横浜FM、角田の退場に見舞われながらもシドニーFCに快勝! 暫定首位に《ACL2022》

横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022・グループH第4節でシドニーFC(オーストラリア)と対戦し、3-0で勝利した。

ここまで2勝1敗で2位につける横浜FM。第3節のシドニーFC戦は角田がプロ初ゴールを記録し、1-0で勝利を収めた。今節はその一戦のスタメンからフィールドプレイヤー10人を変更し、連勝を目指す。

試合は開始5分であっという間に横浜FMが先制する。左CKの流れで水沼が同サイドから右足でクロスを上げると、ボックス右の實藤が頭で合わせてネットを揺らした。
さらに11分には、右サイド深い位置から松原の鋭いパスがゴール前に入ると、右足のトラップと同時に反転し、上手くDFのマークを外した西村がゴールに流し込み、追加点を挙げた。

その後も相手の攻撃を最小限に抑えつつ、主導権を握って試合を進める横浜FM。30分に一度ゴール前まで攻め込まれるも、レトレのシュートはDFが上手くブロックし、難を逃れた。2-0で試合を折り返した横浜FMは、ケガの可能性のある實藤を下げて小池裕太を投入。その立ち上がりにナルシンに攻め込まれるも、ここは角田がしっかり対応。

横浜FMも52分に右サイドの水沼のクロスを西村が頭で合わせてチャンスを演出。55分には、ボックス左に侵入したアンデルソン・ロペスのラストパスでゴール前の西村がビッグチャンスを迎えるが、ここはミスが出てしまい、シュートを枠に収めることができなかった。

するとその後、横浜FMは立て続けにピンチに見舞われる。56分にバーバルーゼスにボックス右への侵入を許し、GKと一対一に。だが、バーバルーゼスはシュートではなくパスを選択したため、戻っていたDFが対応し、事なきを得た。続く57分にも速攻からチャンスを作られるが、ゴールは許さなかった。

そんな中、64分に最終ラインでボールを持っていた角田が寄せられると、競り合いの中で相手が倒れてファウルの判定に。さらには決定機阻止だったとして、角田にはレッドカードが提示された。

不可解な判定に見舞われた横浜FMは、直後にエウベルを下げて畠中を投入し守備を固める。それでもポゼッションは依然として有利を保っており、85分には松原のシュートがポストに当たるなど追加点の雰囲気も窺わせる。

すると87分、途中出場の藤田のスルーパスから岩田が右サイドの深い位置を取りゴール前に折り返すと、待ち構えていたアンデルソン・ロペスがプッシュしゴールイン。一人少ないながらも、横浜FMが決定的な3点目を奪い、試合を決定づけた。

これで前節から2連勝としたトリコロールは、暫定ながら首位に浮上している。

横浜F・マリノス 3-0 シドニーFC
【横浜FM】
實藤友紀(前6)
西村拓真(前11)
アンデルソン・ロペス(後42)