前回の値上げは「それなりの衝撃もあった」2年連続で値上げの「DAZN」、価格変更の背景にあるフェーズの変化とコンテンツ維持「価格変更の幅は抑えたつもり」
2023.01.12 23:00 Thu
12日、都内で「DAZN Japan 2023メディアラウンドテーブル」が開催された。
「DAZN」は、明治安田生命Jリーグをはじめ、ヨーロッパのサッカー、プロ野球、モータースポーツ、ゴルフなど様々なスポーツコンテンツを配信するほか、オリジナル番組も充実させ、スポーツ好きにとっては欠かせない存在となっている。
2016年8月にローンチしてから6年が経過。今年2月14日からは、新プランを導入することが発表され、「DAZN Grobal」と「DAZN Standard」の2つのプランで楽しむことができる。
今回のイベントでは、DAZN Japan エグゼクティブバイスプレジデントの山田学氏が、2022年の取り組みと今後の展開についてプレゼンテーションを実施。2021年まではコンテンツとテクノロジーに対して投資を続けてきた中、2022年からは投資だけではなく、収益化に向けて舵を切るタイミングだとし、様々なビジネスとしての拡大を図った年だったと振り返った。
その中で、2022年に最も試聴されたコンテンツは、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表vs日本代表の一戦。独占配信だったこと、勝てば日本のW杯出場が決まる試合だったということもあり、圧倒的な視聴数となり、過去最高を記録したと振り返った。
一方で、これまでのサービスは「DAZN Standard」と変更。「DAZN Grobal」のコンテンツも視聴できることとなる。
その中で1つ大きな変更点は値段の改定だ。2022年2月にも月額1925円(税込)から月額3000円(税込)に値上げとなっていたが、1年が経過し、月額3700円(税込)へと値上げされた。
1年前にも大きなインパクトを与えた値上げだったが、山田氏は当時について「初回値上げをして、ある一定のお客さんの解約はあった。ただ、想定よりは結果として少なかったというのが2022年初回の値上げの結果です」とコメント。前回の値上げでは想定したほどの会員減少はなかったという。
今回の値上げの理由については「だからもう1回というわけではなく、最初の5年は投資フェーズ、次の2.0は収益化のフェーズだと思っているので、プレミアムなコンテンツを維持する、増やしていくためにはそれなりの投資が必要であり、テクノロジーも大きな投資をしているので、全てがいきなり回収できて収益化、黒字化できるわけではないが、収益化するにはプレミアムコンテンツに則した価格を検討していきたい」とコメント。より良いサービスを安定的に供給するためだと語った。
その中で、プランごとに値上がりは違うが「価格変更の幅は抑えたつもり」とコメント。前回の値上げについて「結果は想定よりは良かったが、それなりの衝撃もあったと思う」と振り返り、「現実的な範囲で、どこだったら受け入れてもらえるかを社内で検討し、3000円を3700円にしましたが、年間契約をすれば変わらないというものを用意することで、選択肢を与えられていればと思う」と、一括支払いや年間契約をすることで、変わらない値段で楽しめるパターンを用意したと語った。
今回新たにスタートする「DAZN Grobal」では、世界のマイナースポーツが多く配信されることに。この点については「マイナーなスポーツにもファンはいる。そういうスポーツ団体もここからどういう形で成長するかを考える」と語り、「グローバルでやることは一斉にスイッチが入る。ライツホルダーからもすごく魅力的なことで、多くの声をもらっている」と、世界の多くの国と地域でサービス展開する「DAZN」での配信に大きなメリットを感じるライツホルダーは多いとコメントした。
なお、ローンチ時点ではボクシングや格闘技がメインとなるとした一方で、「2月14日までには日本のファンにとってもわかりやすい、より知っているコンテンツもおそらく提供できると思う」と、目玉になるコンテンツの確保も語った。なお、Jリーグや海外サッカーなどを配信する予定は「現状は考えていない」とのことだ。
「DAZN」は、明治安田生命Jリーグをはじめ、ヨーロッパのサッカー、プロ野球、モータースポーツ、ゴルフなど様々なスポーツコンテンツを配信するほか、オリジナル番組も充実させ、スポーツ好きにとっては欠かせない存在となっている。
2016年8月にローンチしてから6年が経過。今年2月14日からは、新プランを導入することが発表され、「DAZN Grobal」と「DAZN Standard」の2つのプランで楽しむことができる。
その中で、2022年に最も試聴されたコンテンツは、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表vs日本代表の一戦。独占配信だったこと、勝てば日本のW杯出場が決まる試合だったということもあり、圧倒的な視聴数となり、過去最高を記録したと振り返った。
2023年からはプランを2つに変更。「DAZN Grobal」では、日本以外でもサービスを展開する「DAZN」の力を活かし、世界的なスポーツ、日本ではあまり見られてこなかったスポーツを配信。ローンチ当初はボクシングや格闘技などのコンテンツが主体となるという。
一方で、これまでのサービスは「DAZN Standard」と変更。「DAZN Grobal」のコンテンツも視聴できることとなる。
その中で1つ大きな変更点は値段の改定だ。2022年2月にも月額1925円(税込)から月額3000円(税込)に値上げとなっていたが、1年が経過し、月額3700円(税込)へと値上げされた。
1年前にも大きなインパクトを与えた値上げだったが、山田氏は当時について「初回値上げをして、ある一定のお客さんの解約はあった。ただ、想定よりは結果として少なかったというのが2022年初回の値上げの結果です」とコメント。前回の値上げでは想定したほどの会員減少はなかったという。
今回の値上げの理由については「だからもう1回というわけではなく、最初の5年は投資フェーズ、次の2.0は収益化のフェーズだと思っているので、プレミアムなコンテンツを維持する、増やしていくためにはそれなりの投資が必要であり、テクノロジーも大きな投資をしているので、全てがいきなり回収できて収益化、黒字化できるわけではないが、収益化するにはプレミアムコンテンツに則した価格を検討していきたい」とコメント。より良いサービスを安定的に供給するためだと語った。
その中で、プランごとに値上がりは違うが「価格変更の幅は抑えたつもり」とコメント。前回の値上げについて「結果は想定よりは良かったが、それなりの衝撃もあったと思う」と振り返り、「現実的な範囲で、どこだったら受け入れてもらえるかを社内で検討し、3000円を3700円にしましたが、年間契約をすれば変わらないというものを用意することで、選択肢を与えられていればと思う」と、一括支払いや年間契約をすることで、変わらない値段で楽しめるパターンを用意したと語った。
今回新たにスタートする「DAZN Grobal」では、世界のマイナースポーツが多く配信されることに。この点については「マイナーなスポーツにもファンはいる。そういうスポーツ団体もここからどういう形で成長するかを考える」と語り、「グローバルでやることは一斉にスイッチが入る。ライツホルダーからもすごく魅力的なことで、多くの声をもらっている」と、世界の多くの国と地域でサービス展開する「DAZN」での配信に大きなメリットを感じるライツホルダーは多いとコメントした。
なお、ローンチ時点ではボクシングや格闘技がメインとなるとした一方で、「2月14日までには日本のファンにとってもわかりやすい、より知っているコンテンツもおそらく提供できると思う」と、目玉になるコンテンツの確保も語った。なお、Jリーグや海外サッカーなどを配信する予定は「現状は考えていない」とのことだ。
J1の関連記事
|