バイエルンが新SDに現ザルツブルクSDのフロイント氏を招へい、ハーランドやマネを発掘
2023.07.18 22:40 Tue
バイエルンは18日、新スポーツ・ディレクター(SD)にレッドブル・ザルツブルクのSDを務めるオーストリア人のクリストフ・フロイント氏(46)を迎えたことを発表した。フロイント氏は今夏の移籍市場が終わる9月1日から業務に携わるとのことだ。
バイエルンでは昨季、ブンデスリーガ優勝を果たして11連覇としたものの、不安定なシーズンを送ったことで優勝直後にハサン・サリハミジッチSDがオリバー・カーンCEOと共に解任されていた。
新SDとなるフロイント氏は2006年にザルツブルクのチームマネージャーに就任。2012年のスポーツ・コーディネーター就任を経て2016年からSDに就任していた。
そのザルツブルクではFWアーリング・ハーランドやFWサディオ・マネらを発掘。敏腕SDとして知られ、昨夏にはチェルシーが引き抜きを画策していた。
バイエルンのSD就任についてフロイント氏は以下のように語った。
バイエルンでは昨季、ブンデスリーガ優勝を果たして11連覇としたものの、不安定なシーズンを送ったことで優勝直後にハサン・サリハミジッチSDがオリバー・カーンCEOと共に解任されていた。
新SDとなるフロイント氏は2006年にザルツブルクのチームマネージャーに就任。2012年のスポーツ・コーディネーター就任を経て2016年からSDに就任していた。
バイエルンのSD就任についてフロイント氏は以下のように語った。
「バイエルンから話をもらって、この新たな挑戦をしたいと思った。バイエルンが今後も大きな成功を収め、サッカー界を牽引し続けられる存在で居られるように全力を尽くすつもりだ。また、ファンのためにも魅力的なサッカーを見せたい。クラブがアイデンティティを持つことは私にとって重要なこと。バイエルンは間違いなく体現している」
クリストフ・フロイントの関連記事
バイエルンの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
クリストフ・フロイントの人気記事ランキング
1
バイエルンがカナダを訴える? 今季絶望のデイビスの負傷に関して法的措置も検討「プロ意識に欠けている」
今シーズン絶望の重傷を負ったカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスだが、バイエルンはカナダサッカー連盟(CSA)への怒りを露わにし、法的措置を取ることにするようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。 バイエルンとカナダ代表の主軸でもあるデイビス。しかし、CONCACAFネーションズリーグのアメリカ代表戦で負傷。右ヒザ前十字じん帯を断裂し、今季絶望となった。 しかし、CSAはデイビスに対して重傷の診断を下さず。バイエルンが行った検査で重傷が判明していた。 バイエルンのCEO(最高経営責任者)であるヤン=クリスティアン・ドレーゼン氏は「我々はカナダサッカー協会に事件の徹底的な調査を要求し、法的措置を取る権利を明確に留保する」とコメント。「明らかに負傷し、ヒザを痛めている選手を徹底した医療検査もせずに12時間の大陸間飛行に乗せることは、我々の見解では、重大な過失であり、医療上の正当な注意義務の明らかな違反である」とコメントしていた。 クリストフ・フロイントSD(スポーツ・ディレクター)はCEOの発言について問われ、「この件が起こった経緯は正しくない。我々はただこれを完全に明らかにしたいだけだ」とし、「実際にどう起こったのかを知りたい。彼は第2戦の前に疲労を訴えていた。彼のパフォーマンスは限界だった」と、デイビスを無理に起用したことが要因であることを示唆した。 また「その後、このケガがあり、フォンジー(アルフォンソ・デイビス)は12時間かけて飛行機で戻ってきた。我々は、これは単なる打撃で、大したことではないと想定していた。その後、このようなことが発覚した。これは単なる過失だと思う。プロ意識に欠けている。受け入れられない。我々はこの件について話し合い、明らかにする必要がある」とし、選手の健康面を重視しないCSAの姿勢を批判した。 「我々は選手たちを非常に大事にしている。健康が一番大切だ。我々は多くのことをしている。そしてこのようなことが起きた。もちろん辛いことだ」 「そしてクラブは選手たちがあちこちに行くことを禁止したとして公に非難されている。我々は選手たちにほとんど何でも許可していますが、健康な選手を求めている。そしてこのようなことが起きた。本当に本当に辛いことだ」 「ところで、我々は雇用主であり、選手たちに給料も支払っている。だからこそ、この件を詳しく調査するつもりだ」 さらに、批判は国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)にも向けられている。 「根本的にギリギリだと思う。トップ選手が何試合をこなすかはわかっている。その後、選手たちは休養期間を過ごし、木曜と日曜には本当に厳しい2試合を戦うことになる」 「例えば、フランスとクロアチアは初戦の2日後に、ロスタイムと120分、130分の延長戦で再戦する。根本的に考えなければならない。バイエルンだけの問題ではなく、選手の健康の問題だ。単純に最適ではない。この問題については徹底的に議論する必要がある」 バイエルンはフランス代表としてプレーしたダヨ・ウパメカノも今季絶望の負傷を負っており、トップレベルの選手たちへの負担の増加は世界中で問題視されることになっている。 2025.03.28 22:55 Fri2
バイエルンがエバール氏招へいを発表…スポーツ部門の取締役に就任
バイエルンは26日、マックス・エバール氏(50)の招へいを発表した。 昨年9月までRBライプツィヒでスポーツディレクター(SD)を務めていたエバール氏は、スポーツ部門の取締役に就任すると共に3名で構成される監査委員会のメンバーを務めることになる。 現役時代にプレーした古巣への帰還を果たしたエバール氏は、取締役就任に際して以下のコメントを残している。 「私は幼少期から青年期までをFCバイエルンとミュンヘンで過ごし、すべてが始まったクラブに新たな役割で戻ることは私にとって特別なことだ。スポーツ部門の取締役としての仕事は大きな挑戦であり、私は多大な敬意と謙虚さを持ちながらも、それ以上の期待を持って取り組んでいく。ここにいるみんなと一緒に、FCバイエルンが今後も成功を収め、ファンに喜びをもたらすためにできる限りのことをしたいと思っている」 3月1日付けで仕事をスタートするバイエルンでは、クリストフ・フロイントSDと協力してリクルート部門にも携わる見込みだ。 現役時代に右サイドバックとしてバイエルンやボーフム、グロイター・フュルト、ボルシアMGでプレーしたエバール氏。現役引退後は古巣ボルシアMGで育成部門の責任者を務めた後、2008年からSDに就任した。 以降は古豪として知られるクラブで、10年以上に渡って補強部門の責任者を担い、監督人事、新戦力補強を主導。この間にタイトルこそ獲得できていないものの、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得など、安定してヨーロッパのコンペティションに参戦できる競争力をもたらしてきた。 2022年12月から2023年9月までSDを務めたライプツィヒではバイエルンへの引き抜きの噂が取り沙汰された際の振る舞いを巡り、「クラブに対する責任の欠如」を理由に解任されていた。 2024.02.27 07:00 Tue3
バイエルンが新SDに現ザルツブルクSDのフロイント氏を招へい、ハーランドやマネを発掘
バイエルンは18日、新スポーツ・ディレクター(SD)にレッドブル・ザルツブルクのSDを務めるオーストリア人のクリストフ・フロイント氏(46)を迎えたことを発表した。フロイント氏は今夏の移籍市場が終わる9月1日から業務に携わるとのことだ。 バイエルンでは昨季、ブンデスリーガ優勝を果たして11連覇としたものの、不安定なシーズンを送ったことで優勝直後にハサン・サリハミジッチSDがオリバー・カーンCEOと共に解任されていた。 新SDとなるフロイント氏は2006年にザルツブルクのチームマネージャーに就任。2012年のスポーツ・コーディネーター就任を経て2016年からSDに就任していた。 そのザルツブルクではFWアーリング・ハーランドやFWサディオ・マネらを発掘。敏腕SDとして知られ、昨夏にはチェルシーが引き抜きを画策していた。 バイエルンのSD就任についてフロイント氏は以下のように語った。 「バイエルンから話をもらって、この新たな挑戦をしたいと思った。バイエルンが今後も大きな成功を収め、サッカー界を牽引し続けられる存在で居られるように全力を尽くすつもりだ。また、ファンのためにも魅力的なサッカーを見せたい。クラブがアイデンティティを持つことは私にとって重要なこと。バイエルンは間違いなく体現している」 2023.07.18 22:40 Tue4
バイエルンがU-21ドイツ代表FWジープを2部フュルトから買い戻し、2年間マインツへレンタル
バイエルンは1日、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のグロイター・フュルトから、U-21ドイツ代表FWアルミンド・ジープ(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2027年6月30日までの3年間となり、2024-25シーズンから2シーズンはマインツにレンタル移籍することも決定した。 ジープは、RBライプツィヒやホッフェンハイムの下部組織で育ち、2020年7月にバイエルンの下部組織に加入。セカンドチームまで昇格した中、2022年7月にグロイター・フュルトに完全移籍した。 グロイター・フュルトでは、公式戦66試合に出場し17ゴール4アシストを記録。2.ブンデスリーガでは通算63試合で16ゴール4アシストを記録していた。 バイエルンへと戻った中で、再び武者修行に出ることが決定。スポーツ・ディレクター(SD)のクリストフ・フロイント氏は今回の件にコメントしている。 「我々はフュルトでの2年間、アルミンドを注意深く見守ってきた。彼は特に2023-24シーズン、非常に順調に成長した。彼は2023-24シーズンの2部リーグで、ゴールへの関与において同年代の中でトップクラスの選手だった」 「アルミンドは非常に機敏でアグレッシブな選手だ。彼のスタイルはマインツに非常によく合っており、ブンデスリーガは彼にとって当然の次のステップとなる」 2024.07.01 17:40 Mon5
「僕は典型的な日本人ではない」バイエルン移籍の伊藤洋輝が入団会見、すでにチームメイトとも交流「美味しい日本食のレストランを勧めてくれた」のは?
シュツットガルトからバイエルンに完全移籍した日本代表DF伊藤洋輝(25)が16日、入団会見に臨んだ。 2021年7月にジュビロ磐田からシュツットガルトへと加入した伊藤は、当初はU-23チームに入る予定も、その能力を買われて予定を前倒しし、ファーストチームでシーズンスタート。そのままレギュラーに定着した。 3シーズンを過ごし、ブンデスリーガ通算85試合に出場し2ゴール4アシスト。しかし、シュツットガルトは残留争いを繰り返していたなか、2023-24シーズンは上位を争い続け、バイエルンよりも上の2位でフィニッシュ。そして、今夏電撃的にバイエルンへと加入した。 ビッグクラブへの移籍を果たした伊藤。スポーツ・ディレクター(SD)のクリストフ・フロイント氏と共に入団会見に臨んだ。 伊藤はバイエルンの第一印象について「チームメイト全員が初日から温かく迎えてくれました。昨日は最初のテストを行いました。上手くやっています」とコメント。また、バイエルンのプレースタイルについては「バイエルンは常にボールを保持しており、プレッシャーの掛かる状況に上手く対処する必要があると思います」と、ポゼッションサッカーに慣れていく必要があるとした。 センターバック、そして左サイドバックでもプレーする伊藤。「僕たちには優秀な選手がたくさんいます。ボールをコントロールしたいです。僕はいくつかのポジションでプレーができるので、ここではうまくお互いが補えると思います」と、複数ポジションでプレーすること、そしてチームメイトと補完し合っていくとした。 すでにヴァンサン・コンパニ監督とも話したという伊藤。「良いプレーができるように、自分が何ができるかということを監督と少し話しました」と明かした。また、チームメイトについては「トーマス・ミュラーとはまだ話はしていないですが、対戦した経験はあります。彼に対しては良い印象があり、初めて会うのが楽しみです。セルジュ・ニャブリは、ミュンヘンで美味しい日本食のレストランを勧めてくれました」と、すでにチームメイトと交流を持っているとした。 ビッグクラブへの移籍となった伊藤は「僕はシュツットガルトで3年間過ごし、今バイエルンに来ました。クラブは僕に大きなチャンスを与えてくれました。今はバイエルンで集中しています」とコメント。感謝を述べつつ、チームのために集中するという。また、「僕は典型的な日本人ではないと思いますが、一生懸命努力し、自分の役割を果たそうとします。それが、典型的な日本人のメンタリティです」と、チームのために貢献していくと誓った。 シュツットガルトや日本代表でも背負う「21」をつける伊藤。ビッグクラブでの初の戦いでどんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】バイエルンで体力テストを行う伊藤洋輝</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="de" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/Ito?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Ito</a><a href="https://twitter.com/hashtag/MiaSanMia?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#MiaSanMia</a> <a href="https://t.co/9iaQbQo9nP">pic.twitter.com/9iaQbQo9nP</a></p>— FC Bayern München (@FCBayern) <a href="https://twitter.com/FCBayern/status/1812903596109013155?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.16 19:05 Tueバイエルンの人気記事ランキング
1
FIFAウイルスに苦しめられるバイエルン、デイビスに続きウパメカノも今季絶望か
バイエルンのフランス代表DFダヨ・ウパメカノに今季絶望の可能性があるようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。 フランス代表としてPK戦までもつれ込んだUEFAネーションズリーグ準々決勝クロアチア代表戦を戦ったウパメカノについてバイエルンは26日、左ヒザに遊離体ができたとして今後数週間離脱すると発表していた。 しかし『ビルト』によると負傷の状態はより深刻で今季絶望の可能性があるという。 バイエルンではDFアルフォンソ・デイビスがカナダ代表合流中にアメリカ代表との試合で右ヒザの前十字じん帯を断裂する大ケガを負っていた。 チャンピオンズリーグでは準々決勝に進出し、インテルと対戦するバイエルン。ブンデスリーガでは2位レバークーゼンに6ポイント差に迫られている中、主軸DF2枚を欠いてシーズン佳境を戦うことになりそうだ。 2025.03.28 11:00 Fri2
首位バイエルンがサネのドッペルパックで3戦ぶり白星も、途中出場の伊藤洋輝が終盤に負傷…【ブンデスリーガ】
ブンデスリーガ第27節、バイエルンvsザンクト・パウリが29日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが3-2で勝利した。なお、バイエルンのDF伊藤洋輝は58分から途中出場した。 直近のリーグ2戦未勝利によって前日に先に今節を戦った2位のレバークーゼンに暫定3ポイント差に迫られた首位のバイエルン。インターナショナルマッチウィーク明けとなった今節は15位のザンクト・パウリをホームで迎え撃った。 コンパニ監督は3戦ぶりの白星を目指した一戦で先発4人を変更。負傷のウパメカノ、アルフォンソ・デイビスに代えてキム・ミンジェ、ラファエル・ゲレイロ、スタニシッチとニャブリに代えてライマー、サネを起用。日本代表帰りの伊藤はベンチスタートとなった。 試合は開始直後にバイエルンに決定機。開始1分、右サイドでオリーズが入れたクロスをニアに飛び込んだゴレツカが頭で合わせるが、これはGKの好守に阻まれる。 良い入りを見せたものの、徐々にアウェイチームのカウンターに晒されるバイエルン。14分には相手のセットプレーでアーバインとゴール前で競ったキミッヒの頭に当たったボールがゴール方向に向かうが、ここはクロスバーに救われた。 冷や汗をかいたホームチームだったが、直後の17分にはムシアラの高い位置でのボール奪取からショートカウンターを発動。ボックス右でこぼれを引き取ったオリーズが丁寧に折り返すと、ゴール前のケインが右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。 エースのリーグ6戦ぶりの今季22点目で先手を奪うと、ここから畳みかける攻めで2点目に迫るが、仕留め切れない。すると27分、右サイドのスペースに抜け出したサリアカスの見事な右足グラウンダークロスにゴール前で反応したサードにワンタッチで押し込まれ、3試合連続でリードを守り切れず。 何とか前半のうちに勝ち越したいホームチームはよりリスクを冒して前に出ていく。35分にはボックス内でのムシアラの見事な仕掛けからゴール前のサネに決定機も、このシュートは相手DFの体を張ったゴールカバーに遭う。さらに、セットプレーからも相手ゴールに迫っていくが、前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。 迎えた後半、ゴレツカを下げてパリーニャを投入し、中盤のリスク管理の部分でテコ入れを図ったホームチーム。すると、立ち上がりの53分にはオリーズが背後へ浮き球で入れたパスに抜け出したサネがボックス左に持ち込み、最後は冷静にGKとの駆け引きを制して左足シュートをゴール右隅に突き刺した。 良い時間帯に勝ち越したチームは58分、ゲレイロを下げて伊藤を左サイドバックに投入。攻守のバランスを整えつつ、ここから冷静にゲームをコントロール。さらに、71分にはオリーズとのパス交換で完璧にディフェンスラインの背後へ抜け出したケインが左を並走するサネにプレゼントパスを供給。これをサネがきっちりゴール右隅へ流し込み、ドッペルパックを達成した。 これで勝利を確信したコンパニ監督はムシアラ、ケインらをベンチに下げてゲームクローズに向かうが、ここで痛恨のアクシデントが発生。守備対応の際に右足を痛めた伊藤がプレー続行不可能となり、すでに交代枠を使い切ったなかで残り5分余りを10人で戦うことになった。 その後、後半アディショナルタイムにはリツカにミドルシュートを決められて1点差に詰め寄られたものの3-2で勝ち切ったバイエルンだったが、リーグ3戦ぶりの勝利の裏で伊藤の状態が大きな懸念材料となった。 バイエルン 3-2 ザンクト・パウリ 【バイエルン】 ハリー・ケイン(前17) レロイ・サネ(後8、後26) 【ザンクト・パウリ】 エリアス・サード(前27) ラース・リツカ(後48) 2025.03.30 01:32 Sun3
皇帝の逝去から一年。スーパーカップの冠名に決定/六川亨の日本サッカー見聞録
早いもので、西ドイツが生んだ偉大なフットボーラーであるフランツ・ベッケンバウアー氏が亡くなってから一年が経とうとしている(24年1月8日に逝去。78歳)。現役時代は「皇帝」のニックネームで尊敬を集め、守備だけでなく攻撃にも自由に参加する「リベロ」という概念を確立した。 W杯は66年イングランド大会で準優勝、70年メキシコ大会は3位、そして自国開催となった74年西ドイツ大会では母国に2度目となるトロフィーをもたらした。監督(肩書きはチームシェフ)として86年メキシコ大会こそディエゴ・マラドーナ率いるアルゼンチンに敗れて準優勝に甘んじたが、90年イタリア大会ではアルゼンチンに雪辱を果たし、選手と監督でW杯を制した2人目という偉業を達成した。 同じく選手と監督でW杯に優勝したブラジルの名将マリオ・ザガロ氏も24年1月5日にこの世を去り(享年92歳)、選手・監督でW杯に優勝したのはディディエ・デシャン1人になった。 さらに昨年10月6日には、西ドイツW杯決勝でベッケンバウアー氏と好勝負を演じたオランダのヨハン・ニースケン氏も逝去した(73歳)。西ドイツとの決勝戦での先制点、ゴール中央に強シュートを突き刺した衝撃は今でも忘れられない。彼のシュートは、それまで左右のスミを狙うのが常識だったPKに、新たな発想をもたらしたのではなだろうか(パネンカのチップキックによるPKも伝説だ)。 すでに2016年3月24日には、もう一人の“ヨハン”であるクライフ氏も亡くなっている。「トータルフットボール」の具現者として世界に衝撃を与えただけでなく、指導者としてバルセロナでは超攻撃的なスタイルを確立。現在のバルサの礎を築いたと言っても過言ではないだろう。彼の出現で背番号「14」は特別な番号になったはずだ。 そんなレジェンドの1人である「皇帝」の功績を称え、昨年12月20日、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は25~26シーズンからDFLスーパーカップの名称にフランツ・ベッケンバウアー氏の名前を冠することを発表した。 すでにバイエルン・ミュンヘンはベッケンバウアー氏の現役時代の背番号「5」を永久欠番にすると発表していた。それに続き、シーズン開幕前にブンデスリーガ優勝クラブとDFBポカール優勝クラブが激突する大会の名称が「フランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップ」に変更されることになった。 かつてW杯のトロフィーは、ブラジルが70年メキシコ大会で3度目の優勝を果たし、永久保持するまでは、W杯の提唱者であるフランス人の「ジュール・リメ杯」と呼ばれていた(74年以降は特別な名称はない)。同じくEUROのトロフィーも提唱者であるフランス人の名前をとって「アンリ・ドロネー杯」と呼ばれていた。 しかし公式戦の名前に選手個人の名前が冠されるのは今回が初めてではないだろうか。近年の大会名にはネーミングライツ権を売ることで、企業の名前が冠されることが一般的になりつつある。そんななかで、今回のDFLの英断に拍手を送ると同時に、今年8月16日の大会では古巣バイエルンの復活にも期待したい。 文・六川亨 2025.01.04 11:00 Sat4
バイエルンがカナダを訴える? 今季絶望のデイビスの負傷に関して法的措置も検討「プロ意識に欠けている」
今シーズン絶望の重傷を負ったカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスだが、バイエルンはカナダサッカー連盟(CSA)への怒りを露わにし、法的措置を取ることにするようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。 バイエルンとカナダ代表の主軸でもあるデイビス。しかし、CONCACAFネーションズリーグのアメリカ代表戦で負傷。右ヒザ前十字じん帯を断裂し、今季絶望となった。 しかし、CSAはデイビスに対して重傷の診断を下さず。バイエルンが行った検査で重傷が判明していた。 バイエルンのCEO(最高経営責任者)であるヤン=クリスティアン・ドレーゼン氏は「我々はカナダサッカー協会に事件の徹底的な調査を要求し、法的措置を取る権利を明確に留保する」とコメント。「明らかに負傷し、ヒザを痛めている選手を徹底した医療検査もせずに12時間の大陸間飛行に乗せることは、我々の見解では、重大な過失であり、医療上の正当な注意義務の明らかな違反である」とコメントしていた。 クリストフ・フロイントSD(スポーツ・ディレクター)はCEOの発言について問われ、「この件が起こった経緯は正しくない。我々はただこれを完全に明らかにしたいだけだ」とし、「実際にどう起こったのかを知りたい。彼は第2戦の前に疲労を訴えていた。彼のパフォーマンスは限界だった」と、デイビスを無理に起用したことが要因であることを示唆した。 また「その後、このケガがあり、フォンジー(アルフォンソ・デイビス)は12時間かけて飛行機で戻ってきた。我々は、これは単なる打撃で、大したことではないと想定していた。その後、このようなことが発覚した。これは単なる過失だと思う。プロ意識に欠けている。受け入れられない。我々はこの件について話し合い、明らかにする必要がある」とし、選手の健康面を重視しないCSAの姿勢を批判した。 「我々は選手たちを非常に大事にしている。健康が一番大切だ。我々は多くのことをしている。そしてこのようなことが起きた。もちろん辛いことだ」 「そしてクラブは選手たちがあちこちに行くことを禁止したとして公に非難されている。我々は選手たちにほとんど何でも許可していますが、健康な選手を求めている。そしてこのようなことが起きた。本当に本当に辛いことだ」 「ところで、我々は雇用主であり、選手たちに給料も支払っている。だからこそ、この件を詳しく調査するつもりだ」 さらに、批判は国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)にも向けられている。 「根本的にギリギリだと思う。トップ選手が何試合をこなすかはわかっている。その後、選手たちは休養期間を過ごし、木曜と日曜には本当に厳しい2試合を戦うことになる」 「例えば、フランスとクロアチアは初戦の2日後に、ロスタイムと120分、130分の延長戦で再戦する。根本的に考えなければならない。バイエルンだけの問題ではなく、選手の健康の問題だ。単純に最適ではない。この問題については徹底的に議論する必要がある」 バイエルンはフランス代表としてプレーしたダヨ・ウパメカノも今季絶望の負傷を負っており、トップレベルの選手たちへの負担の増加は世界中で問題視されることになっている。 2025.03.28 22:55 Fri5