「信頼は完全に失われた」「状況は悪化している」相次ぐプレミアの誤審でPGMOLチーフのウェブ氏にも疑問の声

2023.10.31 14:25 Tue
アンソニー・テイラー主審の判定は議論の的に
Getty Images
アンソニー・テイラー主審の判定は議論の的に
繰り返されるプレミアリーグでの誤審を受けて、プロ審判協会(PGMOL)でチーフを務めるハワード・ウェブ氏への批判も強まっているようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。

今シーズンは何かと誤審が話題になるプレミアリーグ。特にプレミアリーグ第7節のトッテナムvsリバプールでは、主審とVARのコミュニケーションミスからオンサイドをオフサイド判定にしてしまうミスがあり、PGMOLがすぐさま誤審を認めたものの大きな騒動に発展した。

そんな中、先週末のプレミアリーグ第10節で行われたウォルバーハンプトンvsニューカッスル戦では、再び疑惑の判定が発生。前半アディショナルタイムにウォルバーハンプトンのFWファン・ヒチャンがDFファビアン・シェアを倒してPK判定となったが、リプレイでは先にボールに触れているようにも見える非常に微妙なシーンだった。
しかし、VARでも判定は覆らず。PKで失点したウォルバーハンプトンは最終的に2-2のドローで試合を終えたが、ギャリー・オニール監督は「酷い決定だった」と不満を漏らした。

イギリス『スカイ・スポーツ』に出演していた元リバプールのスティーヴン・ウォーノック氏も、この判定は誤審だったと断言。なくならないプレミアリーグの誤審を嘆き、PGMOLのチーフであるウェブ氏についても批判している。
「VARやここ数週間で行われている決定のせいで、完全に信頼は失われている。そもそも、こうした状況を改善するためハワード・ウェブは連れてこられたはずだ。彼は物事をより良くする方法を説明して、これから何が起こるかについても話していた」

「だが、実際のところ状況は後退し、悪化している。まったく改善されておらず、現時点でVARがこのような状況に陥っているのは憂慮すべき兆候だ。あの判定が覆されなかったのは、まったく驚くべきことだろう」

また、プレミアリーグの元審判であるダーモット・ギャラガー氏も、同じく『スカイ・スポーツ』で判定に苦言。主審の判断自体は擁護しつつ、VARが介入しなかった判断に首をかしげている。

「私の意見として、あれはPKではない。主審がPKを与えた理由については理解できるが、もう一度リプレイを見ればそれがノーファウルだとわかるだろう。何度見返しても、あれがファウルだとは思えない」

プレミアリーグの関連記事

リバプールは17日、北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリー(21)との新契約を発表した。長期契約を締結したとされている。 ブラッドリーはリバプールの下部組織出身で、ボルトンへのレンタル移籍を経験。2023年7月に正式にファーストチームに昇格した。 これまで公式戦通算55試合に出場し1ゴール10アシストを 2025.05.17 22:55 Sat
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドへの敬意を求めた。 アレクサンダー=アーノルドは今季限りでのリバプール退団を発表した中、11日に行われたアーセナル戦で途中出場。その際に味方の一部サポーターからブーイングを浴びせられた。 試合後にDFアン 2025.05.17 12:00 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を 2025.05.17 11:00 Sat
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをス 2025.05.17 10:00 Sat
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が16日に行われ、0-2で敗れたプレミアリーグ第37節アストン・ビラ戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦を控える17位トッテナムは、前節負傷から復帰したFWソン・フンミンを先発させたものの主力を温存して臨んだ。 そのトッテ 2025.05.17 09:00 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly