「検査、マスク、距離」オミクロン株の感染予防対策で重要だと専門家、Jリーグ村井満チェアマンも「検査の頻度が重要になる」
2022.02.08 10:30 Tue
JリーグとNPB(日本野球機構)は7日、「第48回 新型コロナウイルス対策連絡会議」を実施した。
Jリーグはかクラブがキャンプを終え始めている状況。プロ野球は2月1日からキャンプインし。これから開幕に向けてチームを作っていく状況だ。
今回の会議では、改めて新型コロナウイルス(COVID-19)のオミクロン株についての議題が持ち上がり、感染予防対策の1つとして検査体制が大きく影響するという見解が示された。
NPBの斉藤惇コミッショナーはプロ野球界でも陽性判定を受ける選手が出ている状況。問題は、復帰後の在り方だとした。「一般的には陽性者は10日経つと検査なしでリリースされるが、選手の場合はある程度の検査をやるのか。かけらが残って陽性の反応がずっと続くという場合があるが、その時の対応についてお聞きした」と、専門家の見解を聞いたとした。
専門家チームの座長である賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)はオミクロン株について「ミクロン株は伝播性が高いとされているが、距離とマスクをしっかりつけることが重要だと出てきた」と、やはり基本的な感染予防対策が重要であるとコメント。そして、検査も重要であると語った。
「週に1回の抗原定性検査を行うことになっているが、試合前にも行うとか、スタジアムのコンコースでの感染対策をしっかり行おうと。ゼロリスクはない中で、検査のこと、マスク、距離のことをしっかり対策してほしいと伝えた」
日本国内では3度目のワクチン接種が高齢者などから順に進んでいる状況。2度ワクチンを打っている人は、オミクロン株に感染しても重症化しにくいというデータもあり、3度目の接種が勧められている。
一方で、2度のワクチンでも感染を防げるわけではないため、やはり感染を広めないためには検査が重要となるようだ。
三鴨廣繁氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)は「検査体制の問題がある」とし、「今、キット等が限られてきているので、どうするのか。舘田先生からは、キットは増産されているから大丈夫だという発言もあった」と、検査キットの不足が現状問題としてある中で、どう有効活用するかが重要だとした。
Jリーグの村井満チェアマンはオミクロン株に対して機動的に対応するとしたが、検査については「昨年は2週間に1度のPCR検査を公式検査としました。今回は1週間に2回の抗原定性検査をクラブの自主運用としてやってきました」とコメント。「1月の1カ月のデータを今日も専門家の先生にご報告しました。抗原検査、PCR検査の一致率をお伝えしました」と、実例を提示してアドバイスをもらったという。
「50名弱の分母に対して、7割強が一致する。一致しないところが問題になりますが、感染してから人にうつす期間が短い。短い期間で体内でウイルス量が増加します。検査の感度の問題もありますが、短期間で増加するということがオミクロンの特徴。検査の頻度が重要になります」
「今は1週間に2回の抗原検査を設けていますが、怪しい選手が出た場合は試合の当日にも検査を行うということを考えています。1試合あたり25名程度の当日検査を行いたいということを表明しました。明日の実行委員会で決定していきたいと思います」と、8日に行われる実行委員会で詳細を決めるとした。
Jリーグはかクラブがキャンプを終え始めている状況。プロ野球は2月1日からキャンプインし。これから開幕に向けてチームを作っていく状況だ。
今回の会議では、改めて新型コロナウイルス(COVID-19)のオミクロン株についての議題が持ち上がり、感染予防対策の1つとして検査体制が大きく影響するという見解が示された。
専門家チームの座長である賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)はオミクロン株について「ミクロン株は伝播性が高いとされているが、距離とマスクをしっかりつけることが重要だと出てきた」と、やはり基本的な感染予防対策が重要であるとコメント。そして、検査も重要であると語った。
「どう検査していくのか、復帰後に陽性となった場合はCT値や健康状態を観察してやっていこうと。PCRが陽性になってもしっかりフォローアップしていこうとされている」
「週に1回の抗原定性検査を行うことになっているが、試合前にも行うとか、スタジアムのコンコースでの感染対策をしっかり行おうと。ゼロリスクはない中で、検査のこと、マスク、距離のことをしっかり対策してほしいと伝えた」
日本国内では3度目のワクチン接種が高齢者などから順に進んでいる状況。2度ワクチンを打っている人は、オミクロン株に感染しても重症化しにくいというデータもあり、3度目の接種が勧められている。
一方で、2度のワクチンでも感染を防げるわけではないため、やはり感染を広めないためには検査が重要となるようだ。
三鴨廣繁氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)は「検査体制の問題がある」とし、「今、キット等が限られてきているので、どうするのか。舘田先生からは、キットは増産されているから大丈夫だという発言もあった」と、検査キットの不足が現状問題としてある中で、どう有効活用するかが重要だとした。
Jリーグの村井満チェアマンはオミクロン株に対して機動的に対応するとしたが、検査については「昨年は2週間に1度のPCR検査を公式検査としました。今回は1週間に2回の抗原定性検査をクラブの自主運用としてやってきました」とコメント。「1月の1カ月のデータを今日も専門家の先生にご報告しました。抗原検査、PCR検査の一致率をお伝えしました」と、実例を提示してアドバイスをもらったという。
「50名弱の分母に対して、7割強が一致する。一致しないところが問題になりますが、感染してから人にうつす期間が短い。短い期間で体内でウイルス量が増加します。検査の感度の問題もありますが、短期間で増加するということがオミクロンの特徴。検査の頻度が重要になります」
「今は1週間に2回の抗原検査を設けていますが、怪しい選手が出た場合は試合の当日にも検査を行うということを考えています。1試合あたり25名程度の当日検査を行いたいということを表明しました。明日の実行委員会で決定していきたいと思います」と、8日に行われる実行委員会で詳細を決めるとした。
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