泥沼リバプールが躍動ウルブスに敵地で3失点完敗…新年4戦未勝利と苦境続く《プレミアリーグ》
2023.02.05 02:09 Sun
プレミアリーグ第22節、ウォルバーハンプトンvsリバプールが4日にモリニュー・スタジアムで行われ、ホームのウルブスが3-0で勝利した。
立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたウルブスが不調のリバプールを圧倒する意外な形で試合はスタートする。まずは5分、右サイドで相手の背後を取ったファン・ヒチャンがボックス右で速い折り返しを入れると、ニアでDFマティプに当たってコースが変わったボールが左ポストを内側を叩いてゴールラインを割った。
アグレッシブな姿勢が幸運なオウンゴールに繋がり、勢いを増すホームチーム。さらに12分には相手陣内右サイドで得たFKの二次攻撃からゴール前で混戦を生むと、キルマンのシュートは相手DFのブロックに阻まれるが、こぼれ球に反応したドーソンが豪快な右足シュートを突き刺し、ウルブスデビュー戦での値千金のゴールとした。
一方、瞬く間に2点のビハインドを背負う最悪の入りとなったリバプールは、失点直後にヌニェスの強烈なシュートでゴールに迫るが、これはGKジョゼ・サの好守に阻まれる。
その後もメリハリの利いた守備、シンプルにハイラインの背後を狙うウルブスがペースを握る。右ハムストリングの負傷でファン・ヒチャンがアダマ・トラオレとの交代でピッチを去るアクシデントこそあったものの、リバプールにほぼ何もさせない完璧な内容で試合を折り返した。
低調なパフォーマンスに終始した前半45分を受け、複数のメンバー変更も予想されたが、クロップ監督は前半と同じメンバーを後半のピッチに送り出す。
その起用に応えたいアウェイチームの選手たちは立ち上がりから果敢にゴールを目指す。51分にはボックス内でナビ・ケイタ、ロバートソンと連続でシュートを放つが、いずれも相手守備のブロックに遭う。
以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開していくが、サラー、ガクポ、ヌニェスのアタッカー陣がなかなか良い形でフィニッシュに持ち込めない。
対して後半は守勢が続くウルブスは60分、クーニャとサラビアを下げてモウティーニョとヒメネスを投入。キープ力と守備のクレバーさが光るベテランに試合を落ち着かせる役割を託す。
すると、この交代策がホームチームに決定的な3点目をもたらした。71分、モウティーニョが高い位置での2度のプレスでバイチェティッチからボールを奪って背後のスペースを狙うアダマ・トラオレに完璧なスルーパスを供給。そのままボックス右に運んだスペイン代表からの折り返しを、最後はゴール前に走り込んだネヴェスがワンタッチで流し込んだ。
これで敗色濃厚となったリバプールは、エリオットやオックスレイド=チェンバレンをピッチに送り込んで一矢報いるゴールを目指したが、相手のほぼ2倍の22本のシュートはほとんど枠を捉えることができず。
そして、このままクリーンシートで試合を締めくくったウルブスがFAカップのリベンジを達成する3-0の完勝。一方、敵地で完敗のリバプールはまたしても新年初勝利を逃してリーグ4戦未勝利と泥沼の状況が続く。
PR
新年以降、2敗1分けと3戦未勝利が続き9位に甘んじるリバプールは、今年に入ってFAカップ2試合で対戦した17位のウルブスを相手に新年リーグ初勝利を狙った。クロップ監督は1-2で敗戦したFAカップのブライトン戦から先発2人を変更。負傷のコナテに代えてマティプ、エリオットに代えてヌニェスを起用した。アグレッシブな姿勢が幸運なオウンゴールに繋がり、勢いを増すホームチーム。さらに12分には相手陣内右サイドで得たFKの二次攻撃からゴール前で混戦を生むと、キルマンのシュートは相手DFのブロックに阻まれるが、こぼれ球に反応したドーソンが豪快な右足シュートを突き刺し、ウルブスデビュー戦での値千金のゴールとした。
一方、瞬く間に2点のビハインドを背負う最悪の入りとなったリバプールは、失点直後にヌニェスの強烈なシュートでゴールに迫るが、これはGKジョゼ・サの好守に阻まれる。
これをキッカケに反撃態勢に入りたいところだったが、勢いづいたウルブスの攻勢をなかなか止められない。26分にはマティプの中途半端な守備対応の隙を突かれてマテウス・ヌネスにボックス内への侵入を許すが、ここはGKアリソンのビッグセーブで事なきを得る。
その後もメリハリの利いた守備、シンプルにハイラインの背後を狙うウルブスがペースを握る。右ハムストリングの負傷でファン・ヒチャンがアダマ・トラオレとの交代でピッチを去るアクシデントこそあったものの、リバプールにほぼ何もさせない完璧な内容で試合を折り返した。
低調なパフォーマンスに終始した前半45分を受け、複数のメンバー変更も予想されたが、クロップ監督は前半と同じメンバーを後半のピッチに送り出す。
その起用に応えたいアウェイチームの選手たちは立ち上がりから果敢にゴールを目指す。51分にはボックス内でナビ・ケイタ、ロバートソンと連続でシュートを放つが、いずれも相手守備のブロックに遭う。
以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開していくが、サラー、ガクポ、ヌニェスのアタッカー陣がなかなか良い形でフィニッシュに持ち込めない。
対して後半は守勢が続くウルブスは60分、クーニャとサラビアを下げてモウティーニョとヒメネスを投入。キープ力と守備のクレバーさが光るベテランに試合を落ち着かせる役割を託す。
すると、この交代策がホームチームに決定的な3点目をもたらした。71分、モウティーニョが高い位置での2度のプレスでバイチェティッチからボールを奪って背後のスペースを狙うアダマ・トラオレに完璧なスルーパスを供給。そのままボックス右に運んだスペイン代表からの折り返しを、最後はゴール前に走り込んだネヴェスがワンタッチで流し込んだ。
これで敗色濃厚となったリバプールは、エリオットやオックスレイド=チェンバレンをピッチに送り込んで一矢報いるゴールを目指したが、相手のほぼ2倍の22本のシュートはほとんど枠を捉えることができず。
そして、このままクリーンシートで試合を締めくくったウルブスがFAカップのリベンジを達成する3-0の完勝。一方、敵地で完敗のリバプールはまたしても新年初勝利を逃してリーグ4戦未勝利と泥沼の状況が続く。
PR
リバプールの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
リバプールの人気記事ランキング
1
殊勲の2発も英語を話せず…ヌニェスへのスペイン語インタビューが反響、ヒーローの声を届けた美人レポーターに賛辞集まる
リバプールのウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスへの「スペイン語インタビュー」が、イギリスで反響を呼んでいるという。 ヌニェスは18日、プレミアリーグ第22節・ブレントフォード戦で途中出場から2得点。去就報道などで試合前から注目が集まっていたなか、リバプールに2-0勝利をもたらした。 問答無用のヒーローということで、試合直後に現地での放映局『スカイ』がインタビューへ。 しかし、スペイン語圏ウルグアイの出身、イギリス在住2年半ほどのヌニェス。実は英語をほとんど話せないそうで、こういった選手はプレミアリーグの試合で活躍しても、水面下でインタビューを拒否することが珍しくない。 それでも、この日はどうしたってヌニェス。 『スカイ』はブラジル出身でスペイン語も堪能なジャーナリスト、ナタリー・ゲドラさんをこの試合でスタンバイさせており、ゲドラさんはヌニェスにごくごく簡単な英語とスペイン語を織り交ぜてインタビューした。 普段あまりインタビューに登場しないヌニェスとあって、これだけでも現地のSNSユーザーが盛り上がったそうだが、ゲドラさんはヌニェスが母語で紡いだアツイ気持ちを英語に翻訳。 ヌニェスとのやりとりを終えたあと、ゲドラさんはインタビュー全体を総括した。 「彼(ヌニェス)は『決して諦めない』と言いました。ゴールを決めるのに苦労しているのなら、もっともっと努力する…と。自らが難しい時期を過ごしているとの自覚、リバプールのために全力を注ぐ覚悟を感じました。今日の2得点は彼にとって良いものとなったはずです」 この日リバプールファンを喜ばせたのはヌニェスだが、ゲドラさんのファンになる人も。 SNS上では「スカイの新しいレポーター?素晴らしいインタビューだった」「スペイン語圏の選手の声が今後はもっと聞けるかも」「敬意に値するインタビュアーとスカイの準備」等々、ゲドラさんと『スカイ』に賛辞が贈られた。 <span class="paragraph-title">【写真】ヒーローヌニェスの声を届けた美しきインタビュアー、ナタリー・ゲドラさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">"This unlocks Spanish-speaking players we rarely get to hear from!" <br><br>Fans heaped praise on a Sky Sports presenter for her eye-opening interview with Darwin Nunez that saw her translate their discussion<a href="https://t.co/F6lCUwXf6J">https://t.co/F6lCUwXf6J</a> <a href="https://t.co/ok5Kk5nBAi">pic.twitter.com/ok5Kk5nBAi</a></p>— Mirror Football (@MirrorFootball) <a href="https://twitter.com/MirrorFootball/status/1880938141135372564?ref_src=twsrc%5Etfw">January 19, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.20 17:35 Mon2
「その気概を評価したい」ヌニェスが劇的2発! リバプールにとって3ポイント以上の価値を持つ白星に?「彼自身とチームの今後を占ううえで有意義」
リバプールを勝利に導いたのは、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスである。 リバプールは18日、プレミアリーグ第22節でブレントフォードに2-0と勝利。途中出場のヌニェスが90+1分、90+3分とネットを揺らした。 前日会見で主要トピックとなっていたヌニェス。一部でサウジアラビア移籍が浮上したなか、「今季公式戦26試合で4得点という数字をどう捉えているのか?」との質問がアルネ・スロット監督に飛んでいたのだ。 迎えた一戦、ヌニェスは65分に投入され、決定機を2度逸。それでも試合終盤に2発を叩き込み、3ポイントの決定的な立役者となった。 『BBC Radio』出演のクリス・サットン氏は「タイトルを獲るなら、こういう終盤の得点で勝つ経験が重要」としたうえで、ヌニェスについて「十分ではないが、少なくとも今は“良い”。今日も最後まで諦めなかった」と及第点。 また、同席したマーティン・キーオン氏は続けざまに「こういった決定的な役割をモハメド・サラーに譲らなかった気概を評価したい。試合を決めたのはヌニェスだ」とコメント。 これについてサットン氏は「先週スロットが『ヌニェスを上手く機能させられていない』との旨を話したが、この勝利とヌニェスの2発は、リバプールと彼自身の今後を占ううえで有意義だったのではないか」と補足した。 「これがタイトル獲得への道というものだ」 90+1分弾で感情が爆発…ユニフォームを脱いでしまい、累積警告明けでいきなりイエローカードを頂戴したヌニェス。しかし、リバプールにとって3ポイント以上の価値を持つ白星となったのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】試合を決めたヌニェス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">まさにケチャドバ!?<br>途中出場のダルウィン・ヌニェスが<br>ブレイス達成<br>リヴァプールが試合を決定づける<br><br>プレミアリーグ 第22節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブレントフォード</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/iddgod813h">pic.twitter.com/iddgod813h</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1880663987236569379?ref_src=twsrc%5Etfw">January 18, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.19 18:10 Sun3
ここまでプレミア、CL全試合に出場のグラフェンベルフ、心配される疲労についてスロット監督は「ワタやマッカもそこでプレーできる」
リバプールのアルネ・スロット監督が、ここまでフル稼働を続けるオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフのターンオーバーの必要性について言及した。クラブ公式サイトが伝えている。 今シーズンから新たに就任したスロット監督の下で、快進撃を続けるリバプール。プレミアリーグでは1試合未消化ながら2位アーセナルに6ポイント差をつけた首位に立っており、チャンピオンズリーグ(CL)でも唯一全勝を維持している。 そんなリバプールを、中盤の底で支えているのがグラフェンベルフだ。ユルゲン・クロップ前監督の下ではポテンシャルを発揮しきれていなかったが、スロット監督から全幅の信頼を得るとリーチの長さと巧みなボールタッチ、効果的な前進などで替えの利かない存在となっている。 一方で、ここまでプレミアリーグ全21試合、CL全6試合に先発するグラフェンベルフについては、疲労を心配する声も。替えが利かない存在だからこそ、仮に負傷離脱となればチームが受ける打撃は計り知れないものとなってしまうだろう。 こうした懸念に対して、スロット監督は日本代表MF遠藤航やアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターも同じポジションでプレーできると説明。今後はターンオーバーを検討する試合が出てくることを示唆している。 「ライアンとまったく同じ選手はいないかもしれないが、それはほぼ全員に当てはまるはずだ。ドム(ソボスライ)には彼なりの特徴が、モー(サラー)には彼なりの特徴がある。コーディ・ガクポとルチョ(ルイス・ディアス)も似ていない。ポジションは同じでも、スタイルは異なるんだ」 「だから、チームにいる選手は誰もが特別であり、それはライアンも同じだ。そして、ワタ(遠藤)やマッカ(マク・アリスター)のようにそのポジションでプレーできる選手もいる。マッカはフォレスト戦のラスト30分をそのポジションででプレーしたしね。そしてカーティス・ジョーンズでさえ、そこでプレーできるだろう」 「常にバランスがあるんだ。彼らをたくさんプレーさせて突然ポイントを落としたら、『プレーさせすぎだ』となる。そして彼らが好調を維持すれば、誰もが『そうだ、成功の秘訣は常にプレーをすることさ』と言うだろう」 2025.01.21 18:45 Tue4
「トレードマークを見せた」「十分な仕事」追いつかれた直後に出場した遠藤航は攻守に存在感、現地でも働きが評価
リバプールの日本代表MF遠藤航がまずまずの評価を受けた。 21日、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節でリバプールはホームにリールを迎えた。 今大会唯一の7連勝を目指す首位のリバプール。遠藤はベンチスタートとなった中、試合は34分にモハメド・サラーのゴールでリバプールが先制。62分に1点を返されると、遠藤は63分から途中出場。すると67分にハーヴェイ・エリオットが勝ち越しゴールを記録し、2-1で勝利。7連勝を達成し、ラウンド16へのストレートインを決めていた。 遠藤は途中出場ながらアンカーとしてしっかりと仕事をこなし、リールのカウンターに対応。出足の鋭いプレスに加え、しっかりとゲームの組み立てに参加。勝利に貢献していた中、高い評価を得ていた。 <h3>◆イギリス『This is Anfield』/ 7点(10点満点)</h3> 「同点に追いつかれた後に登場。マク・アリスターを前線へと押し出していった。レッズの勢いを維持していった」 <h3>◆イギリス『リバプール・エコー』/ 7点(10点満点)</h3> 「相手を抑え込み、FKを獲得するというトレードマークを見せた。クラシックな遠藤を見せた」 <h3>◆『エクスプレス』/ 6(10点満点)</h3> 「リールのゴール後に出場し、ピッチの中央でボールを動かし続けるなど、十分な仕事をこなした」 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航も途中出場で存在感!リバプールvsリール ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="7TRrbJ51eAs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.22 11:50 Wed5