いやいやそれで20チーム構成になってきたとき優勝の法則って崩れるの?! の巻/倉井史也のJリーグ
2022.12.24 21:40 Sat
てかさ、やっぱり20チーム構成になるんじゃん!! これ、今までと考え方、変わってくるんじゃないの? とか思いつつどんなに変わるかわかりづらかったりするわけです。
実は過去Jリーグで20チーム構成の年は2回あるんですよ。サンプルとしては少ないけど、少なくともそこで何が起きたかを知っておくことは重要じゃないですか?
その2年とは、2021年のJ1リーグと2011年のJ2リーグ。ということで今回はこの2年、どんな戦いが繰り広げられたかというデータを掲載しておきます。
まず記憶にも新しい2021年のJ1リーグは、新型コロナウイルスの影響で2020年に降格がなくなって昇格してきた2チームを入れて20チームになってたわけですな。でもって翌年18チームに戻すために4チーム降格という、かつてないほど厳しい戦いだったわけです。
まずこの年のリーグの構成は
札幌・仙台・鹿島・浦和・柏・FC東京・川崎、横浜FM・横浜FC・湘南・清水・名古屋・G大阪・C大阪・神戸・広島・徳島・福岡・鳥栖・大分
これを2020年度の順位で並べると
1. 川崎
2. G大阪
3. 名古屋
4. C大阪
5. 鹿島
6. FC東京
7. 柏
8. 広島
9. 横浜FM
10. 浦和
11. 大分
12. 札幌
13. 鳥栖
14. 神戸
15. 横浜FC
16. 清水
17. 仙台
18. 湘南
J2-1. 徳島
J2-2. 福岡
では2021年度の最終順位と勝点は
1. 川崎 92
2. 横浜FM 79
3. 神戸 73
4. 鹿島 69
5. 名古屋 66
6. 浦和 63
7. 鳥栖 59
8. 福岡 54
9. FC東京 53
10. 札幌 51
11. 広島 49
12. C大阪 48
13. G大阪 44
14. 清水 42
15. 柏 41
16. 湘南 37
17. 徳島 36
18. 大分 35
19. 仙台 28
20. 横浜FC 27
優勝チームの勝点って普通は試合数×2+αって言われてるんですけど、実は2位の横浜FMでもその基準は超えてるんですよ。それだけ川崎は強かったって感じですね。川崎は試合数38に対して1試合当たりの平均勝点が2.4もありました。ただ、これはちょっと特別。
で、残留ラインは37だったので1試合当たりの平均勝点は0.98。つまりこれは試合数×1という残留ラインの目安と変わらないんですよ。
ちなみに監督が交代したのは(退任日順)横浜FC、鹿島、G大阪、横浜FM、C大阪、湘南、広島、清水、FC東京、仙台の順。大分・仙台・横浜FCの降格が決まったのは第36節、そして湘南の残留が決まったのは最終節と、最後まで盛り上がったのでした。
また、2020年度の下位4チーム、横浜FC、清水、仙台、湘南が残留争いに巻き込まれていて、やっぱり試合数が増えると前年度に示していた実力も反映されやすいってことになるのかも。
そしてもう一つは2011年のJ2リーグ。J2のチーム数を増やしている最中に1年だけ20チームだったことがあるんだけど、ご存じのとおり、東日本大震災が起きた年だからかなり変則的なリーグ消化でした。
まずは2011年のリーグ構成は
札幌・水戸・栃木・草津・千葉・FC東京・東京V・横浜FC・湘南・富山・岐阜・京都・鳥取・岡山・徳島・愛媛・北九州・鳥栖・熊本・大分
これを2010年の成績で並べると
J1-16. FC東京
J1-17. 京都
J1-18. 湘南
4. 千葉
5. 東京V
6. 横浜FC
7. 熊本
8. 徳島
9. 鳥栖
10. 栃木
11. 愛媛
12. 草津
13. 札幌
14. 岐阜
15. 大分
16. 水戸
17. 岡山
18. 富山
19. 北九州
JFL-1. 鳥取
そして最終順位と勝点は
1. FC東京 77
2. 鳥栖 69
3. 札幌 68
4. 徳島 65
5. 東京V 59
6. 千葉 58
7. 京都 58
8. 北九州 58
9. 草津 57
10. 栃木 56
11. 熊本 51
12. 大分 50
13. 岡山 48
14. 湘南 46
15. 愛媛 44
16. 富山 43
17. 水戸 42
18. 横浜FC 41
19. 鳥取 31
20. 岐阜 24
ということで、やっぱり優勝ラインは試合数(38)X2+αというので間違いなく、このときは降格がないので下はあまり参考にならないかなという感じですけど、それでもJ2は上下の入れ替わりが激しいというのはこのシーズンも同じなわけだったわけです。
ってことで結論としては「20チームになっても変わんないよ」ちゅうことと、20チームになる前のシーズン、大事でっせ、たぶん。ってことですな。まぁつまり、来年、やっぱり大変なシーズンってことでしょ!!
実は過去Jリーグで20チーム構成の年は2回あるんですよ。サンプルとしては少ないけど、少なくともそこで何が起きたかを知っておくことは重要じゃないですか?
その2年とは、2021年のJ1リーグと2011年のJ2リーグ。ということで今回はこの2年、どんな戦いが繰り広げられたかというデータを掲載しておきます。
まず記憶にも新しい2021年のJ1リーグは、新型コロナウイルスの影響で2020年に降格がなくなって昇格してきた2チームを入れて20チームになってたわけですな。でもって翌年18チームに戻すために4チーム降格という、かつてないほど厳しい戦いだったわけです。
まずこの年のリーグの構成は
札幌・仙台・鹿島・浦和・柏・FC東京・川崎、横浜FM・横浜FC・湘南・清水・名古屋・G大阪・C大阪・神戸・広島・徳島・福岡・鳥栖・大分
これを2020年度の順位で並べると
1. 川崎
2. G大阪
3. 名古屋
4. C大阪
5. 鹿島
6. FC東京
7. 柏
8. 広島
9. 横浜FM
10. 浦和
11. 大分
12. 札幌
13. 鳥栖
14. 神戸
15. 横浜FC
16. 清水
17. 仙台
18. 湘南
J2-1. 徳島
J2-2. 福岡
では2021年度の最終順位と勝点は
1. 川崎 92
2. 横浜FM 79
3. 神戸 73
4. 鹿島 69
5. 名古屋 66
6. 浦和 63
7. 鳥栖 59
8. 福岡 54
9. FC東京 53
10. 札幌 51
11. 広島 49
12. C大阪 48
13. G大阪 44
14. 清水 42
15. 柏 41
16. 湘南 37
17. 徳島 36
18. 大分 35
19. 仙台 28
20. 横浜FC 27
優勝チームの勝点って普通は試合数×2+αって言われてるんですけど、実は2位の横浜FMでもその基準は超えてるんですよ。それだけ川崎は強かったって感じですね。川崎は試合数38に対して1試合当たりの平均勝点が2.4もありました。ただ、これはちょっと特別。
で、残留ラインは37だったので1試合当たりの平均勝点は0.98。つまりこれは試合数×1という残留ラインの目安と変わらないんですよ。
ちなみに監督が交代したのは(退任日順)横浜FC、鹿島、G大阪、横浜FM、C大阪、湘南、広島、清水、FC東京、仙台の順。大分・仙台・横浜FCの降格が決まったのは第36節、そして湘南の残留が決まったのは最終節と、最後まで盛り上がったのでした。
また、2020年度の下位4チーム、横浜FC、清水、仙台、湘南が残留争いに巻き込まれていて、やっぱり試合数が増えると前年度に示していた実力も反映されやすいってことになるのかも。
そしてもう一つは2011年のJ2リーグ。J2のチーム数を増やしている最中に1年だけ20チームだったことがあるんだけど、ご存じのとおり、東日本大震災が起きた年だからかなり変則的なリーグ消化でした。
まずは2011年のリーグ構成は
札幌・水戸・栃木・草津・千葉・FC東京・東京V・横浜FC・湘南・富山・岐阜・京都・鳥取・岡山・徳島・愛媛・北九州・鳥栖・熊本・大分
これを2010年の成績で並べると
J1-16. FC東京
J1-17. 京都
J1-18. 湘南
4. 千葉
5. 東京V
6. 横浜FC
7. 熊本
8. 徳島
9. 鳥栖
10. 栃木
11. 愛媛
12. 草津
13. 札幌
14. 岐阜
15. 大分
16. 水戸
17. 岡山
18. 富山
19. 北九州
JFL-1. 鳥取
そして最終順位と勝点は
1. FC東京 77
2. 鳥栖 69
3. 札幌 68
4. 徳島 65
5. 東京V 59
6. 千葉 58
7. 京都 58
8. 北九州 58
9. 草津 57
10. 栃木 56
11. 熊本 51
12. 大分 50
13. 岡山 48
14. 湘南 46
15. 愛媛 44
16. 富山 43
17. 水戸 42
18. 横浜FC 41
19. 鳥取 31
20. 岐阜 24
ということで、やっぱり優勝ラインは試合数(38)X2+αというので間違いなく、このときは降格がないので下はあまり参考にならないかなという感じですけど、それでもJ2は上下の入れ替わりが激しいというのはこのシーズンも同じなわけだったわけです。
ってことで結論としては「20チームになっても変わんないよ」ちゅうことと、20チームになる前のシーズン、大事でっせ、たぶん。ってことですな。まぁつまり、来年、やっぱり大変なシーズンってことでしょ!!
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