。ポルトやチェルシーでの功績と合わせ、世界最高指揮官の1人として満を持して“新銀河系軍団”を率いることとなった。 前年には、ペレス会長がトップに返り咲き、マヌエル・ペジェグリーニ前監督の下でFWクリスティアーノ・ロナウドら大型補強を敢行していたマドリー。しかし、CLでは6シーズン連続のベスト16敗退、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイでの優勝にも届かず。モウリーニョ監督には、初年度に何らかのタイトルを獲得した上で、クラブを世界最高峰に復権させる仕事が求められていた。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆基本フォーメーション[4-2-3-1]</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>モウリーニョ監督は、FWクリスティアーノ・ロナウドやMFシャビ・アロンソら前年度に加入した選手を最大限生かせるよう、MFメスト・エジルやMFサミ・ケディラらを初年度に獲得。一方でFWラウールやMFグティら年齢を重ねていたスター選手たちを容赦なく切り捨てた。また、後に欠かせない選手となるMFルカ・モドリッチ、DFラファエル・ヴァランもモウリーニョ政権時に獲得している。 最前線のチョイスではFWベンゼマとFWイグアインに競争を強いていたが、その他はあまり変化させず。ベンゼマが落とし、エジルが前を向き、前線のC・ロナウドが電光石火のシュートを見舞う形は、“世界最高のカウンター”と評された。また、カバーリング範囲の広いDFペペと、インターセプトに優れるDFセルヒオ・ラモスの相性はすこぶる良く、指揮官の重視する守備戦術の根幹を担った。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆Turning Point!~レヴァンドフスキの悪夢~</span> “スペシャル・ワン”という代名詞を引っ提げてやってきたモウリーニョ監督は、初年度からコパ・デル・レイ決勝で宿敵バルセロナを撃破し、3年ぶりの主要タイトルをもたらした。そして、2年目にはリーガ史上最多勝ち点100、得点121でリーガを制覇。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で史上最強とも呼ばれていたバルセロナと激しく火花を散らし、対等に渡り合った。 また、初年度からCLでも7シーズンぶりにベスト16を突破。3年連続でベスト4で終わってしまったものの、確実にクラブを前進させていた。しかし、指揮3年目にはロッカールーム内から不穏な空気が漏れ伝えられ、特にクラブのリビング・レジェンドでもあるGKカシージャスとの軋轢はモウリーニョ監督へのバッシングに繋がった。 そして、その2012-13シーズン、CL準決勝1stレグ・ドルトムント戦でFWロベルト・レヴァンドフスキに4得点を奪われて1-4と大敗。既にリーガではバルセロナの優勝が確実視されており、批判は加速することとなった。 結局、10度目の欧州制覇“デシマ”を達成できなかったモウリーニョ監督は、2013年5月に追われるようにして契約解除に同意している。<hr>▽ジョゼ・モウリーニョ 【在任期間】 3シーズン(2010-13) 【戦績】 [2010-11] 公式戦59試合44勝9分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点92) コパ・デル・レイ:優勝 [2011-12] 公式戦58試合45勝7分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:優勝(勝ち点100) コパ・デル・レイ:ベスト8 [2012-13] 公式戦61試合38勝12分け12敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点85) コパ・デル・レイ:準優勝 [合計] 公式戦178試合127勝28分け23敗 【主な獲得選手】 MFアンヘル・ディ・マリア、MFメスト・エジル、MFサミ・ケディラ、MFルカ・モドリッチ、MFカゼミロ、DFラファエル・ヴァラン 【主な放出選手】 FWラウール、MFラファエル・ファン・デル・ファールト、MFグティ、MFフェルナンド・ガゴ、MFエステバン・グラネロ、MFラサナ・ディアッラ 2019.03.10 18:00 Sun5
