堅守ミランがジルー弾でナポリとの首位攻防戦を制す《セリエA》

セリエA第28節、ナポリvsミランが6日に行われ、0-1でミランが勝利した。

勝ち点57で並ぶ首位ナポリと2位ミランの首位攻防戦。

ファビアン・ルイスのラストプレー弾で前節ラツィオに劇的勝利とし首位に浮上したナポリは、主力に負傷者なくベストメンバーで臨んだ。
一方、前節ウディネーゼに追いつかれる形で1-1のドローに終わったミランは、5日前に行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグではインテル相手にゴールレスドロー。公式戦3試合連続ドローとすっきりしない中、イブラヒモビッチがべンチ入り。トップ下にはケシエが入った。

ナポリが押し込む展開で立ち上がったものの、互いにタイトな守備を見せたため、決定的なシュートに持ち込むことはできない状態が続く。集中力の高い攻防が続く中、ナポリはオシムヘン、ミランはレオンの推進力を生かして活路を見出そうとしたが、決定機は作れず前半をゴールレスで終えた。

手堅い前半を終えて迎えた後半、開始4分にスコアが動く。FKの流れからカラブリアのシュートをゴール前のジルーがコースを変えてミランが先制した。

失点したナポリは51分にオシムヘンが枠内シュートで応戦するも、ミランは55分にベナセルのコントロールシュートで牽制した。

ミランが試合をコントロール中、ナポリはインシーニェとポリターノを諦めてエルマスとウナスを投入。さらにメルテンスを投入して流れを変えにかかるも、ミランの集中した守備を崩せない。

終盤の86分にようやくオシムヘンが個人技でGKメニャン強襲のシュートに持ち込んだナポリだったが、ミランもすかさずテオ・エルナンデスがGKオスピナ強襲のシュートを放って応戦。

試合終了間際、イブラヒモビッチを投入して逃げ切りを図るミランは、追加タイムにサーレマーケルスが追加点に迫った中、1-0で勝利。首位攻防戦を制している。