久保建英が新体制初先発のマジョルカ、アラベスとの残留争い直接対決を制す! 2戦ぶり白星で降格圏脱出《ラ・リーガ》
2022.04.20 04:04 Wed
ラ・リーガ第33節、マジョルカvsアラベスが19日にエスタディ・デ・ソン・モイシュで行われ、ホームのマジョルカが2-1で勝利した。なお、マジョルカのMF久保建英は先発出場し82分までプレーした。
18位のマジョルカ(勝ち点29)と、19位のアラベス(勝ち点25)による残留争い直接対決。
マジョルカは前節、アトレティコ・マドリー撃破の勢いに乗ってエルチェ相手に新体制初の連勝を狙ったが、敵地で0-3の完敗。降格圏に逆戻りとなった。その完敗からのバウンスバックを図るミッドウィーク開催の一戦ではアギーレ新体制で4試合連続途中出場が続いていた久保が、この試合では[4-4-2]の右サイドハーフで新体制初スタメンを飾った。
互いに早い時間帯の失点を嫌ってロングボールを積極的に使う立ち上がりとなったが、セットプレーから試合が動く。開始5分、アラベスの右CKの場面で競り勝ったルジューヌが足元にこぼれたボールをゴールネットに流し込むが、オンフィールドレビューの結果、微妙な判定ながらもボールコントロールの際のハンドが取られてノーゴールの判定に。
すると、VARに救われて失点を免れたマジョルカが直後にセットプレーから逆にゴールをこじ開ける。11分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのセビージャが右足インスウィングで入れたボールが味方と相手の頭に当たってファーに流れると、これをマフェオがゴールライン際でマイナスに折り返す。この速いクロスをゴール前のアブドンが左足アウトでうまく叩くと、ゴール左隅へ突き刺さった。
先制点以降、決定機はおろかシュートシーンも作れずにいたマジョルカだったが、前半終了間際のアディショナルタイム4分に再びセットプレーの流れからゴールをこじ開ける。相手陣内左サイドで得たスローインの場面でオリバンがロングスローを入れる。相手のクリアをダニ・ロドリゲスが頭で落とすと、ニアで足元に収めたムリキがDF2枚を相手に見事なターンでゴール方向に短く運んで左足のシュートを逆のサイドネットに流し込んだ。
2トップ揃い踏みの活躍によって2点リードで試合を折り返したマジョルカは、精神的な余裕か後半の入りは積極的に3点目を狙う。51分には直前に良い形でボックス内への仕掛けを見せた久保が右足でミドルシュートを狙うが、これは精度を欠いて枠の左に外れた。
以降は攻め合う形となるが、互いに攻撃の精度を欠き試合は膠着状態に。ゴールがほしいアラベスが攻撃的なカードを切っていくと、マジョルカはバッタリアやイ・ガンイン、ジョバンニ・ゴンサレスと同ポジションにフレッシュな選手をピッチに送り込んだ。
すると、73分にはアラベスがクロスのこぼれ球を拾ったママドゥ・ルムのボックス内への侵入から右サイドに流れていたホセルがクロスを供給。これがDFライージョのオウンゴールを誘い、アウェイチームが点差を1点に縮めた。
その後、アラベスに勢いが出始めた中、アギーレ監督は82分にセビージャと久保を下げてアントニオ・サンチェス、フェル・ニーニョを同時投入。ここから逃げ切り態勢に入る。
試合終盤にかけては再びロングボールが飛び交う下位対決らしい肉弾戦の様相を呈したが、チーム一丸となった守備で何とかリードを守り切ったマジョルカが2-1の勝利。残留争い直接対決で大きな勝ち点3を手にし、暫定ながら残留圏内の16位に浮上した。
18位のマジョルカ(勝ち点29)と、19位のアラベス(勝ち点25)による残留争い直接対決。
マジョルカは前節、アトレティコ・マドリー撃破の勢いに乗ってエルチェ相手に新体制初の連勝を狙ったが、敵地で0-3の完敗。降格圏に逆戻りとなった。その完敗からのバウンスバックを図るミッドウィーク開催の一戦ではアギーレ新体制で4試合連続途中出場が続いていた久保が、この試合では[4-4-2]の右サイドハーフで新体制初スタメンを飾った。
すると、VARに救われて失点を免れたマジョルカが直後にセットプレーから逆にゴールをこじ開ける。11分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのセビージャが右足インスウィングで入れたボールが味方と相手の頭に当たってファーに流れると、これをマフェオがゴールライン際でマイナスに折り返す。この速いクロスをゴール前のアブドンが左足アウトでうまく叩くと、ゴール左隅へ突き刺さった。
まるでピンボールのような流れからのアブドンのゴールで先制に成功したマジョルカは、ここから相手の反撃を受け止めながらロングボールを主体にカウンターから追加点を目指す。しかし、サイドをシンプルに突いて再三のクロスを上げるアラベスの攻撃に苦戦を強いられ、守る時間帯が続く。また、ボールを奪ってもボールを落ち着かせて攻めに出る場面は少なく久保やセビージャといった中盤の選手にとってはフラストレーションが溜まる場面が目立った。
先制点以降、決定機はおろかシュートシーンも作れずにいたマジョルカだったが、前半終了間際のアディショナルタイム4分に再びセットプレーの流れからゴールをこじ開ける。相手陣内左サイドで得たスローインの場面でオリバンがロングスローを入れる。相手のクリアをダニ・ロドリゲスが頭で落とすと、ニアで足元に収めたムリキがDF2枚を相手に見事なターンでゴール方向に短く運んで左足のシュートを逆のサイドネットに流し込んだ。
2トップ揃い踏みの活躍によって2点リードで試合を折り返したマジョルカは、精神的な余裕か後半の入りは積極的に3点目を狙う。51分には直前に良い形でボックス内への仕掛けを見せた久保が右足でミドルシュートを狙うが、これは精度を欠いて枠の左に外れた。
以降は攻め合う形となるが、互いに攻撃の精度を欠き試合は膠着状態に。ゴールがほしいアラベスが攻撃的なカードを切っていくと、マジョルカはバッタリアやイ・ガンイン、ジョバンニ・ゴンサレスと同ポジションにフレッシュな選手をピッチに送り込んだ。
すると、73分にはアラベスがクロスのこぼれ球を拾ったママドゥ・ルムのボックス内への侵入から右サイドに流れていたホセルがクロスを供給。これがDFライージョのオウンゴールを誘い、アウェイチームが点差を1点に縮めた。
その後、アラベスに勢いが出始めた中、アギーレ監督は82分にセビージャと久保を下げてアントニオ・サンチェス、フェル・ニーニョを同時投入。ここから逃げ切り態勢に入る。
試合終盤にかけては再びロングボールが飛び交う下位対決らしい肉弾戦の様相を呈したが、チーム一丸となった守備で何とかリードを守り切ったマジョルカが2-1の勝利。残留争い直接対決で大きな勝ち点3を手にし、暫定ながら残留圏内の16位に浮上した。
マジョルカの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
マジョルカの人気記事ランキング
1
「コミュニケーション能力高い」パンツ姿の久保建英が体を張って“キレッキレダンス”まで披露!「貴重映像すぎる」
マジョルカが25日、クラブの公式YouTubeチャンネルを更新。1部残留を決めたラ・リーガ最終節の試合直後の様子を公開した。 日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは22日、ラ・リーガ最終節でオサスナと対戦。降格の可能性もあった中0-2で勝利し、リーグ16位と文句なしの残留を決めた。 試合では出番のなかった久保も残留を大いに喜び、アウェイまで駆けつけたファンにショーツをプレゼント。パンツ姿でGKに挑戦しファンを沸かせるシーンは日本でも注目を集めた。 だが、久保が見せてくれたのはセーブだけではなかったようだ。マジョルカが公開した動画では、GKになり切る久保がパントキックまで披露。さらに、スペイン語でファンに呼びかけ、身に着けていたレオ・ロマンのキーパーグローブをプレゼントした。 久保のサービスはそれだけにとどまらず、最後はスタッフに向けてリズミカルなダンスとステップを披露し、楽しませていた。 20歳の久保がはしゃぐ映像にはファンも「こんなにノリノリやったんか」、「ノリノリでじわ」、「貴重映像すぎる」、「コミュニケーション能力高いから楽しんでるんだろうな〜」、「リズム感いいから普通に踊ってるとことか見てみたい」など反響が寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】パンツ姿の久保建英が披露したGKものまねとキレッキレダンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ehrMpEX1NQQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.05.26 12:05 Thu2
ラ・リーガが来季のCL出場5枠を確保! 浅野&久保にもわずかながらチャンス
スペインのラ・リーガが来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で出場5枠を確保することになった。 UEFAコンペティションの新フォーマット移行によって2024-25シーズンから36チームに出場枠が拡大されたCL。これに伴い導入された欧州パフォーマンススポット(EPS)によって、トップ2カ国にはCLで出場5枠が与えられるなか、首位をキープするイングランドは先日に2位以内を確定させていた。 そんななか、今週のミッドウィークにCLとヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝が終了。3位イタリアのラツィオがELベスト8で敗退し、2位スペインのアスレティック・ビルバオがELベスト4進出を決めたことで、スペインの2位以内が確定。イングランドに続いてCL出場5枠を確保することになった。 なお、今シーズンここまでのラ・リーガでは首位バルセロナ(勝ち点70)、2位レアル・マドリー(勝ち点66)、3位アトレティコ・マドリー(勝ち点63)、4位アスレティック(勝ち点57)がほぼ4位以内を確定させている。 5位争いでは1試合未消化のビジャレアル(勝ち点51)、6位レアル・ベティス(勝ち点48)の争いになりそうだが、浅野拓磨所属の8位マジョルカ(勝ち点43)、久保建英所属の9位レアル・ソシエダ(勝ち点41)にもわずかながらチャンスが残っている。 2025.04.18 08:00 Fri3
残留争い中の久保マジョルカ、ギリシャ代表SBをレンタルで確保
マジョルカは29日、オリンピアコスのギリシャ代表DFレオナルド・コウトリス(24)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 コウトリスは、ギリシャのエルゴテリスPASヤニナでプレーし、2017年7月からオリンピアコスへ完全移籍。オリンピアコスでは、主に左サイドバックとして65試合に出場し1ゴール12アシストを記録。今シーズンはギリシャ・スーパーリーグで6試合に出場し3アシストを記録していた。 マジョルカは今シーズンのラ・リーガで残留ラインぎりぎりの17位に位置。サイドバックだけでなく、サイドハーフでもプレーできるコウトリスがチームの浮上に寄与できるかが残留争いで重要となるだろう。 マジョルカ加入が決まったコウトリスは「マジョルカにいることをとても嬉しく思う。目標を達成することを楽しみにしている」とコメントしている。 2020.01.30 11:01 Thu4
久保建英同僚の長身FWがバルセロナの緊急補強リスト入り? 今季はバルサ戦で2発
バルセロナの補強リストにマジョルカの元U-21クロアチア代表FWアンテ・ブディミル(28)の名も追加されたようだ。スペイン『アス』が報じている。 フランス代表MFウスマーヌ・デンベレの長期離脱が決定したバルセロナは、ラ・リーガの救済措置を利用して移籍期間外の代替選手獲得を画策している。 獲得できる選手はスペイン国内のクラブ、もしくはフリーの選手に限られる中、これまでキケ・セティエン監督の教え子であるブラジル人FWウィリアン・ジョゼ(28)やヘタフェのスペイン人FWアンヘル・ロドリゲス(32)といった名が候補に挙がっていた。 そんな中、補強リストに新たな名前が追加されたとのこと。それが、ブディミルだ。 190cmの長身を誇るブディミルは今のバルセロナにはないオプションにもなり、移籍金も1500万ユーロ(約18億円)と比較的手が届きやすい金額になっている。 ブディミルは、クロアチアクラブの他、ザンクト・パウリやクロトーネ、サンプドリアでもプレー。2019年1月にクトローネからローンでマジョルカに加入したブディミルは、その活躍が認められ2019年7月に完全移籍に移行していた。 今シーズンもラ・リーガで22試合に出場し8ゴール2アシストと結果を残しており、第16節のバルセロナ戦では2ゴールを記録しており、印象深いはずだ。 早急にデンベレの代役を確保したいバルセロナ。一体誰がやってくるのだろうか。 2020.02.14 11:00 Fri5
