バルセロナ、ヤマルがリーグ最年少ゴールも新鋭サラゴサにドブレーテ許し格下相手の痛恨ドロー【ラ・リーガ】
2023.10.09 06:10 Mon
ラ・リーガ第9節、グラナダvsバルセロナが8日にロス・カルメネスで行われ、2-2のドローに終わった。
2位のバルセロナは降格圏の19位グラナダ戦で連勝を狙った。前節のセビージャ戦は不調の相手に拮抗した展開に持ち込まれたが、ラミン・ヤマルが誘発したオウンゴールによってウノセロ勝利。また、チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦では敵地で相手のコレクティブなカウンターに苦戦したが、フェラン・トーレスのゴールを最後まで守り切って再びウノセロ勝利。公式戦連勝を飾った。
チャビ監督はこの試合で先発3人を変更。足首のケガで離脱のレヴァンドフスキの代役にフェランを起用したほか、アラウホとロメウに代えてクリステンセンとフェルミン・ロペスを起用した。
バルセロナがグラナダの[5-3-2]の守備ブロックをいかに攻略するかに注目が集まった試合だったが、予想外の入りに。開始17秒、自陣中央左で強引に仕掛けたガビが相手2選手に囲まれてボールロスト。そこから高速カウンターを浴びると、ボジェのスルーパスに抜け出したブライアン・サラゴサにボックス右から鋭い右足のグラウンダーシュートをゴール左隅に突き刺された。
ホームチームに電光石火の先制点を決められてキックオフから1分も経たずにビハインドを背負ったバルセロナ。勝利に最低2点が必要となったことで、すぐさま前がかってゴールを目指していく。
こまめにラインを上げ下げするグラナダの守備に対して、易々とオフサイドを取られ、経験が少ないフェルミンやヤマルが守備時にファウルを取られるなどフラストレーションが溜まる展開が続くバルセロナ。さらに、29分にはグンバウの縦パス一本で背後を取られると、ボックス左に抜け出したサラゴサに巧みな切り返しでDFクンデとGKテア・シュテーゲンがタイミングを外され、右足アウトを使ったシュートをニアへ突き刺された。
今季売り出し中の22歳アタッカーにドブレーテを許し、2点のビハインドを背負ったバルセロナ。以降も攻勢を継続するものの、なかなかホームチームの守備をこじ開けられない。さらに、味方との接触でヒザを痛めたクンデがプレー続行不可能となり、アラウホのスクランブル投入を余儀なくされる。
泣きっ面に蜂という苦境に見舞われたチャビのチームだったが、前半終了間際に16歳の超新星が大きな仕事を果たす。
前半アディショナルタイム1分、左サイドでバルデ、ガビ、フェリックスと粘ってフェリックスからのラストパスがボックス右に流れると、これにフリーで詰めたヤマルが無人のゴールへ流し込んだ。これが待望のファーストチームでの初ゴールとなったヤマルは、16歳と87日でのラ・リーガ最年少ゴール記録者となった。
依然としてビハインドも少し嫌な流れを振り払って後半を迎えたバルセロナ。後半も立ち上がりから相手を押し込み、早い時間帯のゴールを目指すが、専守防衛の構えを見せる相手にジャブを打ち続けるにとどまる。
前半のように相手にカウンターチャンスを与えないものの、徐々に攻めあぐねる展開に陥ると、チャビ監督はフェルミンを下げてセルジ・ロベルトを後半最初の交代カードとして切った。69分にはセットプレーからボックス右のアラウホのヘディングでの折り返しをゴール前のフェランがヘディングで合わせる。だが、至近距離からのシュートはGKフェレイラの好守に遭う。
グラナダの足が徐々に止まり始めたことで、後半半ば過ぎからより決定的なシーンを作り出していくバルセロナ。アラウホやギュンドアンが再三際どいシュートを放つと、85分には左サイドでガビ、バルデと繋いで高精度のグラウンダークロスに反応したセルジ・ロベルトがゴール前でワンタッチシュートを流し込み、土壇場で同点に追いつく。
その後、一瞬の隙を突かれてサラゴサにトリプレーテを許しかけるも、右ポストに救われたアウェイチームは、7分が加えられたアディショナルに逆転を目指す。93分にはカンセロの右クロスを大外にフリーで飛び込んだフェリックスが頭で押し込むが、セルタ戦に続く劇的逆転ゴールかに思われたこのゴールは、オフサイドポジションのフェランのプレー関与によって認められず。
そして、試合はこのままタイムアップ。ヤマルのラ・リーガ最年少ゴールなどで何とか勝ち点1を拾ったバルセロナだが、首位のレアル・マドリーとの勝ち点差が「3」に広がる痛恨の取りこぼしとなった。
2位のバルセロナは降格圏の19位グラナダ戦で連勝を狙った。前節のセビージャ戦は不調の相手に拮抗した展開に持ち込まれたが、ラミン・ヤマルが誘発したオウンゴールによってウノセロ勝利。また、チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦では敵地で相手のコレクティブなカウンターに苦戦したが、フェラン・トーレスのゴールを最後まで守り切って再びウノセロ勝利。公式戦連勝を飾った。
チャビ監督はこの試合で先発3人を変更。足首のケガで離脱のレヴァンドフスキの代役にフェランを起用したほか、アラウホとロメウに代えてクリステンセンとフェルミン・ロペスを起用した。
ホームチームに電光石火の先制点を決められてキックオフから1分も経たずにビハインドを背負ったバルセロナ。勝利に最低2点が必要となったことで、すぐさま前がかってゴールを目指していく。
相手陣内でハーフコートゲームを展開していく中、サイドを起点に相手を広げながらフェリックスやガビが積極的に足を振っていく。さらに、序盤から幾つも獲得したセットプレーでゴールを目指すが、集中した守備を崩し切れない。
こまめにラインを上げ下げするグラナダの守備に対して、易々とオフサイドを取られ、経験が少ないフェルミンやヤマルが守備時にファウルを取られるなどフラストレーションが溜まる展開が続くバルセロナ。さらに、29分にはグンバウの縦パス一本で背後を取られると、ボックス左に抜け出したサラゴサに巧みな切り返しでDFクンデとGKテア・シュテーゲンがタイミングを外され、右足アウトを使ったシュートをニアへ突き刺された。
今季売り出し中の22歳アタッカーにドブレーテを許し、2点のビハインドを背負ったバルセロナ。以降も攻勢を継続するものの、なかなかホームチームの守備をこじ開けられない。さらに、味方との接触でヒザを痛めたクンデがプレー続行不可能となり、アラウホのスクランブル投入を余儀なくされる。
泣きっ面に蜂という苦境に見舞われたチャビのチームだったが、前半終了間際に16歳の超新星が大きな仕事を果たす。
前半アディショナルタイム1分、左サイドでバルデ、ガビ、フェリックスと粘ってフェリックスからのラストパスがボックス右に流れると、これにフリーで詰めたヤマルが無人のゴールへ流し込んだ。これが待望のファーストチームでの初ゴールとなったヤマルは、16歳と87日でのラ・リーガ最年少ゴール記録者となった。
依然としてビハインドも少し嫌な流れを振り払って後半を迎えたバルセロナ。後半も立ち上がりから相手を押し込み、早い時間帯のゴールを目指すが、専守防衛の構えを見せる相手にジャブを打ち続けるにとどまる。
前半のように相手にカウンターチャンスを与えないものの、徐々に攻めあぐねる展開に陥ると、チャビ監督はフェルミンを下げてセルジ・ロベルトを後半最初の交代カードとして切った。69分にはセットプレーからボックス右のアラウホのヘディングでの折り返しをゴール前のフェランがヘディングで合わせる。だが、至近距離からのシュートはGKフェレイラの好守に遭う。
グラナダの足が徐々に止まり始めたことで、後半半ば過ぎからより決定的なシーンを作り出していくバルセロナ。アラウホやギュンドアンが再三際どいシュートを放つと、85分には左サイドでガビ、バルデと繋いで高精度のグラウンダークロスに反応したセルジ・ロベルトがゴール前でワンタッチシュートを流し込み、土壇場で同点に追いつく。
その後、一瞬の隙を突かれてサラゴサにトリプレーテを許しかけるも、右ポストに救われたアウェイチームは、7分が加えられたアディショナルに逆転を目指す。93分にはカンセロの右クロスを大外にフリーで飛び込んだフェリックスが頭で押し込むが、セルタ戦に続く劇的逆転ゴールかに思われたこのゴールは、オフサイドポジションのフェランのプレー関与によって認められず。
そして、試合はこのままタイムアップ。ヤマルのラ・リーガ最年少ゴールなどで何とか勝ち点1を拾ったバルセロナだが、首位のレアル・マドリーとの勝ち点差が「3」に広がる痛恨の取りこぼしとなった。
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
ラミン・ヤマルがキングスリーグに参戦! ヴィニシウスと共に新シーズン目玉に
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが「キングス・リーグ」に参戦することが決定した。 キングス・リーグは、元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏がチェアマンを務める7人制サッカーの大会。様々な大会独自のルールが設けられており、その独自性とエンターテインメント性で大きな人気を誇るコンテンツ。 今年5月から6月にかけてメキシコで行われた第1回の「キングス・ワールドカップ」ではネイマール、マリオ・ゲッツェ、リオ・ファーディナンド、エデン・アザールらスター選手や日本のゲーム実況者として知られる加藤純一氏らインフルエンサーやストリーマーら著名人も参加し、大きな話題を集めていた。 そのキングス・リーグは7日、新シーズンに向けたプロモーション動画を公開。すでに参戦が話題を集めていたレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに加え、アメリカの世界的なインフルエンサーであるジェイク・ポール、 アルゼンチン出身の有名歌手マリア・ベセラと共にサプライズ枠として17歳FWの参戦が明かされた。 なお、現役選手であるヤマルとヴィニシウスに関しては現時点でどういった役割を担うかは明かされておらず、今月15日の新シーズン開幕直前に改めてアナウンスされることになるようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】注目集めたフードの男の正体はラミン・ヤマル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Lamine Yamal, the new star of the Kings League.<a href="https://t.co/znTeCSORb5">pic.twitter.com/znTeCSORb5</a></p>— Kings League World (@_KingsWorld) <a href="https://twitter.com/_KingsWorld/status/1832499264179859958?ref_src=twsrc%5Etfw">September 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.08 09:35 Sun2
バルサBが福岡に5発快勝! ムニルやサンドロ・ラミレスがゴール《トレーニングマッチ》
▽J2に所属する福岡は10日、本拠地レベルファイブスタジアムでバルセロナB(下部組織)とトレーニングマッチを行い、0-5で敗れた。 ▽バルセロナの地域スポンサーであり、福岡の筆頭株主でもあるアパマンショップホールディングスが縁で実現したこのトレーニングマッチ。バルセロナの下部組織出身選手で構成され、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部相当)に所属するバルセロナBでは、2014-15シーズンにトップチームデビューを果たしたムニルを筆頭に、サンペール、ドンゴウ、サンドロ・ラミレスなどが先発出場。一方の福岡は“博多のネイマール”の愛称でファンから親しまれる金森や城後、日本代表DF酒井高徳を兄に持つ酒井宣福などがスターティングメンバーに名を連ねた。 ▽平日にもかかわらず約1万7000人の観客が集まった試合は、ドンゴウとサンドロ・ラミレスがネットを揺らしてバルセロナが前半に2点を奪う展開に。両チームともに多くの選手を入れ替えた後半は56分、サンドロ・ラミレスのこの日2点目となるゴールを奪ってバルセロナが点差を広げると、57分にアダマ・トラオレ、88分にムニルがネットを揺らして福岡を突き放した。このまま試合は終了し、バルセロナBが福岡に大差をつけて白星を飾っている。 ◆福岡先発メンバー GK:神山竜一 DF:イ・グァンソン、濱田水輝、堤俊輔、 MF:亀川諒史、阿部巧、鈴木惇、末吉隼也、城後寿、金森健志 FW:酒井宣福 ◆バルセロナB先発メンバー GK:ホセ・アウレリオ・スアレス DF:ディアワンドゥ・ディアニュ、セルジオ・ジュステ、エオオル・ゴッズウィル、セルジ・パレンシア・フルタボ MF:セルジ・サンペール、ハビエル・フェルナンデス、アダマ・トラオレ、ジャン・マリー・ドンゴウ FW:ムニル・エル・ハダディ、サンドロ・ラミレス ◆交代 [前半37分] 【福岡】 末吉隼也→中原秀人 堤俊輔→高准翼 [ハーフタイム] 【福岡】 神山竜一→笠川永太 イ・グァンソン→パク・ゴン 濱田水輝→古賀正紘 亀川諒史→三島勇太 阿部巧→牛之濱拓 鈴木惇→森村昂太 城後寿→邦本宜裕 金森健志→平井将生 酒井宣福→坂田大輔 【バルセロナB】 ホセ・アウレリオ・スアレス→アドリアン・オルトラ セルジオ・ジュステ→ロベルト・コスタ エオオル・ゴッズウィル→ジョアン・カンピンス センジ・パレンシア・フルタボ→シャビ・キンテージャ ハビエル・フェルナンデス→ジェラール・グンバウ ジャン・マリー・ドンゴウ→ファン・カマラ [後半27分] 【福岡】 高准翼→田村友 [後半32分] 【福岡】 中原秀人→冨安健洋 【バルセロナB】 ロベルト・コスタ→ウィルフリッド・カプトゥン 2015.06.11 18:02 Thu3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4