高みの見物は終わった…/原ゆみこのマドリッド
2025.02.22 23:00 Sat
「恐れていた通りになっちゃった」そんな風に私が嘆いていたのは金曜日、CL16強対決がマドリーダービーになったのをライブストリーミングで目撃した時のことでした。いやあ、今季の改定版CL決勝トーナメントはリーグフェーズの順位により、対戦相手のオプションが限られていて、事前から、5位で直接進出したアトレティコはプレーオフ勝者のレアル・マドリーかバイエルンという、突極の選択だったんですけどね。同様にマドリーもアトレティコかレバークーゼンの2択だったんですが、うーん、UEFAは同じ国のチームに潰し合ってもらいたかった?
そう、マドリーvsアトレティコとなったため、ドイツ勢もバイルンvsレバークーゼンで準々決勝の席を争うことになったんですが、何が困るかというと、いえまあ、カードが違っていれば、2月の最初のミッドウィーク2週間、マドリッド勢の計4試合が楽しめたはずなのが、4日(火)の1stレグと12日(水)の2ndレグの2試合だけになったというのはまだいいんですけどね。要はアンチェロッティ監督のチームが勝っても、シメオネ監督のチームが勝っても、準々決勝にはマドリッドのチームが1つしかなくなることで、しかもアトレティコはお隣さんとのCL対決で2014、2016年の決勝を含めて、5回全てに負けているんですよ。
それを知ってか、知らずか、マドリーがプレーオフに勝った後、エムバペが「Mejor el Atleti, porque así no viajamos/メホール・エル・アトレィ、ポルケ・アシー・ノー・ビアハモス(アトレティコの方がいい。それなら遠征せずに済むから)」が言っていたのはともかく、巷のマドリーファンはもちろん大喜び。逆に丁度、抽選会の後、バレレンシア戦前日記者会見があったシメオネ監督など、「partidazo y estamos preparados/パルティダーソ・イ・エスタモス・プレパラードス(ビッグゲームでウチの準備はできている)」と繰り返すに留めていたんですが、はあ。
すでに決勝までのトーナメント表ができあがった今季のCLではたとえ、16強対決を勝ち上がっても準々決勝はアーセナル、準決勝ではリバプールと当たる可能性が高いですしね。となれば、PSGを避けて、ベンフィカと対戦。準々決勝、準決勝に来そうなチームも怖いのはバイエルンぐらいで、同国勢対決は決勝までないバルサが羨ましくなってしまっても仕方ない?加えて、アトレティコには来週、そのフリック監督のチームとのコパ・デル・レイ準決勝1stレグ、3月16日の週末にはリーガ対決も到来。どうやら、この1カ月少々で今季の全てが決まると言っても過言はないような気がするんですが…。
まあ、そんなことは今は置いておいて、先にマドリーがマンチェスター・シティに引導を渡した水曜のプレーオフ2ndレグがどうだったか、お話ししていかないと。先週、エティハド・スタジアムでの1stレグでは2-3と土壇場のベリンガムのゴールで先勝したマドリーだったんですが、僅差だったにも関わらず、ええ、グァルディオラ監督が「逆転の可能性は1%」と言っていたせいもあったんですけどね。当人は前日会見で「もう少しある」と訂正していたものの、頼みの綱となるはずだった、1stレグで2得点したハーランドが直前のニューキャッスル戦で負傷。
そう、その時は以前、ベリンガムにもロングボールでアシストしていたカンテラーノ(RMカスティージャの選手)CB、アセンシオが自陣から放り込んだボールをルーベン・ディアスがクリアミス。バウンドしたところをエムバペがvaselina(バセリーナ/ループシュート)して、飛び出していたGKエメルソンの頭上を破ったため、一気にマドリーのリードは2倍になることに。そんな初っ端から、守備力の弱さを露呈したシティには8分、ストーンズが負傷するという逆境も発生し、早々にアケに代わったんですが、まあ、誰がCBでも34分、ビニシウス、ロドリゴと繋がったボールを受け、敵選手が何人もいるエリア内でグバルディオルを切り返して決めたエムバペのシュートは防げませんって。
おかげで2-0として試合を折り返したマドリーだったんですが、後半になってもフランス代表キャプテンの当たり日は続き、16分、今度はエリア内右側からのシュートで3点目をゲット。マドリーで初のCLハットトリックを達成することになったんですが、これで総合スコアは6-2ですからね。ハーランドも使えないとなると、もうグァルディオラ監督も諦めるしかなかった?いえまあ、マドリーはここで打ち止めとなり、後半ロスタイムにはマーモウシュのFKがゴールバーに当たって跳ね返ったところ、ニコ・ゴンサレスが押し込んで、シティは1点を返したんですけどね(最終結果3-1、総合スコア6-3)。
実際、試合後は、これまでCLでマドリーに勝ったり負けたりの激戦を繰り広げていたグァルディオラ監督も「Me he encontrado al mejor Madrid de los últimos años/メ・エ・エンコントラードー・アル・メホール・マドリッド・デ・ロス・ウルティモス・アーニョス(ここ数年で一番いいマドリーに出会った)」と完敗宣言をしていた程、文句のつけようのない勝ちっぷりだったんですが、いやあ。「No pudimos competir a nivel físico ni con su ritmo/ノー・プディモス・コンペティール・ア・ニベル・フィシコ・ニ・コン・ス・リトモ(ウチはフィジカルのレベルでもリズムでも競うことができなかった)」(グァルディオラ監督)という、シティの惨状は目を覆うばかり。挙句の果てには「今季残りの目標は来季のCL出場権獲得」って、それじゃあ、マドリーのお隣さんの例年と同じじゃない?
その一方で、このところ、リーガでは3試合白星がないのと対照的に、得意なCLでチームが本領を発揮したアンチェロッティ監督は、「Hemos hecho un partido completo. En ataque, en defensa.../エモス・エッチョー・ウン・パルティードー・コンプレトー。エン・アタケ、エン・デフェンサ…(ウチは完璧な試合をやった。攻撃でも守備でも)」と大満足してたんですが、いやいや、これまでマドリーでは1度もなかった16強対決前の敗退をしようもんなら、赤っ恥もいいところですからね。
内心はホッとしていたんじゃないかと思いますが、監督も「16強対決までに10試合も必要だったのはいいことじゃないが、es verdad que a nivel emocional nos ha venido bien/エス・ベルダッド・ケ・ア・ニベル・エモシオナル・ノス・ア・ベニードー・ビエン(感情的なレベルでウチに良かったのは本当だ)」と告白。この先、CLで行け行けになりそうなのは正直、アトレティコにとっては災難ですよね。
そんなマドリーはこの週末、日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、再びサンティアゴ・ベルナベウでジローナ戦となるんですが、相手はCLリーグフェーズで敗退したばかり。よって、この2週間のプレーオフ中はミッドウィークフリーで体力温存しているんですが、それでもミチェル監督のチームは前節も弟分のヘタフェに1-2で負けていましたからね。シティ戦でリュディガー、アラバが負傷から復帰し、もうルーカス・バスケスも出場OKになったため、マドリーはここ最近の悩みの種だった守備要員不足も解消。
おまけに彼らには「Tenemos una calidad arriba como nunca en los años pasados/テネモス・ウナ・カリダッド・アリバ・コモ・ヌンカ・エン・ロス・アーニョス・パサードス(過去数年間でなかった前線の質がある)」(アンチェロッティ監督)となれば、やっぱり心配なのはジャッジ関連オンリーになる?ええ、結局、前節オサスナ戦で「Fuck off」を「Fuck you」と言ったと主審に間違われ、レッドカードで退場。出場停止2試合のベリンガムへの処分は上訴委員会でも取り消しにはなりませんでしたしね。まあ、彼の場合はシティ戦でもイエローカードをもらい、累積警告で16強対決1stレグも出場停止となるため、節約できる分の体力を来週水曜のコパ・デル・レイ準決勝レアル・ソシエダ戦1stレグに注ぎ込んでくれればいいだけですが、ビニシウスといい、マドリーってこういう選手、何か多いような。
最後に他のマドリッド勢のカードも見ておくと、この25節は土曜にまず、ラージョがエスアディオ・バジェカスにビジャレアルを迎える試合からスタートして、こちら、間に勝ち点6あるものの、6位と5位の対戦とあって、CL16強対決プレーオフの結果でいきなり注目の的になることに。というのもこのラウンドでユベントス、アタランタ、ミランが敗退し、イタリア勢の生き残りが直接進出したインテルだけになったため、UEFAランキングでスペインが2位に上昇。来季のCL出場が5チームになるかもしれないから。
そうなると6位がELに出場、それこそラージョが頑張って5位に上がれば、CLでファンの歌う「El año que viene, Rayo – Liverpool/エル・アーニョ・ケ・ビエネ・ラージョ・リバプール(来季はラージョvsリバプール戦)」が実現する可能性もある?もちろん、イニゴ・ペレス監督は残留確定しか考えていないとしか言いませんが、前節はパテ・シスの犯したペナルティで1-0と負けたとはいえ、もうちょっとだけ運があれば、ムニンやシスがエリア内で倒されたプレーでPKをもらえて、勝てたかもしれなかった彼らでしたからね。相変わらず、足中骨骨折のカメージョとメンタル疾患から復帰してきたばかりのRdT(ラウール・デ・トーマス)はいないものの、ホームで勝って、少しでもビジャレアルとの差を縮められたらいいかと。
そして土曜午後6時30分からはアトレティコの番で、こちらはメスタジャでバレンシア戦なんですが、今週火曜には前節セルタ戦でコケが右脚の筋肉を負傷していたことが発覚。全治3週間と、この激戦が続く大事な時期にキャプテンが抜けるのは痛いんですが、加えて、今節は出場停止でバリオスもいなくてねえ。シメオネ監督は今週、原点回帰してジョレンテをボランチに充てていたんですが、今は言い訳なしでただただ、勝ち癖を取り戻す努力をしないと。
ええ、クラブ記録の15連勝を弟分のレガネスに止められて以来、彼らはリーガ5試合で1勝3分け1敗と振るっていませんからね。まだ首位との差が勝ち点1のうちに体勢を立て直しておきたいところですが、相手のバレンシアは降格圏の18位ながら、17位のラス・パルマスと同じ勝ち点と最近上昇基調に。実際、16位のレガネスとも勝ち点差1だけのため、ちょっと思うところはあるかもしれませんが、ここは勝って援護射撃をするのが正解になりましょうか。
一方、残りの弟分2チームは日曜試合で、ヘタフェはコリセウムにベティスを迎え、レガネスはアウェイでレアル・ソシエダと対戦。どちらも木曜にヨーロッパの大会16強対決プレーオフを勝ち抜いたチーム相手なんですが、コンフェレンスリーグの前者は金曜の抽選でチェルシーを避けて、ポルトガルのビトリア・ギマラエス、ヨーロッパリーグの後者はマンチェスター・ユナイテッドと顔を合わすことに。ちなみにヘタフェの方はここ6試合無敗が続いているとはいえ、アウェイで4連勝なのは立派ながら、ホームでは2引分けと少々停滞中。この試合もまだルイス・ミジャは回復せず、ウチェが出場停止というハンデはありますが、そろそろマジョラルの先発入りも見えてきたようですし、大体がして、8位の相手とはたったの勝ち点2差ですからね。
相手も2週連続のヘント戦の疲れが残っているはずですし、今の13位からちょっとでも上がって、コリセウムのファンを喜ばす試合ができたらいいかと。逆に心配なのはレガネスの方で、ええ、ソシエダはミティラン戦2ndレグでも5-2の大勝をしたばかりですからね。前節にアラベスと引き分けた試合で3点を取ったボルハ・ヒメネス監督のチームとはいえ、うち2点はPKでしたし、同点に追いつくゴールを挙げたムニルはその後、敵にパンチを見舞って退場。出場停止3試合を喰らってしまったため、アトレティコに勝って以来、2分け2敗と白星のないレガネスには荷が重いかもしれませんが…とにかく残り14試合、あと5、6勝挙げて、残留確定するまで、頑張ってほしいものです。
そう、マドリーvsアトレティコとなったため、ドイツ勢もバイルンvsレバークーゼンで準々決勝の席を争うことになったんですが、何が困るかというと、いえまあ、カードが違っていれば、2月の最初のミッドウィーク2週間、マドリッド勢の計4試合が楽しめたはずなのが、4日(火)の1stレグと12日(水)の2ndレグの2試合だけになったというのはまだいいんですけどね。要はアンチェロッティ監督のチームが勝っても、シメオネ監督のチームが勝っても、準々決勝にはマドリッドのチームが1つしかなくなることで、しかもアトレティコはお隣さんとのCL対決で2014、2016年の決勝を含めて、5回全てに負けているんですよ。
それを知ってか、知らずか、マドリーがプレーオフに勝った後、エムバペが「Mejor el Atleti, porque así no viajamos/メホール・エル・アトレィ、ポルケ・アシー・ノー・ビアハモス(アトレティコの方がいい。それなら遠征せずに済むから)」が言っていたのはともかく、巷のマドリーファンはもちろん大喜び。逆に丁度、抽選会の後、バレレンシア戦前日記者会見があったシメオネ監督など、「partidazo y estamos preparados/パルティダーソ・イ・エスタモス・プレパラードス(ビッグゲームでウチの準備はできている)」と繰り返すに留めていたんですが、はあ。
まあ、そんなことは今は置いておいて、先にマドリーがマンチェスター・シティに引導を渡した水曜のプレーオフ2ndレグがどうだったか、お話ししていかないと。先週、エティハド・スタジアムでの1stレグでは2-3と土壇場のベリンガムのゴールで先勝したマドリーだったんですが、僅差だったにも関わらず、ええ、グァルディオラ監督が「逆転の可能性は1%」と言っていたせいもあったんですけどね。当人は前日会見で「もう少しある」と訂正していたものの、頼みの綱となるはずだった、1stレグで2得点したハーランドが直前のニューキャッスル戦で負傷。
「Lo dolía al caminar o, por ejemplo, al subir y bajar escaleras/ロ・ドリア・アル・カミナル・オ、ポル・エヘンプロ、アル・スビール・イ・バハール・エスカレラス(歩く時、例えば、階段の昇り降りなんかで痛みがあって)、当日の朝、私に用意できていない、いい感じがしないと言ってきた」(グァルディオラ監督)ため、先発CFをこの冬にアイントラハト・フランクフルトから加入したマーモウシュにせざるを得なくなる前から、世間はマドリーを大本命と見なしていたんですけどね。だからといって、まさか前半4分には、早くもエムバペが先制ゴールを決めているとは一体、誰が予想したかと。
そう、その時は以前、ベリンガムにもロングボールでアシストしていたカンテラーノ(RMカスティージャの選手)CB、アセンシオが自陣から放り込んだボールをルーベン・ディアスがクリアミス。バウンドしたところをエムバペがvaselina(バセリーナ/ループシュート)して、飛び出していたGKエメルソンの頭上を破ったため、一気にマドリーのリードは2倍になることに。そんな初っ端から、守備力の弱さを露呈したシティには8分、ストーンズが負傷するという逆境も発生し、早々にアケに代わったんですが、まあ、誰がCBでも34分、ビニシウス、ロドリゴと繋がったボールを受け、敵選手が何人もいるエリア内でグバルディオルを切り返して決めたエムバペのシュートは防げませんって。
おかげで2-0として試合を折り返したマドリーだったんですが、後半になってもフランス代表キャプテンの当たり日は続き、16分、今度はエリア内右側からのシュートで3点目をゲット。マドリーで初のCLハットトリックを達成することになったんですが、これで総合スコアは6-2ですからね。ハーランドも使えないとなると、もうグァルディオラ監督も諦めるしかなかった?いえまあ、マドリーはここで打ち止めとなり、後半ロスタイムにはマーモウシュのFKがゴールバーに当たって跳ね返ったところ、ニコ・ゴンサレスが押し込んで、シティは1点を返したんですけどね(最終結果3-1、総合スコア6-3)。
実際、試合後は、これまでCLでマドリーに勝ったり負けたりの激戦を繰り広げていたグァルディオラ監督も「Me he encontrado al mejor Madrid de los últimos años/メ・エ・エンコントラードー・アル・メホール・マドリッド・デ・ロス・ウルティモス・アーニョス(ここ数年で一番いいマドリーに出会った)」と完敗宣言をしていた程、文句のつけようのない勝ちっぷりだったんですが、いやあ。「No pudimos competir a nivel físico ni con su ritmo/ノー・プディモス・コンペティール・ア・ニベル・フィシコ・ニ・コン・ス・リトモ(ウチはフィジカルのレベルでもリズムでも競うことができなかった)」(グァルディオラ監督)という、シティの惨状は目を覆うばかり。挙句の果てには「今季残りの目標は来季のCL出場権獲得」って、それじゃあ、マドリーのお隣さんの例年と同じじゃない?
その一方で、このところ、リーガでは3試合白星がないのと対照的に、得意なCLでチームが本領を発揮したアンチェロッティ監督は、「Hemos hecho un partido completo. En ataque, en defensa.../エモス・エッチョー・ウン・パルティードー・コンプレトー。エン・アタケ、エン・デフェンサ…(ウチは完璧な試合をやった。攻撃でも守備でも)」と大満足してたんですが、いやいや、これまでマドリーでは1度もなかった16強対決前の敗退をしようもんなら、赤っ恥もいいところですからね。
内心はホッとしていたんじゃないかと思いますが、監督も「16強対決までに10試合も必要だったのはいいことじゃないが、es verdad que a nivel emocional nos ha venido bien/エス・ベルダッド・ケ・ア・ニベル・エモシオナル・ノス・ア・ベニードー・ビエン(感情的なレベルでウチに良かったのは本当だ)」と告白。この先、CLで行け行けになりそうなのは正直、アトレティコにとっては災難ですよね。
そんなマドリーはこの週末、日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、再びサンティアゴ・ベルナベウでジローナ戦となるんですが、相手はCLリーグフェーズで敗退したばかり。よって、この2週間のプレーオフ中はミッドウィークフリーで体力温存しているんですが、それでもミチェル監督のチームは前節も弟分のヘタフェに1-2で負けていましたからね。シティ戦でリュディガー、アラバが負傷から復帰し、もうルーカス・バスケスも出場OKになったため、マドリーはここ最近の悩みの種だった守備要員不足も解消。
おまけに彼らには「Tenemos una calidad arriba como nunca en los años pasados/テネモス・ウナ・カリダッド・アリバ・コモ・ヌンカ・エン・ロス・アーニョス・パサードス(過去数年間でなかった前線の質がある)」(アンチェロッティ監督)となれば、やっぱり心配なのはジャッジ関連オンリーになる?ええ、結局、前節オサスナ戦で「Fuck off」を「Fuck you」と言ったと主審に間違われ、レッドカードで退場。出場停止2試合のベリンガムへの処分は上訴委員会でも取り消しにはなりませんでしたしね。まあ、彼の場合はシティ戦でもイエローカードをもらい、累積警告で16強対決1stレグも出場停止となるため、節約できる分の体力を来週水曜のコパ・デル・レイ準決勝レアル・ソシエダ戦1stレグに注ぎ込んでくれればいいだけですが、ビニシウスといい、マドリーってこういう選手、何か多いような。
最後に他のマドリッド勢のカードも見ておくと、この25節は土曜にまず、ラージョがエスアディオ・バジェカスにビジャレアルを迎える試合からスタートして、こちら、間に勝ち点6あるものの、6位と5位の対戦とあって、CL16強対決プレーオフの結果でいきなり注目の的になることに。というのもこのラウンドでユベントス、アタランタ、ミランが敗退し、イタリア勢の生き残りが直接進出したインテルだけになったため、UEFAランキングでスペインが2位に上昇。来季のCL出場が5チームになるかもしれないから。
そうなると6位がELに出場、それこそラージョが頑張って5位に上がれば、CLでファンの歌う「El año que viene, Rayo – Liverpool/エル・アーニョ・ケ・ビエネ・ラージョ・リバプール(来季はラージョvsリバプール戦)」が実現する可能性もある?もちろん、イニゴ・ペレス監督は残留確定しか考えていないとしか言いませんが、前節はパテ・シスの犯したペナルティで1-0と負けたとはいえ、もうちょっとだけ運があれば、ムニンやシスがエリア内で倒されたプレーでPKをもらえて、勝てたかもしれなかった彼らでしたからね。相変わらず、足中骨骨折のカメージョとメンタル疾患から復帰してきたばかりのRdT(ラウール・デ・トーマス)はいないものの、ホームで勝って、少しでもビジャレアルとの差を縮められたらいいかと。
そして土曜午後6時30分からはアトレティコの番で、こちらはメスタジャでバレンシア戦なんですが、今週火曜には前節セルタ戦でコケが右脚の筋肉を負傷していたことが発覚。全治3週間と、この激戦が続く大事な時期にキャプテンが抜けるのは痛いんですが、加えて、今節は出場停止でバリオスもいなくてねえ。シメオネ監督は今週、原点回帰してジョレンテをボランチに充てていたんですが、今は言い訳なしでただただ、勝ち癖を取り戻す努力をしないと。
ええ、クラブ記録の15連勝を弟分のレガネスに止められて以来、彼らはリーガ5試合で1勝3分け1敗と振るっていませんからね。まだ首位との差が勝ち点1のうちに体勢を立て直しておきたいところですが、相手のバレンシアは降格圏の18位ながら、17位のラス・パルマスと同じ勝ち点と最近上昇基調に。実際、16位のレガネスとも勝ち点差1だけのため、ちょっと思うところはあるかもしれませんが、ここは勝って援護射撃をするのが正解になりましょうか。
一方、残りの弟分2チームは日曜試合で、ヘタフェはコリセウムにベティスを迎え、レガネスはアウェイでレアル・ソシエダと対戦。どちらも木曜にヨーロッパの大会16強対決プレーオフを勝ち抜いたチーム相手なんですが、コンフェレンスリーグの前者は金曜の抽選でチェルシーを避けて、ポルトガルのビトリア・ギマラエス、ヨーロッパリーグの後者はマンチェスター・ユナイテッドと顔を合わすことに。ちなみにヘタフェの方はここ6試合無敗が続いているとはいえ、アウェイで4連勝なのは立派ながら、ホームでは2引分けと少々停滞中。この試合もまだルイス・ミジャは回復せず、ウチェが出場停止というハンデはありますが、そろそろマジョラルの先発入りも見えてきたようですし、大体がして、8位の相手とはたったの勝ち点2差ですからね。
相手も2週連続のヘント戦の疲れが残っているはずですし、今の13位からちょっとでも上がって、コリセウムのファンを喜ばす試合ができたらいいかと。逆に心配なのはレガネスの方で、ええ、ソシエダはミティラン戦2ndレグでも5-2の大勝をしたばかりですからね。前節にアラベスと引き分けた試合で3点を取ったボルハ・ヒメネス監督のチームとはいえ、うち2点はPKでしたし、同点に追いつくゴールを挙げたムニルはその後、敵にパンチを見舞って退場。出場停止3試合を喰らってしまったため、アトレティコに勝って以来、2分け2敗と白星のないレガネスには荷が重いかもしれませんが…とにかく残り14試合、あと5、6勝挙げて、残留確定するまで、頑張ってほしいものです。
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「ごめんなさい」アーセナルに連敗、レアルMFベリンガムが沈黙を破る「マドリーは必ず戻ってくる」
レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、チャンピオンズリーグ(CL)からの敗退を受けてコメントした。 16日、CL準々決勝2ndレグでマドリーはホームにアーセナルを迎えた。 1stレグはアウェイで3-0と惨敗を喫したマドリー。ベリンガムは母国クラブを相手に試合前は自信を口にしていたが、試合は1-2で敗戦。連敗に終わり、CL連覇の夢はベスト8で潰えることとなった。 母国クラブに屈辱の連敗。イングランド代表のチームメイトでもあるブカヨ・サカにゴールを許し、1stレグではデクラン・ライスに2つのFKを決められるなど目の前で活躍を見せられることに。2ndレグでサカのPKの際には近寄って何かを話しかけ、試合中はライスと揉めるなど気持ちを見せていたが、結果には繋がらなかった。 ベリンガムは試合から一夜明けて自身のインスタグラムを更新。ファンへの謝罪と共に、残りシーズンでの巻き返しを誓った。 「どちらの試合でも、クラブの期待に応えられなかった。マドリディスタの皆さん、ごめんなさい」 「この夜、そしてこの大会が皆さんにとってどれほど大きな意味を持つか、僕たちは理解している」 「今シーズンもチームを救うチャンスはまだあるけど、それはチームとして団結することでしか実現できない。レアル・マドリーは、必ず戻ってくる」 <span class="paragraph-title">【写真】CLで連敗し敗退…ベリンガムがファンに謝罪</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DIjBzB0iast/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/DIjBzB0iast/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DIjBzB0iast/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Jude Bellingham(@judebellingham)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2025.04.17 22:45 Thu2
場外でもアーセナルとレアルが勃発か!? ソシエダMFスビメンディはレアルを最優先と報道
アーセナルが今夏の移籍市場で獲得を目指しているとされているレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(26)だが、思いは別のクラブにあるという。 ソシエダの下部組織出身のスビメンディは、2020年9月にファーストチームに昇格。これまで公式戦通算230試合に出場し10ゴール9アシストを記録していた。 今シーズンも主軸としてプレーし、公式戦42試合で2ゴール2アシストを記録。類稀なるゲームメイク力を発揮し、ソシエダの中盤を支えている。 昨夏はリバプールが獲得に動いた中、本人は移籍に前向きという報道もあった中で残留。一方で、アーセナルが本格的に獲得に乗り出しており、今夏の補強の最優先事項とも言われていた。 そんな中フランス『Foot Mercato』の記者でもあるサンティ・アウナ氏によると、スビメンディの移籍の優先はアーセナルではなく、レアル・マドリーだという。 チャンピオンズリーグ(CL)の連覇に失敗し、ラ・リーガではバルセロナに次ぐ2位、コパ・デル・レイでも決勝でバルセロナと対戦することとなり、無冠に終わる可能性もあるマドリーは、選手の入れ替えについて検討しているとされている。 中盤の補強にも動いており、スビメンディに対しても強い関心を持っている中、直接プランを伝えているともされている。 CLではアーセナルの前に悔しい思いをしたマドリー。移籍市場では勝ち目があるかもしれない。 2025.04.18 23:30 Fri3
アーセナルが偉大な記録を樹立、ベルナベウでレアルに連勝した初のイングランドクラブに…19年ぶりのCL決勝進出なるか
2009年以来となるチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4に勝ち進んだアーセナルだが、偉大な記録を樹立していた。イギリス『スカイ』が伝えた。 16日に行われたCL準々決勝2ndレグでレアル・マドリーとアウェイで対戦したアーセナル。ホームでの1stレグでは3-0で快勝を収めていた中、アウェイでは開始早々に得たPKのチャンスをブカヨ・サカが失敗。その後、今度はマドリーにPKのチャンスが訪れたがVARチェックの結果取り消された。 後半、サカがネットを揺らしてアーセナルが先制すると、ミスを突いたヴィニシウス・ジュニオールが同点ゴール。ただ、アーセナルは後半アディショナルタイムにロングカウンターからガブリエウ・マルティネッリがネットを揺らし、1-2で勝利を収め、王者マドリーを敗退に追い込んだ。 アーセナルとマドリーが対戦するのは、アーセナルが唯一決勝まで進出した2005-06シーズンのラウンド16以来となったが、アーセナルは19年前もサンティアゴ・ベルナベウで勝利していたため、アウェイで連勝したこととなる。 サンティアゴ・ベルナベウでマドリー相手に連勝したイングランドチームはこれまでおらず、なんとこの連勝はイングランドのクラブ史上初の快挙となった。 アーセナルは2008-09シーズンのCL以来となる準決勝進出。クラブ史上3度目のベスト4となったが、2度目の決勝進出はなるだろうか。なお、2005-06シーズンの決勝ではバルセロナと対戦して敗れており、共に決勝に進出すれば19年ぶりのリベンジの場が整うこととなる。 <span class="paragraph-title">【動画】マルティネッリが決勝ゴール!アーセナルがアウェイでもレアルを撃破!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LRaUTx3jaw8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.17 21:30 Thu4
「最後の力だった」土壇場で勝利に導いたマルティネッリ、王者撃破し目指すは悲願のCL制覇も「地に足をつけて努力を続けていく」
アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが、レアル・マドリー戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 16日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでマドリーとアウェイで対戦。ホームで3-0と勝利していた中でのアウェイゲーム。すると試合早々にPKを獲得したが、ブカヨ・サカのPKは失敗。嫌なムードが流れると、今度はマドリーにPKが与えられるが、VARチェックで取り消された。 ゴールレスで迎えた後半にスコアが動くことに。65分にミケル・メリーノのスルーパスに反応したサカが決めて先制。4点リードとなると、ヴィニシウス・ジュニオールに1点を返されるもその後は粘りの戦いに。このまま引き分けに終わると思われたが、後半アディショナルタイムのロングカウンターでマルティネッリがゴール。1-2で勝利をもぎ取り、準決勝進出を果たした。 試合後、勝利に導いたマルティネッリが試合を振り返り、最後の力を振り絞ってのゴールだったと語り、勝利を喜んだ。 「あれは最後の力だったんだ。メリーノが僕に気がついてボールを蹴ってくれるように、ただ、ひたすら背後に回り込んで祈った。彼が素晴らしいパスを出してくれて、僕は抜け出すことができた。だから落ち着いて、ゴールにボールを入れることだけに集中した。本当に嬉しい」 「凄く興奮しているよ。ベルナベウでレアル・マドリー相手にこういう強い相手に勝てるのは本当嬉しい。本当に嬉しいんだ。エミレーツ・スタジアムでもここでも、僕たちはこの結果に値したと思う」 「自分たちの実力もチームもわかっている。だからこのチーム、このファミリーは、この勝利に値する。この勝利は永遠に僕たちの心の中に残るだろう」 また、後押ししてくれたファンにも感謝。残りの戦いもしっかりと戦い、悲願のCL制覇へ突き進むと意気込みを語った。 「ここでのパフォーマンス、そしてエミレーツ・スタジアムでみんながパフォーマンスによど込んでくれているのを見るのは本当に嬉しい。今シーズン、みんなは本当に素晴らしいプレーをしてくれているので、試合後にみんなに感謝の気持ちを伝えに行けることは本当に嬉しい。みんなを喜ばせるために、僕たちは全力を尽くすだけだ」 「全力を尽くし、これからも努力を続ける。チャンピオンズリーグ準決勝進出は全ての選手にとっての夢だ。だから、本当に嬉しい。ただ、まだ何も達成できていないことを自覚しているので、地に足をつけて努力を続けていく」 「僕たちは自信を持っている。自分たちの実力も、チームのことも理解している。そして目標に向かって邁進していく」 <span class="paragraph-title">【動画】マルティネッリが決勝ゴール!アーセナルがアウェイでもレアルを撃破!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LRaUTx3jaw8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.17 10:55 Thu5