ガビ退場響いたバルセロナが土壇場被弾でドロー…D・アウベスがアシストでリーグ再デビューも痛恨の勝ち点逸《ラ・リーガ》
2022.01.09 04:41 Sun
ラ・リーガ第20節、グラナダvsバルセロナが8日にロス・カルメネスで行われ、1-1のドローに終わった。
デンベレ、ルーク・デ・ヨング、ジュグラを3トップに配した[4-3-3]の布陣で臨んだバルセロナは、コンパクトな[4-4-2]の守備ブロックを敷くグラナダを相手にボールの主導権を掌握。8分には左サイドでの細かい繋ぎからガビが入れた柔らかなクロスをL・デ・ヨングが頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。だが、これは繋ぎの段階でのオフサイドを取られてゴールは認められず。
開始早々のゴールとはならずも、まずまずリズム良くボールを動かすバルセロナはサイドを起点に相手を揺さぶっていく。17分には左サイド深くで仕掛けたジュグラからのクロスをゴール前のL・デ・ヨングがアクロバティックなヒールシュートでゴールに迫る。
前半終盤にかけてはデンベレの個人技を突破口に幾度か深い位置まで攻め込んだが、そのデンベレは可能性のないミドルレンジのシュートを連発するなど枠内シュート0で試合を折り返すことになった。
後半もボールを握るものの、なかなか攻め切れないバルセロナにアクシデント発生。右ハムストリングを痛めたエリック・ガルシアがプレー続行不可能となり、54分にラングレがスクランブル投入された。
攻撃の停滞に加えて、負傷交代と少しイヤな流れが漂うが、百戦錬磨のDFの右足がチームを救う。57分、中央にドリブルで切り込んだジュグラから相手陣内右のハーフスペースでパスを受けたダニエウ・アウベスが絶妙な浮き球のクロスを供給。これをボックス内での相手DFとの駆け引きでフリーとなったL・デ・ヨングが巧みなヘディングで合せた。
ダニエウ・アウベスのアシストからL・デ・ヨングの2試合連続ゴールで先手を奪ったバルセロナは、直後に殊勲のオランダ代表FWを下げて負傷明けのデパイ、ジュグラに代えてアブデを投入。
ここからゲームコントロールを意識しつつ、前線のスピードを生かしたカウンターから追加点を狙う。その狙い通り、アブデらに幾度かチャンスが訪れるが、これを決め切れない。
すると、今季リードしたゲームの締め方に問題を抱えるバルセロナはこの試合でもその課題が露呈。80分、前半に1枚カードをもらっていたガビがやや軽率な形でのファウルで2枚目のカードをもらって退場に。
その後、数的優位によってバッカら攻撃的なカードを投入したホームチーム相手に守勢を強いられると、課題の守備が耐え切れない。89分、グラナダの左CKの場面でファーに流れたボールをプエルタスに拾われると、腰の捻りを利かせた左足のシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺された。
以降は勢いづいたホームチームの攻勢を前に、勝ち点1を持ち帰るのが精いっぱいという苦しい試合運びとなったバルセロナは、逃げ切り失敗で痛恨のドロー。トップ4浮上のチャンスを逸すると共に週明けのクラシコに弾みを付けることはできなかった。u
PR
前節、マジョルカとの接戦をウノセロで勝ち切ったバルセロナ(勝ち点31)は、トップ4圏内と1ポイント差の5位で前半戦をフィニッシュ。直近のコパ・デル・レイ3回戦ではリナレス(3部)に先制される苦しい展開となったものの、2-1の逆転勝利で新年連勝スタートを飾った。来週ミッドウィークにサウジアラビアで開催されるスーペル・コパ・デ・エスパーニャの準決勝のレアル・マドリー戦に向け、弾みを付けたいチャビ率いるチームは、前回対戦で1-1のドローに終わった13位のグラナダ(勝ち点23)と対戦。この一戦では負傷のアラウホ、フレンキー・デ・ヨングらを欠くも、新型コロナウイルスから回復したガビ、これがラ・リーガ復帰戦となるダニエウ・アウベスがスタメン入りした。開始早々のゴールとはならずも、まずまずリズム良くボールを動かすバルセロナはサイドを起点に相手を揺さぶっていく。17分には左サイド深くで仕掛けたジュグラからのクロスをゴール前のL・デ・ヨングがアクロバティックなヒールシュートでゴールに迫る。
以降もボールを握るものの、グラナダの集中した守備を前になかなか決定機まで持ち込めないバルセロナ。逆に、相手が狙う縦に速い攻めから押し返されると、26分にはボックス左で仕掛けたマチスに左足のシュートを枠に飛ばされるが、これはGKテア・シュテーゲンの好守で凌ぐ。
前半終盤にかけてはデンベレの個人技を突破口に幾度か深い位置まで攻め込んだが、そのデンベレは可能性のないミドルレンジのシュートを連発するなど枠内シュート0で試合を折り返すことになった。
後半もボールを握るものの、なかなか攻め切れないバルセロナにアクシデント発生。右ハムストリングを痛めたエリック・ガルシアがプレー続行不可能となり、54分にラングレがスクランブル投入された。
攻撃の停滞に加えて、負傷交代と少しイヤな流れが漂うが、百戦錬磨のDFの右足がチームを救う。57分、中央にドリブルで切り込んだジュグラから相手陣内右のハーフスペースでパスを受けたダニエウ・アウベスが絶妙な浮き球のクロスを供給。これをボックス内での相手DFとの駆け引きでフリーとなったL・デ・ヨングが巧みなヘディングで合せた。
ダニエウ・アウベスのアシストからL・デ・ヨングの2試合連続ゴールで先手を奪ったバルセロナは、直後に殊勲のオランダ代表FWを下げて負傷明けのデパイ、ジュグラに代えてアブデを投入。
ここからゲームコントロールを意識しつつ、前線のスピードを生かしたカウンターから追加点を狙う。その狙い通り、アブデらに幾度かチャンスが訪れるが、これを決め切れない。
すると、今季リードしたゲームの締め方に問題を抱えるバルセロナはこの試合でもその課題が露呈。80分、前半に1枚カードをもらっていたガビがやや軽率な形でのファウルで2枚目のカードをもらって退場に。
その後、数的優位によってバッカら攻撃的なカードを投入したホームチーム相手に守勢を強いられると、課題の守備が耐え切れない。89分、グラナダの左CKの場面でファーに流れたボールをプエルタスに拾われると、腰の捻りを利かせた左足のシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺された。
以降は勢いづいたホームチームの攻勢を前に、勝ち点1を持ち帰るのが精いっぱいという苦しい試合運びとなったバルセロナは、逃げ切り失敗で痛恨のドロー。トップ4浮上のチャンスを逸すると共に週明けのクラシコに弾みを付けることはできなかった。u
PR
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
バルサ伝説の“MSNトリオ”が再集結! イーフト内であの名シーンが再現…メッシ「素晴らしい友情はあの写真が物語っている」
株式会社コナミデジタルエンタテインメントは21日、FWルイス・スアレスが『eFootball™』のアンバサダーに就任すること発表した。 ウルグアイ代表のエースとしても活躍したスアレス。今回新たにアンバサダーに就任したことで、すでにアンバサダーであったリオネル・メッシ、ネイマールと、かつてバルセロナで“MSNトリオ”として躍動した3人が揃うこととなった。 また、今年はFCバルセロナが125周年を迎えることに。今回、『eFootball™』内で再開した“MSNトリオ”への特別インタビューが行われた。 “MSNトリオ”は、2014-15シーズンにスアレスがバルセロナに加入したことで結成。2017年夏にネイマールが移籍するまで、3シーズンの間、最強トリオが結成された。 アルゼンチン、ブラジル、そしてウルグアイと南米の強豪3カ国のエースというライバル関係でもある中で、当時トリオが揃った際の心境についてメッシは「実際のところ、すごく気楽な関係だったよ」とコメント。「元々僕たちは仲が良かったから、ピッチの中でもスムーズだった。本当に楽しかったよ」と、息の合うトリオだったと振り返った。 また、「全て自然で、強制されたものなんかじゃない」と語るメッシ。「僕たちは最初から通じ合っていて、同じことを望んでいたから、楽しい時を過ごせたんだ。ネイと僕たちは少し歳が離れているけど、気が合った。僕たち3人はいつも一緒に楽しんでいたし、それが自然だったんだ」と、無理することなくトリオとしてピッチ内外で関係を構築していったという。 ピッチ外でも仲の良い3人はオフではゲームも楽しんだとのこと。「当時は試合がたくさんあったから、ウイニングイレブンも一緒にプレーしていたよ。だけど、アウェイの試合では終わったらすぐに移動だったから、なかなか集まって遊ぶ時間は取れなかったんだ」とメッシは回想した。 バルセロナを栄光へと導き、数多くのゴールを記録してきた“MSNトリオ”は、結成1年目の2014-15シーズンには122ゴール(メッシ: 58ゴール、スアレス: 25ゴール、ネイマール: 39ゴール)を記録。これは3トップの史上最多記録となっている。 そしてこの3人の関係性を最も示している1つのシーンが話題に。2015年1月11日のラ・リーガ第18節のアトレティコ・マドリー戦で3-1と勝利を収めたなか、メッシのゴールが決まった際に3人が肩を組んで喜びを表現。この写真が世界中で大きな話題を呼んだ。 このシーンについてメッシは「もちろん、3人でセレブレーションしたあの試合は覚えているよ」とコメント。「チームとしても勝利が必要な重要な試合で、最後にゴールを決めることができた。でも、一番の思い出はあのゴールを3人で祝ったことだね」と、記憶に残っているとのこと。ネイマールも「あの試合は忘れられないものだよ」と語り、「3人がそれぞれゴールを決められたし、チーム全体の雰囲気もとても良かったんだ。全てが上手くハマって、素晴らしかった。僕たちにとって一生の思い出に残る試合だね」と、思い出深い試合だったと回想した。 世界中で話題を呼んだセレブレーションの写真についても「とても良い思い出の写真だよ。歴史的な写真とも言えるね」とメッシは振り返り、スアレスも「本当に美しい写真だよね。みんなが知らないことだけど、本当に自然に生まれた瞬間なんだ。3人が通じ合ったセレブレーションなんだよ」と、特に打ち合わせがあったわけではないとコメント。ネイマールも「あのセレブレーションは印象的だよね。実は僕も、あの写真を家に飾っているんだ」と、思い出のシーンとして家に飾っていると明かした。 メッシは「3人が揃ってゴールを祝おうとしたら、自然にあのセレブレーションになったんだ」と自然な流れだったと明かし、「3人の素晴らしい友情と、僕たちがどれだけ分かり合ってサッカーを楽しんでいたか、あの写真が物語っていると思う」と、関係性を示したシーンだとコメント。スアレスは「あのセレブレーションは友人やチームメイトに向けたものだよ。バルセロナに力を尽くしていたみんなで祝いたかったんだ」と語れば、ネイマールも「事前の打ち合わせなんて無くて、自然と3人で抱き合ったんだ」と偶然のものだとし、「3人で抱き合って祝っただけだよ。それがここまで有名なワンシーンになるなんて夢にも思わなかった。あのセレブレーションが『eFootball™』で再現されるなんて凄いね!あの感動の瞬間をいつでも見られるのは感慨深いよ」と、今回『eFootball™』内でも再現されることを喜んでいた。 <span class="paragraph-title">【動画】伝説の“MSNトリオ”、名シーンが『eFootball™』で再現!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XZdJVL3E-MM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.21 17:15 Thu2
現時点で2024年最強のゴールハンターは? 1位はクラブ&代表戦で54得点、2位タイには中国代表FWがランクイン
クラブと代表チームを合わせ、2024年に最も多くのゴールを決めている選手とは。 2024年のサッカーシーンも佳境。 インターナショナルマッチウィークは現在進行中の今回が年内ラストであり、日本のように年を跨がないリーグスケジュールを採用する国は、これから順次オフへと突入する。 では、現時点で今年最もネットを揺らしているゴールハンターとは。 1位はスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュで「54得点」。 ビッグクラブ移籍が取り沙汰されるストライカーで、2024年中の23-24シーズンに「25得点」、24-25シーズンここまで「23得点」、代表戦で「6得点」を叩き出している。 2位には「42得点」で3選手。 バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケイン、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、そして上海海港の中国代表FWウー・レイがランクインした。 中国代表キャプテンについては、2024シーズンの海港で公式戦「38得点」。うち中国スーパーリーグは34得点で自身2度目となる得点王に。32歳にしてキャリアハイの数字である。 ただし、ご存知の方も多い通り、33歳の誕生日に迎えるはずだったW杯アジア最終予選・日本代表戦(19日)は、おそらくケガで欠場だ。 ◆トップ6 ▽1位「54得点」 ヴィクトル・ギョケレシュ(26) スポルティング/スウェーデン代表 ▽2位「42得点」 ハリー・ケイン(31) バイエルン/イングランド代表 ▽2位「42得点」 アーリング・ハーランド(24) マンチェスター・C/ノルウェー代表 ▽2位「42得点」 ウー・レイ(32) 上海海港/中国代表 ▽5位「39得点」 マルティン・カウテルッシオ(37) スポルティング・クリスタル(ペルー1部)/代表歴なし ▽6位「38得点」 ロベルト・レヴァンドフスキ(36) バルセロナ/ポーランド代表 <span class="paragraph-title">【動画】イングランド2部時代のギョケレシュ弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Throwing it back to Viktor Gyökeres' first and last goal in the <a href="https://twitter.com/hashtag/EmiratesFACup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#EmiratesFACup</a>! <a href="https://t.co/dPQjhhsSuk">pic.twitter.com/dPQjhhsSuk</a></p>— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) <a href="https://twitter.com/EmiratesFACup/status/1857361986603876757?ref_src=twsrc%5Etfw">November 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.17 22:10 Sun3
バルサ、カンプ・ノウへの帰還は延期…来年2月までは戻らず
バルセロナは20日、改修工事を行っているSpotifyカンプ・ノウの使用に関して延期することを発表した。 本拠地であるSpotifyカンプ・ノウは、老朽化に伴う全面改修工事中。日本からは日建設計が参画しており、2024-25シーズン中の完了が見込まれていた。 12月が来年1月にはカンプ・ノウの再使用が実現するとされていた中、バルセロナは延期を発表。今回の決定は、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズでの使用スタジアム変更を禁止する欧州サッカー連盟(UEFA)の規定と、2つの大きなスタジアムを同時に稼働させるだけの物流状の困難と追加費用の問題があったとした。 バルセロナは、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスを使用しているが、ラ・リーガの第21節のバレンシア戦(1月26日)、第22節のアラベス戦(2月2日)は引き続きエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスを使用することが決定。また、1月29日に行われるCL第8節のアタランタ戦も同スタジアムで行われる。 2024.11.20 23:00 Wed4