ハイインテンシティのチームってこの時期ヘロヘロになってないの?! の巻/倉井史也のJリーグ
2023.08.11 21:00 Fri
8月7日にJリーグが公表した資料で、選手のパフォーマンスは2月の数値を0としたときに8月は平均で走行距離が7パーセント、ハイインテンシティ走行距離が18パーセント、スプリント回数は22.9パーセント、プレスの回数は20.6パーセント落ちているというデータが出たんですよね。
これってハイインテンシティのチームは夏はめちゃ大変ってことでしょ?じゃあ、J1のデータで走行距離とスプリント回数が出てるんだけど、どうなってるかというと
【チーム平均走行距離】
1:121.683km/鳥栖
2:117.295km/湘南
3:117.078km/横浜FM
4:116.889km/横浜FC
5:116.636km/新潟
6:115.288km/京都
7:114.769km/名古屋
8:114.251km/神戸
9:113.433km/C大阪
10:113.268km/柏
11:113.079km/川崎F
12:113.018km/浦和
13:112.639km/鹿島
14:112.619km/FC東京
15:112.485km/広島
16:112.384km/G大阪
17:111.437km/札幌
18:108.105km/福岡
【チーム平均スプリント回数】
1:136/名古屋
2:134/湘南
3:130/鹿島
3:130/横浜FC
3:130/広島
6:129/京都
6:129/鳥栖
8:128/FC東京
9:127/神戸
10:125/浦和
11:124 /柏
12:122/横浜FM
12:122/福岡
14:117/札幌
15:116/川崎F
16:112/C大阪
17:110/G大阪
18:106/新潟
さてここで、Jリーグのデータによるとパフォーマンスが落ち始めるのは6月からなので、それぞれのチームについて5月(第15節)までの勝点と6月以降の勝点を調べてみるよ。5月末までに湘南と広島は1試合、浦和は2試合6月末までの消化が少なかったから、1試合あたりの平均勝点が『少なかった』順番に並べると、
1:広島/0.63
1:湘南/0.63
3:柏/0.71
3:札幌/0.71
5:横浜FC/0.86
6:新潟/1.14
7:C大阪/1.29
8:FC東京/1.43
8:鳥栖/1.43
8:京都/1.43
11:浦和/1.56
12:神戸/1.57
12:川崎F/1.57
14:福岡/1.71
14:鹿島/1.71
16:名古屋/1.86
17:横浜FM/2.00
18:G大阪/2.71
これってインテンシティがパフォーマンスと大きな関連性があるんだったら、走行距離とスプリント回数の順位表と、6月以降の勝点が少なかった順位表が似通うはずでしょ?
確かにその傾向があるチームもあると思うんです。G大阪は走行距離も短いし、スプリント回数も少ないし、6月以降に稼いだ勝点が一番多いし。湘南は走行距離、スプリント回数多いけど、勝点は一番稼げなかったという結果も出てるから。
だけど走行距離1位の鳥栖は6月以降の1試合平均勝点は中位だし、スプリント回数1位の名古屋は3番目に勝点稼いでるし。
ちゅうことでハイインテンシティのチームが夏場に弱いかというと、どうもそうじゃないみたい。確かに相手も落ちるしね。ということで、ハイインテンシティのチームが落ちるのを虎視眈々と待っていた人たちには残念な結果が出たのでした。
これってハイインテンシティのチームは夏はめちゃ大変ってことでしょ?じゃあ、J1のデータで走行距離とスプリント回数が出てるんだけど、どうなってるかというと
【チーム平均走行距離】
1:121.683km/鳥栖
2:117.295km/湘南
3:117.078km/横浜FM
4:116.889km/横浜FC
5:116.636km/新潟
6:115.288km/京都
7:114.769km/名古屋
8:114.251km/神戸
9:113.433km/C大阪
10:113.268km/柏
11:113.079km/川崎F
12:113.018km/浦和
13:112.639km/鹿島
14:112.619km/FC東京
15:112.485km/広島
16:112.384km/G大阪
17:111.437km/札幌
18:108.105km/福岡
1:136/名古屋
2:134/湘南
3:130/鹿島
3:130/横浜FC
3:130/広島
6:129/京都
6:129/鳥栖
8:128/FC東京
9:127/神戸
10:125/浦和
11:124 /柏
12:122/横浜FM
12:122/福岡
14:117/札幌
15:116/川崎F
16:112/C大阪
17:110/G大阪
18:106/新潟
さてここで、Jリーグのデータによるとパフォーマンスが落ち始めるのは6月からなので、それぞれのチームについて5月(第15節)までの勝点と6月以降の勝点を調べてみるよ。5月末までに湘南と広島は1試合、浦和は2試合6月末までの消化が少なかったから、1試合あたりの平均勝点が『少なかった』順番に並べると、
【6月以降の1試合平均勝点が『少なかった』順位】
1:広島/0.63
1:湘南/0.63
3:柏/0.71
3:札幌/0.71
5:横浜FC/0.86
6:新潟/1.14
7:C大阪/1.29
8:FC東京/1.43
8:鳥栖/1.43
8:京都/1.43
11:浦和/1.56
12:神戸/1.57
12:川崎F/1.57
14:福岡/1.71
14:鹿島/1.71
16:名古屋/1.86
17:横浜FM/2.00
18:G大阪/2.71
これってインテンシティがパフォーマンスと大きな関連性があるんだったら、走行距離とスプリント回数の順位表と、6月以降の勝点が少なかった順位表が似通うはずでしょ?
確かにその傾向があるチームもあると思うんです。G大阪は走行距離も短いし、スプリント回数も少ないし、6月以降に稼いだ勝点が一番多いし。湘南は走行距離、スプリント回数多いけど、勝点は一番稼げなかったという結果も出てるから。
だけど走行距離1位の鳥栖は6月以降の1試合平均勝点は中位だし、スプリント回数1位の名古屋は3番目に勝点稼いでるし。
ちゅうことでハイインテンシティのチームが夏場に弱いかというと、どうもそうじゃないみたい。確かに相手も落ちるしね。ということで、ハイインテンシティのチームが落ちるのを虎視眈々と待っていた人たちには残念な結果が出たのでした。
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