170億円の負債抱えるレバンテ、女子部門の経費削減をCEOが示唆「優先順位を付けなければならない」
2023.12.06 20:20 Wed
レバンテの最高責任者(CEO)であるホセ・ダンビラ氏が4日に会見を開き、クラブの経営状況について言及。女子部門の経費削減を公言した。スペイン「Levante El Mercantil Valenciano」が伝えた。
現在スペイン2部に属するレバンテ。2020年に本拠地の改修工事を行うなどしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響などもあり、大幅な負債を抱えている。
ダンビラ氏はその額が1億700万ユーロ(約170億円)であることを明らかにした。短期的には2500万ユーロ(約40億円)の解決が必要とのことで、10月には「セント・アニス」財団から1000万ユーロ(約16億円)の資本注入を受けるなど、解決に着手している。
「実現はしないだろう」とは述べたものの、買戻しオプション付きのクラブの株式売却なども提案・検討されたなかで、ダンビラ氏は今後5年間のアプローチについて言及。女子チームを含む各部門は予算を削減し、男子のトップチームへ注力すべきだと述べた。
「私はこの5年間を1つのアプローチととらえている。大きな成長を促すことは難しいが、まずは経済的な安定を図り、現状を知ることだ」
「(もちろん)スポンサーやその他の収入でフットサルチームが維持できるのであれば、我々は継続していくつもりだが、レバンテUDフェメニーノは大幅な予算削減が必要になるだろう」
レバンテの女子チームはスペイン1部に属し、直近の過去5シーズンでは4度3位に食い込み、今季も7勝3分けの無敗で3位に付けている。UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)にも出場する力のあるチームだが、予算の削減はどのような影響を及ぼすだろうか。
現在スペイン2部に属するレバンテ。2020年に本拠地の改修工事を行うなどしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響などもあり、大幅な負債を抱えている。
ダンビラ氏はその額が1億700万ユーロ(約170億円)であることを明らかにした。短期的には2500万ユーロ(約40億円)の解決が必要とのことで、10月には「セント・アニス」財団から1000万ユーロ(約16億円)の資本注入を受けるなど、解決に着手している。
「私はこの5年間を1つのアプローチととらえている。大きな成長を促すことは難しいが、まずは経済的な安定を図り、現状を知ることだ」
「すべてのユーロは、トップチームの1部昇格を後押しするために使われるべき、決して非現実的な状況に基づいて計画しているわけではない。独立して持続不可能なセクションは消滅しなければならないだろう。我々は優先順位を付けて、すべてのリソースをファーストチームに割り当てなければならない」
「(もちろん)スポンサーやその他の収入でフットサルチームが維持できるのであれば、我々は継続していくつもりだが、レバンテUDフェメニーノは大幅な予算削減が必要になるだろう」
レバンテの女子チームはスペイン1部に属し、直近の過去5シーズンでは4度3位に食い込み、今季も7勝3分けの無敗で3位に付けている。UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)にも出場する力のあるチームだが、予算の削減はどのような影響を及ぼすだろうか。
レバンテの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
レバンテの人気記事ランキング
1
アストン・ビラFWウェズレイ、レバンテにレンタル移籍
アストン・ビラは24日、ブラジル人FWウェズレイ(25)がラ・リーガ2部のレバンテへ1年間のレンタルで移籍することを発表した。 2019年夏にクラブ・ブルージュからアストン・ビラに加わったストライカーのウェズレイは、加入シーズンはプレミアリーグ21試合の出場で5ゴールをマーク。しかし、そのシーズン後半を右ヒザのじん帯損傷で棒に振り、その後は出場機会に恵まれない状況が続いた。 昨季はクラブ・ブルージュにレンタルで復帰し、1月からはインテルナシオナルにレンタル移籍していた。 2022.07.24 23:30 Sun2
バレンシアがレバンテ生え抜きMFペペルを獲得!
バレンシアは8日、レバンテからスペイン人MFペペル(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。 バレンシアの発表によると、移籍金は500万ユーロ(約7億8000万円)となり、契約解除条項は1億ユーロ(約156億円)に設定されている。 “ペペル”の愛称で知られるホセ・ルイス・ガルシア・バヤ。バレンシア自治州のデニア生まれの186cmのピボーテは、2012年に地元のレバンテのカンテラに加入。以降はエルクレスやポルトガルのトンデラ、ヴィトーリアへの武者修行を経て、2021-22シーズンからレバンテのファーストチームに定着した。 2022-23シーズンは1年でのプリメーラ復帰を目指すチームと共にセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)を舞台にプレーし、39試合1ゴール2アシストの数字を残した。 しかし、3位フィニッシュのチームは昇格プレーオフ決勝で4位のアラベスに敗れ、1年のプリメーラ復帰の夢が潰えていた。昨夏、異例の2032年までの10年契約にサインしたことが話題となっていたが、クラブの深刻な財政事情を考慮し、ローカルライバルへの移籍が実現した。 2023.07.09 13:52 Sun3