C大阪がレオ・セアラの土壇場PK弾で今季初勝利! 微妙な判定で3戦連続終盤PK被弾の東京Vは10人で奮闘も今季2敗目【明治安田J1第3節】
2024.03.09 18:16 Sat
セレッソ大阪が東京ヴェルディに勝利
明治安田J1リーグ第3節のセレッソ大阪vs東京ヴェルディが9日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、ホームのC大阪が2-1で勝利した。
一方、東京Vは前節の浦和レッズ戦を持ち味の組織的な守備で後半終盤までリードしながらも、2試合連続同じ時間帯で与えたPKによる失点で1-1のドロー。逆転負けとなった横浜F・マリノスとの開幕戦に続き勝ち点3獲得でもおかしくない内容で白星を逃した。その2試合を教訓に16年ぶりのJ1での勝利を目指す緑の名門は前節から先発1人を変更。山越康平に代わって負傷明けの稲見哲行が起用された。
立ち上がりからアグレッシブにハイプレスを仕掛けたアウェイの東京Vがペースを握っていく。ただ、サイドの深い位置は取れるが、そこからの崩しが停滞。効果的にフィニッシュまで持ち込めない。
前半半ばから終盤にかけてはスリッピーなピッチの影響で、互いに細かいミスが目立つ。ただ、前からの圧力を強めて中盤のボール回収率を高めたホームチームが徐々にライン間の選手を使いつつ、相手を広げて良い形を作り出す。
すると42分、自陣での繋ぎから長いボールを奥埜が頭で競り勝って右サイドのクルークスに繋ぐ。クルークスは利き足の左を意識させながら細かい切り返しで縦に仕掛けてボックス右ライン際から柔らかなクロスを供給。これを中央からファーに流れてフリーになった香川がピッチに叩きつけるヘディングで流し込んだ。
香川の今季初ゴールによってC大阪の1点リードで折り返した試合は、後半も同じメンバーでスタート。キックオフから数分は先制したホームチームが押し込む時間が続いたが、これを撥ね返したアウェイチームが徐々に押し返していく。
前半は染野唯月のエリア外からのシュート2本にとどまった東京Vだったが、後半最初のチャンスを見事にゴールに繋げる。54分、後方からの繋ぎでうまくずれを作ると、中盤の見木友哉が背後へ浮き球で入れたパスに2トップが反応。染野がGKキム・ジンヒョンの寸前で放った浮き球シュートははじかれるが、こぼれ球に詰めた木村勇大が無人のゴールへ流し込んだ。当初オフサイドの判定だったが、数分間のVARの確認の末に判定が覆って木村の2試合連続ゴールが認められた。
これで俄然追いついた東京Vに勢いが出てきたが、思わぬアクシデントが発生。65分、コーナーキックのクロスを直接キャッチしてカウンターを試みたGKキム・ジンヒョンのパントキックを至近距離でブロックした稲見に2枚目のイエローカードが掲示され、アウェイチームに退場者が出た。
追いつかれたものの、数的優位を手にしたC大阪はこの直後に2枚替えを敢行。奥埜と上門を下げてレオ・セアラとヴィトール・ブエノを同時投入。これに対して、守勢の東京Vは齋藤功佑、山田楓喜の両サイドを下げて山越を右サイドバック、翁長聖を左サイドハーフ。染野を右サイドハーフに移した。
ここから試合はホームチームがリスクを冒して前に出て引いた相手の守備をこじ開けにかかる。だが、数的不利を感じさせない集中した守備で撥ね返す東京Vは76分、人数をかけた攻撃からボックス中央でルーズボールを収めた木村が右足ボレーシュートでGKキム・ジンヒョンにファインセーブを強いるなど攻撃への意識を失わず。さらに、86分には見木の高精度のFKを林尚輝がドンピシャのヘディングで合わすが、これはGKの守備範囲となった。
結局、試合は拮抗した状況のまま最終盤に突入。10人相手に勝ち点1では許されないC大阪が猛攻を仕掛けると、土壇場で試合が動く。90分、右CKの流れからこぼれ球に反応したレオ・セアラがDF深澤大輝から強引にボール奪取。切り返してシュートを試みたところでDF林と交錯すると、主審はPKを与える。東京V陣営はレオ・セアラがボールを奪った際のプッシングのファウルをアピールも判定は変わらず。これをキッカーのレオ・セアラがゴール左隅に蹴り込み、勝ち越しに成功した。
その後、8分のアディショナルタイムは10人の東京Vが決死の猛攻でゴールに迫ったが、最後まで身体を張って撥ね返し続けたC大阪が逃げ切った。この結果、3戦連続で追いつかれながらも劇的な形で勝利したC大阪が今季初勝利を挙げた。一方、微妙な判定もあって3試合連続の後半終盤のPK被弾となった東京Vは厳しい今季2敗目となった。
セレッソ大阪 2-1 東京ヴェルディ
【C大阪】
香川真司(前42)
レオ・セアラ(後45+3)
【東京V】
木村勇大(後9)
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開幕2試合でいずれもリードを守り切れずに2戦未勝利と、近しい状況で3戦目を迎えた両者が今シーズン初白星を目指して激突した一戦。C大阪は前節、鹿島アントラーズとのアウェイゲームを終盤の失点によって1-1のドローに終わり、開幕戦のFC東京戦に続く2試合連続ドロー。攻守両面で手応えを感じながらも、勝ち点3が遠いもどかしい最序盤戦だ。昇格組相手に初白星を狙ったホームゲームでは前節から先発3人を変更。ルーカス・フェルナンデスとカピシャーバがベンチを外れてレオ・セアラもベンチスタート。代わってジョルディ・クルークス、上門知樹、為田大貴が3トップに入った。立ち上がりからアグレッシブにハイプレスを仕掛けたアウェイの東京Vがペースを握っていく。ただ、サイドの深い位置は取れるが、そこからの崩しが停滞。効果的にフィニッシュまで持ち込めない。
一方、C大阪は相手の圧力に手を焼いてボールの前進に苦戦。自陣での細かいミスやセカンドの拾い合いで劣勢に。それでも、14分にボックス左でルーズボールを制した為田が右ポストのわずか外に外れるコントロールシュートで最初の決定機を創出。以降は回数こそ多くはないものの、毎熊晟矢の右クロスに上門、為田の左クロスに奥埜博亮とボックス内で際どいダイレクトシュートを放っていく。
前半半ばから終盤にかけてはスリッピーなピッチの影響で、互いに細かいミスが目立つ。ただ、前からの圧力を強めて中盤のボール回収率を高めたホームチームが徐々にライン間の選手を使いつつ、相手を広げて良い形を作り出す。
すると42分、自陣での繋ぎから長いボールを奥埜が頭で競り勝って右サイドのクルークスに繋ぐ。クルークスは利き足の左を意識させながら細かい切り返しで縦に仕掛けてボックス右ライン際から柔らかなクロスを供給。これを中央からファーに流れてフリーになった香川がピッチに叩きつけるヘディングで流し込んだ。
香川の今季初ゴールによってC大阪の1点リードで折り返した試合は、後半も同じメンバーでスタート。キックオフから数分は先制したホームチームが押し込む時間が続いたが、これを撥ね返したアウェイチームが徐々に押し返していく。
前半は染野唯月のエリア外からのシュート2本にとどまった東京Vだったが、後半最初のチャンスを見事にゴールに繋げる。54分、後方からの繋ぎでうまくずれを作ると、中盤の見木友哉が背後へ浮き球で入れたパスに2トップが反応。染野がGKキム・ジンヒョンの寸前で放った浮き球シュートははじかれるが、こぼれ球に詰めた木村勇大が無人のゴールへ流し込んだ。当初オフサイドの判定だったが、数分間のVARの確認の末に判定が覆って木村の2試合連続ゴールが認められた。
これで俄然追いついた東京Vに勢いが出てきたが、思わぬアクシデントが発生。65分、コーナーキックのクロスを直接キャッチしてカウンターを試みたGKキム・ジンヒョンのパントキックを至近距離でブロックした稲見に2枚目のイエローカードが掲示され、アウェイチームに退場者が出た。
追いつかれたものの、数的優位を手にしたC大阪はこの直後に2枚替えを敢行。奥埜と上門を下げてレオ・セアラとヴィトール・ブエノを同時投入。これに対して、守勢の東京Vは齋藤功佑、山田楓喜の両サイドを下げて山越を右サイドバック、翁長聖を左サイドハーフ。染野を右サイドハーフに移した。
ここから試合はホームチームがリスクを冒して前に出て引いた相手の守備をこじ開けにかかる。だが、数的不利を感じさせない集中した守備で撥ね返す東京Vは76分、人数をかけた攻撃からボックス中央でルーズボールを収めた木村が右足ボレーシュートでGKキム・ジンヒョンにファインセーブを強いるなど攻撃への意識を失わず。さらに、86分には見木の高精度のFKを林尚輝がドンピシャのヘディングで合わすが、これはGKの守備範囲となった。
結局、試合は拮抗した状況のまま最終盤に突入。10人相手に勝ち点1では許されないC大阪が猛攻を仕掛けると、土壇場で試合が動く。90分、右CKの流れからこぼれ球に反応したレオ・セアラがDF深澤大輝から強引にボール奪取。切り返してシュートを試みたところでDF林と交錯すると、主審はPKを与える。東京V陣営はレオ・セアラがボールを奪った際のプッシングのファウルをアピールも判定は変わらず。これをキッカーのレオ・セアラがゴール左隅に蹴り込み、勝ち越しに成功した。
その後、8分のアディショナルタイムは10人の東京Vが決死の猛攻でゴールに迫ったが、最後まで身体を張って撥ね返し続けたC大阪が逃げ切った。この結果、3戦連続で追いつかれながらも劇的な形で勝利したC大阪が今季初勝利を挙げた。一方、微妙な判定もあって3試合連続の後半終盤のPK被弾となった東京Vは厳しい今季2敗目となった。
セレッソ大阪 2-1 東京ヴェルディ
【C大阪】
香川真司(前42)
レオ・セアラ(後45+3)
【東京V】
木村勇大(後9)
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12日、明治安田J1リーグ第10節のセレッソ大阪vs鹿島アントラーズがヨドコウ桜スタジアムで行われた。 前節はサンフレッチェ広島に敗れた15位のC大阪と、前節は京都サンガF.C.との打ち合いで敗れて連敗中の鹿島の一戦となった。 C大阪は直近のリーグ戦から1名を変更し、GKキム・ジンヒョンに代わってGK福井光輝が起用された。対する鹿島は直近のリーグ戦から2名を変更。濃野公人、荒木遼太郎が外れ、津久井佳祐、師岡柊生が起用された。なお、当初は小池龍太がスタメンに名を連ねていたが、急遽変更となっている。 日本代表の森保一監督も視察に訪れた試合。鹿島はミッドウィークにJ2のレノファ山口FCとのYBCルヴァンカップでPK戦の末に敗戦しており、公式戦3連敗から抜け出したい試合となっている。 C大阪はホームでは鹿島戦12連敗中。昨季までのエースFWレオ・セアラをいかに抑えていくかがポイントとなる。 立ち上がりから攻勢をかけるのは鹿島。8分にはボックス内でパスを受けたレオ・セアラが仕掛ける姿勢を見せながら、最後は安西幸輝がシュートも、GK福井の正面に飛ぶ。 10分にはC大阪がチャンス。右CKからルーカス・フェルナンデスがクロスを入れると、ボックス内で田中駿汰がヘッド。しかし、GK早川友基がしっかりとキャッチする。 C大阪は23分にチャンス。FKからのクロスがクリアされると、ボックス手前で待ち構えた北野颯太がダイレクトボレー。しかし、これはわずかに枠を越えていく。 C大阪が積極的に攻勢をかけていく中で34分には鹿島が少ない手数でゴールへ。ボックス左からの松村のクロスを鈴木優磨がボックス中央で打点の高いヘッドで合わせるが、シュートは枠を越えていく。 C大阪は前半の終盤にかけて波状攻撃。北野やラファエル・ハットン、登里享平とシュートを積極的に放っていくが得点は生まれない。 ゴールレスで迎えた後半。C大阪は攻め込んでいくと、ルーカス・フェルナンデスの左サイドからのクロスをラファエル・ハットンがピンポイントヘッド。C大阪が先制に成功したかと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの結果、わずかにオフサイドでゴールは認められなかった。 タフな試合から日が浅い鹿島は、鈴木と松村を下げてチャヴリッチとターレス・ブレーネルを投入して流れを変えに行く。しかし、チャンスはC大阪に65分、左サイドで北野からのパスを受けたラファエル・ハットンがボックス内左から折り返すと、完全にフリーだったルーカス・フェルナンデスが押し込んだが、ラファエル・ハットンがまたもオフサイドでゴールは認められない。 それでも67分、左サイドでFKを獲得するとルーカス・フェルナンデスがゴール前にクロス。これを進藤亮佑がヘディングで叩きつけてネットを揺らし、スタンドが3度目の大歓喜。しかし、VARチェックの結果、またしてもオフサイドで取り消しとなった。 ルヴァンカップの激闘から中2日の影響か、C大阪に押し込まれ続けてしまう鹿島。70分に樋口雄太と師岡を下げて知念慶と荒木を投入。なんとか勝利を目指していく。 C大阪は香川真司も投入していく中で後半アディショナルタイムにビッグチャンス。92分、ルーカス・フェルナンデスが右サイドから仕掛けるとクロスが知念に当たると、今度は奥田勇斗にもあたってゴールへ。しかし、これはGK早川が鋭い反応でセーブする。 さらにアディショナルタイム4分にはCKの流れから本間至恩がボックス左からクロス。田中がヘッドで合わせネットを揺らすことに。しかし、ラファエル・ハットンがオフサイドポジションで跨いだとしてゴールは認められない。 それでも押し込むC大阪はアディショナルタイム5分、カウンターからルーカス・フェルナンデスのパスを受けたラファエル・ハットンがネットを揺らすが、これもオフサイドで認められない。 5度のオフサイドでゴールが認められなかったC大阪だったが、アディショナルタイム7分にドラマが。本間のパスを受けたルーカス・フェルナンデスが寄せてきたターレス・ブレーネルの股を抜いて突破。その際に倒されると主審はPKの判定。このPKを何度もオフサイドに泣かされたラファエル・ハットンが蹴るも、GK早川が完璧に読み切りセーブ。鹿島の守護神はゴールを許さない。 しかし、これで得た左CKから、クロスはレオ・セアラがわずかに触れてファーサイドに流れるも進藤が走り込んで押し込みゴール。最後の最後にゴールを奪い先制に成功する。 土壇場で失点した鹿島。その後のプレーでチャヴリッチがあわやゴールのシーンを作り出すがネットは揺らせず。C大阪が1-0で今季初のクリーンシートの劇的な勝利を収め、鹿島戦のホームゲーム連敗を「12」でストップした。 セレッソ大阪 1-0 鹿島アントラーズ 【C大阪】 進藤亮佑(後45+12) <span class="paragraph-title">【動画】奇跡の決勝弾!PK失敗直後の進藤亮佑弾で鹿島戦連敗を「12」でストップ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> </a> <a href="https://t.co/JWpBRCDZBt">pic.twitter.com/JWpBRCDZBt</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1910970743489286270?ref_src=twsrc%5Etfw">April 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.12 17:13 Sat2
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セレッソ大阪は11日、選手へのSNSでの誹謗中傷に対しての声明を発表した。 クラブの発表によると、SNSのダイレクトメッセージ(DM)等を通じて、複数選手に対してプレー内容等で誹謗中傷を受けているとのこと。ファン・サポーターへ注意喚起の声明を発表した。 「現在、複数の選手が、試合後にプレー内容等に関連して、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)等を通じて誹謗中傷を受けていることを確認しております。SNSは、クラブとファン・サポーターの皆さまをつなぐ大切なコミュニケーション手段である一方で、悪意ある言葉は受け取る側に不安や恐怖を与え、心身に深刻な影響を及ぼす場合があります」 「セレッソ大阪は、クラブに関わるすべての選手・スタッフの尊厳と安全を守る立場として、いかなる誹謗中傷や差別的言動も決して容認いたしません。今回のような悪質な事案に対しては、Jリーグをはじめ関係各所と連携し、必要に応じて厳正に対応してまいります。侮辱・脅迫など悪質性の高い行為については、警察への通報や法的措置を検討させていただく場合がございます」 「セレッソ大阪は、選手が安心してプレーできる環境を守ることを最優先とし、今後も全力で支えてまいります。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、引き続き、選手へのリスペクトと温かいご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」 今シーズンのC大阪は、アーサー・パパス監督が新たに就任。新体制で臨んでいる中、ここまで明治安田J1リーグでは9試合を戦って2勝3分け4敗と負け越しており、15位と低迷している。 2025.04.11 14:35 Fri5