ドイツサッカー連盟、トランスジェンダー選手らが男女チームを選択できる新規定を発表
2022.06.24 14:03 Fri
ドイツサッカー連盟(DFB)は23日、トランスジェンダーとノンバイナリー(中立の性別)のフットボール選手が、個人識別データに縛られることなく、男子チームと女子チームのどちらでプレーするかを自ら決定できるようになったことを発表した。『ロイター通信』が伝えている。
この裁定は、DFBのアマチュア向け試合規定、ジュニア規定、フットサル規定に盛り込まれているという。
DFBは今回の新規定の発表に際して、以下のような声明を伝えている。
「この裁定の核心は、個人の性別のステータスが“多様”あるいは“言及無し”であるプレーヤーや、性別を変更したプレーヤーが、男子チームまたは女子チームのプレー資格を発行されるかどうかを自分で判断できる、ということです」
「これはトランスジェンダーのフットボーラーにとっても同じことで、自分が決めた瞬間に(チームを)変えることも、これまで所属していたチームにとどまることもできるようになりました」
しかし、2018年からは、「女性」「男性」とは別に、ドイツ国内の個人識別書類の性別欄で「多様」「言及なし」にチェックを入れるという選択肢ができたという。
これを受け、DFBは「“多様”として市民登録することが2018年から可能になったため、そのようなステータスを持つ人が増えています。これは、明確なルールの必要性をより重要にしたフットボールをプレーする人々にも影響します」と、今回の新規定を取り入れた意図について説明している。
なお、DFBは700万人以上の登録会員と2万4000以上のフットボールクラブを擁している。
フットボール界とトランスジェンダーに関しては、先日に国際サッカー連盟(FIFA)とワールドアスレティックス(WA)は20日、水泳競技が女子競技へのトランスジェンダーの参加を制限する新しい規則を通過した後、トランスジェンダーの適格性ポリシーを見直していることを明かした。
国際水泳連盟(FINA)は、新しい方針の一環として、トランスジェンダー選手のエリート女子競技への参加を制限し、いくつかの競技においてトランスジェンダーのための『オープン』カテゴリーを確立するためのワーキンググループを創設することを決議。
新しい方針では、男性から女性へのトランスジェンダーの水泳選手(トランスジェンダー女性)は、「(思春期の)タナー段階2を超えるか、12歳以前のいずれか遅いほうの男性の思春期のどの部分も経験していないことをFINAが的確に判断できるように立証できる」場合にのみ女性の大会に参加する資格があると定義した。
ただ、スポーツ界には、トランスジェンダーやノンバイナリーのアスリートが参加するための普遍的なルールはなく。たとえエリートレベルであっても、国際オリンピック委員会(IOC)は各スポーツ連盟にそのルールを委ねている。
この裁定は、DFBのアマチュア向け試合規定、ジュニア規定、フットサル規定に盛り込まれているという。
DFBは今回の新規定の発表に際して、以下のような声明を伝えている。
「これはトランスジェンダーのフットボーラーにとっても同じことで、自分が決めた瞬間に(チームを)変えることも、これまで所属していたチームにとどまることもできるようになりました」
DFBによると、これまでジュニアレベル以上のフットボール選手の出場資格や、男子チームと女子チームのどちらでプレーするかを決めるのは、個人識別書類に記されている性別だったという。
しかし、2018年からは、「女性」「男性」とは別に、ドイツ国内の個人識別書類の性別欄で「多様」「言及なし」にチェックを入れるという選択肢ができたという。
これを受け、DFBは「“多様”として市民登録することが2018年から可能になったため、そのようなステータスを持つ人が増えています。これは、明確なルールの必要性をより重要にしたフットボールをプレーする人々にも影響します」と、今回の新規定を取り入れた意図について説明している。
なお、DFBは700万人以上の登録会員と2万4000以上のフットボールクラブを擁している。
フットボール界とトランスジェンダーに関しては、先日に国際サッカー連盟(FIFA)とワールドアスレティックス(WA)は20日、水泳競技が女子競技へのトランスジェンダーの参加を制限する新しい規則を通過した後、トランスジェンダーの適格性ポリシーを見直していることを明かした。
国際水泳連盟(FINA)は、新しい方針の一環として、トランスジェンダー選手のエリート女子競技への参加を制限し、いくつかの競技においてトランスジェンダーのための『オープン』カテゴリーを確立するためのワーキンググループを創設することを決議。
新しい方針では、男性から女性へのトランスジェンダーの水泳選手(トランスジェンダー女性)は、「(思春期の)タナー段階2を超えるか、12歳以前のいずれか遅いほうの男性の思春期のどの部分も経験していないことをFINAが的確に判断できるように立証できる」場合にのみ女性の大会に参加する資格があると定義した。
ただ、スポーツ界には、トランスジェンダーやノンバイナリーのアスリートが参加するための普遍的なルールはなく。たとえエリートレベルであっても、国際オリンピック委員会(IOC)は各スポーツ連盟にそのルールを委ねている。
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