遠藤航が豪快ヘディング弾で加入後初ゴール! 今季最多5ゴールのリバプールがGS3連勝【EL】
2023.10.27 06:01 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のグループE第3節、リバプールvsトゥールーズが26日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが5-1で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はフル出場した。
グループステージ2連勝で首位に立つリバプールは、1勝1分けで2位に位置するトゥールーズとの連戦初戦に臨んだ。直近のマージーサイド・ダービーでエバートンに2-0の勝利を収めたクロップのチームは、その試合から先発9人を変更。アレクサンダー=アーノルド、ジョタを除き主力をベンチに置き、19歳DFチャンバースをスタメンデビューさせたほか、遠藤やリーグ戦でサスペンションが続くカーティス・ジョーンズを起用。3トップはエリオット、ヌニェス、ジョタという並びとなった。
立ち上がりから主導権争いが繰り広げられるなか、入りはカウンターを起点にアウェイのトゥールーズが幾度か良い形を作り出す。それでも、地力で勝るホームチームがファーストチャンスをゴールに結びつけた。
9分、中盤で相手のクサビに反応したジョー・ゴメスが撥ね返したボールを相手陣内中央で回収したジョタがDF2枚に挟まれながらも中央突破。ヌニェスの左への斜めのランニングをオトリにカバーに入ったDFを鮮やかに抜き去ると、最後はボックス内でのGKとの一対一を難なく制した。
ジョタの鮮やかな個人技で早々にゴールをこじ開けたリバプールは、直後にもセットプレーの二次攻撃からジョタ、ヌニェスのコンビネーションで2点目に迫る。だが、巧みな切り返しからヌニェスが左足で放ったシュートはGKレステの好守に遭う。
一瞬の隙を突かれて追いつかれたリバプールだが、慌てることなくボールを握って攻勢を続ける。時間の経過と共にスペースが空き始めると、グラフェンベルフが持ち味のドリブルで局面を打開。幾度か決定機に絡んでいく。すると、この攻勢の流れの中で日本代表のキャプテンが決定的な仕事を果たした。
30分、右CKの場面でショートコーナーからボックス手前右のアレクサンダー=アーノルドが狙いすましたクロスをゴール前に供給。これに反応した遠藤が頭を振ったストロングヘッドでゴール右隅の完璧なコースに突き刺し、嬉しい加入後初ゴールとした。
この加入後初ゴールで余裕が出てきた遠藤は絶妙なフィードでエリオットの決定機を演出するなど、以降はより勝負のパスで攻撃の起点となる場面も。また、勢いにのるチームは34分、グラフェンベルフの突破からボックス内でのカーティス・ジョーンズのシュートはブロックに遭うも、こぼれに反応したヌニェスがゴール左からニア上を射抜く左足のシュートを突き刺し、一気に点差を2点に広げた。
その後は一進一退の攻防がしばらく続いたが、攻守両面で要所を締めるクロップのチームが3-1のスコアで試合を折り返した。
迎えた後半、リバプールはミスから冷や汗をかく入りに。47分、バックパスを受けたGKケレハーが自陣ボックス内でシエロに引っかけられてボックス中央のスアソにシュートを打たれるが、これは1人でゴールカバーに入ったDFアレクサンダー=アーノルドが圧巻のシュートブロックで阻止した。
ゲームキャプテンの見事な守備で辛くも2点差を維持したホームチームは、気を引き締め直して4点目を目指す。54分にはボックス右に侵入した遠藤が右足のシュートを放つが、これは惜しくも枠の左に外れる。
以降は時おり守備で緩さを見せるものの、優勢に試合を進めるリバプール。後半はややゴールが遠かったが、65分にトドメの4点目を奪い切った。カウンターからジョタのスルーパスに抜け出したヌニェスが右への運びでDFとGKをかわし、無人のゴールへシュート。これはまさかの右ポストを叩いたが、撥ね返りに反応したグラフェンベルフが冷静にGKをかわして相手DFのゴールカバーを外す左下隅へのシュートを決めた。
これで勝利を確実なものとしたクロップ監督は、ここから週末のリーグ戦を睨んだ采配に。ヌニェスとアレクサンダー=アーノルド、チャンバースを下げてクアンサー、ガクポ、トップチームデビューのスカンロンを投入。さらに、グラフェンベルフに代えてサラーをピッチに送り出した。
後半半ばから終盤にかけてはゴールがほしいサラーやアピールしたい若手が積極的なプレーを見せるが、試合自体は膠着。トゥールーズもリスクを冒して攻撃に出るが、最後の精度を欠いた。
その後、スカンロンに続いてマコーネルをトップデビューさせたリバプールは、試合終了間際の92分にエースのサラーがボックス中央から技ありの右足シュートを叩き込み、この日のゴールショーを締めくくった。
この結果、遠藤の決勝点を含め今季最多5ゴールを挙げたリバプールが5-1の快勝でグループステージ3連勝を飾った。
グループステージ2連勝で首位に立つリバプールは、1勝1分けで2位に位置するトゥールーズとの連戦初戦に臨んだ。直近のマージーサイド・ダービーでエバートンに2-0の勝利を収めたクロップのチームは、その試合から先発9人を変更。アレクサンダー=アーノルド、ジョタを除き主力をベンチに置き、19歳DFチャンバースをスタメンデビューさせたほか、遠藤やリーグ戦でサスペンションが続くカーティス・ジョーンズを起用。3トップはエリオット、ヌニェス、ジョタという並びとなった。
立ち上がりから主導権争いが繰り広げられるなか、入りはカウンターを起点にアウェイのトゥールーズが幾度か良い形を作り出す。それでも、地力で勝るホームチームがファーストチャンスをゴールに結びつけた。
ジョタの鮮やかな個人技で早々にゴールをこじ開けたリバプールは、直後にもセットプレーの二次攻撃からジョタ、ヌニェスのコンビネーションで2点目に迫る。だが、巧みな切り返しからヌニェスが左足で放ったシュートはGKレステの好守に遭う。
一方、2失点目を凌いだトゥールーズはこちらもファーストチャンスをモノにする。16分、アンカー脇で縦パスを受けたデヌムが背後を狙うダリンガへ完璧なスルーパスを供給。このままボックス右まで持ち込んだダリンガが冷静にGKとの一対一を制した。
一瞬の隙を突かれて追いつかれたリバプールだが、慌てることなくボールを握って攻勢を続ける。時間の経過と共にスペースが空き始めると、グラフェンベルフが持ち味のドリブルで局面を打開。幾度か決定機に絡んでいく。すると、この攻勢の流れの中で日本代表のキャプテンが決定的な仕事を果たした。
30分、右CKの場面でショートコーナーからボックス手前右のアレクサンダー=アーノルドが狙いすましたクロスをゴール前に供給。これに反応した遠藤が頭を振ったストロングヘッドでゴール右隅の完璧なコースに突き刺し、嬉しい加入後初ゴールとした。
この加入後初ゴールで余裕が出てきた遠藤は絶妙なフィードでエリオットの決定機を演出するなど、以降はより勝負のパスで攻撃の起点となる場面も。また、勢いにのるチームは34分、グラフェンベルフの突破からボックス内でのカーティス・ジョーンズのシュートはブロックに遭うも、こぼれに反応したヌニェスがゴール左からニア上を射抜く左足のシュートを突き刺し、一気に点差を2点に広げた。
その後は一進一退の攻防がしばらく続いたが、攻守両面で要所を締めるクロップのチームが3-1のスコアで試合を折り返した。
迎えた後半、リバプールはミスから冷や汗をかく入りに。47分、バックパスを受けたGKケレハーが自陣ボックス内でシエロに引っかけられてボックス中央のスアソにシュートを打たれるが、これは1人でゴールカバーに入ったDFアレクサンダー=アーノルドが圧巻のシュートブロックで阻止した。
ゲームキャプテンの見事な守備で辛くも2点差を維持したホームチームは、気を引き締め直して4点目を目指す。54分にはボックス右に侵入した遠藤が右足のシュートを放つが、これは惜しくも枠の左に外れる。
以降は時おり守備で緩さを見せるものの、優勢に試合を進めるリバプール。後半はややゴールが遠かったが、65分にトドメの4点目を奪い切った。カウンターからジョタのスルーパスに抜け出したヌニェスが右への運びでDFとGKをかわし、無人のゴールへシュート。これはまさかの右ポストを叩いたが、撥ね返りに反応したグラフェンベルフが冷静にGKをかわして相手DFのゴールカバーを外す左下隅へのシュートを決めた。
これで勝利を確実なものとしたクロップ監督は、ここから週末のリーグ戦を睨んだ采配に。ヌニェスとアレクサンダー=アーノルド、チャンバースを下げてクアンサー、ガクポ、トップチームデビューのスカンロンを投入。さらに、グラフェンベルフに代えてサラーをピッチに送り出した。
後半半ばから終盤にかけてはゴールがほしいサラーやアピールしたい若手が積極的なプレーを見せるが、試合自体は膠着。トゥールーズもリスクを冒して攻撃に出るが、最後の精度を欠いた。
その後、スカンロンに続いてマコーネルをトップデビューさせたリバプールは、試合終了間際の92分にエースのサラーがボックス中央から技ありの右足シュートを叩き込み、この日のゴールショーを締めくくった。
この結果、遠藤の決勝点を含め今季最多5ゴールを挙げたリバプールが5-1の快勝でグループステージ3連勝を飾った。
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