バルセロナがホームでガラタサライとゴールレス…レンタルに出したGKペーニャの牙城崩せず公式戦連勝ストップ《EL》

2022.03.11 07:03 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の1stレグ、バルセロナvsガラタサライが10日にカンプ・ノウで行われ、0-0のドローに終わった。
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今冬の積極補強によって本来の力を取り戻した優勝候補筆頭のバルセロナは、クラブ史上初のEL制覇に向けて大きな関門となっていた強豪ナポリとのプレーオフを2戦合計5-3で制し、ラウンド16進出を決定。ベスト8進出が懸かる今回の初戦では、ラツィオ、マルセイユを抑えてグループEを首位通過したガラタサライと対戦した。国内リーグで12位に低迷するトルコの名門に対して、今季初の公式戦4連勝と好調を維持するチャビ率いるチームは、2-1で逆転勝利した直近のエルチェ戦から先発6人を変更。登録外のダニエウ・アウベスに代わってデスト、ピケとブスケッツに代わってエリック・ガルシア、ニコ・ゴンサレス。総入れ替えとなった3トップは右からアダマ・トラオレ、フェラン・トーレス、デパイが並んだ。
立ち上がりからボールを握って相手を押し込むバルセロナは、トラオレが優位性を保つ右サイドを起点にサイドから鋭い攻撃を仕掛けていく。だが、積極的なターンオーバーの影響か、相手の集中した守備に対して、アタッキングサードでの崩しの質、アイデアを欠いてなかなかフィニッシュの数が増えていかない。

それでも、前半半ば過ぎの27分にはペナルティアーク付近の好位置でFKを獲得。ここあで名手デパイが壁の間を抜く鋭いシュートを左隅へ飛ばすが、これは今冬にチーム事情でレンタルに出されていた古巣初対戦のGKイニャキ・ペーニャのビッグセーブに遭う。
前半終盤にかけてはガラタサライが、左サイドで果敢な仕掛けを見せるケレムを起点にカウンターから際どい場面を作り出すなど、より拮抗した展開に持ち込む。何とか前半の内にゴールをこじ開けたいバルセロナは41分、デパイがボックス手前左の得意の角度から右足のコントロールシュートをファーポストへ飛ばすが、これは再びGKペーニャの好守に阻まれた。

試合はコントロールしながらも攻撃面で停滞感が目立ったバルセロナはハーフタイム明けに3枚替えを敢行。アラウホ、ニコ・ゴンサレス、フェラン・トーレスに代えてピケとブスケッツの重鎮2人、デンベレをピッチに送り出す。

この交代によって攻撃のテンポが改善された中、左サイドに入ったデンベレを起点に局面の打開を図る。57分にはデパイの左CKをブスケッツが頭で合わすが、枠を捉えたシュートはGKペーニャの好守に遭う。さらに、63分には波状攻撃からジョルディ・アルバが抑えの利いたミドルシュートを放つが、これも枠の左に外れる。

以降も相手の堅守に手を焼くホームチームはデパイを下げて60分過ぎに切り札のオーバメヤンを投入。人数をかけた攻撃でゴールをこじ開けにかかるが、ゴール前の混戦からオーバメヤンのバイシクルシュートに反応したフレンキー・デ・ヨングのワンタッチシュートは惜しくもポストを叩く。

徐々に焦りが出始める後半終盤にはトラオレを下げて切り札のルーク・デ・ヨングを投入。地上戦に加え、空中戦でゴールをこじ開けにかかる。だが、時間を経るごとに集中力を増したガラタサライを相手にこの最終盤では見せ場を作れず。

結局、試合はこのままタイムアップを迎え、ホームでゴールレスドローに終わったバルセロナは、公式戦連勝が「4」でストップすると共に、20日に控えるクラシコを前に敵地トルコでの2ndレグに主力の投入を余儀なくされることになった。

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