ペドリのゴラッソにオーバ弾で逆転! バルセロナがベスト8進出で週末クラシコへ弾み《EL》
2022.03.18 04:47 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の2ndレグ、ガラタサライvsバルセロナが17日にアリ・サミ・イェンで行われ、アウェイのバルセロナが1-2で勝利。この結果、2戦合計1-2としたバルセロナの準々決勝進出が決定した。
この決定機をきっかけにここから一気に流れを掴むかに思われたが、以降はセンターバックにボールを持たせながら自陣でうまく守備の網をかけるガラタサライの老獪な守備に苦戦。相手陣内でのボールロストからケレム、ゴミスを起点とした相手のカウンターに晒されて度々際どいピンチを迎える。
そういった難しい流れの中で28分にはチカルダウの右足アウトスウィングのクロスボールを、ファーサイドでフリーにしたマルコンに豪快な低空のダイビングヘッドシュートで叩き込まれ、まさかの先制を許した。
その後、前半ラストプレーとなったオーバメヤンのヘディングシュートはクロスバーを叩くも、ペドリのゴラッソによって1-1のイーブンで試合を折り返したバルセロナ。ハーフタイム明けにはやや窮屈なプレーを強いられていたトラオレを下げて切り札のデンベレをピッチに送り出す。
すると、後半の早い時間帯に逆転ゴールが生まれる。49分、ブスケッツのボックス手前からのミドルシュートの流れから波状攻撃に持ち込み、ペドリのボックス内でのシュートはGKペーニャの圧巻のセーブに阻まれるが、ボックス右でこぼれに反応したF・デ・ヨングからの丁寧なヘディングでの折り返しを、ゴール前のオーバメヤンが今度は冷静に流し込んだ。
2試合を通じて初めてリードを手にしたバルセロナは、56分に左ももを痛めたデストの負傷を受けてアラウホを右サイドバックに投入。だが、デンベレ、ペドリを起点に良い形の仕掛けを見せるなど、冷静にゲームを進めていく。
前がかるホームチームをいなしながらも、なかなか3点目を奪い切れないアウェイチームは、ケレムを中心に幾度かガラタサライの鋭い攻めに晒される。これを受け、チャビ監督は週末のクラシコを睨みつつF・デ・ヨング、ピケ、オーバメヤンを下げてガビ、ラングレ、デパイの投入で逃げ切りを図る。
試合終盤にはジョルディ・アルバとスタンドのホームサポーターがやり合い一時試合が中断する一幕もあったが、このままリードを守り切った。
2試合ともに苦戦を強いられながらも難所攻略で目標のベスト8進出を果たしたバルセロナが、週末のクラシコへ弾みを付ける結果となった。
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先週にカンプ・ノウで行われた1stレグを0-0のドローで終えたバルセロナ。今週末にレアル・マドリーとのエル・クラシコを控える中、難所イスタンブールに乗り込んでのリターンレグでは、4-0の快勝を収めた直近のカディス戦から先発3人を変更。今大会登録外のダニエウ・アウベスに代えてデストを起用したほか、ガビとデンベレに代えてフレンキー・デ・ヨング、アダマ・トラオレを起用した。完全アウェイの空気の中でスタートした中、立ち上がりからボールを握って押し込むバルセロナ。開始10分にはブスケッツの絶妙なスルーパスに反応したF・デ・ヨングがボックス中央へ抜け出して左足のシュートを放つが、これは惜しくも枠の右へ外してしまう。そういった難しい流れの中で28分にはチカルダウの右足アウトスウィングのクロスボールを、ファーサイドでフリーにしたマルコンに豪快な低空のダイビングヘッドシュートで叩き込まれ、まさかの先制を許した。
これでより一層厳しい状況を強いられたが、19歳の天才MFがチームを救う。37分、相手を自陣深くに押し込んだ流れから中央でF・デ・ヨング、フェラン・トーレスと短く繋ぎボックス左のペドリの足元にボールが入る。ここで内に短く運んだペドリはマルコン、クトゥルと2人の守備者を絶妙なシュートフェイントで先に滑らせ、冷静にゴール左下隅へ右足のシュートを流し込んだ。
その後、前半ラストプレーとなったオーバメヤンのヘディングシュートはクロスバーを叩くも、ペドリのゴラッソによって1-1のイーブンで試合を折り返したバルセロナ。ハーフタイム明けにはやや窮屈なプレーを強いられていたトラオレを下げて切り札のデンベレをピッチに送り出す。
すると、後半の早い時間帯に逆転ゴールが生まれる。49分、ブスケッツのボックス手前からのミドルシュートの流れから波状攻撃に持ち込み、ペドリのボックス内でのシュートはGKペーニャの圧巻のセーブに阻まれるが、ボックス右でこぼれに反応したF・デ・ヨングからの丁寧なヘディングでの折り返しを、ゴール前のオーバメヤンが今度は冷静に流し込んだ。
2試合を通じて初めてリードを手にしたバルセロナは、56分に左ももを痛めたデストの負傷を受けてアラウホを右サイドバックに投入。だが、デンベレ、ペドリを起点に良い形の仕掛けを見せるなど、冷静にゲームを進めていく。
前がかるホームチームをいなしながらも、なかなか3点目を奪い切れないアウェイチームは、ケレムを中心に幾度かガラタサライの鋭い攻めに晒される。これを受け、チャビ監督は週末のクラシコを睨みつつF・デ・ヨング、ピケ、オーバメヤンを下げてガビ、ラングレ、デパイの投入で逃げ切りを図る。
試合終盤にはジョルディ・アルバとスタンドのホームサポーターがやり合い一時試合が中断する一幕もあったが、このままリードを守り切った。
2試合ともに苦戦を強いられながらも難所攻略で目標のベスト8進出を果たしたバルセロナが、週末のクラシコへ弾みを付ける結果となった。
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