5選手で8発のゴールラッシュ! 川崎Fが広州に圧勝で1勝1分けに《ACL2022》

川崎フロンターレが18日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022グループI第2節の広州FC(中国)戦に臨み、8-0で勝利した。今グループの中心と目される蔚山現代FCとの第1節を劇的に引き分け、今節を迎えた川崎F。国内でのゼロコロナ政策により、若手中心のメンバーで今大会に挑む相手との一戦になるなか、中2日で試合が続く日程面も考慮し、GKチョン・ソンリョン以外のフィールドプレーヤー全員を変更した。プロデビューとなる大卒ルーキーの松井と加入後初先発の瀬古を左右のサイドバックで起用するなど、メンバーをガラリと変更した川崎Fだが、序盤からボールの主導権を握り、敵陣で試合を進めると、早々に相手の守備ブロックを攻め崩す。
7分に左CKのチャンスからキッカーの脇坂による右足クロスに知念が頭で合わせて先制。続く12分にも車屋の浮き球パスで左サイドの背後に抜けた宮城が左足で折り返すと、先制ゴールの知念が左足ボレーで叩き込み、追加点を手にした。

知念の連続ゴールで最高の立ち上がりをみせる川崎Fはその3分後にも右CKからキッカーの脇坂が右足クロスを上げると、小林がヘッド。前節に劇的ゴールの車屋が左ポスト前に落ちたボールを左足で押し込んでいき、早々に3点差とした。その後も川崎Fが一方的に攻め立てる展開が続くなか、21分に瀬古がPKのチャンスを獲得。キッカーの小林はゴール左に飛ばした右足シュートこそ止められてしまったものの、セカンドボールを左足で押し込んで、4点目を奪取した。

攻撃の手を緩めない川崎Fは39分にも小林と宮城が立て続けにボックス内からフィニッシュ。いずれもポストを叩くが、宮城が放ったシュートの跳ね返りを小林がこの試合2得点目となるゴールに繋げていき、さらに広州FCを突き放す。

その川崎Fはアピールの機会を求む昇格1年目の五十嵐と高卒2年目の田邉を送り込み、後半をスタート。それでも、攻撃の勢いは失わず、50分に車屋の浮き球パスでボックス左に抜けた宮城がネットを揺らして、チーム6得点目を記録した。

完全に勝利を決定づける川崎Fは58分に飛び級でプロ契約した高井の交代カードを切ると、69分にはボックス中央から右足でネットを揺らしたチャナティップが移籍後初ゴール。その2分後には左CKから車屋もこの試合2得点目で続く。

結局、最後まで相手に攻撃を許さず、攻めに攻めた川崎Fが5選手で計8発のゴールラッシュで圧勝。2試合で1勝1分けとした。21日に行われる第3節では白星発進を切ったジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦する。

広州FC 0-8 川崎フロンターレ
【川崎F】
知念慶(前7、12)
車屋紳太郎(前15、後26)
小林悠(前21、39)
宮城天(後5)
チャナティップ(後24)