今季最初のクラシコはマドリーが敵地で劇的逆転勝利! ベリンガムが圧巻ドブレーテで早くも今季リーグ10点目【ラ・リーガ】
2023.10.29 01:29 Sun
2ゴールの活躍でクラシコ大逆転勝利に貢献したベリンガム
ラ・リーガ第11節、バルセロナvsレアル・マドリーが28日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、アウェイのマドリーが1-2で逆転勝利した。開幕7勝3分けで無敗の3位バルセロナは、前節のアスレティック・ビルバオ戦を17歳FWマルク・ギウの劇的デビュー弾でウノセロ勝利。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)ではシャフタールに一時点差を縮められたものの、フェルミン・ロペスのCL初ゴールが決勝点となり2-1の勝利。カンテラーノの活躍によって連勝で今季最初のエル・クラシコを迎えた。
チャビ監督はホーム開催の大一番に向けてCLから先発3人を変更。マルコス・アロンソ、ロメウ、ラミン・ヤマルに代えてクリステンセン、バルデ、ガビを起用し、アラウホとカンセロを右サイドで縦に並べた[4-3-3]で臨んだ。また、負傷明けのレヴァンドフスキ、クンデ、ハフィーニャがベンチに入った。
一方、8勝1分け1敗で首位に立つマドリーは前節、新生セビージャとのアウェイゲームを1-1のドローで終えてリーグ連勝がストップ。それでも、CLのブラガ戦では完全復調のヴィニシウスが演出したロドリゴ、ベリンガムのゴールによって2-1と競り勝ち、グループステージ3連勝を達成した。白星を取り戻して敵地へ乗り込む形となったエル・ブランコはそのブラガ戦から先発4人を変更。ナチョとフラン・ガルシア、モドリッチ、カマヴィンガに代えてアラバ、メンディ、チュアメニ、クロースを起用した。
共に攻守の局面で4バック、3バックを使い分ける可変式の布陣で臨む戦術的な駆け引きを窺わせる入りとなった中、ホームチームが最初の決定機をモノにする。
幸先よく先制に成功したホームチームは、以降もシステム上のミスマッチ、切り替えの精度で相手を上回って試合をコントロール。16分にはガビが高い位置でクロースを潰し、フェルミンがボックス左から鋭い右足シュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩いた。
一方、辛くも2失点目を回避したマドリーは、徐々に守備の局面でバルセロナのやり方にアジャストし始めるが、肝心の攻撃は停滞。ヴィニシウスが幾度か左に流れて背後を取ってチャンスの糸口を見いだすが、崩し切ることができない。以降はリュディガーやクロースのミドルシュート、機を見た攻撃参加を仕掛けたカルバハルがボックス右からサイドネットを叩く際どいシュートを放ったが、決定機には至らず。
前半半ばから終盤にかけてもメリハリが利いた戦い方で流れを渡さないバルセロナ。カウンターの局面ではフェリックスが卓越したキープ力と創造性をみせ、リュディガーを股抜きで突破するプレーなどマドリー守備の脅威に。さらに、フェルミンもボックス付近で果敢なチャレンジを仕掛け、幾度か追加点に迫る場面を作った。ただ、カルバハルの好守などに阻まれて前半の内に点差を広げることはできなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も先に決定機を作ったのはバルセロナ。51分、CKの二次攻撃からフェルミンがボックス手前左から上げたクロスをゴール前のイニゴ・マルティネスが頭で合わせるが、これは惜しくも左ポストを叩く。さらに、こぼれに反応したアラウホがゴール左からすかさずシュートを放つが、今度はGKケパのファインセーブに阻まれた。
後半も難しい入りとなったマドリーはメンディを下げてカマヴィンガを同じ左サイドバックに投入。ここから攻勢に転じると、57分にはクロースが得意のダイレクトミドルシュートを放つが、これはGKテア・シュテーゲンの守備範囲に飛んだ。
60分過ぎには両ベンチが動く。バルセロナはフェランを下げて切り札のレヴァンドフスキを投入。これに対してマドリーはクロースとロドリゴを下げてモドリッチとホセルを投入。この交代で[4-3-3]に並びを変えてバルベルデが右ウイングに上がった。
この交代をきっかけに試合が活発化すると、エル・ブランコの超新星が初の伝統の一戦で圧巻の仕事を果たす。68分、ペナルティアーク手前でクリアボールを回収したベリンガムが右足を一閃。ややアウトにかかった強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さった。
今回の一戦の主役の一人の鮮烈な一撃で1-1のイーブンに戻った試合は、ここからアウェイチームペースで進んでいく。この守勢を受け、チャビ監督が動く。フェルミンに代えてロメウを投入し、中盤の守備にテコ入れを図ると、77分にはカンセロとフェリックスを下げてクラシコ最年少出場となるヤマル、負傷明けのハフィーニャを同時投入。より攻撃的な布陣でゴールを目指す。
この交代策によってホームチームが再び勢いを取り戻すと、後半終盤にかけては一進一退の攻防に。互いにボックス内で幾度か決定機を迎えたものの決め切れずに時計が進んでいく。
このまま1-1のドローでの決着が濃厚かに思われたが、マドリーの背番号5が再び魅せる。92分、相手陣内右サイドでカルバハルが早いタイミングでクロスを入れると、ニアに入り込んだモドリッチが触ったボールがゴール前に流れると、完璧なタイミングで飛び込んできたベリンガムが右足ワンタッチでGKテア・シュテーゲンの股間を抜くシュートを流し込み、土壇場で劇的逆転ゴールを奪って見せた。
ホームで試合を引っくり返されたバルセロナはここから決死の猛攻に打って出たが、パワープレーを敢行した最後の攻撃ではロメウの枠を捉えた鋭いシュートが相手DFのブロックに阻まれて万事休す。
この結果、クラシコデビューのベリンガムが圧巻のドブレーテで早くもリーグ得点数を2桁に乗せたマドリーが、敵地で会心の逆転勝利を挙げて今季最初のクラシコを制し首位キープに成功した。一方、内容面でそこまで悲観すべきものはなかったバルセロナだが、厳しい今季初黒星となった。
チャビ監督はホーム開催の大一番に向けてCLから先発3人を変更。マルコス・アロンソ、ロメウ、ラミン・ヤマルに代えてクリステンセン、バルデ、ガビを起用し、アラウホとカンセロを右サイドで縦に並べた[4-3-3]で臨んだ。また、負傷明けのレヴァンドフスキ、クンデ、ハフィーニャがベンチに入った。
共に攻守の局面で4バック、3バックを使い分ける可変式の布陣で臨む戦術的な駆け引きを窺わせる入りとなった中、ホームチームが最初の決定機をモノにする。
開始6分、相手陣内中央でフェラン・トーレスとのパス交換を試みたギュンドアンがチュアメニにディフレクトし、ボックス内に流れたボールをそのまま追うと、DFアラバのスライディングでのカバーをブロック。うまくマイボールにし、すかさずGKケパの股間を抜く右足シュートを流し込み、初出場のクラシコで値千金の加入後初ゴールを挙げた。
幸先よく先制に成功したホームチームは、以降もシステム上のミスマッチ、切り替えの精度で相手を上回って試合をコントロール。16分にはガビが高い位置でクロースを潰し、フェルミンがボックス左から鋭い右足シュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩いた。
一方、辛くも2失点目を回避したマドリーは、徐々に守備の局面でバルセロナのやり方にアジャストし始めるが、肝心の攻撃は停滞。ヴィニシウスが幾度か左に流れて背後を取ってチャンスの糸口を見いだすが、崩し切ることができない。以降はリュディガーやクロースのミドルシュート、機を見た攻撃参加を仕掛けたカルバハルがボックス右からサイドネットを叩く際どいシュートを放ったが、決定機には至らず。
前半半ばから終盤にかけてもメリハリが利いた戦い方で流れを渡さないバルセロナ。カウンターの局面ではフェリックスが卓越したキープ力と創造性をみせ、リュディガーを股抜きで突破するプレーなどマドリー守備の脅威に。さらに、フェルミンもボックス付近で果敢なチャレンジを仕掛け、幾度か追加点に迫る場面を作った。ただ、カルバハルの好守などに阻まれて前半の内に点差を広げることはできなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も先に決定機を作ったのはバルセロナ。51分、CKの二次攻撃からフェルミンがボックス手前左から上げたクロスをゴール前のイニゴ・マルティネスが頭で合わせるが、これは惜しくも左ポストを叩く。さらに、こぼれに反応したアラウホがゴール左からすかさずシュートを放つが、今度はGKケパのファインセーブに阻まれた。
後半も難しい入りとなったマドリーはメンディを下げてカマヴィンガを同じ左サイドバックに投入。ここから攻勢に転じると、57分にはクロースが得意のダイレクトミドルシュートを放つが、これはGKテア・シュテーゲンの守備範囲に飛んだ。
60分過ぎには両ベンチが動く。バルセロナはフェランを下げて切り札のレヴァンドフスキを投入。これに対してマドリーはクロースとロドリゴを下げてモドリッチとホセルを投入。この交代で[4-3-3]に並びを変えてバルベルデが右ウイングに上がった。
この交代をきっかけに試合が活発化すると、エル・ブランコの超新星が初の伝統の一戦で圧巻の仕事を果たす。68分、ペナルティアーク手前でクリアボールを回収したベリンガムが右足を一閃。ややアウトにかかった強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さった。
今回の一戦の主役の一人の鮮烈な一撃で1-1のイーブンに戻った試合は、ここからアウェイチームペースで進んでいく。この守勢を受け、チャビ監督が動く。フェルミンに代えてロメウを投入し、中盤の守備にテコ入れを図ると、77分にはカンセロとフェリックスを下げてクラシコ最年少出場となるヤマル、負傷明けのハフィーニャを同時投入。より攻撃的な布陣でゴールを目指す。
この交代策によってホームチームが再び勢いを取り戻すと、後半終盤にかけては一進一退の攻防に。互いにボックス内で幾度か決定機を迎えたものの決め切れずに時計が進んでいく。
このまま1-1のドローでの決着が濃厚かに思われたが、マドリーの背番号5が再び魅せる。92分、相手陣内右サイドでカルバハルが早いタイミングでクロスを入れると、ニアに入り込んだモドリッチが触ったボールがゴール前に流れると、完璧なタイミングで飛び込んできたベリンガムが右足ワンタッチでGKテア・シュテーゲンの股間を抜くシュートを流し込み、土壇場で劇的逆転ゴールを奪って見せた。
ホームで試合を引っくり返されたバルセロナはここから決死の猛攻に打って出たが、パワープレーを敢行した最後の攻撃ではロメウの枠を捉えた鋭いシュートが相手DFのブロックに阻まれて万事休す。
この結果、クラシコデビューのベリンガムが圧巻のドブレーテで早くもリーグ得点数を2桁に乗せたマドリーが、敵地で会心の逆転勝利を挙げて今季最初のクラシコを制し首位キープに成功した。一方、内容面でそこまで悲観すべきものはなかったバルセロナだが、厳しい今季初黒星となった。
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