【ブンデス第29節プレビュー】優勝争う2強は中位チームと対戦

前節は首位バイエルン、2位ドルトムントが揃って残留を争う下位チームにドローに終わり、両チームの2ポイント差に変動はなかった。迎える第29節、バイエルン(勝ち点59)は8位マインツ(勝ち点42)と、ドルトムント(勝ち点57)は7位フランクフルト(勝ち点42)と対戦する。バイエルンは前節、FWクラマリッチの直接FKの一撃を食らってホッフェンハイムにドロー。そして水曜に行われたチャンピオンズリーグではマンチェスター・シティに1-1で引き分け、準々決勝で敗退となった。リーグ戦1本となった中、切り替えて勝利を掴めるか。ドルトムントは前節、10人のシュツットガルトに3-3のドロー。後半追加タイムの勝ち越し弾が水泡に帰すラストプレー被弾を浴びて引き分け、バイエルンにお付き合いしてしまった。優勝争いのターニングポイントになった可能性がある痛恨のドローに終わった中、フランクフルトから勝利をもぎ取れるか。
対するフランクフルトは前節ボルシアMGにドロー。今季限りでの退団が発表されたMF鎌田がシャドーで先発した中、前半序盤の失点を追いかける展開となったが、攻勢が実って後半終盤に同点とし引き分けた。とはいえリーグ戦では7戦勝ちなしと不振が続くが、欧州カップ戦出場争いに踏み止まるためのポイントを得られるか。

ドルトムント相手に貴重な1ポイントをもぎ取った16位シュツットガルト(勝ち点24)は、金曜に14位アウグスブルク(勝ち点29)との残留争いを戦う。ドルトムント戦では前半終盤にDFマヴロパノスが退場し、後半は10人での戦いを強いられたシュツットガルト。しかし不屈の闘志で戦い続け、3点を奪って引き分けに持ち込んで見せた。勢いの出そうなドローとした中、残留争いのシックスポインターを制すことはできるか。肉離れによって前節を欠場したDF吉田のシャルケ(勝ち点24)はMF堂安の5位フライブルク(勝ち点50)と対戦。ヘルタ・ベルリンとの裏天王山を5-2と圧勝したシャルケは最下位を脱出し17位に浮上。引き続き吉田は欠場予想だが、連勝となるか。

一方、フライブルクは前節、ブレーメン相手にMFサライ&FWホーラーの1ゴール1アシストで逆転勝利。4試合ぶりの白星としてCL出場権争いに食らいついた中、1ポイント差の4位ライプツィヒにプレッシャーをかけられるか。

10人となった3位ウニオン・ベルリンにドロー止まりとなった15位ボーフム(勝ち点27)は、9位ヴォルフスブルク(勝ち点40)と対戦。PK獲得に関与したFW浅野は先発予想。ゴールに絡むプレーを引き続き期待したい。

最後にDF板倉の10位ボルシアMG(勝ち点36)。前節フランクフルト戦では終始、守勢を強いられ後半終盤に被弾してドロー。モチベーションを見いだし辛い順位だが、スピードに長けたFWを擁する3位ウニオン(勝ち点52)相手に板倉がどう対応するかに注目だ。

◆ブンデスリーガ第29節
▽4/21(金)
《27:30》
アウグスブルクvsシュツットガルト

▽4/22(土)
《22:30》
ボーフムvsヴォルフスブルク
ヘルタ・ベルリンvsブレーメン
ホッフェンハイムvsケルン
マインツvsバイエルン
《25:30》
ドルトムントvsフランクフルト

▽4/23(日)
《22:30》
フライブルクvsシャルケ
《24:30》
レバークーゼンvsライプツィヒ
《26:30》
ボルシアMGvsウニオン・ベルリン