「しっかり対策を講じながら」Jリーグ、プロ野球が控えるキャンプ、有観客で実施の方針は変わらず「ベースはお客様とともに」
2022.01.11 19:34 Tue
JリーグとNPB(日本野球機構)は11日、「第46回 新型コロナウイルス対策連絡会議」を実施した。
2022年に入り最初の連絡会議が行われ、Jリーグ、プロ野球共に新シーズンの開幕に向けた準備をしている段階での会議となった。
現在は日本のみならず世界中で大流行しているオミクロン株の影響もキャンプには大きく影響すると見られており、Jリーグの村井満チェアマンは「キャンプを見据えて、開幕を見据えて、しっかり対策を講じながらやっていくという目線を合わせて行けたと思います」と、感染予防対策の徹底を語った。また「油断することなく、一方でしっかり準備をしていく中で、今までの知見をもとに、スポーツを届けていければと思います」と過去2年間に蓄積したエビデンスを生かしていきたいとした。
NPBの斉藤惇コミッショナーも「2月からキャンプが沖縄でたくさん行われるため、沖縄の状況、オミクロン株への対策について先生方からご意見をいただきました」とコメント。現在の日本で最も多くの感染者を出している沖縄で多くの球団がキャンプを実施することに触れ、しっかりとした対策が必要だと語った。
専門家チームの座長である賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)も、「オミクロン株が全国、世界的にも感染が拡大しているため、感染状況について説明しました」とし、「デルタ株よりも2倍から4倍ぐらい感染力がある中で、入院や重症化のリスクが少ない。比較的重症例が少なく軽症者が多いということを地域アドバイザーの方からも報告いただきました」と、これまでの株とは違う特徴を説明した。
三鴨廣繁氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)もオミクロン株について「かなり猛威を奮っている」とし、「40%〜60%が平均、沖縄はほぼ100%となっている」と、現在の感染者の多くがオミクロン株であるとし、「2週間もすれば沖縄のような状況になると思う」と、全国的にオミクロン株が大流行するだろうとコメントした。
また、キャンプについても「プロスポーツの代表であるプロ野球とJリーグは、近い課題ではキャンプをどう過ごすかという問題がある」とし、「キャンプを中止する選択肢はもうない。アスリートは体を作るためにキャンプをするわけで、キャンプ無くして1年間を過ごすことは有り得ない」と、キャンプ自体を全て取りやめにはできないとの見解を示した。
ただ、「データの蓄積があるので、どのように乗り越えていくことを考えていくことが重要だと会議がなされた」とし、「もちろん政府の方針があるので、逆らうわけにはいかないが、加味しながら、難しい局面でいかにキャンプをうまく過ごしていくかを考える契機の議論がなされた」と、昨年に引き続き、今年もキャンプの在り方が問われることになるとした。
Jリーグは新シーズンに関しては100%の有観客という方針を掲げている。村井チェアマンは「お客様の対応に関して、基本方針は政府、スタジアムを管轄する都道府県の方針に従う」とし、「ベースはお客様とともにJリーグは行っていく」とコメント。「昨日の高校サッカーでも4万人を超える観客を動員していた」と語った。
シーズン開幕を告げる「FUJIFILM SUPER CUP 2022」が2月12日に行われるが、「神奈川県、横浜市の組長、政府とも協議をしながら準備を進めている」とコメント。「認められる範囲でお客様を迎えたい」と、現時点では有観客で実施するとした。
一方プロ野球はキャンプでも観客を迎えるとのこと。「野球はまずキャンプになりますが、自治体と話をつけており、大声を出さないという条件で2万人以下という状況になっている」とコメントした。プロ野球では多くの観客動員がキャンプ地でも見受けられるがリーグ戦については「その時の方針次第ではあるが、制限なしでお客さんを入れてやりたいと。その時にどういう条件になるかは、その時の状況次第。関係省庁、自治体との話し合いとなるが、基本的にはお客さんを無制限で入れたいという方針は変わらない」と、スタジアムを満員にする方針は変わらないという。
それは現在の沖縄県のように、急激に感染者が増加していった場合について三鴨氏は「あくまで私見」としながらも、「お客様をフルで迎えるかどうかということは、沖縄のような状況になった場合は難しい」とコメント。ただ、「無観客はないと思う。感染予防対策を遵守できる状況での有観客になるだろう。人数制限をしながらになる」と語り、かつてのリモートマッチ(無観客試合)になることはないだろうとした。
その理由としては、「かなり感染を抑制できることができると2年間示してきている。そのため無観客はない。感染対策を遵守できる状況での有観客になるだろう」とコメント。また、満員も不可能ではないとし「観客をフルに入れることは可能。ワクチンと検査、特に検査が重視されるべきだと思う。全員が陰性であれば3万人でも可能だと思う」と、より条件を厳しくすることでの満員は不可能ではないとの見解を示した。
2022年に入り最初の連絡会議が行われ、Jリーグ、プロ野球共に新シーズンの開幕に向けた準備をしている段階での会議となった。
現在は日本のみならず世界中で大流行しているオミクロン株の影響もキャンプには大きく影響すると見られており、Jリーグの村井満チェアマンは「キャンプを見据えて、開幕を見据えて、しっかり対策を講じながらやっていくという目線を合わせて行けたと思います」と、感染予防対策の徹底を語った。また「油断することなく、一方でしっかり準備をしていく中で、今までの知見をもとに、スポーツを届けていければと思います」と過去2年間に蓄積したエビデンスを生かしていきたいとした。
専門家チームの座長である賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)も、「オミクロン株が全国、世界的にも感染が拡大しているため、感染状況について説明しました」とし、「デルタ株よりも2倍から4倍ぐらい感染力がある中で、入院や重症化のリスクが少ない。比較的重症例が少なく軽症者が多いということを地域アドバイザーの方からも報告いただきました」と、これまでの株とは違う特徴を説明した。
また濃厚接触者の認定についても言及し、「濃厚接触者の隔離期間について日本は14日間という長い期間ですが、海外では見直しの方向がある」とし、「様々な意見をいただきながら、今後濃厚接触者に関しても隔離期間の見直しは必要ではないか」と、隔離期間の変化があるかもしれないとした。また、「検査の有用性は増して来ているということも確認させていただきました」と、ワクチン接種だけでなく、検査が重要になるとの見解を示した。
三鴨廣繁氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)もオミクロン株について「かなり猛威を奮っている」とし、「40%〜60%が平均、沖縄はほぼ100%となっている」と、現在の感染者の多くがオミクロン株であるとし、「2週間もすれば沖縄のような状況になると思う」と、全国的にオミクロン株が大流行するだろうとコメントした。
また、キャンプについても「プロスポーツの代表であるプロ野球とJリーグは、近い課題ではキャンプをどう過ごすかという問題がある」とし、「キャンプを中止する選択肢はもうない。アスリートは体を作るためにキャンプをするわけで、キャンプ無くして1年間を過ごすことは有り得ない」と、キャンプ自体を全て取りやめにはできないとの見解を示した。
ただ、「データの蓄積があるので、どのように乗り越えていくことを考えていくことが重要だと会議がなされた」とし、「もちろん政府の方針があるので、逆らうわけにはいかないが、加味しながら、難しい局面でいかにキャンプをうまく過ごしていくかを考える契機の議論がなされた」と、昨年に引き続き、今年もキャンプの在り方が問われることになるとした。
Jリーグは新シーズンに関しては100%の有観客という方針を掲げている。村井チェアマンは「お客様の対応に関して、基本方針は政府、スタジアムを管轄する都道府県の方針に従う」とし、「ベースはお客様とともにJリーグは行っていく」とコメント。「昨日の高校サッカーでも4万人を超える観客を動員していた」と語った。
シーズン開幕を告げる「FUJIFILM SUPER CUP 2022」が2月12日に行われるが、「神奈川県、横浜市の組長、政府とも協議をしながら準備を進めている」とコメント。「認められる範囲でお客様を迎えたい」と、現時点では有観客で実施するとした。
一方プロ野球はキャンプでも観客を迎えるとのこと。「野球はまずキャンプになりますが、自治体と話をつけており、大声を出さないという条件で2万人以下という状況になっている」とコメントした。プロ野球では多くの観客動員がキャンプ地でも見受けられるがリーグ戦については「その時の方針次第ではあるが、制限なしでお客さんを入れてやりたいと。その時にどういう条件になるかは、その時の状況次第。関係省庁、自治体との話し合いとなるが、基本的にはお客さんを無制限で入れたいという方針は変わらない」と、スタジアムを満員にする方針は変わらないという。
それは現在の沖縄県のように、急激に感染者が増加していった場合について三鴨氏は「あくまで私見」としながらも、「お客様をフルで迎えるかどうかということは、沖縄のような状況になった場合は難しい」とコメント。ただ、「無観客はないと思う。感染予防対策を遵守できる状況での有観客になるだろう。人数制限をしながらになる」と語り、かつてのリモートマッチ(無観客試合)になることはないだろうとした。
その理由としては、「かなり感染を抑制できることができると2年間示してきている。そのため無観客はない。感染対策を遵守できる状況での有観客になるだろう」とコメント。また、満員も不可能ではないとし「観客をフルに入れることは可能。ワクチンと検査、特に検査が重視されるべきだと思う。全員が陰性であれば3万人でも可能だと思う」と、より条件を厳しくすることでの満員は不可能ではないとの見解を示した。
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