【プレミア注目プレビュー】復調チェルシーの真価試される無敗アーセナルとのロンドンダービー!

2023.10.21 12:00 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第9節、チェルシーvsアーセナルが、日本時間21日25:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。復調気配漂わすブルーズの真価試される無敗ガナーズとのダービーマッチだ。
PR
ポチェッティーノを新指揮官に招へいし、捲土重来を期す今シーズンのチェルシー。1-1のドローに終わったリバプールとの開幕戦では上々の戦いを見せたが、以降はウェストハム、アストン・ビラといった中堅クラブに加え、ノッティンガム・フォレスト、ボーンマスといった格下相手に取りこぼし、ボトムハーフの11位に低迷している。
それでも、EFLカップ3回戦で難敵ブライトンを破り、公式戦4試合ぶりの白星を挙げると、直近のリーグ戦ではフルアム、バーンリー相手に今季初のリーグ連勝を達成。相変わらず負傷者の数は懸念材料も、結果に加えて内容が伴ってきており、ようやく復調の気配を漂わせている。ただ、リーグ戦でのここまでの3勝はすべてボトムハーフ相手で、昨季から続く対トップハーフの未勝利は継続中。11月から強豪5連戦を控えるなか、難敵相手のホームゲームで何とか対トップハーフ初勝利といきたいところだ。

一方、宿敵トッテナムに総得点の差で首位を譲るも開幕無敗で2位に位置するアーセナル。インターナショナルブレーク前に行われた前節ではグアルディオラ就任後1度も勝利がなく、且つ12連敗中だった天敵を1-0で破り、リーグ戦では8年ぶりとなるマンチェスター・シティ相手の勝利を収めた。パフォーマンスに関して改善の余地はあるものの、今季も有力なタイトルコンテンダーであることを改めて証明する結果となった。

重要なチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージの戦いはあるものの、リーグ戦では12月中旬前までニューカッスルを除き格下との対戦が続くこともあり、今回のダービーでしっかりと勝ち点3を持ち帰り、リーグタイトル争いを優位に進めていきたいところだ。
昨シーズンのシーズンダブルを含め直近10試合の両者の対戦成績は、アーセナルが6勝2分け2敗と圧倒的な戦績を収めている。なお、前トッテナム指揮官のポチェッティーノは、アーセナルとのリーグ戦のダービーで3勝6分け2敗とわずかながら勝ち越している。ちなみに、現役時代のパリ・サンジェルマンで同僚だった両指揮官は、これが監督として初対決となる。

◆チェルシー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ロベルト・サンチェス
DF:グスト、ディザジ、チアゴ・シウバ、コルウィル
MF:ギャラガー、カイセド、エンソ・フェルナンデス
FW:パーマー、ジャクソン、スターリング

負傷者:GKベッティネッリ、DFフォファナ、チルウェル、チャロバー、リース・ジェームズ、MFチュクエメカ、エンクンク、ラヴィア、FWブロヤ
出場停止者:なし

出場停止者はおらず、逆に3試合停止明けのグストが復帰する。負傷者に関しては長期離脱組に加え、チュクエメカとブロヤが新たに離脱。リース・ジェームズに関してはトレーニングに復帰したが、もうしばらく時間がかかりそうだ。

開幕数試合は[3-4-2-1]を採用していたが、[4-3-3(4-2-3-1)]の採用が濃厚だ。スタメンはコンディションに不安を抱えるディザジ、ジャクソンらの起用を前提に前述のメンバーを予想。パーマーをベンチに置きスターリングを右ウイング、ムドリクを左ウイングに配置する可能性もある。

◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、トーマス、ライス
FW:サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリ

負傷者:DFティンバー、サリバ、FWトロサール、サカ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはティンバーの欠場が確定しており、いずれも軽傷を抱えて代表招集を辞退したサリバ、トロサール、サカに関しては直前まで起用の可否をチェックするようだ。

スタメンはサカとサリバの起用を前提に現状のベストメンバーで臨むとみる。左サイドバックに冨安健洋、中盤でハヴァーツ、ファビオ・ヴィエイラ、ジョルジーニョ、前線でエンケティアを起用するプランも考えられる。

★注目選手
◆チェルシー:FWラヒーム・スターリング
Getty Images

切れ味鋭い仕掛けで攻撃の突破口となれるか。今年1月の移籍市場でアーセナル行きの可能性もあったカイセドとライスの中盤のマッチアップにも注目が集まるが、ホームチーム勝利のカギを握る好調のアタッカーを注目選手とした。

2022年夏にマンチェスター・シティから鳴り物入りでのブルーズ加入となった28歳FWだが、加入1年目は不振極めるチームや定まらぬ起用法の影響などもあり期待外れの1年を過ごした。アルゼンチン人指揮官を招へいした今季はクラブの前線の補強次第で1年での放出の可能性も報じられた中、最終的に残留が決定すると、ここまで前線の主軸として巻き返しを図るチームの原動力として存在感を示す。

ここまで8試合3ゴール1アシストと、数字上のインパクトはそこまでではないが、コンディションの良さを窺わせる鋭いドリブル突破、スペースの飛び出しと持ち味の局面打開能力で崩しの起点として機能。引き続き決定力に課題はあるものの、初勝利を挙げたルートン戦や直近のバーンリー戦ではほぼ一人で試合を決めた印象もある。

今回のダービーではボールの握り合いに関してある程度五分の戦いが想定される中、トランジションや崩しの局面での個の打開が勝敗を分かつ可能性が高く、来年のユーロ2024に向けてイングランド代表返り咲きを図るブルーズの7番の活躍に期待したいところだ。

◆アーセナル:MFカイ・ハヴァーツ
Getty Images

古巣初対戦で爪痕残せるか。2020年夏にレバークーゼンから加入して以降、3シーズンに渡ってチェルシーの主力として活躍したドイツ代表は、今夏の移籍市場で6500万ポンドと言われる巨額の移籍金でロンドンのライバルクラブに移籍した。昨季の振るわないパフォーマンスやクラブが移籍を容認したことを考えれば、遺恨を残す形での移籍というほどではないが、多くのブルーズサポーターは複雑な思いでブリッジ初帰還を受け止めるはずだ。

新天地アーセナルではインサイドハーフでの起用やスペイン人指揮官の細かい戦術への適応の問題に加え、チェルシー時代から続く決定力不足を露呈し、ここまでは苦しい序盤戦を過ごす。それでも、直近2試合ではPKによる初ゴールと、シティ撃破に繋がったアシストと少しずつ目に見える結果を出している。

古巣初対戦ではシティ戦同様にベンチスタートが濃厚だが、CL決勝とFIFAクラブ・ワールドカップ決勝でブルーズにタイトルをもたらしたビッグマッチでの勝負強さを発揮し、初対戦での恩返し弾といきたいところだ。

PR
関連ニュース

【プレミア注目プレビュー】CL出場へ崖っぷちスパーズが因縁ブルーズとの週中開催ダービーに臨む

プレミアリーグ第26節延期分、チェルシーvsトッテナムが、日本時間2日27:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保へ崖っぷちのスパーズが因縁ブルーズ撃破を狙う、ミッドウィーク開催のロンドン・ダービーだ。 9位のチェルシー(勝ち点48)は前節、アストン・ビラとのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。後半に2点ビハインドを追いつき、後半アディショナルタイムにはディザジに劇的な逆転ゴールが生まれたかに思われたが、その直前のDFバディアシルの微妙なファウルを取られた結果、2-2のドロー決着。これでリーグ2戦未勝利となったチームは逆転でのヨーロッパ出場権獲得が絶望的になりつつある。 それでも、残り試合で全勝すれば奇跡を起こせる可能性もあるだけに、3試合ぶりのホームゲームでしっかりと勝利を取り戻したいところだ。なお、今回の一戦はサウサンプトン、トッテナム、チェルシーを指揮したポチェッティーノ監督にとってイングランドでの通算400試合目の指揮となる。その中で最も多くの試合を指揮した古巣相手にシーズンダブルを達成し、メモリアルゲームを飾れるか。 一方、5位のトッテナム(勝ち点60)は前節、ホーム開催のアーセナルとのノースロンドン・ダービーで2-3の敗戦。後半のロメロ、ソン・フンミンのゴールで追い上げたが、前半の3失点が響き宿敵相手に屈辱の敗戦となった。ニューカッスル戦に続く大量失点での敗戦となった中、2試合消化試合が多いアストン・ビラとのポイント差が「7」に広がり、自力での逆転の可能性が消滅。さらに、一縷の望みを託したUEFAカントリーランキングでのCL出場5枠確保の可能性は、直近CLでのドルトムントの勝利によってイタリア、ドイツの上位2位が確定したことで、同じく消滅した。 これで来季CL出場権確保に向けてはアストン・ビラとの対戦を残すリバプールの援護を期待しつつ、自分たちは残り試合で今回の対戦相手に加え、リバプール、マンチェスター・シティという難敵撃破が必須という崖っぷちの状況となった。その奇跡実現に向けて今回のダービーで勝ち点3を持ち帰ることができるか。 なお、昨年11月初旬にトッテナムホームで行われた前回対戦はアウェイのチェルシーが4-1の逆転勝ちで、ホームチームに今季のリーグ戦初黒星を与えている。また、同試合でトッテナムはロメロ、ウドジェの2選手の退場、マディソン、ファン・デ・フェンの負傷というアクシデントに見舞われ、その後の急失速に繋がっており、両者の因縁はより深まっている。 ◆チェルシー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_102_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ペトロビッチ DF:ギルクリスト、チャロバー、バディアシル、ククレジャ MF:カイセド、ギャラガー MF:マドゥエケ、パーマー、ムドリク FW:ジャクソン 負傷者:GKサンチェス、DFフォファナ、リース・ジェームズ、チアゴ・シウバ、グスト、コルウィル、チルウェル、ディザジ、MFエンソ・フェルナンデス、ウゴチュク、チュクエメカ、ラヴィア、FWスターリング、エンクンク 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては直近のアストン・ビラ戦で負傷したチアゴ・シウバ、ディザジが新たに長い負傷者リストに名を連ねることに。 スタメンは多くの離脱者の影響でほぼ選択肢がなく、前述のメンバーの起用が濃厚だ。カサデイやデイヴィドに加え、ユースの若手メンバーを抜擢する可能性もありそうだ。 ◆トッテナム◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_102_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ヴィカーリオ DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、エメルソン MF:サール、ビスマ MF:クルゼフスキ、マディソン、ソン・フンミン FW:リシャルリソン 負傷者:GKフォースター、DFベン・デイビス、ウドジェ、MFスキップ、セセニョン、FWソロモン、ヴェルナー 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加え、アーセナル戦で負傷したベン・デイビス、ヴェルナーがいずれも今季絶望の見込みで欠場となる。 スタメンは主力不在の左サイドバックにエメルソン、セントラルMFはアーセナル戦後半のサール、ビスマのセットへの入れ替えが見込まれる。前線はリシャルリソンを最前線に置き、経験不足のギルクリストにソン・フンミンをぶつける可能性が高そうだ。ベンチメンバーでは16歳の超逸材MFマイキー・ムーアの初のベンチ入りも期待されるところだ。 ★注目選手 ◆チェルシー:MFコナー・ギャラガー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_102_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 渦中の相手に注目されるパフォーマンス。前回対戦でハットトリックを記録したジャクソン、エースのパーマーがキーマンになることは間違いないが、やはり今夏の去就においてスパーズ行きの可能性が取り沙汰されるブルーズ生え抜きMFのパフォーマンスに大きな注目が集まるところだ。 PSRやFFPの問題を抱えるクラブにおいてホームグロウンによる“帳簿上”の価値の高さによって昨夏に続き売却候補の筆頭に挙がるギャラガー。ピッチ上では離脱が多いリース・ジェームズ、チルウェルに代わるゲームキャプテンとしてパーマーと共にチームMVP級の活躍を見せているが、契約延長交渉の難航や前述の問題によって現状では泣く泣くクラブを離れる可能性が濃厚とされる。そして、その新天地の最有力は今冬にも移籍の可能性が取り沙汰されたトッテナムだ。 最終的に移籍が実現するか否かは別として、その渦中の相手にブルーズのゲームキャプテンとして臨む一戦ではその一挙手一投足に注目が集まるところ。エンソ不在の中盤でのマルチタスクを担いつつ、エモーショナルなダービーにおいてリーダーシップも求められるところだ。 ◆トッテナム:DFクリスティアン・ロメロ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_102_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 因縁の相手に真のリーダーシップ示せるか。昨季アウェイゲームでのククレジャの髪掴み事件、今季前回対戦での一発退場とチェルシーとのダービーでは悪目立ちが続いているロメロは、ギャラガーと共に今回のダービーの主役の一人だ。 攻守両面でワールドクラスの資質を持ち合わせているものの、好戦的過ぎるキャラクターの影響で評価を下げているアルゼンチン代表DFだが、直近のノースロンドン・ダービーでは0-3と承服しがたい展開の中でプレー、コミュニケーションでチームを鼓舞し続け、反撃の狼煙を上げるゴールを含め傑出したパフォーマンス、振る舞いを示した。 これまでであればフラストレーションをラフプレーに繋げたり、相手の挑発にのって不必要なカードをもらって最終的に退場というシナリオも想定されたが、このアーセナル戦ではプレーヤーとして一皮むけた姿を見せた。 とはいえ、まだまだ懐疑的な見方を拭うまでには至っておらず、会場の雰囲気を含めて荒れる要素が満載な今回のダービーでの振る舞いに注目だ。ジャクソンとの対人戦、パーマーとの駆け引きを優位に進め、久々のクリーンシートと共にダービーでの勝利に導きたい。 2024.05.02 19:00 Thu

「人生の中で最高の決断の1つ」イングランドで400試合目の指揮は古巣トッテナム戦、ポチェッティーノ監督が想い「エモーショナルなものになる」

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、古巣トッテナムとの対戦を前にキャリアを振り返った。イギリス『BBC』が伝えた。 今シーズンからチェルシーで指揮を執るポチェッティーノ監督。チームは昨シーズン同様に苦しんでおり、5試合を残して9位に位置。トップ4入りは消滅したが、厳しい状況の中で、来シーズンのヨーロッパ行きを目指して戦う。 そのポチェッティーノ監督は、2日にプレミアリーグ第26節の延期分でトッテナムと対戦。古巣対戦はイングランドに来てから通算400試合目の指揮となるメモリアルマッチとなる。 引退後、古巣のエスパニョールで監督キャリアをスタートさせたポチェッティーノ監督は、2013年1月にサウサンプトンの監督に就任。吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)、李忠成が在籍時も指揮を執ると、2014年7月にトッテナムの監督に就任。2019年11月に解任されるまで指揮を執ると、その後パリ・サンジェルマン(PSG)での指揮を執り、今季からチェルシーの監督に就任した。 ポチェッティーノ監督は、メモリアルな試合を前に改めてイングランドで監督業を行っていることに言及。大きなキャリアのターニングポイントだったとした。 「素晴らしい。夢が叶ったと思った。私にとって、ここイングランドに来て、監督になることは考えても不可能なことだった。でも、ここにいる妻と友人のヘスス・ペレス(コーチ)の決断の後だった」 「彼らは私にサウサンプトンへの加入を説得したんだ」 「ここイングランドに来て、この偉大なサッカーの国を楽しむということは、私の人生の中で最高の決断の1つだった。もちろん、とても居心地は良い。まるで我が家のようだ」 イングランドでの仕事を楽しんでいるというポチェッティーノ監督。古巣との前回対戦は4-1で圧勝したものの、特別な思いは未だにあるとした。 「クラブを去って、初めてのことだった。そこでプレーした時は特別だったが、今は違う」 「長い間一緒に仕事をしてきた人たちと会うことになるため、いつだって感情的になる。クラブに対する感情は隠すことはできないし、エモーショナルなものになるだろう」 2024.05.02 11:50 Thu

今季も振るわぬシーズン送るチェルシー…それでもカイセドは「素晴らしいクラブに来られて幸せ」

チェルシーのエクアドル代表MFモイセス・カイセドは、今後のチームの成長に自信を示した。クラブ公式サイトが伝えている。 昨シーズンのプレミアリーグを12位で終えたチェルシーは、巻き返しを図りたかった今シーズンも低迷。現在はプレミアリーグで9位に沈んでおり、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下でも苦しい戦いが続いている。 それでも、まだ欧州カップ戦出場権を得る可能性は潰えておらず。2日に行われるプレミアリーグ第26節延期分のトッテナム戦に勝利すれば、6位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差は「3」にまで縮む状況だ。 ブライトン&ホーヴ・アルビオンから昨夏にチェルシーへ加入したカイセドも、浮き沈みあるシーズンだと認めつつ、チームには大きな伸び代があると強調。チームメイトやマウリシオ・ポチェッティーノ監督との良好な関係を語りつつ、さらなる成長を誓っている。 「(トッテナム戦は)素晴らしいダービーになると思う。プレーできることを願っているし、彼らと対戦して僕たちのフットボールを見せられたら最高だ。そして試合に勝てれば、より素晴らしいだろうね」 「コナー(・ギャラガー)は機械みたいなものだ。僕はコナーやエンソ(・フェルナンデス)と一緒にプレイするのが好きだよ。2人は異なる特徴があり、エンソがより攻撃的なのに対してコナーはより守備的で、ボール奪回の時に助けてくれる。2人と一緒にプレーできるのは素晴らしい」 「今シーズンは良いことも悪いこともたくさんあった。それでも僕は、素晴らしいクラブに来られてとても幸せだ。非常に若いチームであり、来シーズンは今季より良くなると確信している」 「監督は僕たちに多くのことをしてくれた。とても若いチームに対して、多くを教えてくれたんだ。僕たちにはまだ取り組むべきことがたくさんある。少しずつ学び続け、監督の言うことすべてに適応していきたい」 2024.05.01 18:10 Wed

ドルトはマートセンのキープなるか…契約解除金は68億円

ドルトムントがオランダ代表DFイアン・マートセン(22)の引きとめを目指すようだ。 チェルシーではなかなかまとまった出番が巡ってこずのマートセンだったが、今年1月からドルトムントにシーズンローンで加入すると、左サイドバックの一番手に。ブンデスリーガでは直近こそ出場停止で欠場したが、ドイツに渡ってから14試合連続で先発し、チャンピオンズリーグでもここまで全4試合でスタートからの出場が続く。 今夏にカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスを失う可能性に直面しているバイエルンが関心を抱くのではと報じられるが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ドルトムントも夏の予算が決まり次第、キープに努めるという。 実現させるのはマンチェスター・ユナイテッドからローン加入中のイングランド代表FWジェイドン・サンチョと同じく簡単ではないとのことだが、マートセン本人もドルトムントで満足。なお、契約解除条項の額は3500万ポンド(約68億9000万円)とみられる。 2024.05.01 17:00 Wed

今季2桁得点も多くのチャンスを決めきれず…チェルシーFWジャクソンは改善誓う「もっとゴールを決められたはず」

チェルシーのセネガル代表FWニコラス・ジャクソンが、来シーズンへ向け決定力改善を誓った。イギリス『ミラー』が伝えている。 ジャクソンは昨夏の移籍市場でビジャレアルからチェルシーに加入。プレミアリーグ初挑戦、シーズン中のアフリカネーションズカップ開催による離脱などがありながら、公式戦39試合13ゴール5アシストの成績を残している。 プレミアリーグでもすでに2桁ゴールを記録しており、ケガ人続出のチームにあってここまで負傷欠場はなし。これだけ見れば1年目から文句なしの成績に思えるが、一方で決定力には難があり、度重なるチャンスを外し続ける印象の強さから批判を浴びることも少なくない。 ジャクソンもまた、自身の課題についてはしっかり把握しているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』でセネガル代表FWは、より多くのチャンスで決めるべきだったと悔やみつつ、来シーズンは違った姿を見せたいと意気込んでいる。 「僕は逃したチャンスでもっと多く得点すべきだったと思う。来シーズンのチャンピオンズリーグでプレーしようと思いここへやってきたとき、なりたかった姿ではなかった」 「すべての出来事には理由があると思うし、チームは来シーズンも戦おうとしている。たとえ僕が10点、15点を決めていたとしても、一番大事なのはチームができるだけ高い順位にいて、ファンを喜ばせることだ。それにそうしていれば、自ずとゴールもついてくる」 「僕は毎日向上しようと努力しているよ。重要なのは、チームのため試合でプレーできること、チームを助けることだ。確かにミスは多かったから、これからはもっとチャンスを作り、もっと得点を決めたい。来年はより良くなっていることを願うよ」 2024.05.01 13:10 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly