カウンター2発のリバプールがGS連勝! 遠藤vs町田にマク・アリスター兄弟対決が実現【EL】
2023.10.06 06:11 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のグループE第2節、リバプールvsユニオン・サン=ジロワーズが5日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-0で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は前半終了までプレー、サン=ジロワーズのDF町田浩樹はフル出場した。
LASKとの敵地での初戦を白星でスタートしたリバプールは、トゥールーズとの初戦をドローで終えたサン=ジロワーズ相手に連勝を狙った。直近のトッテナム戦で2人の退場者に加え、誤審による先制点取り消しで今シーズン初黒星を喫したクロップのチームは、バウンスバックを図った一戦で守護神アリソンとエースのサラーを除く先発9人を変更。遠藤やクアンサー、ツィミカス、エリオットらが起用され、3トップはサラー、ヌニェス、ジョタのトリデンテとなった。
一方、難所アンフィールドで今大会初勝利を目指しサン=ジロワーズでは初戦を欠場した町田が先発でELデビューを飾った。
立ち上がりからホームのリバプールが試合の主導権を握る。開始5分にはグラフェンベルフの縦パスに反応したサラーが、斜めのランニングでボックス左に抜けてファーストシュート。だが、これはGKモリスの好守に阻まれる。
それでも、この決定機をきっかけに完全にペースを掴んだクロップのチームは、相手陣内でハーフコートゲームを展開。[5-3-2]のブロックを組むサン=ジロワーズの守備に揺さぶりをかけていく。10分には右サイドでのスローインの流れからグラフェンベルフが強烈なミドルシュート。GKが前にこぼしたところをヌニェスが押し込むが、これはわずかにオフサイドラインを越えていた。
絶好機を逸して早い時間帯の先制点を逃したリバプールは、徐々に守り慣れたサン=ジロワーズに押し返される。決定機こそ与えないものの、セットプレーからフィニッシュのシーンも作り出される。
それでも、前半終盤に再び攻撃のギアを上げたリバプールは、ヌニェスが2度目の決定機を逸したものの、相手守備のミスを突いて先制点を奪う。44分、GKアリソンからのクイックリスタートで左サイドをドリブルで駆け上がったアレクサンダー=アーノルドが一度ヌニェスに預けてボックス手前左からミドルシュート。これをGKモリスがファンブルすると、こぼれに反応したグラフェンベルフが難なく押し込んだ。
グラフェンベルフの加入後初ゴールによってリバプールの1点リードで折り返した試合。リバプールはハーフタイムに3枚替えを敢行。遠藤とサラー、ヌニェスを下げてマク・アリスター、ルイス・ディアス、カーティス・ジョーンズを投入。これで兄ケビンに続き、弟アレクシスがピッチに入り、ピッチ上でのマク・アリスター兄弟対決が実現した。
52分にはそのアレクシス正確なクロスからゴール前のジョタに決定機が訪れるが、良い形で放ったヘディングシュートはGKモリスのビッグセーブに阻まれる。さらに、61分にはボックス手前左でボールを受けたグラフェンベルフがファーポストを狙った絶妙なコントロールシュートを枠に飛ばしたが、これもモリスの牙城を破れず。
後半もリバプールペースが続きながらも、サン=ジロワーズの粘りの守備によって最少得点差の状況が続く。遅攻ではチャンスを作れずも、カウンターとセットプレーからチャンスを窺うアウェイチームは、69分に町田がヘディングシュートを放つなどワンチャンスを狙う。
後半半ばから終盤にかけてもリバプールがトドメの2点目を奪えず、試合は均衡が保たれたまま最終盤に突入。サン=ジロワーズがパワープレー気味の攻めでホームサポーターに緊張感を与え続けたが、最後の最後に地力の差が証明される。
92分、自陣深くからロングカウンターを仕掛けたリバプールはジョタとディアスのコンビで中央突破。ディアスが粘って背後を狙うジョタに繋ぐと、そのままボックス内に持ち込んだポルトガル代表FWがDFに寄せられながらも正確な左足のシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
そして、前後半の終盤にカウンターから2ゴールを挙げたリバプールが、守備面で善戦したサン=ジロワーズに2-0の勝利を飾った。
また、同日行われたグループEのもう1試合、トゥールーズvsLASKは、ホームのトゥールーズが1-0で勝利した。この結果、グループEは連勝のリバプールが首位、1勝1分けのトゥールーズが2位、以下サン=ジロワーズ、LASKと続く形に。
LASKとの敵地での初戦を白星でスタートしたリバプールは、トゥールーズとの初戦をドローで終えたサン=ジロワーズ相手に連勝を狙った。直近のトッテナム戦で2人の退場者に加え、誤審による先制点取り消しで今シーズン初黒星を喫したクロップのチームは、バウンスバックを図った一戦で守護神アリソンとエースのサラーを除く先発9人を変更。遠藤やクアンサー、ツィミカス、エリオットらが起用され、3トップはサラー、ヌニェス、ジョタのトリデンテとなった。
一方、難所アンフィールドで今大会初勝利を目指しサン=ジロワーズでは初戦を欠場した町田が先発でELデビューを飾った。
それでも、この決定機をきっかけに完全にペースを掴んだクロップのチームは、相手陣内でハーフコートゲームを展開。[5-3-2]のブロックを組むサン=ジロワーズの守備に揺さぶりをかけていく。10分には右サイドでのスローインの流れからグラフェンベルフが強烈なミドルシュート。GKが前にこぼしたところをヌニェスが押し込むが、これはわずかにオフサイドラインを越えていた。
割り切って後ろ重心となったアウェイチームに対して、以降もスムーズにフィニッシュのシーンを作り出すホームチーム。17分には右のハーフスペースを持ち上がったエリオットからのスルーパスに抜け出したボックス右のサラーがダイレクトで折り返す。これをゴール前のヌニェスが右足ワンタッチで合わすが、やや当たりが薄くゴールネットへ流し込めない。
絶好機を逸して早い時間帯の先制点を逃したリバプールは、徐々に守り慣れたサン=ジロワーズに押し返される。決定機こそ与えないものの、セットプレーからフィニッシュのシーンも作り出される。
それでも、前半終盤に再び攻撃のギアを上げたリバプールは、ヌニェスが2度目の決定機を逸したものの、相手守備のミスを突いて先制点を奪う。44分、GKアリソンからのクイックリスタートで左サイドをドリブルで駆け上がったアレクサンダー=アーノルドが一度ヌニェスに預けてボックス手前左からミドルシュート。これをGKモリスがファンブルすると、こぼれに反応したグラフェンベルフが難なく押し込んだ。
グラフェンベルフの加入後初ゴールによってリバプールの1点リードで折り返した試合。リバプールはハーフタイムに3枚替えを敢行。遠藤とサラー、ヌニェスを下げてマク・アリスター、ルイス・ディアス、カーティス・ジョーンズを投入。これで兄ケビンに続き、弟アレクシスがピッチに入り、ピッチ上でのマク・アリスター兄弟対決が実現した。
52分にはそのアレクシス正確なクロスからゴール前のジョタに決定機が訪れるが、良い形で放ったヘディングシュートはGKモリスのビッグセーブに阻まれる。さらに、61分にはボックス手前左でボールを受けたグラフェンベルフがファーポストを狙った絶妙なコントロールシュートを枠に飛ばしたが、これもモリスの牙城を破れず。
後半もリバプールペースが続きながらも、サン=ジロワーズの粘りの守備によって最少得点差の状況が続く。遅攻ではチャンスを作れずも、カウンターとセットプレーからチャンスを窺うアウェイチームは、69分に町田がヘディングシュートを放つなどワンチャンスを狙う。
後半半ばから終盤にかけてもリバプールがトドメの2点目を奪えず、試合は均衡が保たれたまま最終盤に突入。サン=ジロワーズがパワープレー気味の攻めでホームサポーターに緊張感を与え続けたが、最後の最後に地力の差が証明される。
92分、自陣深くからロングカウンターを仕掛けたリバプールはジョタとディアスのコンビで中央突破。ディアスが粘って背後を狙うジョタに繋ぐと、そのままボックス内に持ち込んだポルトガル代表FWがDFに寄せられながらも正確な左足のシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
そして、前後半の終盤にカウンターから2ゴールを挙げたリバプールが、守備面で善戦したサン=ジロワーズに2-0の勝利を飾った。
また、同日行われたグループEのもう1試合、トゥールーズvsLASKは、ホームのトゥールーズが1-0で勝利した。この結果、グループEは連勝のリバプールが首位、1勝1分けのトゥールーズが2位、以下サン=ジロワーズ、LASKと続く形に。
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