前半圧倒で後半耐えたブライトンが新生ユナイテッド撃破! 三笘薫のデビューはお預け《プレミアリーグ》
2022.08.08 00:05 Mon
2022-23シーズンのプレミアリーグ開幕節、マンチェスター・ユナイテッドvsブライトンが7日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのブライトンが1-2で勝利した。
昨シーズン、スールシャール、ラングニックという2人の指揮官の下、屈辱的なリーグ6位フィニッシュとなったユナイテッド。前アヤックス指揮官のテン・ハグを新監督に据え、捲土重来を期す新シーズンに向けてはプレシーズンに好成績を収めたこともあり、良い形で開幕を迎えた。
オランダ人指揮官はその初陣に向け、負傷のマルシャルを除きプレシーズンで主力として起用したメンバーをスタメンで起用。リサンドロ・マルティネス、エリクセンの新戦力2人がデビューを飾た一方、渦中のクリスティアーノ・ロナウドは調整の遅れもあってベンチスタートに。
一方、智将ポッターの下で昨シーズンを9位で終えたブライトンは、ククレジャやビスマといった主力を引き抜かれるも、三笘とウンダブのレンタルバック組、コルウィルといった新戦力が加入。難敵相手のアウェイでの開幕戦で三笘はベンチスタートとなった。
以降はプレシーズンから取り組んでいた後方からのビルドアップを意識し、ボール保持率を高めるホームチームだが、前線から強い制限をかけるブライトンの守備に苦戦。中盤で嵌められる場面が目立ち、システムのミスマッチを効果的に使う相手のカウンターに晒される。
一方、大勝した昨季対戦の良いイメージもあってか、格上相手に堂々と戦うブライトンは、サイドバックの背後のスペースをマーチ、トロサールの両ウイングバックが突き、前線で巧みな動き出しを見せるウェルベックがうまく起点を作り、再三フィニッシュのシーンを創出。
すると、序盤から自分たちの流れで試合を運んでいたブライトンが先にゴールをこじ開ける。30分、左サイドに張ってボールを引き出したトロサールが中央からニアへ斜めの動き出しを見せたウェルベックへスルーパスを供給。そして、ウェルベックがグラウンダーの折り返しを入れると、中央のララナは届かずも、ファーにフリーで走り込んだグロスが難なく流し込んだ。
さらに、畳みかけるアウェイチームは39分、自陣左サイド深くからの繋ぎでカイセドが粘って局面を打開。前線のグロスに縦パスが入ると、そこからララナ、マーチと右サイドへスムーズにボールを展開。ボックス右でマーチが放ったシュートはGKデ・ヘアにはじかれるが、ゴール左でこぼれ球に反応したグロスが冷静に流し込み、自身2点目とした。
2点ビハインドに加え、シュート数でも2倍以上の差を付けられる体たらくにホームサポーターから早くもブーイングを浴びる形となったユナイテッド。ハーフタイム明けにはロナウドらの投入も予想されたが、テン・ハグ監督は前半と同じメンバーで臨んだ。
立ち上がりの49分にはエリクセンの正確なクロスから最初の決定機を創出するが、ファーで飛び込んだラッシュフォードはわずかに届かない。それでも、立ち位置、イメージの修正によってサイドを起点に効果的な攻めが増え始めると、スタジアムの空気もよりポジティブなモノに変化する。
そして、ここが勝負所と見たか、ホームチームの指揮官は53分にフレッジを下げて切り札のロナウドを投入。この交代でロナウドが最前線に入り、エリクセンがアンカーのポジションに入る[4-3-3]に変更した。
この交代によって攻勢を強めるユナイテッドは、幾度か相手のカウンターからピンチを迎えるものの、完全に相手を押し込むことに成功。エリクセン、ロナウドのチャンスメークからラッシュフォードに続けて決定機も訪れる。
すると、68分にはエリクセンの際どいミドルシュートの流れで得た左CKの場面でGKやDFと競ったダロトがゴール前で混戦を作り、マク・アリスターのオウンゴールを誘発。良い時間帯に反撃の狼煙を挙げる1点を奪い切った。
ここから試合は完全にホームチームのペースで進む。防戦一方のブライトンはトロサール、ララナを下げてランプティ、エムウェプと運動量と球際で戦える選手を投入するが、なかなか戦況を好転させられない。
対して多彩な仕掛けで2点目に迫るユナイテッドは、ボックス付近で幾度も決定的な場面を作り出すが、最後のところで身体を張る相手の守備を崩し切れない。その後、ファン・デ・ベークやエランガ、マラシア、ガルナチョとフレッシュな選手の投入で最低限の勝ち点1奪取を狙うが、最後まで2点目を奪うことはできず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、前半のリードを守り切ったブライトンが強豪撃破で白星スタートを飾った。一方、後半はだいぶ盛り返したものの、前半の不出来が響いた新生ユナイテッドはホームでの開幕戦を落とす厳しい船出に。
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なお、ブライトンのMF三笘薫はベンチ入りも出場機会はなかった。オランダ人指揮官はその初陣に向け、負傷のマルシャルを除きプレシーズンで主力として起用したメンバーをスタメンで起用。リサンドロ・マルティネス、エリクセンの新戦力2人がデビューを飾た一方、渦中のクリスティアーノ・ロナウドは調整の遅れもあってベンチスタートに。
一方、智将ポッターの下で昨シーズンを9位で終えたブライトンは、ククレジャやビスマといった主力を引き抜かれるも、三笘とウンダブのレンタルバック組、コルウィルといった新戦力が加入。難敵相手のアウェイでの開幕戦で三笘はベンチスタートとなった。
前線の並びに注目が集まったユナイテッドは、エリクセンを最前線に置き2列目に右からサンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードという形でスタート。開始7分にはマクトミネイの果敢な攻め上がりを起点に、ボックス中央でフリーのB・フェルナンデスにシュートチャンスが訪れるが、シュートをふかしてしまう。
以降はプレシーズンから取り組んでいた後方からのビルドアップを意識し、ボール保持率を高めるホームチームだが、前線から強い制限をかけるブライトンの守備に苦戦。中盤で嵌められる場面が目立ち、システムのミスマッチを効果的に使う相手のカウンターに晒される。
一方、大勝した昨季対戦の良いイメージもあってか、格上相手に堂々と戦うブライトンは、サイドバックの背後のスペースをマーチ、トロサールの両ウイングバックが突き、前線で巧みな動き出しを見せるウェルベックがうまく起点を作り、再三フィニッシュのシーンを創出。
すると、序盤から自分たちの流れで試合を運んでいたブライトンが先にゴールをこじ開ける。30分、左サイドに張ってボールを引き出したトロサールが中央からニアへ斜めの動き出しを見せたウェルベックへスルーパスを供給。そして、ウェルベックがグラウンダーの折り返しを入れると、中央のララナは届かずも、ファーにフリーで走り込んだグロスが難なく流し込んだ。
さらに、畳みかけるアウェイチームは39分、自陣左サイド深くからの繋ぎでカイセドが粘って局面を打開。前線のグロスに縦パスが入ると、そこからララナ、マーチと右サイドへスムーズにボールを展開。ボックス右でマーチが放ったシュートはGKデ・ヘアにはじかれるが、ゴール左でこぼれ球に反応したグロスが冷静に流し込み、自身2点目とした。
2点ビハインドに加え、シュート数でも2倍以上の差を付けられる体たらくにホームサポーターから早くもブーイングを浴びる形となったユナイテッド。ハーフタイム明けにはロナウドらの投入も予想されたが、テン・ハグ監督は前半と同じメンバーで臨んだ。
立ち上がりの49分にはエリクセンの正確なクロスから最初の決定機を創出するが、ファーで飛び込んだラッシュフォードはわずかに届かない。それでも、立ち位置、イメージの修正によってサイドを起点に効果的な攻めが増え始めると、スタジアムの空気もよりポジティブなモノに変化する。
そして、ここが勝負所と見たか、ホームチームの指揮官は53分にフレッジを下げて切り札のロナウドを投入。この交代でロナウドが最前線に入り、エリクセンがアンカーのポジションに入る[4-3-3]に変更した。
この交代によって攻勢を強めるユナイテッドは、幾度か相手のカウンターからピンチを迎えるものの、完全に相手を押し込むことに成功。エリクセン、ロナウドのチャンスメークからラッシュフォードに続けて決定機も訪れる。
すると、68分にはエリクセンの際どいミドルシュートの流れで得た左CKの場面でGKやDFと競ったダロトがゴール前で混戦を作り、マク・アリスターのオウンゴールを誘発。良い時間帯に反撃の狼煙を挙げる1点を奪い切った。
ここから試合は完全にホームチームのペースで進む。防戦一方のブライトンはトロサール、ララナを下げてランプティ、エムウェプと運動量と球際で戦える選手を投入するが、なかなか戦況を好転させられない。
対して多彩な仕掛けで2点目に迫るユナイテッドは、ボックス付近で幾度も決定的な場面を作り出すが、最後のところで身体を張る相手の守備を崩し切れない。その後、ファン・デ・ベークやエランガ、マラシア、ガルナチョとフレッシュな選手の投入で最低限の勝ち点1奪取を狙うが、最後まで2点目を奪うことはできず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、前半のリードを守り切ったブライトンが強豪撃破で白星スタートを飾った。一方、後半はだいぶ盛り返したものの、前半の不出来が響いた新生ユナイテッドはホームでの開幕戦を落とす厳しい船出に。
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