調子の出ないチームを見てちょっと基礎知的な部分を調べたくなったので!? の巻/倉井史也のJリーグ

2022.04.10 12:45 Sun
©超ワールドサッカー
Jリーグ再開したと思ったら、すごいペースで試合こなしてますよね。なんせワールドカップが冬にあるからその前に終わらせなきゃいけないし、6月はインターナショナル・マッチデーが4試合分あるし、7月にはE-1選手権があるし、そりゃ駆け足になりますよ。

しかも今年は新型コロナウイルスの影響を受けたクラブがたくさんあるから、まだペースをつかめないままシーズン進んで行ってるチームばっかりじゃないかと思うんですよ。そんなとき、はたしてどれくらい去年から落ちてるのか。それはそもそものチームの基礎値ってどうなのかってのは数字を見れば分かるんです。たぶん。

ってことでチーム平均の走行距離とスプリント回数、去年と比較してみました。もっとも、暑くなってくると走行距離もスプリント回数も減ったりするので、現在の数値が去年の平均と比べるといいほうだったとしても、絶対値じゃ比較は難しかったりするんですよ。つまり指標としてみるべきは相対値、すなわち順位ってことになります。
じゃあ、去年の1試合当たりチーム平均走行距離は

1:鳥栖
2:横浜FM
3:大分
4:清水
5:仙台
6:神戸
7:鹿島
8:横浜FC
9:広島
10:湘南
11:C大阪
12:徳島
13:名古屋
14:浦和
15:G大阪
16:札幌
17:柏
18:川崎
19:FC東京
20:福岡
そして現在は(第7節終了時)

1:鳥栖(-)
2:横浜FM(-)
3:名古屋(-10)
4:鹿島(-3)
5:湘南(-5)
6:C大阪(-5)
7:柏(-10)
8:清水(+4)
9:広島(-)
10:神戸(+4)
11:G大阪(-4)
12:京都(比較データなし)
13:磐田(比較データなし)
14:FC東京(-5)
15:札幌(-1)
16:川崎(-2)
17:福岡(-3)
18:浦和(+4)

※プラスは去年よりも順位が下がっていること、マイナスは去年より順位が上がっていることを表す

でもって、2021年の1試合平均のスプリント回数は

1:横浜FM
2:鹿島
3:FC東京
4:湘南
5:鳥栖
6:川崎
7:札幌
7:柏
9:神戸
10:仙台
10:広島
10:福岡
10:大分
14:横浜FC
14:名古屋
16:C大阪
17:浦和
18:徳島
19:G大阪
20:清水

それじゃ2022年の現在は

1:鳥栖(-4)
2:広島(-8)
3:鹿島(+1)
4:柏(-3)
4:京都(比較データなし)
6:横浜FM(+5)
7:福岡(-3)
8:名古屋(-6)
8:C大阪(-8)
10:湘南(+6)
11:清水(-9)
12:FC東京(+9)
13:札幌(+6)
14:浦和(-3)
15:川崎(+9)
16:磐田(比較データなし)
17:神戸(+8)
18:G大阪(-1)

※プラスは去年よりも順位が下がっていること、マイナスは去年より順位が上がっていることを表す


今、各チームによって消化試合数が違うから、現在のリーグ順位を見て一喜一憂する必要はないと思うんだけど、走ったりダッシュしたりする距離や回数の順位って、戦術なんかの前の基礎値になってると思うんですよね。そして、なんかこうしてみると今苦しんでるチームと好調なチームが浮かび上がってる気がしませんか。特に川崎とか神戸とか。

ともあれ早くみんなのコンディションが上がりますように。それでこそ、本当に楽しいリーグになりますからね!!

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