バイエルンが5連勝で首位通過! 戦前に敗退決定バルセロナは意地見せられず《CL》
2022.10.27 06:25 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)グループC第5節、バルセロナvsバイエルンが26日にカンプ・ノウで行われ、アウェイのバイエルンが0-3で勝利した。
“死の組”で突破候補に挙がりながらも、インテルとの壮絶な連戦を1敗1分けで負け越した3位のバルセロナ(勝ち点4)。さらに、今節先に試合を行ったインテルが勝利したことで、この一戦前に2シーズン連続のグループリーグ敗退が決定した。すでに3位も確定して目標を失った中でのホームゲームでは5連敗中の相手にリベンジの勝利を狙った。チャビ監督は4-0で快勝したアスレティック・ビルバオ戦から先発3人を変更。エリック・ガルシアとセルジ・ロベルト、ガビに代えてベジェリン、マルコス・アロンソ、ケシエを起用した。
一方、圧巻のグループリーグ4連勝で2節を残して決勝トーナメント進出を決めた首位のバイエルン(勝ち点12)。首位通過に王手を懸けたナーゲルスマン率いるチームは、近年カモにしているカタルーニャの雄を相手に敵地での勝ち点3奪取を狙った。公式戦4連勝中のチームは2-0で勝利したホッフェンハイム戦から先発2人を変更。パヴァールとコマンに代えてマズラウィ、マネを起用した。
互いに前から圧力をかけ合う入りとなった中、睨み合いの状況がしばらく続く。しかし、このカードで圧倒的な優位性を持つバイエルンがこの試合でも先手を奪う。
10分、ハーフウェイライン付近の右サイドでボールを持ったニャブリが相手のハイラインの背後を狙うマネへ絶妙な斜めのスルーパスを供給。オフサイドラインぎりぎりでDFベジェリンを振り切ったマネはそのままボックス内に抜け出すと、冷静にGKを右への持ち出しでかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。
先制以降は相手にボールを持たれながらも効果的なカウンターで深い位置まで攻め込む形を作り出すバイエルン。すると、31分にはそのカウンターからニャブリのスルーパスにギリギリのタイミングで抜け出したチュポ=モティングがボックス右に抜け出して冷静にゴール左隅へ右足のシュートを流し込んだ。
似たような形からの2失点目で厳しくなったバルセロナはここからリスクを冒して前に出る。引き続き右サイドのデンベレの仕掛けを突破口とする中、相手守備陣に数枚のカードを強いる際どい攻めを継続。前半終了間際にはボックス内に抜け出したレヴァンドフスキがDFデ・リフトに後方から倒されてPKを獲得。だが、オンフィールド・レビューの結果、最終的に判定が覆って絶好のゴールチャンスを逸した。
微妙な判定もあってアウェイチームの2点リードで折り返した試合。バイエルンは前半にカードをもらっていたゴレツカを下げてハーフタイム明けにザビッツァーを投入した。
後半はビハインドを追うバルセロナがアグレッシブな入りを見せるが、最後の精度を欠く。これに対して、バイエルンは粘り強く守りながらゲームを落ち着かせていく。55分にはキミッヒの浮き球スルーパスに反応したニャブリが左足のシュートを突き刺すが、このシュートはオフサイド判定で取り消しとなった。
今度は判定に救われて3失点目を免れたバルセロナは58分に2枚替えを敢行。ブスケッツとペドリを下げてフェラン・トーレス、ハフィーニャを投入。この交代で[4-2-3-1]に並びを変えた。
一方、バイエルンはチュポ=モティング、ウパメカノを下げてバルセロナキラーのミュラー、パヴァールを同ポジションに起用。攻守のバランスを整える。
試合終盤にかけては一矢報いたいバルセロナ、このまま試合をクローズしたいバイエルンという構図が明確となる。その中でホームチームが攻め込む時間が長いものの、要所を締めるドイツ王者の老獪な守備にことごとく阻まれ、決定機はおろか枠内シュートさえも放つことができない。
すると、試合終了間際の95分にはバイエルンがセットプレーの流れからニャブリの放ったシュートのこぼれに反応したパヴァールがトドメの3点目を奪い、このままタイムアップ。
敵地で完成度の差を見せつけたナーゲルスマンのチームがグループリーグ5連勝を飾り、インテルとの直接対決を前に首位通過を決めた。一方、バイエルンに6連敗となったバルセロナは屈辱の中でホームでの今季CL最終戦を終えることになった。
“死の組”で突破候補に挙がりながらも、インテルとの壮絶な連戦を1敗1分けで負け越した3位のバルセロナ(勝ち点4)。さらに、今節先に試合を行ったインテルが勝利したことで、この一戦前に2シーズン連続のグループリーグ敗退が決定した。すでに3位も確定して目標を失った中でのホームゲームでは5連敗中の相手にリベンジの勝利を狙った。チャビ監督は4-0で快勝したアスレティック・ビルバオ戦から先発3人を変更。エリック・ガルシアとセルジ・ロベルト、ガビに代えてベジェリン、マルコス・アロンソ、ケシエを起用した。
一方、圧巻のグループリーグ4連勝で2節を残して決勝トーナメント進出を決めた首位のバイエルン(勝ち点12)。首位通過に王手を懸けたナーゲルスマン率いるチームは、近年カモにしているカタルーニャの雄を相手に敵地での勝ち点3奪取を狙った。公式戦4連勝中のチームは2-0で勝利したホッフェンハイム戦から先発2人を変更。パヴァールとコマンに代えてマズラウィ、マネを起用した。
10分、ハーフウェイライン付近の右サイドでボールを持ったニャブリが相手のハイラインの背後を狙うマネへ絶妙な斜めのスルーパスを供給。オフサイドラインぎりぎりでDFベジェリンを振り切ったマネはそのままボックス内に抜け出すと、冷静にGKを右への持ち出しでかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。
あっさりと先制を許したバルセロナはすぐさま反撃を開始。右サイドではデンベレの単騎突破、左サイドではウイングに入るペドリとサイドバックのバルデの攻撃参加を生かしてチャンスを窺う。だが、前回対戦同様に相手陣内の深い位置までボールを運ぶが、相手の集中した守備に苦戦。レヴァンドフスキにもなかなか良い形でボールが入らない。
先制以降は相手にボールを持たれながらも効果的なカウンターで深い位置まで攻め込む形を作り出すバイエルン。すると、31分にはそのカウンターからニャブリのスルーパスにギリギリのタイミングで抜け出したチュポ=モティングがボックス右に抜け出して冷静にゴール左隅へ右足のシュートを流し込んだ。
似たような形からの2失点目で厳しくなったバルセロナはここからリスクを冒して前に出る。引き続き右サイドのデンベレの仕掛けを突破口とする中、相手守備陣に数枚のカードを強いる際どい攻めを継続。前半終了間際にはボックス内に抜け出したレヴァンドフスキがDFデ・リフトに後方から倒されてPKを獲得。だが、オンフィールド・レビューの結果、最終的に判定が覆って絶好のゴールチャンスを逸した。
微妙な判定もあってアウェイチームの2点リードで折り返した試合。バイエルンは前半にカードをもらっていたゴレツカを下げてハーフタイム明けにザビッツァーを投入した。
後半はビハインドを追うバルセロナがアグレッシブな入りを見せるが、最後の精度を欠く。これに対して、バイエルンは粘り強く守りながらゲームを落ち着かせていく。55分にはキミッヒの浮き球スルーパスに反応したニャブリが左足のシュートを突き刺すが、このシュートはオフサイド判定で取り消しとなった。
今度は判定に救われて3失点目を免れたバルセロナは58分に2枚替えを敢行。ブスケッツとペドリを下げてフェラン・トーレス、ハフィーニャを投入。この交代で[4-2-3-1]に並びを変えた。
一方、バイエルンはチュポ=モティング、ウパメカノを下げてバルセロナキラーのミュラー、パヴァールを同ポジションに起用。攻守のバランスを整える。
試合終盤にかけては一矢報いたいバルセロナ、このまま試合をクローズしたいバイエルンという構図が明確となる。その中でホームチームが攻め込む時間が長いものの、要所を締めるドイツ王者の老獪な守備にことごとく阻まれ、決定機はおろか枠内シュートさえも放つことができない。
すると、試合終了間際の95分にはバイエルンがセットプレーの流れからニャブリの放ったシュートのこぼれに反応したパヴァールがトドメの3点目を奪い、このままタイムアップ。
敵地で完成度の差を見せつけたナーゲルスマンのチームがグループリーグ5連勝を飾り、インテルとの直接対決を前に首位通過を決めた。一方、バイエルンに6連敗となったバルセロナは屈辱の中でホームでの今季CL最終戦を終えることになった。
バルセロナの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
ラミン・ヤマルがキングスリーグに参戦! ヴィニシウスと共に新シーズン目玉に
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが「キングス・リーグ」に参戦することが決定した。 キングス・リーグは、元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏がチェアマンを務める7人制サッカーの大会。様々な大会独自のルールが設けられており、その独自性とエンターテインメント性で大きな人気を誇るコンテンツ。 今年5月から6月にかけてメキシコで行われた第1回の「キングス・ワールドカップ」ではネイマール、マリオ・ゲッツェ、リオ・ファーディナンド、エデン・アザールらスター選手や日本のゲーム実況者として知られる加藤純一氏らインフルエンサーやストリーマーら著名人も参加し、大きな話題を集めていた。 そのキングス・リーグは7日、新シーズンに向けたプロモーション動画を公開。すでに参戦が話題を集めていたレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに加え、アメリカの世界的なインフルエンサーであるジェイク・ポール、 アルゼンチン出身の有名歌手マリア・ベセラと共にサプライズ枠として17歳FWの参戦が明かされた。 なお、現役選手であるヤマルとヴィニシウスに関しては現時点でどういった役割を担うかは明かされておらず、今月15日の新シーズン開幕直前に改めてアナウンスされることになるようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】注目集めたフードの男の正体はラミン・ヤマル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Lamine Yamal, the new star of the Kings League.<a href="https://t.co/znTeCSORb5">pic.twitter.com/znTeCSORb5</a></p>— Kings League World (@_KingsWorld) <a href="https://twitter.com/_KingsWorld/status/1832499264179859958?ref_src=twsrc%5Etfw">September 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.08 09:35 Sun2
バルサを困惑に陥れた不意打ちCK…アーノルド「ただの直感さ」 得点者オリジにも称賛
リバプールに所属するイングランド代表DFトレント・アレキサンダー=アーノルドが、バルセロナ戦での不意打ちコーナーキックを振り返った。イギリス『Tribal Football』がイギリス『BTスポーツ』でのインタビューを引用して伝えた。 リバプールは7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでバルセロナをアンフィールドに迎えた。1stレグを0-3で落とし、危機的状況だったリバプールだったが、FWディヴォク・オリジ、途中出場のMFジョルジニオ・ワイナルドゥムの2ゴールで2戦合計スコアを3-3に。そして、迎えた79分、予想外な形で決勝ゴールが生まれた。 ボックス右外でパスを受けたアーノルドは、MFセルジ・ロベルトにボールを当てて右CKを獲得。そのままボールボーイからボールを授かり、コーナーアークにボールをセットすると、寄ってきたMFジェルダン・シャキリにキッカーを譲ろうと、その場を離れようとする。しかし次の瞬間、アーノルドはゴール前のバルセロナ守備陣がゆっくり準備に移ろうとしていたのを見逃さず、中央のオリジに鋭いクロスを供給。このパスを感じていたオリジが冷静にゴールに流し込んだ。 バルセロナの意表を突いたこのゴールは、奇跡の大逆転、そして2シーズン連続での決勝進出を決める決勝弾に。試合後、アーノルドはこのプレーを振り返った。 「あれはただの直感だよ。チャンスを見つけた瞬間だった」 「オリジにとっては、少し早くボールが来たかもしれないけど、彼もトッププレーヤーなのさ」 2019.05.08 14:05 Wed3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4