バケーションは短かった…/原ゆみこのマドリッド
2025.01.02 21:30 Thu
「今が一番いい時なのに見せてあげないんだ」そんな風に私が嘆いていたのは元旦の朝、前日大晦日にあった恒例の年1回、エスタディオ・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)での公開練習が6000人のレアル・マドリーファンで賑わっている様子をスポーツ紙で見た時のことでした。いやあ、リーガ18節が終わった後、スペインのクラブはどこもバケーションに突入し、選手たちも三々五々、家族や友人とクリスマスを過ごすため、世界中に散らばっていたんですけどね。詰込み試合日程の世知辛い昨今とあって、どこも休暇日数は7、8日程度。
年内30日には大半のチームが年明けの対戦に向けて練習再開となったんですが、この時期は子供たちも学校がありませんからね。弟分のラージョも大晦日には、エスタディオ・バジェカスからもっと南に行ったところにある練習場でのセッションをオープンに。今季になって、もっぱら非公開練習ばかりが続いていたレガネスも1月3日、インスタラシオン・デポルティボ・ブタルケでのセッションをファンが見学できると聞いたんですが、何故か、アトレティコは変わらず、開始から15分マスコミ公開のみ。マハダオンダ(マドリッド近郊)でのセッションは外周をシートに覆われたグラウンドかミニスアジアムでやっているって、ちょっと勿体ない気がしたから。
いえ、実際、アトレティコが大々的なファン公開練習をしたのは13年前が最後で、ええ、その時はマンサノ監督に代わって就任したばかりのシメオネ監督のお披露目も兼ね、尚且つ、リーガは超低空飛行。CL、コパ・デル・レイにも早々敗退して、青息吐息だったチームをビセンテ・カルデロンで励ましてもらおうという算段もあったんですけどね。生憎、このクリスマス期間、1月5日までのメトロポリターノはマドリッド・オン・アイスというイベントを開催して、全面グルリと観客席にアイススケートリンクを設置。
20ユーロ(約3300円)で3時間程、誰もが楽しめる空間になっているんですが、ピッチの部分は手付かずで時折、コンサートなども開催されているようですからね。代わりに年内最終節にバルサを破り、堂々リーグ首位となった選手たちの練習を眺めながら、スケートできたら、それこそファンも大満足なんじゃないかと思ったんですが、やっぱりそれだと、滑っている人も選手たちも気が散って危ない?
まあ、そんなことはともかく、私もさっさとクリスマス呆けを覚まして、もう年明けの試合が迫っているマドリッド勢の予定をお伝えしていくことにすると。2025年最初の試合はコパ・デル・レイ・32強対戦のチームがほとんどなんですが、例外なのはご存知マドリーで、ええ、彼らは早くも3日の金曜午後9時(日本時間翌午前5時)、昨年10月のバレンシア洪水災害のせいで順延となった12節バレンシア戦をメスタジャでプレーすることに。
それでも大晦日の公開練習ではドレッドヘアにしてイメチェンした当人、しっかりファンサービスもしていて、いえまあ、今季の前線の新しい相棒となったエムバペと「Podemos marcar muchos más y lo vamos a hacer/ポデモス・マルカル・ムーチョス・マス・イ・ロ・バモス・ア・アセール(ボクらはもっと沢山のゴールを挙げることができるし、そうするつもりだ)」と気勢を上げるのは忘れていませんでしたけどね。両者合わせてすでに28得点とペースも順調なため、年内最終戦後にバラハ監督を解任。その2日後、イングランド2部のウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンから、1部未経験の41才、コルベラン監督を引き抜いた最下位バジャドリーと同じ勝ち点の19位バレンシア、そして続く来週月曜午後7時(日本時間翌午前3時)のコパ32強対決デポルティボ・ミネイラ(RFEF1部/実質3部)戦にはそれ程、問題はないかと思いますが、さて。
むしろマドリーにとって大変なのはその先で、そう、彼らの週2試合ペースは1月中も延々と続いて、9日(木)にはサウジアラビアでのスペイン・スーパーカップ準決勝でマジョルカ(昨季コパ準優勝)と対戦。そこで勝った場合には12日(日)にもう1つの準決勝、アスレティック(昨季コパ優勝)vsバルサ(昨季リーガ準優勝)戦の勝者と決勝を戦わないとならず、その週がフリーになるアトレティコなどが長く休めることになりますからね。まずはバレンシアに勝って、現在勝ち点1差のお隣さんから首位を奪い獲るのも大事なんですが、やっぱり気になるのは未だに話題に上がってこない、この冬の補強選手候補名でしょうか。
というのも大晦日の公開練習ではやっと、ヒザの靭帯断裂で長期リハビリをしていたアラバがpartidillo(パルティディージョ/ミニゲーム)に参加。用心しいしい、チームに合流し始めているものの、1月早々から実戦復帰という訳にはいきませんからね。信頼できる本職CBがリュディガーだけで、しかも彼は昨年中、ずっと出ずっぱりとなれば、いつ何があっても不思議はない?アラバが戻って来るまで、あとは緊急事態用CBのチュアメニとカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のアセンシオだけというのは、今季の目標がseptete(セプテテ/7冠優勝のこと)というのもあり、多くのマドリーファンが不安を覚えるところでしょうが、もしやアンチェロッティ監督も撃ち負けなければいい派だったのかも。
その一方で、同じ金曜にコパの予定が入っている弟分チームも2つあって、それはヘタフェとラージョ。前者は2部7位のグラナダと後者は2部でも降格圏20位のラシン・フェロルと対戦となるんですが、両チームの今の立場はかなり対照的。いえまあ、どちらもCFがゴール日照りなのは同じなんですが、年内最後の2試合に連敗したヘタフェは降格圏と勝ち点差1の17位とあって、やはり優先すべきは来週末のラス・パルマス戦になるんですよねえ。
実際、コパの方はこの32強で勝ち抜けると、1月後半が恐怖の週2試合ペースになるため、ここらで見限るチームが出て来るのは毎年のことですが、それにしたって、ヘタフェのフロントの動きが鈍いことったらもう。いくら昨季の3月にヒザの半月板を損傷したマジョラルが再手術を経て、復帰間近とはいえ、すぐさま高パフォーマンスを挙げてくれる保証もないのに、FWの補強候補がサディク(レアル・ソシエダ)ぐらいしか出てないとなれば、この1月は再び、ゴール欠乏症に苦しむことになるような。
ただ、降格圏と勝ち点7差の12位で年を越えたラージョの方も、いえ、ラシン・フェロル戦では昨季までファンのお気に入りだったベベが相手チームにいるという楽しみはあるんですけどね。リーガではここ3試合、マドリー、ビジャレアル、ベティスと3連続引分け中とあって、10日(金)のホームゲーム、セルタ戦の方に力を入れたいとイニゴ・ペレス監督は思っているかもしれない?おまけにバケーション明けの練習には11月初旬以来、ピッチから姿を消したハメス・ロドリゲス、そしてメンタル系疾患と言われているRdT(ラウール・デ・トマス)の姿が見えず、こちらもカメージョ、エヌテカがほとんどゴールを入れていないため、FWの補強が望まれるところですが…弟分たちはやっぱり、市場クローズ前駆け込みオペレーションになるんでしょうかね。
そして今季からの1部復活弟分、レガネスは日曜に2部のやはり降格圏21位のカルタヘナと対戦となるんですが、こちらも降格圏と勝ち点3差の15位とあまり余裕はありませんからね。おまけに年内最終節のビジャレアル戦でジェレミー・ピノの首を掴んで引き倒し、一発退場したオスカル・ロドリゲスの出場停止が4試合という重い処分になってしまったのも大痛手で、だってえ、3試合以上になると、リーガ由来の処分でありながら、コパでも消化しないといけなくなるんですよ。
要は彼、このカルタヘナ戦だけでなく、来週末のエスパニョール戦、コパ16強対決があればそれも、続いてアトレティコとの兄弟分ダービー、コパ敗退の場合はその次のアスレティック戦まで出られない可能性もなきにしろあらず。どちらにしろ、この1月のリーガで勝ち点が見込めそうなのは、降格圏18位のエスパニョールとの試合だけとあって、ボルハ・ヒメネス監督もやはりリーガ目線になりそうなのは決して咎められませんが…その2-5と大敗したビジャレアル戦の直前、モンジュイックでバルサに0-1で勝った大手柄がこうも早く忘れ去られてしまうのはちょっと、淋しいですよね。
え、そのおかげで、もちろん、前節に土壇場のセルロートのゴールで1-2の勝利を挙げたのもあって、首位で年越ししたアトレティコもコパの試合があるんだろうって?その通りで、彼らは土曜午後9時30分(日本時間翌午前5時30分)からマルベージャ(RFEF1部/実質3部)と対戦。相手のホームスタジアムはまさにコスタデルソルの高級リゾートタウン、マルベージャにあるんですが、とても小さいため、今回は小1時間離れたロサレダ(2部のマラガのホーム)を借りて開催されることになっています。
ちなみにそこは奇しくも13年前、シメオネ監督が当時1部だったマラガ相手に、アトレティコを率いてのデビューを飾ったスタジアムで、いえまあ、その時は試合もスコアレスドローで終わり、とても2度のリーグタイトル獲得を含む、その後長きに渡る隆盛を彷彿させるものとは言い難かったんですけどね。コパはまだ格下チームとの試合、しかも彼らは11月から12連勝中となれば、勝てない方がおかしかったりする?とはいえ、できれば、なかなか点が取れなかった1回戦のビック(地方リーグ/実質6部)戦や2回戦カサレーニョ(RFEF2部)戦のようにフリアン・アルバレスやグリーズマンの手を煩わせることなく、あっさり片付けてくれたらと。
そう、今季は適宜、お休みをもらっているチームの重鎮より、10才若い24才とはいえ、夏にコパ・アメリカとパリ五輪の梯子参加もあったフリアンは昨年、計70試合という世界で1、2を争う勤勉ぶりでしたからね。ここ2年間、ケガをしていないとはいえ、1月後半には改変CLのリーグフェーズ7節、16強対決直接進出圏の懸かったレバークーゼン戦なども控えているため、シメオネ監督も大事な試合に備えて、上手くローテーションしていきたいはずですが、それは蓋を開けてみるまで、どんな試合になるかまったく予想ができないアトレティコ。
一応、バルサ戦で筋肉系の負傷をしたヒメネスはお休みになりますが、彼も来週末のオサスナ戦までには回復予定とあって、とりあえず、年明け最初の試合はビッツェルやアスピリクエタ、ようやく頭蓋骨骨折から平常モードに戻りつつあるル・ノルマン辺りでやりくりすることになるかと。とはいえ、アトレティコには他にもコケやサムエル・リノ、リケルメ、レイニウドら、レギュラー奪還を虎視眈々と狙う選手が少なくありませんからね。まずはコパでいい感じで始めて、リーガ再開試合ではたとえ、お隣さんに首位を奪われていても、確実に取り戻せる勝利を挙げて、破竹の14連勝となってくれたらいいんですが…やはり心配はクリスマス呆けですかねえ。
年内30日には大半のチームが年明けの対戦に向けて練習再開となったんですが、この時期は子供たちも学校がありませんからね。弟分のラージョも大晦日には、エスタディオ・バジェカスからもっと南に行ったところにある練習場でのセッションをオープンに。今季になって、もっぱら非公開練習ばかりが続いていたレガネスも1月3日、インスタラシオン・デポルティボ・ブタルケでのセッションをファンが見学できると聞いたんですが、何故か、アトレティコは変わらず、開始から15分マスコミ公開のみ。マハダオンダ(マドリッド近郊)でのセッションは外周をシートに覆われたグラウンドかミニスアジアムでやっているって、ちょっと勿体ない気がしたから。
いえ、実際、アトレティコが大々的なファン公開練習をしたのは13年前が最後で、ええ、その時はマンサノ監督に代わって就任したばかりのシメオネ監督のお披露目も兼ね、尚且つ、リーガは超低空飛行。CL、コパ・デル・レイにも早々敗退して、青息吐息だったチームをビセンテ・カルデロンで励ましてもらおうという算段もあったんですけどね。生憎、このクリスマス期間、1月5日までのメトロポリターノはマドリッド・オン・アイスというイベントを開催して、全面グルリと観客席にアイススケートリンクを設置。
まあ、そんなことはともかく、私もさっさとクリスマス呆けを覚まして、もう年明けの試合が迫っているマドリッド勢の予定をお伝えしていくことにすると。2025年最初の試合はコパ・デル・レイ・32強対戦のチームがほとんどなんですが、例外なのはご存知マドリーで、ええ、彼らは早くも3日の金曜午後9時(日本時間翌午前5時)、昨年10月のバレンシア洪水災害のせいで順延となった12節バレンシア戦をメスタジャでプレーすることに。
それがさすが、世界一を自負するクラブだけあって、彼らは休暇中も先週金曜にビニシウス、ベリンガム、クルトワらがグローブサッカーアワードの表彰式でドバイに出張。もう最近はサッカーの賞も多すぎて、こちらがどれ程、権威のあるものかは私もよくわからないんですが、先日のFIFAザ・ベストに続き、最優秀選手賞を獲得したビニシウスが、バロンドールをロドリ(マンチェスター・シティ)に攫われたリベンジを再び果たしたのはともかく、バケーションが切れ切れになってしまったのはちょっと気の毒だったかと。
それでも大晦日の公開練習ではドレッドヘアにしてイメチェンした当人、しっかりファンサービスもしていて、いえまあ、今季の前線の新しい相棒となったエムバペと「Podemos marcar muchos más y lo vamos a hacer/ポデモス・マルカル・ムーチョス・マス・イ・ロ・バモス・ア・アセール(ボクらはもっと沢山のゴールを挙げることができるし、そうするつもりだ)」と気勢を上げるのは忘れていませんでしたけどね。両者合わせてすでに28得点とペースも順調なため、年内最終戦後にバラハ監督を解任。その2日後、イングランド2部のウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンから、1部未経験の41才、コルベラン監督を引き抜いた最下位バジャドリーと同じ勝ち点の19位バレンシア、そして続く来週月曜午後7時(日本時間翌午前3時)のコパ32強対決デポルティボ・ミネイラ(RFEF1部/実質3部)戦にはそれ程、問題はないかと思いますが、さて。
むしろマドリーにとって大変なのはその先で、そう、彼らの週2試合ペースは1月中も延々と続いて、9日(木)にはサウジアラビアでのスペイン・スーパーカップ準決勝でマジョルカ(昨季コパ準優勝)と対戦。そこで勝った場合には12日(日)にもう1つの準決勝、アスレティック(昨季コパ優勝)vsバルサ(昨季リーガ準優勝)戦の勝者と決勝を戦わないとならず、その週がフリーになるアトレティコなどが長く休めることになりますからね。まずはバレンシアに勝って、現在勝ち点1差のお隣さんから首位を奪い獲るのも大事なんですが、やっぱり気になるのは未だに話題に上がってこない、この冬の補強選手候補名でしょうか。
というのも大晦日の公開練習ではやっと、ヒザの靭帯断裂で長期リハビリをしていたアラバがpartidillo(パルティディージョ/ミニゲーム)に参加。用心しいしい、チームに合流し始めているものの、1月早々から実戦復帰という訳にはいきませんからね。信頼できる本職CBがリュディガーだけで、しかも彼は昨年中、ずっと出ずっぱりとなれば、いつ何があっても不思議はない?アラバが戻って来るまで、あとは緊急事態用CBのチュアメニとカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のアセンシオだけというのは、今季の目標がseptete(セプテテ/7冠優勝のこと)というのもあり、多くのマドリーファンが不安を覚えるところでしょうが、もしやアンチェロッティ監督も撃ち負けなければいい派だったのかも。
その一方で、同じ金曜にコパの予定が入っている弟分チームも2つあって、それはヘタフェとラージョ。前者は2部7位のグラナダと後者は2部でも降格圏20位のラシン・フェロルと対戦となるんですが、両チームの今の立場はかなり対照的。いえまあ、どちらもCFがゴール日照りなのは同じなんですが、年内最後の2試合に連敗したヘタフェは降格圏と勝ち点差1の17位とあって、やはり優先すべきは来週末のラス・パルマス戦になるんですよねえ。
実際、コパの方はこの32強で勝ち抜けると、1月後半が恐怖の週2試合ペースになるため、ここらで見限るチームが出て来るのは毎年のことですが、それにしたって、ヘタフェのフロントの動きが鈍いことったらもう。いくら昨季の3月にヒザの半月板を損傷したマジョラルが再手術を経て、復帰間近とはいえ、すぐさま高パフォーマンスを挙げてくれる保証もないのに、FWの補強候補がサディク(レアル・ソシエダ)ぐらいしか出てないとなれば、この1月は再び、ゴール欠乏症に苦しむことになるような。
ただ、降格圏と勝ち点7差の12位で年を越えたラージョの方も、いえ、ラシン・フェロル戦では昨季までファンのお気に入りだったベベが相手チームにいるという楽しみはあるんですけどね。リーガではここ3試合、マドリー、ビジャレアル、ベティスと3連続引分け中とあって、10日(金)のホームゲーム、セルタ戦の方に力を入れたいとイニゴ・ペレス監督は思っているかもしれない?おまけにバケーション明けの練習には11月初旬以来、ピッチから姿を消したハメス・ロドリゲス、そしてメンタル系疾患と言われているRdT(ラウール・デ・トマス)の姿が見えず、こちらもカメージョ、エヌテカがほとんどゴールを入れていないため、FWの補強が望まれるところですが…弟分たちはやっぱり、市場クローズ前駆け込みオペレーションになるんでしょうかね。
そして今季からの1部復活弟分、レガネスは日曜に2部のやはり降格圏21位のカルタヘナと対戦となるんですが、こちらも降格圏と勝ち点3差の15位とあまり余裕はありませんからね。おまけに年内最終節のビジャレアル戦でジェレミー・ピノの首を掴んで引き倒し、一発退場したオスカル・ロドリゲスの出場停止が4試合という重い処分になってしまったのも大痛手で、だってえ、3試合以上になると、リーガ由来の処分でありながら、コパでも消化しないといけなくなるんですよ。
要は彼、このカルタヘナ戦だけでなく、来週末のエスパニョール戦、コパ16強対決があればそれも、続いてアトレティコとの兄弟分ダービー、コパ敗退の場合はその次のアスレティック戦まで出られない可能性もなきにしろあらず。どちらにしろ、この1月のリーガで勝ち点が見込めそうなのは、降格圏18位のエスパニョールとの試合だけとあって、ボルハ・ヒメネス監督もやはりリーガ目線になりそうなのは決して咎められませんが…その2-5と大敗したビジャレアル戦の直前、モンジュイックでバルサに0-1で勝った大手柄がこうも早く忘れ去られてしまうのはちょっと、淋しいですよね。
え、そのおかげで、もちろん、前節に土壇場のセルロートのゴールで1-2の勝利を挙げたのもあって、首位で年越ししたアトレティコもコパの試合があるんだろうって?その通りで、彼らは土曜午後9時30分(日本時間翌午前5時30分)からマルベージャ(RFEF1部/実質3部)と対戦。相手のホームスタジアムはまさにコスタデルソルの高級リゾートタウン、マルベージャにあるんですが、とても小さいため、今回は小1時間離れたロサレダ(2部のマラガのホーム)を借りて開催されることになっています。
ちなみにそこは奇しくも13年前、シメオネ監督が当時1部だったマラガ相手に、アトレティコを率いてのデビューを飾ったスタジアムで、いえまあ、その時は試合もスコアレスドローで終わり、とても2度のリーグタイトル獲得を含む、その後長きに渡る隆盛を彷彿させるものとは言い難かったんですけどね。コパはまだ格下チームとの試合、しかも彼らは11月から12連勝中となれば、勝てない方がおかしかったりする?とはいえ、できれば、なかなか点が取れなかった1回戦のビック(地方リーグ/実質6部)戦や2回戦カサレーニョ(RFEF2部)戦のようにフリアン・アルバレスやグリーズマンの手を煩わせることなく、あっさり片付けてくれたらと。
そう、今季は適宜、お休みをもらっているチームの重鎮より、10才若い24才とはいえ、夏にコパ・アメリカとパリ五輪の梯子参加もあったフリアンは昨年、計70試合という世界で1、2を争う勤勉ぶりでしたからね。ここ2年間、ケガをしていないとはいえ、1月後半には改変CLのリーグフェーズ7節、16強対決直接進出圏の懸かったレバークーゼン戦なども控えているため、シメオネ監督も大事な試合に備えて、上手くローテーションしていきたいはずですが、それは蓋を開けてみるまで、どんな試合になるかまったく予想ができないアトレティコ。
一応、バルサ戦で筋肉系の負傷をしたヒメネスはお休みになりますが、彼も来週末のオサスナ戦までには回復予定とあって、とりあえず、年明け最初の試合はビッツェルやアスピリクエタ、ようやく頭蓋骨骨折から平常モードに戻りつつあるル・ノルマン辺りでやりくりすることになるかと。とはいえ、アトレティコには他にもコケやサムエル・リノ、リケルメ、レイニウドら、レギュラー奪還を虎視眈々と狙う選手が少なくありませんからね。まずはコパでいい感じで始めて、リーガ再開試合ではたとえ、お隣さんに首位を奪われていても、確実に取り戻せる勝利を挙げて、破竹の14連勝となってくれたらいいんですが…やはり心配はクリスマス呆けですかねえ。
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一番信用ならないチームは…/原ゆみこのマドリッド
「やっと平常モードに戻ったわね」そんな風に私が懐かしさを覚えていたのは月曜日。レアル・マドリーがリスボンに到着する映像をお昼のニュースで見た時のことでした。ここ2週間、スペインサッカー界のミッドウィークはコパ・デル・レイ開催だったため、マドリッド勢で試合があったのはアトレティコだけでした。対照的に16強対決でアルバセテ(2部)に敗退したお隣さんは平日中、みっちりバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングに明け暮れていたんですが、それだとやっぱり、話題があまりなくて……。 ようやく今週になって、火曜日午後9時(日本時間翌午前5時)にベンフィカとのCLノックアウトステージプレーオフ1stレグがやって来たため、週2試合ペースに戻ったんですが、怖いのは来週水曜日にベルナベウで開催される2ndレグで万が一、敗退するようだと、マドリーの今季はもうリーガだけ、シーズン終了まで週1試合ペースが続くことになります。 1月28日のCLリーグフェーズ最終節でそのマドリーに4-2で勝利。しかも後半アディショナルタイムの全員攻撃でGKトゥルビンが決めたヘッドのおかげで、プレーオフ出場圏の末席に滑り込めたベンフィカのモウリーニョ監督は、「Me gustaría mucho eliminar al Madrid, y que Arbeloa gane la Liga/メ・グスタリア・ムーチョ・エリミナール・アル・マドリッド、イ・ケ・アルベロア・ガネ・ラ・リーガ(私はマドリーを敗退させたい。そしてアルベロアはリーガ優勝するように)」と言っていたんですけどね。 でもCL早期敗敗退となると、アルベロア監督の来季続投が怪しくなってきて……。当人は試合前日記者会見で否定していたんですけどね。あと1年ベンフィカと契約がありながら、違約金を払わず退団できる条項が付いているため、モウリーニョ監督がマドリーに戻って来る可能性もあるなんて話も出て来たりするんですが、それは勘弁。グアルディオラ監督時代のバルサとのあんな刺々しい雰囲気はもう味わいたくないですって。 ちなみにマドリーのこの試合の欠場者はリハビリ中のミリトン、ベリンガム、そして前回のダ・ルス訪問で退場処分を受けたロドリゴとアセンシオ。それでも土曜日のリーガでリュディガー、トレントが先発復帰、カルバハルも途中出場したため、バルベルデが右SBから中盤に戻る今回はきっと、あんなザル守備にはならないと思いますが……。 CLはちょっと脇に置いておくことにして、先に週末にあったリーガ24節のマドリッド勢がどうだったか、お伝えしていくことにすると。先陣を切ったのは前節、ようやく8試合ぶりに白星を挙げた弟分のヘタフェで、コリセウムに上位のビジャレアルを迎えたんですが、やっぱり勝利は選手たちの自信になるんですかね。この日は前半終盤にベイガにエリア内で倒されてサトリアーノがPKを獲得すると、アランバリが決めて先制。53分にも冬の市場で一緒に来たFWの同僚、もう2得点しているルイス・バスケス(アンデルレヒトから移籍))に遅れをとっていたサトリアーノ(同オリンピック・リヨン)が、ファン・イグレシアスのクロスをヘッドで決め、ヘタフェを2点リードに導くと、反撃を75分のミカウターゼの一発だけに抑えて、2-1で勝っているんですから、嬉しいじゃないですか。 これには直近のセルタ戦でスコアレスドローだった時は、pito(ピト/ブーイング)まで聞こえるようになっていたコリセウムのファンも大満足したはずですが、ヘタフェに来るレベルですし、新しいFWたちは決してゴール量産タイプではないんですけどね。ボルダラス監督によると、「Son chicos que venían de tener pocos minutos en sus equipos y poco protagonismo/ソン・チコス・ケ・ベニアン・デ・テネール・ポコス・ミヌートス・エン・スス・エキポス・イ・ポコ・プロタゴニスモ(前のチームではプレー時間も、主役を張る機会もあまりなかった選手たち)だが、やる気は満々だ」そうで、それってゴール不足で苦しんいたヘタフェは補強に成功したと言っていい? おかげで順位も11位という安全圏を維持した彼らだったんですけど、まだ降格圏との差は勝ち点5ですからね。ホーム連戦となる日曜日のセビージャ戦でもこの調子を続けて、早いところ、残留目安の勝ち点40以上に到達してもらいたいところ。 そして土曜日の夜にはベルナベウに行ったんですが、ようやく暴風雨季が去ったのか、いつ以来でしょうかね、傘を持たずに外出できたのは。それだけでも気が楽だったんですが、この日のマドリーは相手にも恵まれました。ミッドウィークフリーだった彼らと違い、レアル・ソシエダは水曜日にコパ準決勝1stレグをアスレティックとプレーしていて、サン・マメスでの激戦を0ー1で制したものの、やはり疲労が溜まっている選手がいたんですね。マテラッツオ監督はその試合から、5人のスタメンをローテーション。 マドリーの方はエムバペが意表を突いて、ベンチスタートとなったんですが、ゴンサロは彼がピッチにいないとゴールを入れますね。開始5分にはもう、先発復帰したトレントのラストパスをカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)が流し込んで、先制しているんですから、偉いじゃないですか。でもねえ、そのリードは長続きせず、20分にはハイセンがソレルのパスを追ったエレーラをエリア内で倒し、ペナルティを取られてしまったから、さあ大変。 おかげでオジャルサバルのPKで同点になった後、この日は静かだったスタンドからハイセンにブーイングが飛んでいたんですが、大丈夫。というのもその4分後にはもう、ソシエダがペナルティ返しをしてきたから。アランブルがヴィニシウスをエリア内左奥で倒して、その当人がPKを決めると、25分には再びマドリーがリード。すると31分にもカマヴィンガ、カレラスと繋いだボールを右SBから解放されたバルベルデが撃ち込んで、アディショナルタイムのゴンサロのゴール前からのシュートは外れてしまったものの、3ー1でハーフタイムに入ったとなれば、もう大船に乗った気でいていい? そして後半も再び、アランブルがヴィニシウスをエリア内で倒し、48分にはキッカーもリピートで4点目が入ったため、アルベロア監督は膝に問題のあるエムバペを「para que en Lisboa empiece desde el principio/パラ・ケ・エン・リスボア・エンピエセ・デスデ・エル・プリンシピオ(リスボンで先発できるように)」温存。さらに60分にはトレントをカルバハルに、リュディガーをアラバにと負傷から戻って来た選手の足慣らしをさせたり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニと中盤の鍵になる選手たちにもお休みを与えることができましたからね。 おまけにこの4ー1勝利のおかげで、リーガ8連勝としたマドリーは、月曜日にバルサがジローナに2ー1のビックリ敗戦をしたため、とうとう勝ち点差2とつけて首位に立つことに。まさに「Hemos hecho una gran semana de entrenamientos y se ha reflejado en el campo/エモス・エッチョー・ウナ・グラン・セマーナ・デ・エントレナミエントー・イ・セ・ア・レフレハードー・エン・エル・カンポ(ウチは素晴らしい練習の1週間を過ごし、それがピッチに反映された)」感じでしたが、さて。今はこれがベンフィカにリベンジするのにも有効なことを祈るばかりでしょうか。 そして日曜日はラージョとアトレティコの兄弟分ダービー。快晴の中、明るい時間にブタルケに行けたのはラッキーだったんですけどね。エスタディオ・バジェカスでなく、2部の弟分レガネスのホームでの開催になったのは、1節前のオビエド戦が芝を貼り替えたばかりのピッチが悪天候のせいで使いものにならず、当日延期となった後、ラ・リーガがギリギリまで待ってくれず。アトレティコ戦もバジェカスでは開催不可とされ、ブタルケを借りることになったからなんですが、これもひどい話で、アボナードー(年間指定席保有者)は土曜日限定で、スタジアムよりメトロ1号線でもっと南に行ったところにある練習場まで、チケットを引き取りに行かないといけなくてねえ。 元々、ダービーはハイリスクな試合とされ、チケットの当日販売もなく、ブカネーロス(ラージョのウルトラ集団)を始めとする大勢のファンはお昼にバジェカス地区でデモをして、試合に行かないことを選択。よってブタルケのスタンドは半分ぐらい空だったんですが、前日はやっぱり芝がボロボロの練習場でセッションができず、ヘタフェの練習場でやったという不遇なイニゴ・ペレス監督のチームはこの逆境を見事に克服したんですよ。 木曜日のメトロポリターノでは、コパ準決勝1stレグでバルサを4ー0とコテンパンにのしたアトレティコが別人だったから、もうどうしていいものか。そう、元凶はこのところ、働くのは平日だけに決めたらしいシメオネ監督がスタメンを9人もローテーションしてきたことだったんですが、でも選手たちも選手たちですよね。いくらアトレティコファンの姿がスタンドにほぼ皆無だったとしても、バルサを前にした日の喰らいついていくプレーがまったく見られず。 それどころか、前半39分にはあれだけジャマルを抑えていたルッジェーリがラティウにかわされ、エリア中央へのラストパスを許すと、フラン・ペレスがラージョの先制点をゲット。さらに45分にもレングレのパスミスでボールを奪われると、ラティウが3人もいたアトレティコ選手の間にボールを通し、イシのシュートはGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたものの、こぼれ球に誰も詰めず、バレンティンに押し込まれているって、一体、どこまで呆けている? 2ー0で後半が始まると、もう56分には3人一斉交代となり、ええ、ピッチにはフリアン・アルバレスが入り、その7分後にはルックマンとジョレンテも出て、早くも交代枠を使い果たしていたんですけどね。3人もFWがいながら、GKバタジャの手を煩わすのがニコ・ゴンサレスぐらいではねえ。おまけに30分にはショートのCKから、ラージョの3人一斉交代で入ったアルバロ・ガルシアにクロスを上げられて、メンディのヘッドで3点目を入れられているって、もうこの世のものとは思えませんって。 3ー0で勝ったラージョはおかげでマジョルカを越えて17位に上がり、3週間ぶりに降格圏から脱出。スタジアム&練習場難民となりながらも、「Los problemas nos unen mucho más, nos motivan/ロス・プロブレマス・ノス・ウネン・ムーチョ・マス、ノス・モティバン(問題があるとより団結が強まるし、モチベーションにもなる)」(イシ)と選手たちが根性を見せて、リーガ3連敗から立ち直れたのは喜ばしいですよ。でも情けないのは兄貴分の方で、とうとうオブラクからは、「Parece que LaLiga se ha tirado/パレセ・ケ・ラ・リーガ・セ・ア・ティラードー(リーガを投げ出したように見える)」というコメントが出てくることに。 いえ、シメオネ監督は「オブラクの言葉には同意しない。El equipo no elige partidos, el equipo jugó mal・エル・エキポ・ノー・エリヘ・パルティードス、エル・エキポ・フゴ・マル(チームは試合を選んではいない。悪いプレーをしただけ)」と反論していたんですけどね。訊きたいのは、コパでは準々決勝ベティス戦、バルサ戦と2試合で9得点もしながら、リーガはレバンテ、ベティス、ラージョ戦すべて無得点で1分け2敗。どうしてそこまでプレーに落差があるのかなんですが、やっぱりそれってやる気の問題では? ここまで態度があからさまだと、水曜日午後9時からのクラブ・ブルージュとのCL16強対決進出プレーオフ1stレグでは、本気の方のアトレティコを見せてくれるはずですけどね。ただ、この相手には2022-23シーズンのCLグループリーグのアウェイで負け、ホームでも引き分けて、最後は4位敗退した黒歴史がありますし、リーグフェーズ2節ではバルサと3-3で引き分けている点は要注意。 それにしたって、もしここでCLが終わり、その間、16強対決直接出場のバルサは週1試合になるため、コパ準決勝2ndレグでまさかの大逆転敗退が絶対ないとも言えず。「Cuando nosotros jugamos al 99 nunca nos dio/クアンドー・ノソトロス・フガモス・アル・ノベンタイヌエベ・ヌンカ・ノス・ディオ(ボクらが99%でプレーして結果が出たためしがない)」(ヒメネス)試合をその頃までリーガで続けて、来季CL出場圏からも落ちていたら、もう目も当てられないってこと、シメオネ監督も選手も考えないんでしょうかね。 2026.02.19 10:43 Thu3
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材確保! バルサ&マドリーも関心示した小兵アタッカー
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材の確保に成功したようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 名門ベレス・サルスフィエルドでプレーするアルゼンチン人FWジャンルカ・プレスティアーニ(17)は、アルゼンチン国内で将来を嘱望される小兵のアタッカーだ。 現時点で166cmと体格には恵まれていないものの、卓越したアジリティとフットサルで培った圧倒的なボールスキルを駆使したドリブルを最大の特長とする右利きのアタッカーは、10代前半から将来を嘱望される若手として認知されてきた。 そして、昨年5月に行われたコパ・リベルタドーレスのエストゥディアンテス戦で16歳でのファーストチームデビューを果たすと、左右のウイングを主戦場にベレスではここまで公式戦39試合に出場し、3ゴール1アシストを記録。また、U-17アルゼンチン代表としても6試合に出場していた。 戦術理解度やメンタル面のコントロール、当たり負けしないフィジカル作りと、同年代の多くの逸材と同様の改善点を残すが、密集地帯、オープンスペースに関わらず、キレだけでなく駆け引きでも優位に立てるドリブル、パンチ力のあるシュートはすぐにでも通用するはずだ。 その逸材に対してはバルセロナとレアル・マドリーなど錚々たるヨーロッパのビッグクラブが関心を示していたが、同じく早い段階から獲得への動きを見せていたベンフィカ行きがほぼ確実となっているようだ。 ベレスのファビアン・ベルランガ会長は、「ベンフィカからオファーがあり、もちろん我々はそれを分析している。我々はプレーヤーの売却をやめるつもりはない。なぜなら資金が必要だからだ」と、同選手のベンフィカ行きの可能性を認めた。 さらに、プレスティアーニが1月31日生まれということもあり、加入時期は今冬になるとの見通しを語っている。 「現時点で未成年であるため、彼はその日まで移籍できないが、(ベンフィカと)事前の合意がある。得た資金でチームのニーズを満たさなければならない」 なお、ベンフィカは800万ユーロ(約13億円)でプレスティアーニの85%の権利を買い取るオファーによって合意を取り付けた模様だ。 2023.11.18 06:00 Sat4
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue5
