コパが熱くなってきた…/原ゆみこのマドリッド
2025.01.08 20:00 Wed
「これはいよいよ、マドリッドでも試合が見られそう」そんな風に私がワクワクしていたのは火曜日、まだ夜には最後のカード、エルデンセvsバレンシア戦があるものの、コパ・デル・レイ32強対決でマドリッドの1部5チームが全員突破となった翌朝のことでした。いやあ、この大会、以前はホーム・アウェイの2試合制だったため、正月早々、スタジアム観戦となるのも珍しくはなかったんですけどね。それが2019-20シーズンに準決勝以外、一発勝負形式になってから、リーガ1部チームはその1試合を下位カテゴリーチームのホームでプレーすることになり、準々決勝ぐらいまで、ずっとTVで見ているばかりに。
実際、その段階でうっかり敗退してしまうような、そそっかしいマドリー勢がいるのも例年のお約束だったんですけどね。それが何故か、今季は全チームが水曜の16強対決抽選に挑めるという嬉しい展開となったため、そう、この32強対決では来週のスペイン・スーパーカップのサウジアラビア遠征に浮かれていたマジョルカ、年末までずっとクラブのレジェンド、ヘスス・ナバスの引退行事ばかりにかまけていたセビージャ、今はコパどころではないリーガ最下位バジャドリー、そしてラス・パルマスが敗退して、1部勢は11チームにまで減少。
残るは2部2チーム、RFEF1部(実質3部)1チーム、同2部1チームとなったため、下位カテゴリーとマッチングしない1部同士の対戦が、火曜の試合結果にもよるとはいえ、3ないし4カードできるんですよ。相手が同格なら、試合会場は抽選で引かれた順番で決定となれば、マドリッド開催も十分あり得ますし、それどころか、本家ダービーはもとより、兄弟分、弟分ダービーもあるかもしれないって、いきなりコパのボルテージ、高くなっていない?
まあ、そんなことはともかく、先週金曜から始まったマドリッド勢のコパの試合がどうだったか、お伝えしていくことにすると。先陣を切ったのは弟分のヘタフェとラージョで、どちらも2部チームとの対戦だったんですが、ヒヤリとさせられたのはボルダラス監督のチームの方。そう、グラナダ相手にもリーガでのゴール日照りを引きづって、ほぼレギュラーを並べたにも関わらず、前後半をスコアレスドローで終了し、更にはバイスマンに2度もゴールを決められ、オフサイドで命拾いしている始末だったからですが、同時に新年早々の朗報もあったんです!
というのも満を持して後半40分、昨季のヒザの半月板損傷がようやく治り、3カ月ぶりの出場を果たしたエースのボルハ・マジョラルが延長戦前半3分、ベルトゥの折り返しから、決勝ゴールを決めてくれたためで、彼らはそのまま0-1で勝利。ただ、これで全てが解決と信じるのは時期尚早で、何せ、9月に最初の復帰試合となったレガネス戦でもPKでゴールを挙げた当人はその後すぐ、再手術となって、今までピッチに戻れませんでしたからね。
そして同日同時刻、同じく2部のラシン・フェロルと対戦したラージョはしっかり快勝していて、前半8分のエスピーノのエリア外シュートによる先制点を皮切りに、32分にはデ・フルートスが個人技で2点目をゲット。後半14分にもエスピーノとエ・フルートスのコンビで3点目を奪い、昨季までラージョにいたベベのバーに当たるシュートなどはあったものの、ロスタイムに1点返されただけの1-3でラウンド突破を決めたんですが、こちらの注目はベンチ外だったハメス・ロドリゲスだったんですよ。
そう、年末数試合も大した理由付けもなく招集されていなかった彼ですが、どうやらいよいよ契約解消が秒読み状態になっているようで、まあ、イニゴ・ペレス監督の全員が走るサッカーに適応できないのでは仕方ないんですけどね。それでは、せっかくのクラブ創立100周年の華になるはずだったはずの有名選手の獲得が水の泡になってしまう?ラージョの場合、順位的には降格圏と勝ち点7差の12位と問題はないため、来週の金曜には巡ってくるエスタディオ・バジェカスでの年明け最初のリーガ、セルタ戦でもいいところを見せて、スタンドのファンを盛り下げないようにしてほしいものです。
そして翌土曜にコパに挑んだのが昨年末を破竹の12連勝で終えたアトレティコで、RFEF1部のマルベージャとの一戦はマラガ(2部)のロサレダを満員にして開催。コパでは1回戦のビック(地方リーグ/実質6部)戦でも、2回戦のカセレーニョ(RFEF2部/実質5部)戦でも、後半35分過ぎの遅出スタートだった彼らだったため、この日もそうかと思いきや、やはりバケーション明けは選手たちもフレッシュなんですかね。前半16分にはジュリアーノのシュートが敵GKに弾かれたボールをグリーズマンがvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めて、早々に先制することに。
ただ、その後は追加点がなく、いえ、後半にはハンドで認められなかったデ・パウルのゴールや敵GKのparadon(パラドン/スーパーセーブ)、ギャラガーのポスト直撃シュートなどはあったんですけどね。珍しく途中出場のセルロートやコレアの追い撃ちもなく、相手もGKムッサを脅かすことができなかったため、そのまま0-1で終わったんですが、この先はリーガ、コパ、CLリーガフェーズと連戦が続くだけにムダ撃ちはせず、ゴールは取っておくのが正解?
おかげで13連勝となったアトレティコは今週末日曜、クリスマス休暇中に設置されたスケートリンクが撤去されたメトロポリターノで開催されるオサスナ戦で、クラブ最長記録の14連勝を狙える立場になったんですけどね。実は昨年をリーガ首位で終えた彼らにはその以外にも新たな目標が生まれていて、それは年明け3日の順延分バレンシア戦での勝利により、勝ち点2差で追い越されてしまったお隣さんの上に再び立つこと。
ここまでの連勝で、CLのPSG戦、セビージャ戦やバルサ戦でも土壇場のremontada(レモンターダ/逆転劇)という底力を見せて勝ってきたアトレティコを思うと、それ程、高いハードルではなさそうに見えますし、その試合にはバルサ戦で負傷したヒメネスも戻る予定。それ以外のケガ人もレマルしかいないという好条件も揃ってはいるとはいえ…今季の残りも彼らがファンを失望させないチームでいてくれることを今は願うばかりかと。
そして日曜には第3の弟分レガネスも2部のカルタヘナにセルヒオ・ゴンサレスに当たって軌道が変わるシュートで先制されたものの、前半28分にはラバのクロスから紆余曲折あって、最後はムニルが同点ゴールをゲット。後半6分にはラバ自身が決めて、1-2で勝ち抜けを決めたんですが、ええ、2回戦でエステポナ(RFEF2部)相手にPK戦までもつれていた彼らですからね。それより上のカテゴリーの相手にあっさり勝てたのは、この先3試合も出場停止でオスカル・エルナンデスを欠くボルハ・ヒメネス監督にとっても週末土曜のリーガ、残留争いの直接ライバル、エスパニョールとの試合に向けて、大きな励みになったのではないでしょうか。
え、それで一番気になるレアル・マドリーのコパはどうだったのかって?いやあ、先程もちょっと触れた通り、休養十分で年明け最初の試合がコパだったマドリッド勢他4チームとは違い、彼らは金曜にバレンシア戦がありましたからね。しかもその試合、年内最終戦後に解任されたバラハ監督の後任、コルベラン監督の初陣だったということもあり、低空飛行を続けていた相手がメスタジャで発奮。前半27分にはハビ・ゲラのシュートをGKクルトワが弾きながら、ウーゴ・ドゥーロに先制点を奪われしまったため、新年早々から、レモンターダを強いられることに。
しかも前半はよくある気の乗らない状態にあったマドリーだったため、前半は1-0のまま終了。後半序盤もせっかくエムバペがタレガにエリア内で倒されてPKをもらいながら、ベリンガムがポストに当ててしまったり、エムバペのゴールがお馴染みのオフサイドで認められなかったり、何と34分には最悪の事態が到来したから、さあ大変!ええ、ママルダシビリの負傷欠場で先発したGKディミトリエフスキにバケーション中にイメチェンしたドレッドヘアを引っ張れたビニシウスが相手の首を両手でコヅいてしまい、レッドカードで退場って一体、どうなっている?
でもねえ、残り10分ちょっとでもマドリーが決して侮れないのはリーガの常識なんですよ。1人減ったせいで尚更、ANDに刻まれたレモンターダ根性に火が点いた彼らは40分、ベリンガムのアシストでモドリッチがマドリー史上最年長記録となるゴールを挙げて同点にすると、ロスタイム5分にもベリンガムがPK失敗のリベンジに成功。ギジャモンが自陣エリア前でミスッたパスを奪い、勝ち越し点を入れたとなれば、まさに経験者は語るですって。
そう、「Ganamos un partido que a final de temporada te puede llevar a ganar títulos/ガナモス・ウン・パルティードー・ケ・ア・フィナル・デ・テンポラーダ・プエデ・ジェバール・ア・ガナール・ティトゥロス(ボクらはシーズン末にタイトルを獲得に繋がる試合に勝った)」というモドリッチの言葉にはそれこそ、実感が詰まっているんですが、その逆もまた真理。「No podemos mostrar estas dos caras/ノー・ポデモス・モストラール・エスタス・ドス・カラス(ウチはこんな2つの顔を晒す訳にはいかない)。前半は最悪で、後半は凄まじくいいというようなね」(アンチェロッティ監督)というのも今季は使い古されたコメントで、加えて、ビニシウスなど、昨年末、最後から2番目のラージョ戦で退場した後、セビージャ戦は出場停止。戻って来て早々、また退場ですからね。
一応、クラブは競技委員会にカード取り消しを訴えてはいるものの、下手すると4試合の出場停止処分が課される恐れもなきにしろあらずとなれば、その辺は当人も重々、反省してもらいたいところかと。ただ、その一方で月曜のデポルティボ・ミネイラ(RFEF2部)戦はまったく違った展開となり、来週木曜にはスペイン・スーパーカップ準決勝マジョルカ戦があるため、アンチェロッティ監督はしっかりローテーションして、クルトワ、リュディガーはお留守番。アセンシオに加え、ロレンソ・アグアドとディエゴ・アグアドの3人のカンテラーノ(RMカスティージャの選手)を守備陣に先発させながら、まったく後顧の憂いのないgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)を見せてくれることに。
始まりは前半5分でブライムのクロスを敵DFがヘッドクリアしたボールをバルベルデが撃ち込んで先制点を挙げたかと思えば、13分にもフラン・ガルシアのクロスをカマビンガがヘッドで2点目に。28分にもギュレルがエリア内からのシュートで3点目を入れたところでほぼ、勝負はついたんですが、この日のマドリーは後半も力を緩めません。モドリッチが最年長得点記録のハードルを更に挙げる4点目を決めた後には、うーん、アンチェロッティ監督も奇しくも日曜のレガネス戦から連日興行となった会場のカルタノバを満員にしたファンに応えたかったんでしょうか。
いえ、必要もないのにエムバペ、ビニシウスを投入したのは次戦まで、あまり間が空くのはリズムが狂うという配慮だったかもしれませんけどね。とはいえ、マドリー最後のゴールを決めたのはプレー時間を増やそうと虎視眈々と狙っている19才のギュレルで、43分、再びエリア内からのシュートがネットに突き刺さることに。この日、何度もあったチャンスに敵GKに止められてばかりいた、1つ下のエンドリックとの差別化を図っていましたが、おかげでスコアも0-5まで拡大。カテゴリー差を考えれば、当然の結果とも言えますが、これって同じRFEF2部のポンテベドラにマジョルガが3-0で負けたのとはまさに真逆だった?
それだけに木曜午後8時(日本時間翌午前4時)からのスペイン・スーパーカップ準決勝もマドリーの心配をする必要はあまりない気がしますが、こればっかりはねえ。ちなみにもう1つの準決勝、アスレティックvsバルサ戦は水曜開催で、決勝は日曜になるため、中日が少ないアンチェロッティ監督のチームはやや不利になるんですが、大体がして、1月の彼らは勝てば勝つ程、試合が増えて、最多9試合という年明けから大車輪状態に。それこそ強者故の悩みと言うしかありませんが、1月の補強もあるのかないのか、未だに定かではありませんし、せめてアラバぐらいは早く戻って来てくれたら、助かりますよね。
実際、その段階でうっかり敗退してしまうような、そそっかしいマドリー勢がいるのも例年のお約束だったんですけどね。それが何故か、今季は全チームが水曜の16強対決抽選に挑めるという嬉しい展開となったため、そう、この32強対決では来週のスペイン・スーパーカップのサウジアラビア遠征に浮かれていたマジョルカ、年末までずっとクラブのレジェンド、ヘスス・ナバスの引退行事ばかりにかまけていたセビージャ、今はコパどころではないリーガ最下位バジャドリー、そしてラス・パルマスが敗退して、1部勢は11チームにまで減少。
残るは2部2チーム、RFEF1部(実質3部)1チーム、同2部1チームとなったため、下位カテゴリーとマッチングしない1部同士の対戦が、火曜の試合結果にもよるとはいえ、3ないし4カードできるんですよ。相手が同格なら、試合会場は抽選で引かれた順番で決定となれば、マドリッド開催も十分あり得ますし、それどころか、本家ダービーはもとより、兄弟分、弟分ダービーもあるかもしれないって、いきなりコパのボルテージ、高くなっていない?
というのも満を持して後半40分、昨季のヒザの半月板損傷がようやく治り、3カ月ぶりの出場を果たしたエースのボルハ・マジョラルが延長戦前半3分、ベルトゥの折り返しから、決勝ゴールを決めてくれたためで、彼らはそのまま0-1で勝利。ただ、これで全てが解決と信じるのは時期尚早で、何せ、9月に最初の復帰試合となったレガネス戦でもPKでゴールを挙げた当人はその後すぐ、再手術となって、今までピッチに戻れませんでしたからね。
まさかの不幸を望む訳ではありませんが、これでクラブのフロントも冬の移籍市場で出費を抑えられたと喜ぶのではなく、ゴールの当てにできるFW探しをしっかり続けてもらいたいものですが、さて。どちらにしろ、今週日曜のリーガ戦、降格圏との勝ち点1差を広げるべく必勝が求められるラス・パルマス戦には間に合わないとは思いますが、コパとの週3試合日程が始まる前に誰か助っ人が来てくれるといいですよね。
そして同日同時刻、同じく2部のラシン・フェロルと対戦したラージョはしっかり快勝していて、前半8分のエスピーノのエリア外シュートによる先制点を皮切りに、32分にはデ・フルートスが個人技で2点目をゲット。後半14分にもエスピーノとエ・フルートスのコンビで3点目を奪い、昨季までラージョにいたベベのバーに当たるシュートなどはあったものの、ロスタイムに1点返されただけの1-3でラウンド突破を決めたんですが、こちらの注目はベンチ外だったハメス・ロドリゲスだったんですよ。
そう、年末数試合も大した理由付けもなく招集されていなかった彼ですが、どうやらいよいよ契約解消が秒読み状態になっているようで、まあ、イニゴ・ペレス監督の全員が走るサッカーに適応できないのでは仕方ないんですけどね。それでは、せっかくのクラブ創立100周年の華になるはずだったはずの有名選手の獲得が水の泡になってしまう?ラージョの場合、順位的には降格圏と勝ち点7差の12位と問題はないため、来週の金曜には巡ってくるエスタディオ・バジェカスでの年明け最初のリーガ、セルタ戦でもいいところを見せて、スタンドのファンを盛り下げないようにしてほしいものです。
そして翌土曜にコパに挑んだのが昨年末を破竹の12連勝で終えたアトレティコで、RFEF1部のマルベージャとの一戦はマラガ(2部)のロサレダを満員にして開催。コパでは1回戦のビック(地方リーグ/実質6部)戦でも、2回戦のカセレーニョ(RFEF2部/実質5部)戦でも、後半35分過ぎの遅出スタートだった彼らだったため、この日もそうかと思いきや、やはりバケーション明けは選手たちもフレッシュなんですかね。前半16分にはジュリアーノのシュートが敵GKに弾かれたボールをグリーズマンがvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めて、早々に先制することに。
ただ、その後は追加点がなく、いえ、後半にはハンドで認められなかったデ・パウルのゴールや敵GKのparadon(パラドン/スーパーセーブ)、ギャラガーのポスト直撃シュートなどはあったんですけどね。珍しく途中出場のセルロートやコレアの追い撃ちもなく、相手もGKムッサを脅かすことができなかったため、そのまま0-1で終わったんですが、この先はリーガ、コパ、CLリーガフェーズと連戦が続くだけにムダ撃ちはせず、ゴールは取っておくのが正解?
おかげで13連勝となったアトレティコは今週末日曜、クリスマス休暇中に設置されたスケートリンクが撤去されたメトロポリターノで開催されるオサスナ戦で、クラブ最長記録の14連勝を狙える立場になったんですけどね。実は昨年をリーガ首位で終えた彼らにはその以外にも新たな目標が生まれていて、それは年明け3日の順延分バレンシア戦での勝利により、勝ち点2差で追い越されてしまったお隣さんの上に再び立つこと。
ここまでの連勝で、CLのPSG戦、セビージャ戦やバルサ戦でも土壇場のremontada(レモンターダ/逆転劇)という底力を見せて勝ってきたアトレティコを思うと、それ程、高いハードルではなさそうに見えますし、その試合にはバルサ戦で負傷したヒメネスも戻る予定。それ以外のケガ人もレマルしかいないという好条件も揃ってはいるとはいえ…今季の残りも彼らがファンを失望させないチームでいてくれることを今は願うばかりかと。
そして日曜には第3の弟分レガネスも2部のカルタヘナにセルヒオ・ゴンサレスに当たって軌道が変わるシュートで先制されたものの、前半28分にはラバのクロスから紆余曲折あって、最後はムニルが同点ゴールをゲット。後半6分にはラバ自身が決めて、1-2で勝ち抜けを決めたんですが、ええ、2回戦でエステポナ(RFEF2部)相手にPK戦までもつれていた彼らですからね。それより上のカテゴリーの相手にあっさり勝てたのは、この先3試合も出場停止でオスカル・エルナンデスを欠くボルハ・ヒメネス監督にとっても週末土曜のリーガ、残留争いの直接ライバル、エスパニョールとの試合に向けて、大きな励みになったのではないでしょうか。
え、それで一番気になるレアル・マドリーのコパはどうだったのかって?いやあ、先程もちょっと触れた通り、休養十分で年明け最初の試合がコパだったマドリッド勢他4チームとは違い、彼らは金曜にバレンシア戦がありましたからね。しかもその試合、年内最終戦後に解任されたバラハ監督の後任、コルベラン監督の初陣だったということもあり、低空飛行を続けていた相手がメスタジャで発奮。前半27分にはハビ・ゲラのシュートをGKクルトワが弾きながら、ウーゴ・ドゥーロに先制点を奪われしまったため、新年早々から、レモンターダを強いられることに。
しかも前半はよくある気の乗らない状態にあったマドリーだったため、前半は1-0のまま終了。後半序盤もせっかくエムバペがタレガにエリア内で倒されてPKをもらいながら、ベリンガムがポストに当ててしまったり、エムバペのゴールがお馴染みのオフサイドで認められなかったり、何と34分には最悪の事態が到来したから、さあ大変!ええ、ママルダシビリの負傷欠場で先発したGKディミトリエフスキにバケーション中にイメチェンしたドレッドヘアを引っ張れたビニシウスが相手の首を両手でコヅいてしまい、レッドカードで退場って一体、どうなっている?
でもねえ、残り10分ちょっとでもマドリーが決して侮れないのはリーガの常識なんですよ。1人減ったせいで尚更、ANDに刻まれたレモンターダ根性に火が点いた彼らは40分、ベリンガムのアシストでモドリッチがマドリー史上最年長記録となるゴールを挙げて同点にすると、ロスタイム5分にもベリンガムがPK失敗のリベンジに成功。ギジャモンが自陣エリア前でミスッたパスを奪い、勝ち越し点を入れたとなれば、まさに経験者は語るですって。
そう、「Ganamos un partido que a final de temporada te puede llevar a ganar títulos/ガナモス・ウン・パルティードー・ケ・ア・フィナル・デ・テンポラーダ・プエデ・ジェバール・ア・ガナール・ティトゥロス(ボクらはシーズン末にタイトルを獲得に繋がる試合に勝った)」というモドリッチの言葉にはそれこそ、実感が詰まっているんですが、その逆もまた真理。「No podemos mostrar estas dos caras/ノー・ポデモス・モストラール・エスタス・ドス・カラス(ウチはこんな2つの顔を晒す訳にはいかない)。前半は最悪で、後半は凄まじくいいというようなね」(アンチェロッティ監督)というのも今季は使い古されたコメントで、加えて、ビニシウスなど、昨年末、最後から2番目のラージョ戦で退場した後、セビージャ戦は出場停止。戻って来て早々、また退場ですからね。
一応、クラブは競技委員会にカード取り消しを訴えてはいるものの、下手すると4試合の出場停止処分が課される恐れもなきにしろあらずとなれば、その辺は当人も重々、反省してもらいたいところかと。ただ、その一方で月曜のデポルティボ・ミネイラ(RFEF2部)戦はまったく違った展開となり、来週木曜にはスペイン・スーパーカップ準決勝マジョルカ戦があるため、アンチェロッティ監督はしっかりローテーションして、クルトワ、リュディガーはお留守番。アセンシオに加え、ロレンソ・アグアドとディエゴ・アグアドの3人のカンテラーノ(RMカスティージャの選手)を守備陣に先発させながら、まったく後顧の憂いのないgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)を見せてくれることに。
始まりは前半5分でブライムのクロスを敵DFがヘッドクリアしたボールをバルベルデが撃ち込んで先制点を挙げたかと思えば、13分にもフラン・ガルシアのクロスをカマビンガがヘッドで2点目に。28分にもギュレルがエリア内からのシュートで3点目を入れたところでほぼ、勝負はついたんですが、この日のマドリーは後半も力を緩めません。モドリッチが最年長得点記録のハードルを更に挙げる4点目を決めた後には、うーん、アンチェロッティ監督も奇しくも日曜のレガネス戦から連日興行となった会場のカルタノバを満員にしたファンに応えたかったんでしょうか。
いえ、必要もないのにエムバペ、ビニシウスを投入したのは次戦まで、あまり間が空くのはリズムが狂うという配慮だったかもしれませんけどね。とはいえ、マドリー最後のゴールを決めたのはプレー時間を増やそうと虎視眈々と狙っている19才のギュレルで、43分、再びエリア内からのシュートがネットに突き刺さることに。この日、何度もあったチャンスに敵GKに止められてばかりいた、1つ下のエンドリックとの差別化を図っていましたが、おかげでスコアも0-5まで拡大。カテゴリー差を考えれば、当然の結果とも言えますが、これって同じRFEF2部のポンテベドラにマジョルガが3-0で負けたのとはまさに真逆だった?
それだけに木曜午後8時(日本時間翌午前4時)からのスペイン・スーパーカップ準決勝もマドリーの心配をする必要はあまりない気がしますが、こればっかりはねえ。ちなみにもう1つの準決勝、アスレティックvsバルサ戦は水曜開催で、決勝は日曜になるため、中日が少ないアンチェロッティ監督のチームはやや不利になるんですが、大体がして、1月の彼らは勝てば勝つ程、試合が増えて、最多9試合という年明けから大車輪状態に。それこそ強者故の悩みと言うしかありませんが、1月の補強もあるのかないのか、未だに定かではありませんし、せめてアラバぐらいは早く戻って来てくれたら、助かりますよね。
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チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフが19日に終了。この結果、ラウンド16に進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のCLでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったリバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、リール、アストン・ビラのラウンド16ストレートインが決定。 さらに、9位~24位の16チームの間で争われたプレーオフを制したバイエルン、フェイエノールト、クラブ・ブルージュ、ベンフィカ、ドルトムント、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマン(PSG)、PSVがベスト16入りを決めた。 国別ではイングランド、スペイン、ドイツの3クラブが最多。日本人選手では遠藤航(リバプール)、冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン)、上田綺世(フェイエノールト)の4選手が勝ち残っている。 なお、リーグフェーズの順位によってラウンド16の組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは21日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが3月4.5日、2ndレグが同11.12日に開催予定だ。 ◆CLラウンド16 暫定対戦カード パリ・サンジェルマン(15位) vs リバプール(1位)orバルセロナ(2位) クラブ・ブルージュ(24位) vs リール(7位)orアストン・ビラ(8位) レアル・マドリー(11位) vs アトレティコ(5位)orレバークーゼン(6位) PSV(14位) vs アーセナル(3位)orインテル(4位) フェイエノールト(19位) vs インテル(4位)orアーセナル(3位) バイエルン(12位) vs レバークーゼン(6位)orアトレティコ(5位) ドルトムント(10位) vs アストン・ビラ(8位)orリール(7位) ベンフィカ(16位) vs バルセロナ(2位)orリバプール(1位) ※()内はリーグフェーズ順位 2025.02.20 07:42 Thu3
一番信用ならないチームは…/原ゆみこのマドリッド
「やっと平常モードに戻ったわね」そんな風に私が懐かしさを覚えていたのは月曜日。レアル・マドリーがリスボンに到着する映像をお昼のニュースで見た時のことでした。ここ2週間、スペインサッカー界のミッドウィークはコパ・デル・レイ開催だったため、マドリッド勢で試合があったのはアトレティコだけでした。対照的に16強対決でアルバセテ(2部)に敗退したお隣さんは平日中、みっちりバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングに明け暮れていたんですが、それだとやっぱり、話題があまりなくて……。 ようやく今週になって、火曜日午後9時(日本時間翌午前5時)にベンフィカとのCLノックアウトステージプレーオフ1stレグがやって来たため、週2試合ペースに戻ったんですが、怖いのは来週水曜日にベルナベウで開催される2ndレグで万が一、敗退するようだと、マドリーの今季はもうリーガだけ、シーズン終了まで週1試合ペースが続くことになります。 1月28日のCLリーグフェーズ最終節でそのマドリーに4-2で勝利。しかも後半アディショナルタイムの全員攻撃でGKトゥルビンが決めたヘッドのおかげで、プレーオフ出場圏の末席に滑り込めたベンフィカのモウリーニョ監督は、「Me gustaría mucho eliminar al Madrid, y que Arbeloa gane la Liga/メ・グスタリア・ムーチョ・エリミナール・アル・マドリッド、イ・ケ・アルベロア・ガネ・ラ・リーガ(私はマドリーを敗退させたい。そしてアルベロアはリーガ優勝するように)」と言っていたんですけどね。 でもCL早期敗敗退となると、アルベロア監督の来季続投が怪しくなってきて……。当人は試合前日記者会見で否定していたんですけどね。あと1年ベンフィカと契約がありながら、違約金を払わず退団できる条項が付いているため、モウリーニョ監督がマドリーに戻って来る可能性もあるなんて話も出て来たりするんですが、それは勘弁。グアルディオラ監督時代のバルサとのあんな刺々しい雰囲気はもう味わいたくないですって。 ちなみにマドリーのこの試合の欠場者はリハビリ中のミリトン、ベリンガム、そして前回のダ・ルス訪問で退場処分を受けたロドリゴとアセンシオ。それでも土曜日のリーガでリュディガー、トレントが先発復帰、カルバハルも途中出場したため、バルベルデが右SBから中盤に戻る今回はきっと、あんなザル守備にはならないと思いますが……。 CLはちょっと脇に置いておくことにして、先に週末にあったリーガ24節のマドリッド勢がどうだったか、お伝えしていくことにすると。先陣を切ったのは前節、ようやく8試合ぶりに白星を挙げた弟分のヘタフェで、コリセウムに上位のビジャレアルを迎えたんですが、やっぱり勝利は選手たちの自信になるんですかね。この日は前半終盤にベイガにエリア内で倒されてサトリアーノがPKを獲得すると、アランバリが決めて先制。53分にも冬の市場で一緒に来たFWの同僚、もう2得点しているルイス・バスケス(アンデルレヒトから移籍))に遅れをとっていたサトリアーノ(同オリンピック・リヨン)が、ファン・イグレシアスのクロスをヘッドで決め、ヘタフェを2点リードに導くと、反撃を75分のミカウターゼの一発だけに抑えて、2-1で勝っているんですから、嬉しいじゃないですか。 これには直近のセルタ戦でスコアレスドローだった時は、pito(ピト/ブーイング)まで聞こえるようになっていたコリセウムのファンも大満足したはずですが、ヘタフェに来るレベルですし、新しいFWたちは決してゴール量産タイプではないんですけどね。ボルダラス監督によると、「Son chicos que venían de tener pocos minutos en sus equipos y poco protagonismo/ソン・チコス・ケ・ベニアン・デ・テネール・ポコス・ミヌートス・エン・スス・エキポス・イ・ポコ・プロタゴニスモ(前のチームではプレー時間も、主役を張る機会もあまりなかった選手たち)だが、やる気は満々だ」そうで、それってゴール不足で苦しんいたヘタフェは補強に成功したと言っていい? おかげで順位も11位という安全圏を維持した彼らだったんですけど、まだ降格圏との差は勝ち点5ですからね。ホーム連戦となる日曜日のセビージャ戦でもこの調子を続けて、早いところ、残留目安の勝ち点40以上に到達してもらいたいところ。 そして土曜日の夜にはベルナベウに行ったんですが、ようやく暴風雨季が去ったのか、いつ以来でしょうかね、傘を持たずに外出できたのは。それだけでも気が楽だったんですが、この日のマドリーは相手にも恵まれました。ミッドウィークフリーだった彼らと違い、レアル・ソシエダは水曜日にコパ準決勝1stレグをアスレティックとプレーしていて、サン・マメスでの激戦を0ー1で制したものの、やはり疲労が溜まっている選手がいたんですね。マテラッツオ監督はその試合から、5人のスタメンをローテーション。 マドリーの方はエムバペが意表を突いて、ベンチスタートとなったんですが、ゴンサロは彼がピッチにいないとゴールを入れますね。開始5分にはもう、先発復帰したトレントのラストパスをカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)が流し込んで、先制しているんですから、偉いじゃないですか。でもねえ、そのリードは長続きせず、20分にはハイセンがソレルのパスを追ったエレーラをエリア内で倒し、ペナルティを取られてしまったから、さあ大変。 おかげでオジャルサバルのPKで同点になった後、この日は静かだったスタンドからハイセンにブーイングが飛んでいたんですが、大丈夫。というのもその4分後にはもう、ソシエダがペナルティ返しをしてきたから。アランブルがヴィニシウスをエリア内左奥で倒して、その当人がPKを決めると、25分には再びマドリーがリード。すると31分にもカマヴィンガ、カレラスと繋いだボールを右SBから解放されたバルベルデが撃ち込んで、アディショナルタイムのゴンサロのゴール前からのシュートは外れてしまったものの、3ー1でハーフタイムに入ったとなれば、もう大船に乗った気でいていい? そして後半も再び、アランブルがヴィニシウスをエリア内で倒し、48分にはキッカーもリピートで4点目が入ったため、アルベロア監督は膝に問題のあるエムバペを「para que en Lisboa empiece desde el principio/パラ・ケ・エン・リスボア・エンピエセ・デスデ・エル・プリンシピオ(リスボンで先発できるように)」温存。さらに60分にはトレントをカルバハルに、リュディガーをアラバにと負傷から戻って来た選手の足慣らしをさせたり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニと中盤の鍵になる選手たちにもお休みを与えることができましたからね。 おまけにこの4ー1勝利のおかげで、リーガ8連勝としたマドリーは、月曜日にバルサがジローナに2ー1のビックリ敗戦をしたため、とうとう勝ち点差2とつけて首位に立つことに。まさに「Hemos hecho una gran semana de entrenamientos y se ha reflejado en el campo/エモス・エッチョー・ウナ・グラン・セマーナ・デ・エントレナミエントー・イ・セ・ア・レフレハードー・エン・エル・カンポ(ウチは素晴らしい練習の1週間を過ごし、それがピッチに反映された)」感じでしたが、さて。今はこれがベンフィカにリベンジするのにも有効なことを祈るばかりでしょうか。 そして日曜日はラージョとアトレティコの兄弟分ダービー。快晴の中、明るい時間にブタルケに行けたのはラッキーだったんですけどね。エスタディオ・バジェカスでなく、2部の弟分レガネスのホームでの開催になったのは、1節前のオビエド戦が芝を貼り替えたばかりのピッチが悪天候のせいで使いものにならず、当日延期となった後、ラ・リーガがギリギリまで待ってくれず。アトレティコ戦もバジェカスでは開催不可とされ、ブタルケを借りることになったからなんですが、これもひどい話で、アボナードー(年間指定席保有者)は土曜日限定で、スタジアムよりメトロ1号線でもっと南に行ったところにある練習場まで、チケットを引き取りに行かないといけなくてねえ。 元々、ダービーはハイリスクな試合とされ、チケットの当日販売もなく、ブカネーロス(ラージョのウルトラ集団)を始めとする大勢のファンはお昼にバジェカス地区でデモをして、試合に行かないことを選択。よってブタルケのスタンドは半分ぐらい空だったんですが、前日はやっぱり芝がボロボロの練習場でセッションができず、ヘタフェの練習場でやったという不遇なイニゴ・ペレス監督のチームはこの逆境を見事に克服したんですよ。 木曜日のメトロポリターノでは、コパ準決勝1stレグでバルサを4ー0とコテンパンにのしたアトレティコが別人だったから、もうどうしていいものか。そう、元凶はこのところ、働くのは平日だけに決めたらしいシメオネ監督がスタメンを9人もローテーションしてきたことだったんですが、でも選手たちも選手たちですよね。いくらアトレティコファンの姿がスタンドにほぼ皆無だったとしても、バルサを前にした日の喰らいついていくプレーがまったく見られず。 それどころか、前半39分にはあれだけジャマルを抑えていたルッジェーリがラティウにかわされ、エリア中央へのラストパスを許すと、フラン・ペレスがラージョの先制点をゲット。さらに45分にもレングレのパスミスでボールを奪われると、ラティウが3人もいたアトレティコ選手の間にボールを通し、イシのシュートはGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたものの、こぼれ球に誰も詰めず、バレンティンに押し込まれているって、一体、どこまで呆けている? 2ー0で後半が始まると、もう56分には3人一斉交代となり、ええ、ピッチにはフリアン・アルバレスが入り、その7分後にはルックマンとジョレンテも出て、早くも交代枠を使い果たしていたんですけどね。3人もFWがいながら、GKバタジャの手を煩わすのがニコ・ゴンサレスぐらいではねえ。おまけに30分にはショートのCKから、ラージョの3人一斉交代で入ったアルバロ・ガルシアにクロスを上げられて、メンディのヘッドで3点目を入れられているって、もうこの世のものとは思えませんって。 3ー0で勝ったラージョはおかげでマジョルカを越えて17位に上がり、3週間ぶりに降格圏から脱出。スタジアム&練習場難民となりながらも、「Los problemas nos unen mucho más, nos motivan/ロス・プロブレマス・ノス・ウネン・ムーチョ・マス、ノス・モティバン(問題があるとより団結が強まるし、モチベーションにもなる)」(イシ)と選手たちが根性を見せて、リーガ3連敗から立ち直れたのは喜ばしいですよ。でも情けないのは兄貴分の方で、とうとうオブラクからは、「Parece que LaLiga se ha tirado/パレセ・ケ・ラ・リーガ・セ・ア・ティラードー(リーガを投げ出したように見える)」というコメントが出てくることに。 いえ、シメオネ監督は「オブラクの言葉には同意しない。El equipo no elige partidos, el equipo jugó mal・エル・エキポ・ノー・エリヘ・パルティードス、エル・エキポ・フゴ・マル(チームは試合を選んではいない。悪いプレーをしただけ)」と反論していたんですけどね。訊きたいのは、コパでは準々決勝ベティス戦、バルサ戦と2試合で9得点もしながら、リーガはレバンテ、ベティス、ラージョ戦すべて無得点で1分け2敗。どうしてそこまでプレーに落差があるのかなんですが、やっぱりそれってやる気の問題では? ここまで態度があからさまだと、水曜日午後9時からのクラブ・ブルージュとのCL16強対決進出プレーオフ1stレグでは、本気の方のアトレティコを見せてくれるはずですけどね。ただ、この相手には2022-23シーズンのCLグループリーグのアウェイで負け、ホームでも引き分けて、最後は4位敗退した黒歴史がありますし、リーグフェーズ2節ではバルサと3-3で引き分けている点は要注意。 それにしたって、もしここでCLが終わり、その間、16強対決直接出場のバルサは週1試合になるため、コパ準決勝2ndレグでまさかの大逆転敗退が絶対ないとも言えず。「Cuando nosotros jugamos al 99 nunca nos dio/クアンドー・ノソトロス・フガモス・アル・ノベンタイヌエベ・ヌンカ・ノス・ディオ(ボクらが99%でプレーして結果が出たためしがない)」(ヒメネス)試合をその頃までリーガで続けて、来季CL出場圏からも落ちていたら、もう目も当てられないってこと、シメオネ監督も選手も考えないんでしょうかね。 2026.02.19 10:43 Thu4
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu5
