「もう引退したんだよね?」ハットトリックのC・ロナウドに聞かれた翌日に引退撤回、NFLトム・ブレイディ「やり残したことがある」

2022.03.15 19:55 Tue
Getty Images
2021シーズン限りでの現役引退を発表していたNFLのトム・ブレイディが13日、引退を撤回し、現役を続行することを発表。その決定にマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが影響を与えたかもしれない。史上最高のクォーターバック(QB)の一人とも評されるブレイディは、2021年、44歳という年齢を感じさせない圧巻の活躍でタンパベイ・バッカニアーズを地区優勝に導くもスーパーボウルの舞台には届かず、その後2月に現役引退を発表していた。

そのブレイディは12日に行われたプレミアリーグ第29節のユナイテッドとトッテナムの一戦を観るためにオールド・トラッフォードを訪問。すると、ブレイディの眼前で37歳のC・ロナウドがセンセーショナルなハットトリックでチームを勝利に導く活躍をみせ、キャリア通算ゴール数を「807」とし、世界新記録を達成していた。
ブレイディはその翌日の13日に自身のインスタグラムを更新。現役引退を撤回し、2022年もバッカニアーズでプレーすることを発表した。

「この2カ月で、自分の居場所はまだフィールドにあり、スタンドにはないのだと気づいた。その時はいずれ来るだろう。でも、今ではない」
「僕はチームメイトを愛しているし、支えてくれる家族も愛している。彼らなしには、このようなことは不可能だった」

「僕はタンパで23年目のシーズンを迎える。やり残したことがある」

アメリカ『ニューヨーク・ポスト』によれば、この引退撤回にはC・ロナウドの影響があると考えている人々が多くいるとのことだ。

トッテナム戦後には、オールド・トラッフォードのピッチでサッカー界とアメフト界のスーパースターが対面する瞬間があったが、その際、C・ロナウドはブレイディに対して、「もう引退したんだよね?」と問いかける場面があった。

これに対しブレイディは苦笑いを浮かべていた。この時ブレイディが何と返答したのかは明らかになっていないが、目の前で観たC・ロナウドの輝きに感化されたのではないかという思いを抱くファンが多くいるようだ。

いずれにせよ、スポーツ界を代表する2人がこれからも活躍を見せてくれることは大きな喜びとなりそうだ。

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