セクシーコスチュームが有名な『フーターズ』がジュニアチームのスポンサー契約も現地で波紋…FAの規則違反に

イギリスでスポンサー契約を巡りちょっとした騒動が起きている。それはノッティンガムにあるジュニアサッカーチームの「バートン・ジョイスFC」のスポンサーに、同地域に店舗を構えるレストラン『Hooters(フーターズ)』がつくことが発表。このチームは10歳未満の子供たちがプレーするチームだが、この契約が問題視されている。

『Hooters』は、1983年に創業されたアメリカのレストランチェーン。店舗で働く「フーターズガール」と呼ばれるウェイトレスは、白いタンクトップにオレンジのホットパンツのコスチュームを着用。露出の多いウェイトレスが有名だ。
また「フーターズガール」のミスコンテストも行われ、その後モデルや女優になっている人も。「女性の性的魅力」をセールスポイントとしている。

そのレストランが子供のチームのスポンサーになったことが大きな話題に。SNS上では多くの怒りの声が寄せられている。「適切だと誰が思うだろうか」、「一体誰がそれを許可したの?」という批判の声が。教育上相応しくないと考える人が多いようだ。

一方で、問題視する理由がわからないとも。「何が問題なの?」、「批判する人は自分のポケットに手を入れてみれば良い」と、スポンサードしてくれることに問題はないという意見もある。

しかし、イギリスサッカー協会(FA)の規定により、契約は破棄されることになるとイギリス『BBC』は報じている。

FAの規定では、18歳未満の選手がいるチームに対して「キットや用具に関して、若者の福利、健康、または一般的な利益に有害であると協会が見なす製品、サービス、またはその他の活動、または選手や審判員の年齢を考慮して不適切とみなされるもの」.を掲載することは禁止されている。

その例としては「年齢制限のある製品、サービス、およびアルコールやギャンブルなどの関連活動」とされており、ここに抵触するというのだ。

しかし、草の根と呼ばれる地域のジュニアサッカークラブの運営は非常に厳しいものとなっており、本来であれば大きな援助となるわけだが、今回はうまくいかず。新たなスポンサーが見つかることを願うばかりだ。