バルセロナがクラシコ惨敗払しょくの3発完勝! ドブレーテのレヴィは早くも11ゴール《ラ・リーガ》
2022.10.21 05:56 Fri
ラ・リーガ第10節、バルセロナvsビジャレアルが20日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが3-0で快勝した。
左センターバックにマルコス・アロンソ、アンカーにフレンキー・デ・ヨングを配置したバルセロナは、普段通りにボールを握って押し込む入りとなる。開始2分にはセットプレーの流れからボックス内のファティにいきなり決定機もシュートは枠を捉え切れない。
以降はジャクソン、ダンジュマの2トップの機動力を生かしてロングカウンターを狙うビジャレアル、ボールを握って中央でのコンビネーション、ファティの深みを作る動きで揺さぶるバルセロナという構図の下で一進一退の攻防が続く。
31分、相手陣内左のハーフスペースでボールを持ったペドリから左サイドのスペースを狙うアルバに絶妙なスルーパスが通る。オフサイドラインをギリギリでかいくぐったアルバがすかさず正確なマイナスのグラウンダークロスを入れると、ボックス中央で足元に収めたレヴァンドフスキが鮮やかな反転でDFとGKのタイミングを外して右足のシュートを流し込み、リーグ3試合ぶりとなる今季10点目を記録した。
さらに、畳みかけるホームチームは35分、ペドリの身体を張った中盤での潰しからボールを引き取ったガビが中央突破を仕掛けてボックス手前左で浮いたレヴァンドフスキに繋ぐ。ここでポーランド代表FWは短い内側への持ち出しから右足の完璧なコントロールシュートをゴール右隅へ突き刺し、今季4度目のドブレーテを達成。
これで完全に流れを掴んだチャビのチームは、38分にもデ・ヨングが中央での果敢な持ち出しで相手中盤のラインを越えて前線のレヴァンドフスキに当てる。この落としを受けたガビがボックス右に走り込むフェラン・トーレスに繋ぐと、巧みな内への仕掛けから折り返したボールをゴール前のファティがシュート。これは右ポストを叩くも、撥ね返りを冷静に足裏を使ったシュートで流し込んだ。
見事な3つのゴールに加え、70%以上のボール支配率、相手のシュートを2本に抑え込む圧倒ぶりを見せたバルセロナは、後半も冷静にゲームをコントロール。後半も左サイドのアルバ、ファティのコンビを起点に幾度も良い形を作り出す。
一方、厳しい状況が続くビジャレアルはホセ・モラレスを後半頭に、57分にはトリゲロス、アルベルト・モレノの同時投入で何とか状況を好転させようと腐心。だが、攻めようにもなかなか良い形でボールを奪うことができず、GKテア・シュテーゲンを脅かすような場面を作れない。
ゴールこそないものの、ストレスなく試合を進めるホームチームは、70分を過ぎて積極的に交代カードを切り、過密日程の中でのプレータイムコントロールを意識。レヴァンドフスキやデ・ヨング、クンデを下げてブスケッツ、ピケにベジェリンらを投入。
試合の大勢は決したものの、熾烈を極めるポジション争いでアピールしたい選手たちが後半最初のゴールを狙っていく。いずれもデンベレのお膳立てからハフィーニャ、フェラン・トーレスに決定機が訪れるが、決め切ることができない。
それでも、ビジャレアルの反撃をきっちり無失点で凌ぎ切り3-0の快勝。クラシコ惨敗からのリバウンドメンタリティが試された難敵との一戦でスコア、内容共に充実した結果を手にしたバルセロナが、素晴らしい再スタートを飾った。
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バルセロナは前節、レアル・マドリーとの今季最初のエル・クラシコで1-3の完敗。今季リーグ初の複数失点で連続無失点試合が「6」でストップすると共に、今季リーグ初黒星で2位転落となった。スコア以上の惨敗によってチャビ監督の手腕が疑問視される中、勝利必須のホームゲームでは7位のビジャレアルと対戦した。リーグ屈指の堅守を誇る難敵との一戦では、クラシコから先発5人を変更。ブスケッツ、エリック・ガルシア、バルデの守備陣をマルコス・アロンソ、ジョルディ・アルバ、ガビに入れ替え、両ウイングはクラシコで得点に絡んだアンス・ファティ、フェラン・トーレスのコンビとなった。以降はジャクソン、ダンジュマの2トップの機動力を生かしてロングカウンターを狙うビジャレアル、ボールを握って中央でのコンビネーション、ファティの深みを作る動きで揺さぶるバルセロナという構図の下で一進一退の攻防が続く。
バルセロナは良いリズムで試合を進めながらも相手の堅守を崩し切れない状況が続いたが、頼れるエースストライカーがチームを一歩前に進ませる。
31分、相手陣内左のハーフスペースでボールを持ったペドリから左サイドのスペースを狙うアルバに絶妙なスルーパスが通る。オフサイドラインをギリギリでかいくぐったアルバがすかさず正確なマイナスのグラウンダークロスを入れると、ボックス中央で足元に収めたレヴァンドフスキが鮮やかな反転でDFとGKのタイミングを外して右足のシュートを流し込み、リーグ3試合ぶりとなる今季10点目を記録した。
さらに、畳みかけるホームチームは35分、ペドリの身体を張った中盤での潰しからボールを引き取ったガビが中央突破を仕掛けてボックス手前左で浮いたレヴァンドフスキに繋ぐ。ここでポーランド代表FWは短い内側への持ち出しから右足の完璧なコントロールシュートをゴール右隅へ突き刺し、今季4度目のドブレーテを達成。
これで完全に流れを掴んだチャビのチームは、38分にもデ・ヨングが中央での果敢な持ち出しで相手中盤のラインを越えて前線のレヴァンドフスキに当てる。この落としを受けたガビがボックス右に走り込むフェラン・トーレスに繋ぐと、巧みな内への仕掛けから折り返したボールをゴール前のファティがシュート。これは右ポストを叩くも、撥ね返りを冷静に足裏を使ったシュートで流し込んだ。
見事な3つのゴールに加え、70%以上のボール支配率、相手のシュートを2本に抑え込む圧倒ぶりを見せたバルセロナは、後半も冷静にゲームをコントロール。後半も左サイドのアルバ、ファティのコンビを起点に幾度も良い形を作り出す。
一方、厳しい状況が続くビジャレアルはホセ・モラレスを後半頭に、57分にはトリゲロス、アルベルト・モレノの同時投入で何とか状況を好転させようと腐心。だが、攻めようにもなかなか良い形でボールを奪うことができず、GKテア・シュテーゲンを脅かすような場面を作れない。
ゴールこそないものの、ストレスなく試合を進めるホームチームは、70分を過ぎて積極的に交代カードを切り、過密日程の中でのプレータイムコントロールを意識。レヴァンドフスキやデ・ヨング、クンデを下げてブスケッツ、ピケにベジェリンらを投入。
試合の大勢は決したものの、熾烈を極めるポジション争いでアピールしたい選手たちが後半最初のゴールを狙っていく。いずれもデンベレのお膳立てからハフィーニャ、フェラン・トーレスに決定機が訪れるが、決め切ることができない。
それでも、ビジャレアルの反撃をきっちり無失点で凌ぎ切り3-0の快勝。クラシコ惨敗からのリバウンドメンタリティが試された難敵との一戦でスコア、内容共に充実した結果を手にしたバルセロナが、素晴らしい再スタートを飾った。
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