後半に目を覚ましたバイエルン、最下位グロイター・フュルトに逆転勝利《ブンデスリーガ》

2022.02.21 01:23 Mon
Getty Images
バイエルンは20日、ブンデスリーガ第23節でグロイター・フュルトをホームに迎え、4-1で逆転勝利した。
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前節ボーフムに不覚を取った首位バイエルン(勝ち点52)は、2位ドルトムントとの勝ち点差を6に縮められた中、4日前に行われたチャンピオンズリーグではザルツブルク相手に試合終盤のコマン弾でドローに持ち込んだ。そのザルツブルク戦のスタメンから3選手を変更。コマン、ニャブリ、ジューレに代えてザビッツァー、ウパメカノ、リチャーズを起用した。最下位グロイター・フュルト(勝ち点13)に対し、[4-2-3-1]で臨んだバイエルンは最前線にレヴァンドフスキ、2列目に右からザビッツァー、ミュラー、サネと並べた。
そのバイエルンが立ち上がりから攻勢に出たが、決定的なシュートに持ち込むには至らない。すると21分にアクシデント。相手との競り合いでトリソが左足ハムストリングを痛め、ニャブリとの交代を強いられた。

27分にはカウンターを受けてルウェリングに枠内シュートを打たれて牽制されたバイエルンは、流れを掴めぬまま42分に失点する。ボックス手前右で与えたFKをフルゴタに決められた。
低調な前半を受けてリチャーズに代えてチュポ=モティングを投入したバイエルンは、後半開始1分に追いつく。ウパメカノのロングフィードに抜け出したニャブリがボックス右ゴールライン際から折り返し、最後はレヴァンドフスキが押し込んだ。

3バックに変更したバイエルンが猛烈な圧力をかける展開となった中、51分に逆転する。分厚い攻めを展開した流れからボックス右のミュラーがクロス。グリースベックのオウンゴールを誘った。

67分にクリスティアンセンのミドルシュートが右ポストに直撃してひやりとしたバイエルンだったが、82分に決定的な3点目。左CKからファーサイドのジューレのヘッドでの折り返しをレヴァンドフスキが頭で押し込んだ。

さらに追加タイム1分にはニャブリの折り返しからチュポ=モティングが4点目を決めたバイエルンが逆転勝利。後半に4ゴールを挙げ、最下位チームを下している。

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