そりゃみんなドラマを求めてるのは分かるんだけどさ、というクールな意見!? の巻/倉井史也のJリーグ

2022.03.12 13:50 Sat
©︎J.LEAGUE
先週は、監督就任から何年で優勝したかってデータを出したわけです。まだ読んでない人はそっちも読んでもらって、今週のデータを見ると面白さ2倍!! っていうか、先週、ある読者の方からこんな声が寄せられたわけですね。

「何年目というより、前年からどれくらいジャンプアップして優勝したかで監督の優秀さが分かるんじゃないですか?」
むむむ、なるほど。低迷していたチームを優勝させるほうが難しそう。逆に言えばずっと順位が高いのに、なかなかトップに届かないってのは、何かまた別の手立てを持ってきたほうがいいんじゃないのってことにもなりますね。ってことで、それでは前年度の順位からどれくらい順位を上げたか、J2は1位でJ1の19位扱いってことで考えて、それぞれの優勝監督を評価してみましょ!!

ちなみに、本当は2位から1位だと「-1」なんだけど、マイナスって言葉の負のイメージを避けるために、2位から1位を「+1」って表現しているのでよろしゅう。

2005年【優勝】G大阪/監督:西野朗(前年度3位※:+2)
2006年【優勝】浦和/監督:ギド・ブッフバルト(前年度2位:+1)
2007年【優勝】鹿島/監督:オズワルド・オリヴェイラ(前年度6位:+5)
2008年【優勝】鹿島/監督:オズワルド・オリヴェイラ(前年度1位:+0)
2009年【優勝】鹿島/監督:オズワルド・オリヴェイラ(前年度1位:+0)
2010年【優勝】名古屋/監督:ドラガン・ストイコビッチ(前年度9位:+8)
2011年【優勝】柏/監督:ネルシーニョ(前年度19位:+18)
2012年【優勝】広島/監督:森保一(前年度7位:+6)
2013年【優勝】広島/監督:森保一(前年度1位:+0)
2014年【優勝】G大阪/監督:長谷川健太(前年度19位:+18)
2015年【優勝】広島/監督:森保一(前年度8位:+7)
2017年【優勝】川崎/監督:鬼木達(前年度3位※勝点では2位:+2)
2018年【優勝】川崎/監督:鬼木達(前年度1位:+0)
2019年【優勝】横浜FM/監督:アンジェ・ポステコグルー(前年度12位:+11)
2020年【優勝】川崎/監督:鬼木達(前年度4位:+3)
2021年【優勝】川崎/監督:鬼木達(前年度1位:+0)
※は前年度が2シーズン制
どうですか、燦然と輝く+18の偉業を達成したネルシーニョ監督と長谷川健太監督!! でもって、前年度二桁順位、12位から優勝したというアンジェ・ポステグルー監督が目立つこと!! 10位以上ジャンプアップしたのはこの3人だけで、あとはドラガン・ストイコビッチ監督と森保一監督が劇的に変えた、ってのが目立ちますな。

でもやっぱり王道なのは常に上位にいて、最後に一歩進んだ姿。ってことで前年度の順位を考えつつ、今年の目標ってのをクラブの口三味線に乗らずに考えるのが、よろしいのではないかと。なんせ、前年度からどれくらい順位を上げたかというのの平均は4.4。つまり川崎、横浜FM、神戸、鹿島ぐらいまでが栄冠を勝ち取る気が…え? えっと、神戸さん?!

【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。

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