シャフタールに金星献上のバルセロナが今季CL初黒星…枠内シュート1本と攻撃停滞で今節突破を逃す【CL】
2023.11.08 04:46 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループH第4節、シャフタール・ドネツクvsバルセロナが7日にドイツのフォルクスパルク・シュタディオンで行われ、ホームのシャフタールが1-0で勝利した。
ここまでグループステージ3連勝で3シーズンぶりの決勝トーナメント進出に王手をかけたバルセロナ。直近のラ・リーガでは難敵レアル・ソシエダとのアウェイゲームをアラウホの土壇場ゴールで1-0と競り勝ち、クラシコ敗戦からのバウンスバックに成功した。
チャビ監督はその試合から中2日のグループ3位チームとの一戦に向け先発5人を変更。クンデとイニゴ・マルティネス、バルデ、フェルミン・ロペス、フェリックスに代えてクリステンセン、マルコス・アロンソ、ロメウ、ハフィーニャ、フェラン・トーレスを起用。[3-5-2]から[4-3-3]の布陣に戻した。
シャフタールが攻守にアグレッシブな入りをみせ、やや重たいバルセロナのリズムを乱すことに成功する。以降は徐々にアウェイチームにボールを持たれながらも狙いを持ったカウンターで幾度か引っくり返す場面を創出。15分には裏抜け出したマトヴィエンコがボックス左に抜け出してシュートに持ち込んだが、ここはGKテア・シュテーゲンのセーブに阻まれる。
一方、ミドルブロックを敷くホームチームに対して後方からボールを動かしながらチャンスを窺うバルセロナ。全体的に動きの量、スピード感が足りず、ブロックの前でボールを動かすにとどまるが、ギュンドアンがスイッチを入れるプレーで局面の打開を試みる。
決定機はおろかシュート2本枠内シュート0本と攻撃が停滞した上、ビハインドまで背負って試合を折り返す形となったバルセロナ。ただ、チャビ監督はハーフタイムでメンバー変更を行わずに後半に臨んだ。
後半はより押し込む形を作り出したバルセロナだが、なかなか決定機まで持ち込めない。これに対してシャフタールはカウンターを起点に右サイドを崩し、ゴチョレイシュヴィリ、シカンとニア下を狙ったシュートでゴールへ迫るが、いずれもGKテア・シュテーゲンの冷静な対応に遭う。
後半序盤で流れを好転させられなかったブラウグラナは60分手前で一気に4枚替えを敢行。マルコス・アロンソとロメウに代えてバルデとペドリを、ハフィーニャとフェランの両ウイングをヤマル、フェリックスに入れ替えた。
この交代策によって全体の動きの量と中央でのコンビプレーが増え、やや攻撃の停滞感が薄まり始めるが、依然として高い集中度を誇るシャフタールの堅守攻略に手を焼く。ボックス付近での個人の仕掛けや相手を揺さぶってからのクロスも決定機に繋がらない。
80分を過ぎると、シャフタールの足も止まり始めて以降は専守防衛の構えを見せる。ここからリスクを冒して猛攻を仕掛けていくバルセロナだが、再三のクロスや仕掛けはことごとく相手守備に撥ね返されてゴールが遠い。
後半アディショナルタイムにはアラウホを前線に上げた力業でゴールをこじ開けにかかったものの、最後までシャフタールの堅守を破れず。この結果、格上バルセロナを枠内シュート1本に抑え込んだシャフタールが金星を挙げて逆転での決勝トーナメント進出の望みを繋いだ。
一方、低調な内容で今季CL初黒星を喫したバルセロナは、3シーズンぶりのグループステージ突破が次節以降にお預けとなった。
ここまでグループステージ3連勝で3シーズンぶりの決勝トーナメント進出に王手をかけたバルセロナ。直近のラ・リーガでは難敵レアル・ソシエダとのアウェイゲームをアラウホの土壇場ゴールで1-0と競り勝ち、クラシコ敗戦からのバウンスバックに成功した。
チャビ監督はその試合から中2日のグループ3位チームとの一戦に向け先発5人を変更。クンデとイニゴ・マルティネス、バルデ、フェルミン・ロペス、フェリックスに代えてクリステンセン、マルコス・アロンソ、ロメウ、ハフィーニャ、フェラン・トーレスを起用。[3-5-2]から[4-3-3]の布陣に戻した。
一方、ミドルブロックを敷くホームチームに対して後方からボールを動かしながらチャンスを窺うバルセロナ。全体的に動きの量、スピード感が足りず、ブロックの前でボールを動かすにとどまるが、ギュンドアンがスイッチを入れるプレーで局面の打開を試みる。
前半半ばから終盤にかけては完全に試合は膠着する。それでも、引き続きペースを握るシャフタールがダイナミックな展開からものの見事にゴールをこじ開けた。40分、自陣左サイドのスダコフから鋭いサイドチェンジが右サイドのスペースに飛び出したゴチョレイシュヴィリに渡る。ここから正確なクロスがゴール前に入ると、巧みなポジション取りでフリーとなったシカンがゴール右隅へヘディングシュートを流し込んだ。
決定機はおろかシュート2本枠内シュート0本と攻撃が停滞した上、ビハインドまで背負って試合を折り返す形となったバルセロナ。ただ、チャビ監督はハーフタイムでメンバー変更を行わずに後半に臨んだ。
後半はより押し込む形を作り出したバルセロナだが、なかなか決定機まで持ち込めない。これに対してシャフタールはカウンターを起点に右サイドを崩し、ゴチョレイシュヴィリ、シカンとニア下を狙ったシュートでゴールへ迫るが、いずれもGKテア・シュテーゲンの冷静な対応に遭う。
後半序盤で流れを好転させられなかったブラウグラナは60分手前で一気に4枚替えを敢行。マルコス・アロンソとロメウに代えてバルデとペドリを、ハフィーニャとフェランの両ウイングをヤマル、フェリックスに入れ替えた。
この交代策によって全体の動きの量と中央でのコンビプレーが増え、やや攻撃の停滞感が薄まり始めるが、依然として高い集中度を誇るシャフタールの堅守攻略に手を焼く。ボックス付近での個人の仕掛けや相手を揺さぶってからのクロスも決定機に繋がらない。
80分を過ぎると、シャフタールの足も止まり始めて以降は専守防衛の構えを見せる。ここからリスクを冒して猛攻を仕掛けていくバルセロナだが、再三のクロスや仕掛けはことごとく相手守備に撥ね返されてゴールが遠い。
後半アディショナルタイムにはアラウホを前線に上げた力業でゴールをこじ開けにかかったものの、最後までシャフタールの堅守を破れず。この結果、格上バルセロナを枠内シュート1本に抑え込んだシャフタールが金星を挙げて逆転での決勝トーナメント進出の望みを繋いだ。
一方、低調な内容で今季CL初黒星を喫したバルセロナは、3シーズンぶりのグループステージ突破が次節以降にお預けとなった。
バルセロナの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu2
元バルサ逸材のセカンドキャリアは順調…メキシコ最大の石油会社との事業など商才見せる
2021年に現役を引退した元メキシコ代表FWのジョバニ・ドス・サントス氏(35)が、実業家として順調なセカンドキャリアを歩んでいるようだ。 バルセロナのカンテラ出身であるドス・サントス氏は、ロナウジーニョやリオネル・メッシに続く新たなメガクラックとして期待を集めた。しかし、2007-08シーズンにファーストチーム昇格を果たすも、当時黄金期のチームで出場機会を得られず。 以降はトッテナムやマジョルカ、ビジャレアルといったヨーロッパのクラブを渡り歩き、2015年からは母国の隣国アメリカのLAギャラクシー、2019年には父親の古巣である母国クラブ・アメリカでプレーし、2021年限りで現役を退いた。 メキシコ『Claro Sports』によれば、メキシコ代表として通算106キャップを刻んだアタッカーは現在、石油化学会社『ペトロレオス・メキシカーノ(PEMEX)』と関係がある『プロキュラ・メキシコ』のパートナーを務めており、年間40万~50万ドル(約6170万~7710万円)の収入を得ているという。 さらに、メキシコ国内で高級車の売買ビジネスも営んでおり、ここでも成功を収めているとのことだ。 2024.11.16 09:45 Sat3
アダマ・トラオレの6年間の肉体改造が凄い! バルサ時代とはほぼ別人
現在、プレミアリーグを席巻しているウォルバーハンプトンのスペイン代表FWアダマ・トラオレの肉体の変化が大きな話題になっている。イギリス『サン』が伝えている。 マリ人の両親の下、バルセロナで生まれ育ったトラオレはラ・マシアでのプレーを経て2013年にバルセロナでトップチームデビュー。その後、アストン・ビラ、ミドルズブラを経て2018年からウルブスに在籍している。 バルセロナ時代から爆発的なスピードとドリブルテクニックに長けたサイドアタッカーとして高い評価を得ていたトラオレだが、ここまでのキャリアを通じて判断力、シュート、クロス精度と肝心のアタッキングサードでのプレーが“残念”な選手として一流プレーヤーとの扱いは受けてこなかった。 しかし、今シーズンはここまで19試合4ゴール4アシストと上々の数字を残している。とりわけマンチェスター・シティ相手のシーズンダブルに大きく貢献するなど、ビッグマッチの強さが際立っている。 そのトラオレに関して、そのプレー面と共に大きな話題を集めているのが、筋骨隆々な身体だ。 バルセロナ時代を知るラ・リーガのファンであれば、同選手に対して痩身な印象を持っていると思われるが、現在のトラオレはラグビーのバックス陣のような体躯をしており、年々派手になる髪型も相まって一見して同一人物には見えなくなっている。 そして、バルセロナ監督時代に当時カンテラーノだったトラオレの可愛い姿を見ていたであろう、現マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「彼はまるでモーターバイクだね。あのスピードは異次元だ」と、大きく変貌した同選手のスピードとパワーに舌を巻いていた。 2019.12.30 18:00 Mon4